小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月11日

 

 

 

【深夜0時】

 

からくり時計カチコチッ

 


粋「寝られない」目くわっ!

 


白「夜中にゴソゴソ煩い」にょきっ

粋「Σうおおお!?兄貴生えた!?え?襖空いてない怖っ!!」ひいいっ


白「お前な 部屋隣なんだぞ
少しは人の迷惑考えろ」むっすー。

猫「にゃん」ぷんすかっ

 

粋「あ、うん。猫といちゃいちゃ癒しの睡眠の邪魔したのは悪かったけど
寝ぼけて何なと壊す兄貴の破壊音のが怖「寝相が元気なんだ 仕方ないだろ」


粋(ホッント自由!)くうっ

 

白「けどお前 なんでちょくちょく寝られないんだ?
なんだ発情期か?」むう。

粋「真顔でとんでもねえ事言うのやめて下さい兄上。」引っ

 

 

白「最近蒼月も浮かれてるし
あ、春だなって思うから
違うのか?」はて。

粋「うん。あんなんと一緒にしねえで 泣きたくなるから」

白「じゃあ何なんだ 理由が有るならさっさと話せ 俺は眠い」むすっ

 

粋「いやその、

その蒼月に本当に有った霊体験の話された  から?」目そらしっ

白「この家 何匹霊が居ると思ってるんだ」引。

 

 

粋「Σ鏡子や与一は良いんだよ! なんか怖くねえし!
けどそのっあいつ語るの上手いんだもんよ!!」

白「それで天井の木目が顔に見えたりとかで寝られなかったのか」ふーん。

粋「Σやめて!うわああホントに顔に見える!!」ひいっ

 

 

白「育て方間違ったかな?」

猫「にゃん。」よしよしっ

 


粋「Σ育てられた覚えねえんだけど!

あ、やべっ Σ家康ごめんまた厠っ
ちょっと ちょっとで良いから着いて来て おーい!」


白「・・・。」

粋「Σやめて!普段無表情なのに 一目で解る『うわあ』って顔やめて!
しゃーないだろ 漏らすよりマシだろ!?」

白「もう庭で済ませて来「Σ人としての尊厳!!」

 

 

彬羽「夜中にぎゃあぎゃあ喧しい!何時だと思ってんだああああ!!」

襖ズバキャッ!


粋「Σすんませんしたあっ!」ひいっ

 


白「バカラス調度良い 
厠に着いてってやってくれ」

彬羽「Σはあ!?またかお前!」

白「また?」

粋「Σえ。あのそのっ」

 

 

 

白「・・・はあ。」ふかーいため息っ

 

彬羽「このパッパラ魔王を此処まで悩ませんのも凄いぞ お前」うわ。

粋「そこまで呆れなくても」ううっ

彬羽「いや コイツ化け物の中で生きてけんのかとか 本気で心配になってんだと思うぞ
あんなんでも兄貴だしな。」

粋「Σ重ね重ね申し訳ない!!」

 

 

テオドール「何の騒ぎに御座いますか?
夜中に騒ぐとそろそろ仕事中の石燕さんに呪われまして御座いますよ」あくびっ

粋「え。石燕また深夜に仕事してんの? マジで体壊すだろ

つかあいつの絵深夜に見たら怖すぎ

彬羽「良いからさっさと厠行け 漏らすぞ。」

 

 


間。

 

 

千様「あらー なんか騒いでたと思ったら寝られなかったのー」あらあらっ

粋「そうそう そんで厠の帰り
夜中に煩くしてごめんな」苦笑。

 

千様「あらー良いのよー。

で、 深夜に寝らんなくてお姉さんの部屋にとか  え?夜這い?
どう対処したら正解なのかしら」真顔っ

粋「Σ違う違う違う!皆して何でそんなノリなの!?」

千様「だって春先だしー。
発情期かなーって」

粋「Σ俺は猿か何か!?」

 

 

彬羽「アホな事言ってないでさっさと戻って寝ろ
そして お前もそう思うなら拒否れ」

千様「あら彬羽君 着いてってあげたの
朝早いのに大変ねー。」あらあらっ

 

一二三「何大騒ぎしてるだかー?」あくびふわわっ

 

彬羽「よし。子供は見るな関わるな
絵本読んでやろう」一二三ひょいすたすたっ

 

粋「Σ見るなって何!?お前も若干危険視してない!?」えええっ

千様「寝らんないなら粋君も絵本読んで貰えば?」

粋「Σ絶対嫌だ!!」

 

 


ーーーーーーーーーーー

 

 

テオドール「で、結局絵本1冊お借りして来たと」紅茶こぽこぽっ

 

粋「いや寝れるんならと思って
つかお前 人の部屋で何してんの?」

テオドール「暖かい紅茶でリラックスすれば ゆっくり眠れるのではと思いまして」

粋「Σ成る程!」おおっ

 


家康「何か騒いでると思ったら そういう事かあ
私等くらいになると 夜は失神したみたいに深く短く寝ちゃうけど
若いって大変だねえ

ちなみに天海は トシ+仕事疲れで起きても来ないよ」あははっ

粋「笑えねえよ」

 


家康「ま、若いんだし1日2日寝なくても良くない?
無理に寝ようとすると寝られない物だし 余計キッツいよ?」へらっ

粋「あー それもそうか」ふむ


テオドール「で、御座いますね
私もなんだか目が冴えてしまいましたし お付き合い致しましょう

あ、家康さん お砂糖いくつで?お茶菓子有りますよ」

家康「お。女子組呼んだら喜びそう

粋「ややこしい事になるからやめろ マジで。」

 

家康「? 何か有ったの?
お、西洋茶も美味しいねえ」ずずーっ

 

 

 


間。

 

 

テオドール「すやあ。」

家康「くかー。」熟睡っ

 


粋「Σ寝つき良すぎ!!」えええっ


白「紅茶って凄いな

家康はもうオッサンだから 夜更かし無理って言ってたしな」うん。

粋「Σそれでなんで夜更かし提案したの!?
つかテオは何!?幼児かコイツ!」えええっ

白「テオは夜寝る系吸血鬼だから「Σ吸血鬼って何!?」

 

 

からくり時計コチコチっ


粋「Σうっ 丑三つ時!!」

白「色々出そうな時間「Σやめてくれええ!!」うわああっ

 

白(無視して寝て良いのかな
俺明日仕事だし。)むう

粋「えーとえーと
大丈夫大丈夫 何も出ない出ない

よし!」

白「ん?」

 

粋「プライドを捨ててお願いします
兄上 絵本読んで下さい」土下座っ

白「読めると思ったか」きっぱり。

 

 

粋「Σあああしまった!兄貴は頑張っても平仮名しか読めない!」うわああっ

白「少しなら漢字も読めるぞ
えーとこれは

うりこひめ?  ・・寝る前に聞かない方が良いぞコレ」

粋「Σしまった!童話は結構怖いっ」ひいっ

 

 

白(本気で無視して寝るか) うん。

猫「にゃん。」うんうんっ

 

粋「あああ寝られないのに コイツ等人の部屋ですやすやとっ!

こら家康自分の部屋で寝ろよ ちょい邪魔っ」

家康「うーん。寒い」もぞもぞっ

粋「Σ俺のふとんー!!」

 


白「布団なら押し入れに予備有るんじゃないのか?」


粋「うう。 干してない上 変に体動かすとまた眠気が遠退く」 布団どっこらせっ

白「どうせ寝られないだろ

ん?でも お化け怖いのは コイツ等その辺に転がってたらマシじゃないのか?」

粋「へ?
あー   確かに」おおっ

 


白「帰って寝るか 猫」良し。

猫「にゃあんっ」ごろごろっ


粋「Σえ。あ あの兄貴!」

白「ん?」

 


粋「紅茶飲みすぎて 利尿作用がっ」

白「漏らせ。」きっぱり

 

 

 

粋「Σひっでえええ!!」

白「煩い 頻尿。
俺は寝・・       ん?」

 

 

壁うにょにょっ

手ずぼっ!!

 


粋「Σ!!!」

 

 


与一「すまん。軽く緊急事態だ

ん?あれ どうしたコイツ等」壁抜けよっこらせっ

白「夜更かししようとして寝ちゃった奴等だ」

与一「寝ちゃった?
白目剥いてないか?」

粋「」白目っ

 

白「それはお前のせいだ。
で、廊下徘徊してる奴等の事か?」

与一「おお。さすが早い

どうも蒼月の奴、己が怪談をすると本物をガンガン呼び寄せてしまう体質なの忘れておったようでな
石燕が昼から気にしておったわ」やれやれっ


白「んー。じゃ軽く蹴散らさないと寝られないか 煩いし。」

与一「だな。滅茶うーとかあーとか叫んどるしな」

 

 

石燕「そっすねえ。

喧しくて仕事になんないっすしねえ
ちいっとお化けの皆さん大人しくなって貰いやしょうかね」ふふふふふっ

 

 

白「俺はお化けより石燕のが怖いけどな」うわ。

与一「あれ見んで済んだのは 幸運よなコイツ等」びくびくっ

 

 

 

 

 

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