小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月14日

 

 

 

白「バカラスの部屋殺風景だよな

本しかないしつまらない」

彬羽「手前は少し本を読め。
そして勝手に入り込むな」

 


一二三「いんやよく見るべ
彬羽さん意外と収集癖あるだからな
ほらこの箱とか」

白「ほうほう」興味津々っ

 

彬羽「Σ一二三こら! 人の部屋を漁るな!!」

 

 


箱の中に小石ぎっしり。

 

白「・・・カラスだもんな。」えっと

彬羽「Σ悩むな!」

 

 


粋「何?レア物とかあんの?
何が楽しいのコレ」えー。

テオドール「その道のプロにしか解らない素晴らしい曲線とかが有るのでは?
私には全く微塵も理解出来ませんが」

 

彬羽「Σ手前等も当たり前みたいに生えるな!」

 

テオドール「マニアの感覚は常人には解りかねます故 いやはや凡人で申し訳御座いません」にこにこっ

粋「あの、お前 さっきから凄いこき下ろしてねえ?」

 

 

一二三「良いとかそう言うの関係なく
珍しい形の石見つけると つい集めちゃうみたいなんだべ」

白「カラスなんだな。やっぱ」うん。

 


粋「お前収集癖とか有ったのか
この場合めっちゃ経済的だし良いんじゃね?

他にも何か集めてたりすんの?」へー。


彬羽「こっちが絶版及び入手困難  待て、触ったら殴るぞ白髪

そう言う書籍の棚だ」

テオドール「こっちにめちゃめちゃ注ぎ込んでらっしゃいますね」ああうん。

 

 

粋「兄貴 絶対触んなよ燃やすなよ
素人の俺でも あの本棚1個で1財産有るのくらい解るかんな」ひええっ

白「安心しろ
そもそも平仮名しか読めないから興味ない」きっぱり。

 

一二三「お馬鹿で結果オーライだべ。」よし。

 

 

テオドール「こっちは原価タダに御座いますし 安心して見てられますがね

しかし石に御座いますか。
素人にはやはり解らな   あ、これはウサギ?」はっ!

粋「Σえ! マジで
ウサギ型のとかあんの!?」おおっ


一二三「また可愛いの見つけただな」

白「何拾ってんだお前。」

彬羽「・・・。」目そらしっ

 

 


粋「んー。ウサギ?
見ようによっちゃ確かに


・・ん?」

 


白「あれ? 何かヤバくないか?」

一同「へ?」

 

 


ーーーーーーーーー

 

 


千様「んで、
そのウサギ型の石をガン見してたら ああなったと」あらー。

 

粋「うがあああ!!」じたばたっ!

 


彬羽「とりあえず 縛り上げては居るが」うーん。

千様「対処が早いわね」

テオドール「暴れだすと同時に 我が主にぶっ飛ばされまして御座います故。」

 


石燕「今度は何の騒ぎっすかー?

Σげ!!」霊視モードっ

与一「Σうっおいきなり開眼するなびびる!」


石燕「いやほっそいだけで起きてる時は常に目開いてるっす

つか粋さん また偉い物憑けて」うっわ

 

白「やっぱ変なの取り憑いてるのか」

石燕「何がどうしてああなったんすか?」

 


テオドール「彬羽さんのコレクションの其処らで拾ったウサギ石を見てたらアレに御座います」

石燕「・・そらまた可愛いいもんを

あー成る程。石って 変なの宿りやすいっすからねえ」ふむ。

 


彬羽「やはり石が原因なのか?

俺達にはその手の物の気配さえ解らんくらいだったが?」

石燕「昨日も粋さん大騒ぎしてたっしょ?

アレのせいで魂が微妙にグラついてたんで 入り込むの余裕だったんしょね」

テオドール「ホント災難体質に御座いますねえ」うっわ。

 


石燕「更に言うと アンタ等じゃ我が強すぎて 入り込む余地無さすぎて相手も息潜めるんしょ

そら気配も解んないっす。」

白「よし。 ワガママで良かった。」どやっ
石燕「そう言う所っす」

 


一二三「んで、どうやって戻すんだか?
お口に手突っ込んだら オエエッて悪いの出るだべか?」腕まくりっ

石燕「そんなで除霊出来たら祓い屋要んないっすし

そもそも一二三ちゃん 大概パワフルなんで、粋さんの気管と食道がちんまい手で圧し裂かれる拷問になるだけっすね」

 

 

粋「Σ!!」びくうっ!

 


テオドール「あ。本人の意識も一応有るぽう御座いますよ?」ほらほらっ

白「取り憑いてる奴もビビると思うぞ。」

 

彬羽「元はと言えば原因は俺か。
さて、どうするか

やはりここは晴明に」うーん。

 

石燕「事情話したら ウサギちゃんの石で小一時間バカウケするまで読めたっす」

彬羽「よし。ムカつくんで他ので行くか」


白「バカラス落ち着け。お前もう充分恥ずかしいぞ」

 

 

 

与一「しかし石にも何か憑いとるのか
この世は恐ろしいな」おそるおそるっ

石燕「こら。 危ない物に近づくんじゃないっすよ」

 

与一「縛り上げとるし平気だろ

しかし 歯ガチガチ言わせて威嚇しとるし
本人の意識が有るなら有るでキツ

 

粋「うがああっ!!」縄ぶちーん!!

与一「Σうっそおお!!!」ひええっ


石燕「Σだから挑発すんなってんすよ!」ああもうっ

 

テオドール「忘れておりました。
あの方 普通にお強いので御座いました」はっ!

 

 

千様「Σちょっと粋君!?
普段あんなに可愛がってるお姉さんを忘れたの!?」きゃーーっ!

一二三「女子供に暴力振るうの最低だべよ!!」うがあっ!

 


ぴた。

粋「Σう、ううっ」葛藤っ

 

テオドール「Σ 筋金入りのお人好しの精神力凄い!!」おおっ

彬羽「ほれ、女子供は今のうち避難しろ」一二三ひょいっ


千様「Σちょっと彬羽君離してよ

ダメよ! 粋君虐めちゃダメだからねー!!」きいいっ

 

 

襖ぴしゃん!

 

 


与一「Σ待てい!俺等だけでコレどうにかせいと!?」えええっ

 

白「虐めるなって無理だろ

腹重点的に殴ったら悪いの吐かないかな?」うーん。

石燕「だからそう言うんじゃないっすってば」

 


テオドール「Σとか言ってる間に 女子供が居なくなったのでストッパーが Σだああ何で私で御座いますか!?」ひええっ

 


与一(Σ1番怖くなさそうなのに行った!!)

石燕「速さ特化のテオさんなら 避けられるっしょし

まあ的確と言うか 粋さん頑張ってるっすね
あっし等普通にやり返すっすし」各種妖怪絵具現化ずもももっ


白「お前の絵が怖いからだと思うぞ 「すいやせん。昨日の晩ノリノリで描いてたもんで 赤い染料多めっす」

 


テオドール「Σあのっ 少しブーストかけて軽く斬ってもよろしゅう御座いますか!?
いくらなんでも室内で避けまくるって無理が Σうおう!?」わたわたっ

 

白「もうちょい頑張れ。お前と違ってそいつは灰になったら戻らないし

お。来た来た」

与一「Σへ!?」

 

 

襖スパンっ!!

シロ「巻き添えを食らいたくなくば脇に退けい!!」くわっ!


与一「Σ抜刀しとるぞこっちのが万倍ヤバくないか!?」ひええっ

 


白「よしテオ 離れろ」

テオドール「Σうっお ちょっ

だああ失礼致します!!」おらあっ

蹴りがすんっ!


粋「Σげふっ!?」かはっ

 

 


シロ「往生致せ!」

ずばんっ!


与一「Σえ。」

 

 


どさあっ

 

与一「え?

ええええ!普通に斬ったああ!!」ひええっ

 

 

 

粋「あー びっくりした」むくっ

与一「Σっぎゃーーーっ!!!」うわああっ

 

 

石燕「いい加減徹夜明けの耳元で喧しいっす!」頭すぱんっ!

与一「Σ痛い!!」

 

 

テオドール「至近距離で見た此方のが万倍ショッキングに御座いますのに

与一さんのリアクションで灰になるタイミングも逃して御座います。」困惑っ

白「生きてる時の記憶結構飛んでるから
実質2歳くらいらしいし」うん。

 

 

シロ「全くギャーギャー喧しい。

俺の鬼切は妖刀ぞ。
使いこなせば 人の体を傷つけずもののけだけ斬れると言うとろうが」ため息っ

 

石燕「あー 彬羽さんすか

女子供避難と同時にシロさん呼びに行ってたんすね」成る程っ

 

粋「あだだ さっきテオに蹴られたので鼻血が

なんで俺ばっかこんな目に」とほほっ

 

テオドール「申し訳御座いません

熊と格闘する時は 鼻を狙えと格闘技の本で読んだ事が御座いまして「うん。食われっからやめとけ」


白「お前ホント そう言う本ばっか読んでるな」

テオドール「元引きこもりに御座いますので 知識だけに御座いますが」へらっ


与一「俺でも解る初心者がやるな知識だがな」ああうん。

 

 


粋「ま、鼻血で済んでラッキーか。 誰もケガしなかったし

だけどよ。」ちらっ

シロ「む?」

 

粋「お前 体傷つけねえとか自信有るかもしれねえけど

躊躇なく人の首ぶった斬るって  どんな神経してんだよ」涙目っ

シロ「躊躇有ればお前の首は飛んどるが?」

 

粋「Σそうかも知れねえけど!

何? 蟻んこ程も迷わなかったよな!?  普通知り合い相手だと抵抗有るもんじゃねえの!?」思い出し背筋ぞわああっ

 

 


彬羽「解決したぽいが
何で揉めてるんだ?」


石燕「マジで怖かったんしょね」あちゃー。

白「がっつり意識有ったしな」うん。

 

シロ「Σでええい!喧しわ!!
腑抜けなお前が悪いので有ろうがっ
そんな言うなら良いわ 次取り憑かれたら本体ごと行くからな!
覚えとれ!!」うがあっ

粋「おうよ!やれるもんなら

 


家康「あ、皆居た居た

知り合いの飲み屋の親父が家に伝わる 謎の石の鑑定とか出来ないかって言うから預かって来たんだけど
誰か価値解る人居ない?」 鈍く輝く石よっこらしょっ

 

 

粋「Σうっわ! 何これキラキラしてら」ほいほいっ

一同「おい。」

 

 

 


白「ちょっと斬って良いぞ
じゃなきゃ解んなさそうだし」ため息っ

シロ「・・お前 案外苦労しとるな」引。



 

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