小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月2日

 

 

 

 

家康「急に暑くなったねえ」


小太郎「だなー。今朝珍しく遅いから見に行ってたら テオが棺桶の中でぐったりしてたよ」わんっ

テオドール「寝てる間に蒸し風呂になっておりました」危ない危ないっ

 

家康「うん。外で寝る癖つけようね?」

 

 


粋「お前 広い所でも寛げる様に練習するとか言ってなかった?」

テオドール「ここの所ひんやりしておりましたので 多少密閉空間のが寝やすかったので御座います」

 

 

 

玄関ばんっ!

 


千様「ったく! 暖かくなるとすぐこれだからっ」ぷんすかっ

一二三「おかえりなさいだべ
どうしたんだべか?」ありゃ

千様「変質者よ変質者

いきなり半裸の変態が目の前出てきてー」ほんとにもー

 


白「半裸って
それ酒呑童子じゃないのか?」真顔。

千様「・・酒呑童子君は どっちかと言えば裸族でしょ」

粋「いやちゃんと着てる着てる」首ぶんぶんっ

 

千様「どっちでも良いわ
イメージ的にカラッとしてるから 変質者じゃないわよ」うん。


家康「良いんだ そこ。」

 


小太郎「あれ?買い出し 蒼月も着いてったよな?」わんっ

蒼月「言っとくけど俺じゃないよ
普通に知らない奴。

で、出会い頭にガバッと来て 出会い頭にボディーブロー食らって悶絶してたよ」引。

一同(Σ変質者の懐に自ら飛び込む根性!!)

 


千様「なんでか狙われるから慣れてんのよね」ふんっ

 

白「仲間だと思われたんじゃ無いのか?」

粋「兄貴、そう言うの思っても言わない」

 

 

千様「アタシ露出狂レベルかしら?」えー。

テオドール「・・・・・・・・・・まあ感性は人それぞれに御座いますし」


千様「今必死にマシな言葉探したわね」ああうん。

 

 

家康「冷えてからの一気に暑いくらいってのは 頭のネジ緩むからねえ

ネジ落としちゃう人もそりゃ居る のかねえ?」うーん。

コマ『ネジどころか 内部パーツの損傷も食らったと思われますが』筆談っ

 

家康「人間の世には正当防衛ってのがあるんだよー」のほほーん。

 

粋「いや、コマには教えんなよそれ
死人出るだろ」

家康「Σはっ!!」

コマ『さすがに知っとるわ』筆談っ

 

 

白「頭のネジか
俺はもともと着いてないから大丈夫だな」頭チェック良し。

蒼月「うん 例えだからね?」

 

千様「白君は ネジの代わりにツノついてるじゃない?」適当っ

白「じゃツノ落ちたらヤバいのか」ほうほうっ

 

 

彬羽「何の話してるんだこいつ等?」

一二三「えーと 頭のツノが落ちたらパーになるって話だべか?」えーと。


彬羽「いや元からパーだろ。
ん? それ取れるのか?」ええっ

白「どうだろ?」はて?

 


粋「年中ネジゆるっゆるだと ある意味安心だよな」しみじみっ

テオドール「とっくにネジ無くされてそうな方に御座いますからねえ「否定しねえのかよ。」

 

 


家康「あ。天海に言われてたんだった
タツ片付けなきゃ」よっこらせっ

蒼月「Σえ」


家康「え。じゃないよ
暑いくらいでしょ 彬羽ちょっと手伝ってー」


蒼月「Σええええちょ やめろよ!
また冷えたらどうすんだよ! こちとら蛇だよつかもう俺の巣だよそこ!?」

家康「Σこら潜り込まないの! 虫沸くでしょ!」ああもうっ

 

彬羽「このまま表に捨てるか」

ひょいっ。


蒼月「Σだああこの馬鹿力!!」コタツにしがみつきっ

 

 

小太郎「今年もこの季節かあ」

千様「もう我が家の風物詩よねえ」

 

 

 

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江戸城 某隠し部屋】

 

魄哉「暖かいと ホント沸きますよねえ」ため息っ

 

挿音「とりあえず 爪に串でもブスッと行くか?」ああんっ?

曲者「Σうおおお拷問には屈せぬ!我は何も吐かん!喋らんぞおおおっ!!」

エビ反り縛り上げ宙吊りぶらーん。

 


魄哉「そうですか。
単身 城内に乗り込んで来る勇士に半端な真似をしては失礼ですね

挿音 アレを。」

挿音「あいよ」すたすたっ

 

曲者「?」内心ひやひやっ

 


ずるるるる

ごとんっ。

 


魄哉「訳あってお世話してる子がドイツ生まれなので その関係で入手しました

本場のアイアンメイデン 名前はエリザベスだそうです」

古びたアイアンメイデンずーん。

 


曲者「Σどんなツテで入手出来るんだこんなもん!
拷問マニアかお前等!!」ひいいっ

 

魄哉「いえ、本来自白させる系の拷問で使う物では有りませんがね

 

ほら、このトゲトゲ この中に人を入れて蓋を閉めると一気にブスリと行くでしょ? 絶命されたらお話聞けませんし

これっていかに効率良く血を流させるか系の物ですのでその ねえ?」苦笑。


曲者「『ねえ?』じゃねえわ!!
それでも坊主かお前!」じたばたゆらゆらっ


挿音「まあ 実際に使われてた物では無いらしいけどよ。

オブジェだオブジェ」キセルすぱーっ

 

曲者(Σえ。何?
結局脅し?)

 

魄哉「とか言うから買ったんですがね
調べてみたら 血液反応出るわ出るわで」あっはっは。

挿音「実用可能みたいだしよ

いっちょ入ってみる?」


曲者「Σ人を串刺しにするのにノリ軽っ!!」ひええっ

 

 

 

白「お前等 また親子で怖い事してるのか」ひょこっ


挿音「良い所で生えんな」ちっ。

魄哉「Σ施錠してましたよね?何処から!?」きょろきょろっ

 

白「細かい事気にするな

それよりお前 早めに全部喋った方が良いぞ
こいつ等脅しじゃなくて本気でやるし」な?

 

曲者「ふっ。北風と太陽のつもりか?
その手には乗らん」

白「何だそれ?」


曲者「え?知らんのか

えーとだな。 北風と太陽が あの旅人のマントを脱がせた方が勝ちとかって勝負を始めて


魄哉「すみません。拷問中に おとぎ話始めるのやめて貰えますか?」

挿音「つかそんなん語ったら寝るぞそいつ。
すやすや寝てる奴血まみれにするのはさすがに気引けるわ」

 


曲者(Σなら こいつを寝かしつければ助かるのでは!?)はっ

 

白「で、こっちの牛は何だ?」

嘆きの牛の入り口かぱっ。

 

曲者「Σああ!もう気が反れてる!!」


挿音「あーそりゃ 西洋の処刑用具でよ。
中に罪人入れて熱したら 牛の鳴き声みたいな音がするんだとよ」

魄哉「その辺ので遊ぶと危ないですよ。」

 


曲者(Σ命がおしけりゃ吐けって言ってる癖に 殺意高過ぎる!!) 背筋ぞわああっ

 

 

魄哉「と言う事で 僕らとしてもあの手のを使いたくは有りません

そろそろ話してくれませんかね?」にこっ

曲者「き、北風と太陽なんぞに負けてたまるかっ!」涙目っ

 


白「泣いてるぞ?」

挿音「親父の得意とすんのは精神的拷問だかんなあ

仮にも坊主だから あんま流血はしたがらねのよ」ひそっ

白(こっちのが万倍酷い気がする。)うーん。

 

 

魄哉「強情ですねえ

仕方有りません 軽くメイデンときますか?」はーやれやれっ

挿音「蓋 8割閉めくらいとかかよ?」

魄哉「最初は3割で行きましょうか?」

 

曲者「Σ!!!」

 

白「なあ、ホント悪い事言わないから 話した方が良いぞ
あいつ等戦国で暴れてきた奴等だし 容赦ないぞ?」


曲者「だ、だからっ
その手には乗らんと言ってるだろ

お前等のやり方は解ったわ こうやって精神的に徹底的にビビらせ
そこを助けてやるぞ?的なアレだろ そうやって吐かせるんだろ? 

その手に乗るか!」けっ

 


魄哉・挿音(そろそろダルいから 暴力で吐かせるけどな。) 

メイデンの蓋がこんっ

 

曲者「Σ!」びくっ

 

白「なあ。本当に良いのか?
あの中入れられるぞ?」

 

曲者「くくくくどい!
どれだけ助けるふりをしても
逆にエサをぶら下げられようとも何も喋らん!

落ちて刺客に身を落とそうとも侍ぞ! 例え頬を小判でぶっ叩かれようとも


ドゴシャアッ!!


曲者「Σぐほああーーっ!?」

縄ぶちんどがしゃーん!!

 

 


魄哉「・・・あの? 白君?」

白「ん?小判でぶっ叩けって フリじゃなかったのか?」あれっ


挿音「確かに しつこい押すなは押せの意味だけどよ
そりゃ芸人だけだ。」あーあ。

 

 

白「そうか。

勘違いした。ごめんな?」

曲者「お、お前も北風だったか」かはっ。

 


挿音「もう何だか解んなくなってんな
小判でザックリいってっし。」うっわ

 

白「とりあえず医者料。」血まみれ小判っ

曲者「Σ確実に慰謝料の意味間違っとる!!」

 

 

魄哉「あーもう らちが空きません

面倒なんでこの場で話せ
話すまで殴る ひたすら殴る」襟首ひっ掴みっ

曲者「Σここまでズタボロの相手に!
お前それでも坊主か!?」えええっ


魄哉「お黙んなさい
先に闇討ちしに来たんそっちでしょうが!!」

 

 

 

挿音「ま、人間の世界には
正当防衛って言葉が有るしよ」キセルぷはーっ

白「正当なのか?あれ。」

 

 

魄哉「この国では僕が法です」真顔。

曲者「Σだっから反感買ってんだ生臭坊主!」うわああっ!

 

 

 

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