【芝居小屋】
お客「おうおうおう!この見世か
しょーもねえ出し物でたっけえ金取るってえのはよ!」ああんっ?
皐月「しょーもないツラしたおっさんがしょーもないいちゃもんやめてんか
しょーもない事で 牢屋にぶちこまれたか無いやろ?」ああんっ?
お客改めクレーマー「Σなんじゃこの餓鬼は!!」ひいっ
皐月「誰がガキやねん セクハラは死罪やぞボケカス●ねや
おっとごめんなあ 関西では 本日も良いお日柄でって意味やねん。」はんっ
クレーマー「Σんなワケ有るか!!」
粋「皐月相手にクレームとか 勝てるわきゃねえだろ」あーあ。
つつじ「つかおなごの皐月はんに何やらせとんの。
あんさん雑用やねんから こう言う時に活躍せんと」
粋「皐月のが絶対強えもん
つか 男が出ろってならお前はよ。
実質座長だろ?」
つつじ「わては役者兼任やから スキャンダルになりそうなのは自重せないかんのどす」
白「皐月に何か有りそうなら 相手斬り捨てる気満々だけどな」腕掴みっ
つつじ「Σあ。バレとりました?」ありゃ
粋「Σ真剣スタンバイ!」ひいいっ
クレーマー「だああ鬱陶しい!メスガキは引っ込んでろ!
うちの嫁誑かした 色ボケ役者はどいつだ!!」うがあっ!
粋「誑かした?」へ?
つつじ「うちの見世 他所と違ってアフターとか無いで?」
白「そんなので人気取りしたら お前に細切れにされるもんな」うん。
皐月「おっさん。見世間違えとらんか?」えー。
クレーマー「Σ誰が間違えるか!
ほれ見ろ こんなに役者の名前書いてるだけのワケ解らんグッズ買い込みやがって!!」 謎の手拭いっ
つつじ「あ。わてのファンの御方やん。」おや
クレーマー「Σ手前かあああ!!」うおおお!
粋「Σどうどうどうどう!
お客さん それ普通にファンって奴だから!健全な追っかけだから!!」
クレーマー「喧しい! 嫁が他の男にぞっこんで気分の良い亭主が居るか!!」
皐月「いや そう言うんは各家庭で話し合って貰ってくれんかなー」あーもう。
白「成る程。
旦那がこんなんじゃ 他の華やかな男見て気分転換したいのも解らなく無いな」うん。
クレーマー「Σ!!」ぐさっ。
粋「Σやめて!細くて鋭利な言葉で サックリ急所抉るのやめたげて!!」ひいいっ
クレーマー「お、お前等が そう言う商売をしてるからっ」
つつじ「うちは基本伝統芸能を見せる所どす
こん人みたいに伝統なんぞクソ食らえって芸風の御人もおるけんどな」
クレーマー「Σお前みたいな役者がいるから!!」うがああっ
白「落ち着け 俺何一つ悪くないだろ。」むう。
皐月「アカン 男の嫉妬が暴走して 何がなんでもこっちが悪いで押し切る気や
面倒くさっ。」うげえ。
粋「Σなんで!?どう考えても言いがかりじゃねえかよ!」ひええ
皐月「男っちゅーんは変な所でプライド高いかんな
白の言う通り 自分がこんなアホな真似するから奥さんが他ので癒されとるとか 認めたくないんやろ
面倒臭い生き物やわ」はーやれやれっ
粋(? 嫁と話し合って 素直に悪い所直せば良くねえ? ) えー。
皐月「・・アンタ ほんま素直やな。」よしよしっ
粋「無理しておもいっきし背伸びして撫でんなよ「うっさい誰がロリやねん」
クレーマー「なんだこの店は!だあクソ胸くそ悪い!
通りすがりの皆さーん!
この見世は枕営業してまーす!!」
通行人「Σ!?」びくっ
つつじ「おうコラおっさん。
何営業妨害さらしてくれとりますん?」刀ちゃきっ。
クレーマー「へっ。そんな小道具ごときにいちいちビビるかよ」どやっ
白「本物だぞあれ。
見分けもつかないのか?」
クレーマー「Σへ?」
粋「Σそりゃ一般人はんな刀じろじろ見ねえよ!
ちょ アンタほんと謝れ! マジで命に関わるから!!」ひいいっ
皐月「アンタも落ち着きやー
店先でこんなん斬ったら オーナーに合わす顔ないで」どうどうっ
クレーマー「Σオーナー!?
成る程っ」にやり
白「?」
クレーマー「よし!お前らじゃ話にならん!オーナーを出せ!!
こっちはお客様だぞっ」どやあっ
粋「どうどうどうどうっ!!」
皐月「あんなん斬るなら大根斬った方がまだエエ。
刀が可哀想やで」よーしよしよしっ
白(感情抑えてなんぼの元アサシンを 此処まで怒らせるとか凄いな。)うわ。
クレーマー「おいそこのチビ!
ボサッとしてないで とっととオーナー呼んでこいや!」
白「何処から毟るか。」真顔。
クレーマー「Σ毟る!?」えええっ
皐月「超特大の地雷踏んだな」うわ。
粋「Σ兄貴どうどうどう!
言う程小さくねえから!周りがデケえだけで平均身長はあんだからっ」ひええっ
つつじ「兄ちゃんよりデカいあんさんが言うと逆効果ちゃうのん?」うわ。
テオドール「上になど話を通す必要は御座いません。
貴方ごとき 私で充分に御座いまさす」
背後から羽交い締め 五寸釘すちゃっ!
クレーマー「Σうおお!ちょ首くびっ!
刺さるううう!!「よく喋るお口に御座いますね
臭いんで息しないで頂けますか?
あ。呼吸が止まれば消臭完了で
「Σ何このバイオレンスな外国人!!」
粋「Σだっから次から次へとやめろっての!!」ああもうっ!!
皐月「こうならん様に 奥の掃除頼んどったのに。」あちゃー
つつじ「主様侮辱されたら 何処からでも湧いてくるやろ こん人は」あーあ。
テオドール「と、此処でグサッと行きたいのは山々で御座いますが
それでは 我が主に御迷惑がかかります」ふう。
粋「Σ まさかの聞き分け良し!?」
テオドール「ですので、詳しくは此方の方とお話下さい
オーナーは今ちょっと 一般人立ち入り禁止区域におられます故。」にっこり。
酒呑童子「おう。暇すぎて寝てたわ」 奥からずいっ
クレーマー「Σ!!!」
皐月「そっか。キグルミの中身認識やったけど 用心棒で雇っとったんやったわ」手ぽんっ
粋「Σあ。忘れてた」
つつじ「おービビっとりますなあ」おやおやっ
酒呑童子「で、何だよお客さん?
話があんじゃねえの?」ああんっ
クレーマー「いやあのっ 出来たら上の方 いえオーナーさんとお話したいなってそのっ
(Σ何コイツでかっ! 何これ赤毛染めてんの!? つか筋肉すっご 盛りっ盛り!?
絶対カタギじゃないだろコイツ!!)」ひええっ
酒呑童子「いや オーナーは江戸城だし
忙しいから呼びつけんの無理だわ。アンタは入れねえだろ?」真顔っ
クレーマー「Σオーナー何者なんですか!?」
一同(オーナー 天海様なんだよなあ。)うん。
粋「あの、悪い事言わないから
この辺で引いた方が良いんじゃないかと」おそるおそるっ
クレーマー「Σううっ
し、しかしおいらも男だ 1度振り上げた拳をそうそう降ろすわけには
Σあ。そう言えば お照の奴!ここの見世のは台本も捻ってあってどうとかって!!」はっ
皐月「いや 殴る理由探しとる時点で男もクソも無いやろ」
クレーマー「Σうっせえ! 台本書いてるのは何処だ!どうせへなへなモヤシ野郎だろ そいつを出せ!!」びしっ
粋「Σまたピンポイントで勝てそうな所狙ってきた!」
白「これもう 本気で怒って良いと思うぞ
なあ?台本担当」チラッ
クレーマー「ん? Σえ゛」
彬羽「なんだ手前等。
またトラブルか?」
※出勤途中板前 兼 魔王の副官 兼
物書き、芝居小屋台本担当。たまに政務手伝い。
身長2メートル黒づくめ 目付き悪(近眼)
クレーマー「」
皐月「謝った方がエエと思うで?」
クレーマー「ごめんなさい。
素直に女房と推し活の程度について話し合います。」土下座っ
彬羽「は?」
酒呑童子「つか俺 なんで昼寝叩き起こされたんだよ?」あくびっ
皐月「バイト中に寝とるからやろ?」
白「我慢を覚えたな グサッと行かなくて偉い偉い。」うん。
テオドール「Σおお!誉められまして御座います!!」感激っ
つつじ「よっしゃ ちょい遅なってもたわ。幕開けよかー」はーやれやれ
皐月「あ。おっさん
許したるから この看板持って立っといてな」
クレーマー「Σえ」
彬羽「『ドッキリ大成功』?
ん? 何が有ったんだ?」
皐月「人気商売や 汚名は返上せんとな。
はいよ 幕開けんでー! 今日も気張って行こか!!」手ぱんぱんっ!
酒呑童子「手慣れてんなあ」
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