小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月15日

 

 

 

【出雲】

 


白「神無月って 3月だっけ?」むすーっ

彬羽「10月のはずだが 
緊急招集って手前なんかやらかしたんじゃねえのか?」

 

白「俺はいつも通りだ
お前何かやらかしたんじゃ「俺は極めて一般の妖怪なんで わざわざ神から呼び出し食らう覚えはない」きっぱり。

 


白(俺の副官の時点で 誰にも普通扱いされてないぞ) 怪訝っ

彬羽(いつも通りって それが問題なんじゃねえのか この脳ミソユルユル破壊神っ) 胃キリキリッ

 


白「・・一応此処 神域だから出来るだけ流血するなって言われるからな?
胃袋に穴空いたら これにやれ」桶っ

彬羽「Σ手前に人の心は無いのか!!」

 

白「冗談で緊張緩めようとしたんだけどな?」あれっ

彬羽「Σ胃潰瘍の原因菌が抜かすな!
そもそも無表情で言うな どこまで本気か解らん!!」

白「俺の表情筋は俺以上に怠け者だぞ
知ってるだろ」むう。

 

 

爺さん神「あのー そろそろお話よろしいでしょうか?」おそるおそるっ

 

白「ほら お前が怒鳴るから爺さん困ってるだろ」な?

爺さん神「Σ!」後退りびくうっ 

彬羽「どう見ても手前にビビってるだろ」

 

 

 

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【同時刻】


千様「えー。白君 神様方から呼び出し食らったのー?
いったい何やらかしたのよ」えええー。


シロ「思い当たる事しか無いわ 

それより少しこっちを手伝っ Σだあこら暴れるな!」

テオドールΣあああ!嫌な予感しかしない!!
全ての神を殲滅してでも我が主 今お助けします!ちょ 離しなさいミイラになるまで吸血されたいので御座いますかあっ!!」くわっ

粋「あだだ痛い痛いコウモリ羽で叩くな結構痛い!!
ミイラって 腹ちゃっぷちゃぷになるぞお前!」ひいいっ


テオドール「お黙んなさい!見損ないましたっ 
それでもお二方それでもあの方の下僕に御座いますかっ!」べしっ

粋「Σいてえって!
俺は下僕じゃなく普通に弟ですー!」

シロ「Σだからコイツはともかく 俺まで何故にあのアホの下僕扱いなんだ!!」

 


千様「何でも良いから早く帰ってきて欲しいわねー
皆が持たないわー」やれやれっ

テオドール「Σんな呑気に「はい。良い子だから落ち着いてー」

ニンニクぽいっ


テオドール「Σわーっ!!」灰どむっ!

 

 

千様「どうせ大した事じゃないわよー
てか キレられたら神様方もキッツイから破壊神なんて大袈裟な名前と肩書きくれてんのよ

万が一ヤバかったら この国が唯一神の国になるだけよ」ふっ

 

粋「いやそれ 大概大事じゃね?」ひええっ

シロ「その場合 あのアホがこの国を代表する神となるのか?」えええっ

千様「破壊神だけどね。
国は徳川組が気張るし良いんじゃない?」適当っ

 


一二三「おら子供で難しくて良く解らねえだども
彬羽さん着いてるし大丈夫だべよ」にこっ

テオ灰さらさらっ

 

 


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【再び出雲】

 

 

インテリ女神「では 本日の議題!!
先日 また愚かな人間により 悪戯に祠が壊され 古代の祟り神が復活すると言う事件が御座いました!!」くわっ!

 


彬羽(Σ普通に緊急会議か!?)


白「あ。シロとテオが封印に使う巻物届けたアレか。」手ぽんっ

 

インテリ女神「それです
その件はお宅の眷属と 妖怪側の手助け誠にありがとう御座います

何でも即座に対応、無事封印までして頂けた様で。」キリッ


白「封印した晴明は狐だけど 人間側だぞ」

インテリ女神「いえ狐って 分類どうなってるんですか」ええー。

 

頭の長い神「まあまあ、細かい事はともかく
その件は本当助かりました。

しかし 最近各地で祠が壊されたり ご神体とされている物が盗まれ売られたり
なんとも嘆かわしい限りで」とほほっ


彬羽「そう言えば ウカノカミの狐像も盗まれてたな」ふむ。


ウカノカミ「ですです!
カラスさんその節もどうもです

いつもお世話になってますし 
一般妖怪でも 滅茶滅茶頼りになられるので会議で発言権あげて下さいって 皆さんにお願いしました!」善意の塊っ

 

彬羽「Σ異物を誤嚥した狐を吐かせたり 盗人捜しの手伝いしかしてないが!?」えええっ

ウカノカミ「その上でです!
あれやこれやで 即座に的確な処置を取れる方はそうそうおられませんもんっ」きらきらっ


神々「ほうほうそれは」注目っ!

彬羽「Σ!!」

 


白「ごめん。こいつ注目されたり目立つの苦手だし
すぐ胃傷めるからそれくらいにしてて欲しい」 助け船っ

ウカノカミ「Σまさかのシャイですか!
うわ 大声で失礼しましたっ」あわわっ

 


神々「あのガタイでシャイ・・。」ひそひそっ


彬羽(Σ帰りたいっ!) くううっ

 

 


インテリ女神「御安心を
私はそう言うの嫌いでは有りません。

では、先の話を踏まえまして」コホンッ


彬羽「Σ!?」

ウカノカミ「あ。弁天様そう言う方が好みだったんで」へー。

彬羽「Σ弁天!? 弁財天かあれ!」えええっ

 


弁財天「はい。年長よろしく」くるり

頭の長い神「Σ続きワシ!?」ええっ

 

弁財天「こう言うのは年長者が言うべきかと
私ごときが話しても 説得力に欠けます」

頭の長い神「Σお主 学問と音楽の神じゃろ

説得力エグくないか!?」えええっ

弁財天「じゃ、か弱い女なんで嫌です。」きっぱり。

頭の長い神「Σ下手に言い返せん!」くっ!

 

 


白「ん?

結局 何の話なんだ?これ」はて?

彬羽「それを今から話すんだろ。
俺も 祠壊す人間共の信仰心とか何とかどうなってんだ的な話しかと思ったが」ふむ。

 

頭の長い神「いえその

だいたいそんな話なんですが その」こほんっ

白「なんで俺見て言うんだ?」


頭の長い神「いえその 貴方は閻魔大王とも親交が有り
その上で 我等から神の一員と認められその、特殊な権限をお持ちの為 あのそのーー。」 しどろもどろっ

 


弁財天「ぶっちゃけ この世に取って『不要』とみなせば 種ごと滅ぼしてオッケーて存在なんで
昨今の人間の有り方にムカついてるかもしれませんが 滅ぼすのはもうちょい待って欲しいなと。」キリッ

 

頭の長い神「Σ結局お前が言うのか!!」えええっ

弁財天「年寄りは話が長い。」きっぱり。

 

頭の長い神「Σ自由かお前は!

ああもうそう言う事で!変なの程目立つ者じゃが皆が皆そんな阿呆ではない! ワシ等を崇め 社を建て大事にしてくれるまだまだ人間もおるっ
そこを踏まえてそのっ 」必死っ

 


白「話の流れがわからない」きょとんっ

頭の長い神「Σまさかの!?」えええっ

 

 


彬羽「えっと何だ。
つまり こいつの周りでまでそんな事件が多発して 関わる事になったと言う事で

人間と良い関係で居る神々としちゃ 人間達が心配になったと言う事か?」一応挙手っ

弁財天「その通りです
良い上腕筋ですね。」キリッ

彬羽「帰って良いか?」胃キリキリッ


弁財天「筋肉は芸術です」じーっ

頭の長い神「毎度その文言でセクハラやめい」

 

 

白「えーと。別に何とも思ってないから 気を遣わなくて良いぞ
人間なら周りに沢山居るし
ダメかどうかは 多分此処の誰よりも解ると思うし」

神々「Σ確かに!」おおっ


ウカノカミ「だから大丈夫って言ったんですよー

皆さん心配性。」にこにこっ

弁財天「ふむ。案ずるより産むが易しだったか」ほう。

 


彬羽(思ったよりズレた集まりだったが
うちのアホが変な事抜かさんで良かったと思うべきか。

妖怪としては西洋の奴等とは親密だし 何ぞあってもどうにかなるだろうが 
さすがに神々に敵認識されたらキツすぎる) ほっ。

 

白「でも意外だな

自分達を奉って貰えないと 滅ぼされるくらい悪いと思うのか
神って結構 ワガママなんだな」へー。

神々「Σうぐっ!!」メンタルクリーンヒット!!

 


白「それで良いと思うぞ?
生き物なんだし」あれっ

頭の長い神「・・そっすね。」ずーん。


弁財天「まあ。神なんてふんぞり返ってナンボですし
じゃなきゃ誰もありがたがりませんって」しれっ

ウカノカミ「えー?こっちが優しくすれば人間の皆さん優しくしてくれますよ?」

 

 

白「よし。終わったんなら帰るか
胃が持って良かったなバカラス。」はーやれやれっ


彬羽「最後の最後で大馬鹿野郎がああ!!」うがあっ!

白「Σえ」びくっ

 

 

 

頭の長い神「ワシ等 傲慢になってたかのー」ずーん。

ウカノカミ「そこまででは無いと思いますが 
せっかくですし その辺思い直す良い機会になったと考えましょう?
頑張ってるんだから 崇められたいくらい思って当然です」ねっ

 

頭の長い神「うう。ウカちゃんは優しいのー」ぐすっ

 

弁財天「よし。解散解散っ」手ぱんぱんっ

 

 

 

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