小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月17日

 

 

 


家康「はいはい天海 呼んだー?」ひょこっ

魄哉「呼んだー?って 何ですかその格好」うわ。

 

家康「もう3月も終わりだしワカメでも採りに行こうかと 「がっつり寒の戻りなんでやめて下さい また風邪ひきますよ
つか、ほっかりむりに抵抗ゼロですか」

 

 

家康「えー? タケノコと煮物にして欲しいなあ」ほっかむり外しっ

魄哉「いえタケノコ何処から「お前の部屋に畳突き破って生えてるでしょ?

ちょっとぐらい食べても良くない?」

 

 

 

粋「何か凄い音したけど
あ、家康また何かやったの?

程ほどにしないとマジでくたばんぞ」すたすたっ

家康「Σああ!もう慣れちゃって何も言わない!」畳からずぼっ

魄哉「おかげでまた畳を取り替えないと」やれやれっ

家康「Σ問答無用で主君を畳に沈めるのやめてくれない!?」

 

魄哉(Σそういや主君だった!)はっ。

家康「・・お前結構顔に出るよね」


魄哉「えーその。

だったら尚更もう少し責任ある行動を と言うか、今日は何の日か覚えておられますか?」こほんっ

 


家康「サル・・ 豊臣秀吉の誕生日?」

魄哉「Σそうだったんですか!?」ええっ

家康「うん。確か今日だった気がする」うんうんっ


魄哉「うわ。そう考えたらなかなか不吉なっ」ううっ

家康「だよねー。
いまだに お前豊臣の残党にしょっちゅう襲撃されてるもんね
根絶やしやめとこうってしてくれたのに ホントお気の毒だよ。」

魄哉「なんで他人事みたいなんですか」

家康「私は政務向きじゃないから お前に丸投げだし
もう『家康』は影武者さんになってるもんねー

で、結局何の日?」へらっ

 


魄哉「殿が太政大臣に任命された日ですが。」ジト目っ

家康「・・・わおー「わおーじゃありません。」

 

 

 

白「だじょうだいじん?」はて?


彬羽「一言で言うと 朝廷の最高職だ」

テオドール「えーと。幕府が江戸を中心とした侍軍団なら
朝廷は 京を中心としたおじゃる集団の事で合っておりますでしょうか?」

彬羽「その認識で間違いない」うむ。


粋「マジかよ 家康どっちもトップなのかよ」ひええっ

 

 

一同(今、ほっかむりに腰ミノの浦島太郎にしか見えないけど。)

 


魄哉「なんかもう 話すの悲しいんですけど」げんなりっ

家康「うん。綺麗に忘れててごめ
魄哉「実際忘れてても言うな」

 


家康「でもさあ。私ってお前にアレコレ丸投げした 言わば去った人でしょ?
能も席も無いのに 口だけ出すオッサンてそっちのが迷惑じゃない?」

魄哉「それはそうなんですがね

てか 正論やめて下さい 色々思い当たる人が居るんですからっ」ううっ

家康「ね? 何処にでも居るそう言うオッサンが嫌だから
私はそうはなるまいと思ってんの。
私は正しく愉快なオッサンで居たいの」


白「少なくとも見た目は愉快だけどな」うん。

家康「この格好そんなに変?」あれっ

テオドール「何処を持っておかしくないと思われたので御座いますか?」


粋「Σあ。こらっ
コッソリ盗み聞きしてたの丸バレ!」

魄哉(Σ隠れてるつもりだったんですか!?)ええっ

 


彬羽「まあ 何だ。
家康相手に責任云々今更言ってもな。

言いたかねえが あのパッパラ将軍、育てたのお前だろ」

魄哉「若干甘やかし過ぎた自覚は有ります。」くうっ


家康「スパルタ教育で死にかけた覚えしか無いんですけど。」真顔。

 

 

白「あ、そうか。
家康って 信長の実家で人質やってたから
その縄張り内で住んでた魄哉に餌付けされてたんだっけ?」

 

家康「そうそう。まだまだ子供だったからねー
安心できる大人って他に居なかったし。

人間社会に返そうと途中で育児放棄されたけど 最終的に軍師として引きずり込んだよね」あははっ

粋「親離れ出来てねえのに逞しいな」うわ。

 


魄哉「人間は1度関わると蟻地獄だと痛感しました」ふっ。

白「お前の関わる人間がヤバいのばっかなだけだと思うぞ」きっぱり。

 

 

魄哉「あーもう良いです。

そんなわけで 仮にもこの国でホンット最高職なんですからとか言おうと思いましたが
ただの親離れ出来ない 職場放棄のオッサンにそんなん言ってもアレですんで もう良いです」けっ。


粋「Σあ。拗ねた」

 

家康「うーん。反論できない」むむっ

テオドール「言い得て妙に御座いますよねえ」うんうんっ

 

 

千様「あら、居た居た。
皆揃ってこんな所に」ひょこっ


粋「ん?姉ちゃん どしたの?」


千様「んーとねえ

茨木君が 今年も山でタケノコ採れたって持ってきてくれたのー」

茨木童子「鮮度良いから刺身で行けるけど 台所担当何処かなーって」

 

テオドール「Σタケノコをお刺身に!?」ええっ

彬羽「タケノコも 本物の採れたてならアク抜きも要らねえんだ
そしてこのタイプはほら細いだろ。
地上に出てくる前のタケノコなんで 非常に柔らかく味も濃い」

テオドール「Σおお!隠れた日本の珍味に御座いますね!!」おおおっ

 


茨木童子「あ。それと普通のタケノコも結構

家康「よっしゃあ!ワカメ採って来まーす!」しゅばっ

魄哉「Σああ!こう言う時は素早い!!せめて警護着けて下さい 挿音!」

挿音「おう。日本酒用意しといてくれや。」しゅたっ

魄哉「Σ待ちなさいこら ワカタケで1杯しか考えて無いでしょ!」

 

 

白「諦めろ。徳川は結構こんなんばっかだぞ」

魄哉「知ってますけど 少しはもっとこうっ!」くううっ

粋「付き合い長いんだから そろそろ慣れねえとハゲるぞホント」

魄哉「よし。色々と諦めます」即答っ

 

茨木童子「話が見えないけど
坊主だけあって ハゲに敏感?」

千様「ワカメ食べて頭髪死守した方が良いわよねー」うんうんっ

 

 

 

 

 

家康「いやー 戦国の時に天海の血 ちょこっと混ざったおかけで年よりは若いし
こう言う時は良かったー」ワカメこんもりっ

挿音「つか殿よ。

思うんだけどそれ 主の血飲んでブーストかますテオと大差なくね?」キセルふーっ


家康「あー 血を貰って下僕化かあ、

間違ってないね
あはは私吸血鬼かあ」へらっ


挿音(下僕で良いのか

そりゃ将軍向かねえわ )ああうん。

 

 

家康「あ、ついでだし サルの墓にもワカメ供えてく?
死んだら皆仏様だし」

挿音「・・墓に生ワカメは嫌がらせじゃね?」えー。

 

 

 

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