小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月16日

 

 

 

【海辺の村】

 

漁師A「今朝は冷えるだなー」ぶるるっ

漁師B「んだなー
春先とは言え まだ漁には

ん?何だありゃ」お?

 

漁師A「ん?Σえ゛」ぎょっ!

 

 


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家康「と言う事で 西洋より流れ着いた難破船の中にゾンビがぎっしりだったらしくて」いやー困った。

千様「あらあら噛まれたの言い出せなかった人が混ざってたのねー」あらまあ。

シロ「Σあらあらじゃないだろ!
大丈夫なのかそれは!?」

家康「大丈夫じゃないから お前達にお話ししてるの」

 

粋「Σえ。んじゃその船見っけた漁師のオッサンらって」はっ

家康「そこは海の男なめちゃ駄目だよ
かぶりつこうと大口開けた所を銛撃ち込んで 村ごと避難してきたよ」へらっ

粋「Σ思ってた数倍逞しい!」ひいっ

 

魄哉「その辺に上陸してきたゾンビは上手く誘い込んで クジラの油をぶっかけ放火で処理したらしいんですが

問題はその船がまだその辺に浮いてるって事ですね」ふむ。


シロ「Σ万一 その剛強な村以外の所に座礁したりしたら」はっ

魄哉「噛まれたらゾンビになるのなら 1人でも噛まれたら 後はネズミ算式にって事ですよね」うーん。

 

白「船に紐でも着けて沖に流せば良いんじゃないのか?」はて。


魄哉「それで国外に流れ去ってくれれば良いんですが 確実では有りませんし」うーん。

家康「いや駄目でしょ
他所の国に流れ着いたらそこでゾンビパニック起きるでしょ」
魄哉「僕はこの国の政治家ですんで 
他所の国まで知ったこっちゃー無いです」きっぱり。

 


家康(天海たまにウルトラドライなの忘れてた。)ひええっ

 

魄哉「と言う事で 殲滅致しますが
西洋妖怪的には問題は有りませんか?」

テオドール「こちらにご迷惑お掛けしてる時点で何してもよろしいのでは?と
後でゾンビパニックだったんで正当防衛致しましたとか 私が報告しておきますし」しれっ

シロ「こう言う時は頼もしいな」うわ。

 


彬羽「此処でお前の信者が役に立つとは」ほう。

白(こう言う時の為に 信者してるの放置してるんだと思ってた)あれっ?

 

 


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【噂のゾンビ船  甲板。】

 

 


家康「Σごめん天海!思ってたよりゾンビっておどろおどろし
魄哉「Σ当たり前でしょう!アンタなんで来たんですか!!」

 

与一「家康の銃なら弾丸さえ変えれば 1発で仕留められるからではないのか?」

弓びすっ!


ゾンビ「Σおぐっ!」びしゃあ!!


家康「Σ何か汁出たー!」ひいいっ

与一「そりゃ腐っとるし てお前それでも戦国武者か?」えええ。

家康「Σ戦国でも死体とは戦いません!!」

 


テオドール「ゾンビは 生物では御座いませんのでしゃーないと言えばしゃーないかも御座いません

私も結構苦手 Σうおおお!!」聖書の角でがすんっ!

ゾンビ「Σげふっ!」どしゃあっ

 


シロ「ん? これは生き物ではないのか?」

返り血拭き拭きっ


テオドール「相変わらず実戦にお強い。

えーと確かゾンビは伝染する呪いの様な物なので誤差います

生物でなく 既に死人となった人の体が呪いで勝手に動いているだけ。の様な」えーっと

 

 

粋「じゃ噛まれても大丈夫なのかな?」顔面蒼白っ

腕に歯形がっぷり。

 

シロ・テオドール「Σまさかの!?」ひえええっ!

 


石燕「生きモンじゃないなら 遠慮無しっす!ガシャドクロ まとめて腐ったミンチにしてやんなせえ!」びしっ

ガシャドクロどがしゃああ!!!

 

与一「Σお前はホントに一般町民か!?」ひええっ

 

 


魄哉「よしゃ石燕さん そっちは任せました
落ち着きなさい!まだ生きてる事ですし 伝染病の様な物なら体内に入り込まれる前に

殿!!」くわっ!

家康「はいよ!」日本酒どん!!

 


粋「Σえ?え?何す

ぎっやああああーーーーっ!!!!」

 

 

 

 


白「なんか絶叫聞こえた様な」あれ?

彬羽「・・・万一噛まれたら 菌に相当する呪いを絞り出して 傷口滅菌すれば良い。
とか言ってたからな」

白「ん?それって」

挿音「傷口切開&汚染された血液絞り出し。
でもって 消毒用にも解呪にも使える日本酒で消毒よ」キセルすぱーっ

白「飛天呼んでた方が良かったんじゃないか?それ」うわ。

挿音「仮にも呪いだからよ。
医者じゃなく 生臭でも僧侶の親父がやんねーと意味ねえんだわ

・・俺なら大人しくゾンビになった方がマシだけどな」

彬羽「傷口に酒は 地獄かってくらる沁みるしな」うんうんっ

 


白「よし。さっさと終わらそう。
あいつ等全身の血無くなりそうだ」

挿音「だな。
お。準備出来たみてえだぞ」おっ

 

 

徳川忍「お頭! 指定のクジラの油 近隣の村より集めて参りました!!」しゅたっ

挿音「おう。

ん?油っつか 脂身じゃね?これ」

脂身ぶるるんっ

 

徳川忍「液体の物は冬の間に使ってしまったらしく
此方でも熱せば溶ける様ですが」えーと。


彬羽「いや 案外こっちのが良いかれん」ふむ。


脂身ぷるぷるっ

 

白「ん? なんだ 小腹でも空いたのか?」

彬羽「胸焼けじゃ済まねえだろこんな物」

 

 

 

 

 

家康「どっせーい!!」どむっ!


ゾンビどしゃあっ!

 


シロ「おお!やるではないか!」

家康「ヤケだよヤケ!
天海に絞られるより此方のがマシっ!」銃じゃこっ!


テオドール「えーと。私変化した方がよろしゅう御座いますか?」

粋「・・うん、むしろなんでしてねえの?」ぐったり。

テオドール「役目的に 弱っちそうな方が良いかと。」

粋「そんなら このメンツで来た時点でおかしくねえかなあ?」ぐたっ

テオドール「Σあ」

 


コマ『安心なさい。怪我人は護ってあげます』

内蔵マシンガンドガガガガッ!!


ゾンビ軍団「Σぐはああっ!」どばばばばっ!

 

石燕「Σおお。 コマさんまたバージョンアップすね!!」おおおっ

コマ『パピーに頼んで 対ゾンビ仕様です
おらおら ケガしたくなきゃー脇に退きなっ』カタタッ


与一「Σお前等 変な所で異様に気が合うよな!」ひいっ

 

魄哉「あの石燕さん?
うちの娘とそう言う感じをお望みなら あまり口煩いのはどうかと思いますが、まずは挨拶と言うか何と言いますかね?」じろっ。

石燕「Σはいい!?」

 


コマ『返り血べちょべちょでそんなんされても嫌じゃい』ドガガガガッ!

シロ「お前等なあ。 」引。

 


粋「うう。兄貴はまだかよ
そろそろ撤退してええ!」火ぼぼっ

テオドール「Σあ、火力が蝋燭レベル「Σ貧血なんだよ!!」

 

魄哉「仕方ありません。此処で全て仕留めないと 遅かれ早かれ犠牲者が出てしまいます」数珠でしばきっ!

石燕「それなんすけど

海に浮かんでる間は無茶しないで良くないっすか? ゾンビの人等、泳げる程器用に見えないんすけど。」

 

魄哉「石燕さん。甘いです

相手は 既に『死んで』るんですよ?」

石燕「ん?」

 


家康「あ。腐乱死体って 水に浮くね」成る程っ

石燕「Σ1体たりとも海に落とすなってそう言う事っすか!?」ひええっ

 

魄哉「浮くんならそのまんまプカプカと何処ぞの浜辺に流れ着かないとも限りませんし

Σあ、ちょっ だああ面倒臭い!!」懐から銃すちゃっ!

シロ「Σおいこら僧侶!!」ひいっ

 

魄哉「仏様ぶん殴ってる時点で僧侶じゃありませんよ!」ずどむっ

テオドール「聖書で殴ってる私より 罰当たりな方初めて見まして御座います」うわー。

 

 

粋「いい加減ゾンビに同情したくなってきた

 ん?何の音  Σうおおお!?」


一同「Σへ?」


ひゅるるるるっ

 

 

脂身どすんっ!!

 

石燕「Σうっおなんすか このデカいぷるっぷるっ!?」ひいっ

魄哉「これは Σあ、やば 全員退避!!」


粋「Σ退避って!?」

家康「察した!海に!ほら早く飛び込んで「Σ絶対塩水しみるううう!!!」

 

テオドール「冬の海は無理に御座います」血液アンプルぐびっ

ばささっ すいー。


コマ『あ。空ずるい』カタタッ

 

 

 


彬羽「成る程 確かに動きはトロいな」ばっさばさっ。

白「うん。即座に追っかけらんないよな

腐ってるし」

 

彬羽「準備が終わるまで船から逃さん為だけに囮とか良くやるな

ほれ 逃げれられる前に さっさとぶちかませ」

白「水嫌いだから落とすなよ」

火の玉ぼぼぼぼぼぼぼっ!!

 

 

 

 

 

 

千様「あらあら 海が燃えてるわー」あらあ。


漁師A「あのー お連れさん達大丈夫なんだべか?」ひええっ

千様「大丈夫よお。
ちょっと海凍ってると思うけどー」おほほっ

漁師B「凍る? 燃えてんのにか?」ええー。

 

 


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シロ「Σ己等 俺が氷出せんかったらどうするつもりだったのだ!!」焦げっ

彬羽「いや お前が居るから安心してやれたんだが。
まずかったか?」

シロ「Σう。 まあその
俺の腕を信じての事ならまあ良いわ」ふんっ

 

 

蒼月「俺が呼ばれなかった理由が納得だよ」はいはいっ

魄哉「君 寒いと下手すりゃ絶命しますからね Σあだっ」消毒液塗り塗りっ

蒼月「うん。アンタでケガすんならマジで行かなくて良かったよ」

 

 

白「片付けは徳川忍軍がやってくれたらしいぞ

ちゃんと念入りに何回か焼いてからな。」

粋「あー確かに。
常に火種持ってる奴居るしな」成る程っ

コマ『挿音さんのキセル まさかの着火用』カタタッ

千様「まあ、爆弾使うしね あいつ。」

 

 

蒼月「まあ一件落着ぽくて良かったけどさ」ちらっ

 

石燕「ぶえっくしょーい!!」鼻ずびっ

与一「普通より格段虚弱な人間が 海ごと凍らせられりゃそりゃあな」


粋「つか 腹打ちで即死しなくて良かったよな」背筋ぞわっ

 

魄哉「すみません。
化け物ばっかなんで そっち目線で計画立てちゃって」あちゃー。

家康「あの 天海?
私も人間」ほれ。

魄哉「Σあ」

 


白「意外と計画がはがばだな。」

彬羽「ゾンビ物は大概そうだろ」

テオドール「確かにで御座います」うん。

 

 

 

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