小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月9日

 

 

 

千様「あらあらー
朝から微笑ましいわー」のほほーん。

挿音「お?何がよ」寝癖頭ぼりぼりっ

 

 

 

粋「Σうおおまた絡まってる!」ひいっ

白「うるさいな」寝起きむすーっ

 

テオドール「あのー 元野良妖怪に御座いますよね?

被毛の手入れとか、此処に餌付けされる前はどうしておられたので御座いますか?」


粋「被毛言うな。」櫛でわっしゃわしゃっ

 

白「そんなの 絡まったらぶちって」

テオドール「Σワイルド!」ひいっ

 


白「どうせすぐザワワワッて生えて元に戻るし
お前もそんなムキにならなくても

粋「昼間は人間として生きてんだから 最低限の身だしなみは整える!!
人と同じ飯食ってんだから それくらい合わせろよ!」くわっ

 

白「・・解った」ふかーいため息っ

テオドール(Σ我が主が負けた!!)ええっ

 

 

千様「粋君のが人間として生きてた時間長いからー
常識の話だとたまに勝つのよねー」あらあらっ

挿音「つーか あいつも毎日兄貴の毛の手入れしなきゃなんねえのも大変だな」ほー。

 

千様「お兄ちゃんが動物みたいな物だからしゃーないのよねー

てかアンタも寝癖どうにかしなさいよ。人間でしょ」ジト目っ

挿音「うっせえな。頑固な癖毛だこりゃ
つか この前の教団の後始末に追われて数日ぶりに帰ったのにガミガミ言うなや」だるっ。


千様「そういや ここん所居なかったわね」あら。

挿音「・・・おう。」

 

 

 

蒼月(さすがにちょっと可哀想になって来たなあ)

家康「私達 料亭でお疲れどんちゃん騒ぎまでしたのにね」うん。

 


挿音「構わねーよ どんちゃん騒ぎとか疲れるだけだしよ
自分の意思で残業してたんだしよ」けっ。

家康「んな拗ねなくても「休みの日ってのはのんびり休む物だろ
久しぶりにのんびりさせろや 構うなウゼえ」すたすたっ

 

 

千様「面倒な男ねー」あらまあ

蒼月「千ちゃん 昔馴染みには当たりが強いよね」ああうん。

 

九尾「おお!だーりん毛繕いかえ?
きゃーもふもふじゃもふもふー!
やはり良いのう 良い毛並みよのう!」がばあっ

 

どがっ!

挿音「Σだあっ!?」

 

一同(Σ跳ねられた!!)

 

 


九尾「良い良い
ブラッシング後は更に良き毛並みよのー!」ぐりぐりすりすりっ

白「痛い痛い痛い痛い。」


テオドール「九尾さん サイズを考えて下さいませ。
我が主が潰れます」


粋「つかお前 ひょっとして毛並みで兄貴に惚れた?」

九尾「確かに毛並みも好みではあるが、見た目ぽけっとしとるのに攻撃的なギャップ萌とか
程よく大きくない所とか母性本能を刺激され Σあ。」

 


白「ちょっと散歩行ってくる」

粋「Σ地雷踏んだ!
兄貴それ 対比の問題だから!
周りのがでかいだけだって何度も言ってんだろちょっとー!」ああもうっ

 

がらんごろんがらんっ。

 


テオドール「そこそこ底の高い上げ底の下駄で行かれましたね」あちゃー。

九尾「気にせんでも良いのにのう」こんっ

 

挿音「お前はちっと気にしろや」

九尾「おお どうした徳川の忍。

血ぃ垂れておるぞ」こんっ


挿音「手前が闘牛みてえに突っ込んで来っから 茶箪笥に突っ込んだろが!!」

 

九尾「マジか 気づかんかったわ
てか忍びなら避けんかい」

挿音「Σせめて1言謝れやああ!!!」うがあっ!

 

九尾「あーはいはい悪かった悪かった
わち基本だーりん以外は目に入らんでの」けっ。


クナイ手裏剣じゃききんっ!

 

 

家康「誰かヘルプー!
室内で異種格闘技戦が始まっちゃうよー!」


彬羽「Σは!?いったい何事

Σうお こら手前等 朝から何やってんだ!!」

 

蒼月「バカラス 朝御飯まだ?」座蒲団かぶりっ

彬羽「Σ言ってる場合か!!」

 

 

 

間。

 

 

 

白「?

なんで壁にお玉刺さってるんだ?」はて?


千様「彬羽君の喧嘩の仲裁の跡よ。」

白「ん?誰が喧嘩したんだ?」

 

 

 

九尾「この家は物騒よのう」がくぶるっ

 


白「あれ?さっき挿音居なかったっけ?」きょろっ


家康「あー晴明さんがご飯たかりに来たからね

向こうでダラダラ駄弁ってるよ」

 


彬羽「逐一多めに用意してねえといけないって何なんだ」ぶつくさっ

白「お前は図体でかいんだから別に良いだろ」けっ。

彬羽「ん?何の話 いや何でキゲン悪いんだ?」

 

 

 

 

 

 

晴明「ほうほう。
この前のあの騒ぎ
お主も思う所があったのか。」

 

挿音「まあなー
あの親父がくたばる事はねえだろとか思いつつ 万一そうなったらどうするよ。とか 焦らなくも無くてよ

いや 万が一にもねえんだけど」キセルぷはーっ

 

晴明「ほうほう。
ま、生き物はいずれ滅する物よ
その辺理解しておるのは良い事ぞ?」


挿音「ま、どう考えても 俺のが先くたばるけど。」真顔っ

晴明「あやつは後数千年は生きそうじゃからのー」うんうんっ

 

挿音「そんなワケで 思ったんだよ

拾われて息子として育てられたけど 俺あその前の親父とか知らねえだろ?
人間同士なら結構 老いてきたら自分から思い出話とかするもんらしいけどよ。」

 

晴明「そう言う物らしいのう
私もその辺解らんが。

ふむ、つまり親父殿の昔の話を聞きたいとな?」


挿音「んな所だな。
ぶっちゃけ 何をどう生きてきたらあんな生き物になるのか知りてえわ」

晴明「ふむ。なれば話してやろう

 

ちとややこしいのでの 少し遡った所からだな。 長い話になるぞ?」にやっ

 

 

 


蒼月「あの人 のんびり休むとか言ってなかった?」

小太郎「あれで充分のんびりしてるんだぞ」わんっ

千様「あいつ、何なとしてないと落ち着かないのよねー
普段激務なんだから ゴロゴロすりゃ良いのに」まったくもー。

 

小太郎・蒼月(そう言う回游魚みたいな所は 育ての親に似ちゃったのか)  ああうん

 

 

 

 

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【夕方】

 


挿音(マジで話なっげえええええー!!) げんなりっ


晴明「で、のう
博雅によって ほぼ無理やり平安京に害なすあやかし、呪いの類いを滅すると言う 面倒くさい役目を押し付けられた私だが
それもその博雅自信がとっとと逝きおったのでなあ

いや人間とはおろかと言うか あ。蚊」ぱちんっ

 


挿音「おう、もう夕方だもんよ
そろそろ時期的に蚊も出てくらあ」ぐったり。

 

晴明「もうそんな時期か?
年取ると月日の経つのが速くての 
「つか 親父の話っつてんのに 何でアンタの青春時代の話よ」

 

晴明「いや 前置き解っとらんと 何でじゃ?となる事が多いでの
なんせ 今とは常識が違う時代の話ぞ。

しゃーない。続きは明日
挿音「Σ俺は明日出勤だっつの!!」

 

晴明「休め若人。
トシ食ってから後悔するぞ」しれっ。

挿音「おう。調度今、休み1日無駄にしたの後悔してるわ」イラッ

 

 

 

 

白「年寄りって話長いもんな」うん。


魄哉「ですねえ。
てか 晴明さん、人と話すと言うか
自分の言いたい事喋り倒すタイプですしねえ」苦笑。

彬羽「ん?帰ってたのか」


魄哉「もう夕方ですし 公務も終わりですよ。

良しでは、息子の為に この特製大吟醸を開けて 昔話と行きますか。」酒樽っ

 


千様「二日酔いで休み明けフラグ?」あらー。

家康「どっちかと言うと 酒癖最悪の天海に絡まれて後悔するパターン?」

 


小太郎「どっちにしても 休みなのに大変だな」わおんっ

 

 

 

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