小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月6日

 

 

鞍馬山

 

粋「いや 確かに花見しようぜ的な流れになったけどさ」えーと。

 

飛天「鞍馬山には早咲きの桜が多いからなあ」

粋「うん。確かに凄えけど入場料ってお前「だって この桜達、カラス天狗総出で世話してるもんよ」

 

家康「ちゃっかりしてるねえ」苦笑。

シロ「成る程 久々だが、見事に子供と年寄りだらけだな
飛天が仕送りしまくっとるのも納得か」ふむ。

 

飛天「いっそここ観光スポットとして売り出せないかな?
土産物の饅頭くらい作れるし」きらーん。

家康「うん。妖怪の里をいったいどう売り出せば良いのかな」困惑っ


飛天「・・住人総コスプレイヤーの里?」

シロ「お前 カラス天狗の頭としての誇りは無いのか」引っ

 

 


千様「カラス天狗て言えば彬羽君はー?」あら?

白「バカラスは里に入れないって シフトねじ込んでバイト行った」

テオドール「Σそういやあの方元テロリスト!」はっ

 

一二三「可哀想だからお土産持って帰ってやるべ」よいせっ

飛天「はい。そこのお嬢ちゃん
桜の枝折らないでー。
桜はデリケートだからねー?」

 


白「お前 医者よりガイドのが似合うな」

粋「はいはい。土産はこっちの饅頭にしような?」

家康(彬羽って 甘いのダメだった気がするんだけどね。)苦笑

 

 

石燕「いやー しかし見事な物っすねえ。
創作意欲沸くっす」おおっ

小太郎「あれ?石燕も来たのか?」わおんっ

白「いい加減カビ生えそうだから 問答無用で朧車に押し込んで来た。」饅頭もぐもぐっ


小太郎「あー。出不精だもんな Σおうっ!?」ぎゃんっ!


カラス天狗の子供達「犬だ いぬー!」よじよじきゃっきゃっ

 

飛天「あ、ごめん。
カラス天狗って基本鳥だから 子供は特に色々登りたがるんだよあ」

小太郎「Σ良いけど 力強っ!子供なのに強っハゲるっ」ぎゃいんっ

 


石燕「ひょっとして カラス天狗の血入ってるんすか?」真顔

白「俺は単純に高い所が好きなだけだと思う」うん。


一同(煙と何とかか。)納得

 

 


間。

 

 

 

千様「あ、メジロ
山の空気って良いわよねー」のほほんっ


蒼月「Σいやクッソ寒いんだけど!!」がたぶるっ

小太郎「そりゃ山だしな」わんっ

家康「寒がりなのに何で来ちゃったの?」

蒼月「面白そうだから!」くわっ!


テオドール「命がけの享楽主義者に御座いますねえ」わお。


蒼月「うっさい!こちとら冬の間マジで動けなかったんだから
あ。そこのお姉さん 観光に来たんだけどちょっと寒くてさー
お宅で火に当たらせて

飛天「はいそこ。人妻ナンパしない」

 

シロ「おい。今の女 大概歳上では」ドン引きっ

蒼月「好みと思えばトシとか関係ないよ
けど なんだ人妻かあ。
人のには興味無いんだよなあ」ちぇー

家康「良い趣味してるねー」ほうほうっ

 

千様「野郎共はやーね」けっ。

一二三「後で鏡子ちゃんにチクるだ
蒼月「大人しくするからやめて」

 

 

シロ「全くアホ共めが
花見の何たるかも解らんのか」ふんっ

テオドール「お花見とは 花の下でどんちゃん騒ぎをする意外に何をするので御座いますか?」きょとん。

 

シロ「・・あー

まあ 常識の範囲内で その、好きにすれば良いのでは   と、な」しどろもどろっ

 

 

白「よし。その辺で寝るか」すたすたっ

粋「花見に来て!?」えええっ

 

家康「花見と言えば酒でしょー?
あ、お姉さん熱燗あるー?」のこのこっ

小太郎(Σ酒まで完全に観光地価格だ!
カラス天狗の里 強い!!)ぎゃいんっ

 


石燕「インドア派には難易度高いっすねえ
自由が1番ムズいっす」苦笑。

コマ『からくりが花見て何すりゃええねん』カタタッ

 

与一「文句の多い奴等だな
気分を楽しまんか 気分を」どろんっ。

石燕「そりゃ雅な鎌倉武士の与一さんは慣れてるかも知れないっすがね
こちとら年季の行った引きこもりっすよ?」

コマ『こちとら目指すは兵器やぞ』どやっ。


与一「いや雅も何も 鎌倉武者とか血みどろだぞ
雅とか知らな ・・」

コマ『どうされた?』カタタッ

 

 


白「あ、 落武者の霊。」

粋・家康「Σっぎゃーーっ!!」後退りずざざざざっ!

 


飛天「あー定期的に出るんだよなあ
此処辺って何度も合戦とか有ったぽいし」平然っ

家康「Σそんな所を観光地にしようと!?」えええっ

飛天「暇をもて余した江戸っ子には調度良いかなって「Σ発想が豪強過ぎる!!」

 

 


石燕「はー こらまた気合いの入った感じの幽霊で 

ん?なんかガン見されてないっすか?」おや

飛天「うんうん。たまに出てきては暴れるんで 里の子供等が毎度撃退してるんだよな」

小太郎「Σそれで子供等やたら強いのか!」ぎゃいんっ


白「小太郎 背中むしられてハゲてるぞ」

小太郎「Σぎゃいーん!!」うわああっ

 

 

石燕「しゃーなし
オバケにはオバケっす
軽く脅して退散して貰いやしょか?」


与一「うむ。仕方あるまい」弓きりきりっ

 


千様「あ、そっか
オバケ相手なら与一さんの弓 普通に効くのよねー」成る程っ

石燕「霊感の無い人間だと刺さっても あ、何か寒気したってレベルっすけどね」

 

与一「既に死者なら ケガもすぐ修復するであろう

悪いが 女子供もおるのでな」狙いさだめっ

 


シロ「おい。子供と言うのは俺では無いよな?
カラスの子供等の事だろうな
おい。与一聞いておるのか」

蒼月「子供の自覚が有んだね「Σ喧しい!お前等のせいだろが!!」うがあっ

 


石燕「ん、与一さん?」あれっ

 

与一「あ、あの旗印はっ」


一二三「あれ。与一さん、オバケなのに顔色悪いだよ?」おやっ

 

 

与一「あの笹竜胆の紋は 

義経ええええっー!!」色々フラッシュバックっ!


一同「Σええええ!?」

 

 

 

家康「彬羽が居たら 此処で『鞍馬山と言えばそりゃ義経だろ 今更か』とかツッコミ入るのにね」物陰っ

粋「うん。言われるまで忘れてたけど
そういや 与一の生前の上司じゃねえかよそれ」うっわー。

 

 

与一「くっ!忘れていたはずの記憶が色々甦るっ
あの今でこそ英雄視されてるが部下からしたら唐突かつえげつないパワハラの日々 そしてっ」冷や汗だらだらっ

石燕「Σあ。
与一さんて確か 義経さんの奥さんの静さんにフラれ「Σ言うなああー!!」うわあああっ!


千様「Σぎゃっ与一さん危ない危ない!弓ゆみーっ!!」ひいいっ


与一「あ、しまっ Σうわっ」手つるんっ!

 

 

 

どすっ。


一同「」

 


粋「Σテオおおおお!!」うわああっ!

テオドール「Σだああ腕にザクッと Σあだっ!抜けなっ」ひいいっ

 

飛天「うっわ根元までブッスリと。
これ切開して取り出さないと「Σ痛いの嫌なんで御座いますけど!?」ひいいっ


一二三「テオさんぶっ刺さっただか!?」あわあわっ

千様「見ちゃダメー!夢に出るわよ!」目隠しっ

 

 


白「あ。テオ 背中にスズメバチとまってるぞ」

テオドール「」灰ざらっ。

 

 

白「よし。今の内に矢回収しろ。」きりっ

シロ「Σ合理的だが お前に心は無いのか!!」

 


蒼月「吸血鬼って便利だね」うわー。

小太郎「多分 どんくさくなきゃ無敵なんだろな」わおんっ

 

 

石燕「さて、与一さんが無理っぽいんで 保護者として選手交代っすかね」紙と筆すちゃっ!

千様「Σえ。アレ義経さんなのよね!?」ひえっ

石燕「生前誰だろうとこっちにゃ関係ないっす

そらとっとと帰んないと アンタも骨だけになっちまいやすよ」

がしゃどくろ 具現化ずもももっ!

 

 


落武者「あの

すんません。確かに 源氏の兵でしたが義経公じゃありません」えーと。

与一「へ?」涙目っ

 

落武者「えっと。記憶が確かなら 那須与一さん?
あのー 義経公に虐め・・オモチャだった人ですよね?

義経公のお亡くなりになったの この辺じゃ無いんで その、安心して良いっすよ」


与一「Σへ!? あ、それはどうもっ」

 

 

蒼月「え?何?
人違い?」

与一「すまん。あの笹竜胆を見た途端 拒絶反応がっ」

小太郎「生前何があったんだよお前」わんっ

 

 

白「あのな。義経じゃなくても死者がウロウロしてたら びっくりするからな
出来るだけ人里も妖怪の里もやめろ ケガするだろ。
あ、迷子なら死神呼ぶか?」

テオ灰さらさらっ

 

落武者「あー。お連れさん申し訳ない

いやその 何でも此処の里の饅頭が 1発成仏するくらい旨いって聞いたんで
冥土の土産に買ってきたいなーっと」

 


小太郎「本気で観光地にしようとして名物作ってたろ」わんっ

飛天「ばれたか。」わははっ

 


落武者「と言うことで そこのカラスさん饅頭1つ。
あ、昔の小判で良いですか?」

飛天「まいど。」きらーん。

 

 

千様(Σあれ 今だとめちゃ価値あるお金じゃない!?
どう見ても使われてる金の量が違うわよ!? )ひえっ


家康「ちゃっかりしてるねえ」ひええっ

飛天「子育ては金がかかるから」ふっ

粋「うん。鬼族と言い 
妖怪ってマジで子供大事にするよな」

 


白「饅頭そんな旨いのか
じゃ何個か
飛天「あ。もう在庫全部いっちゃう?味は保証するし」きらーん。

蒼月「いやアンタ 観光地価諦めただけだろ」引。

 

テオドール「ぷっは! あービックリ致しましたっ」灰から復活っ

カラスの子供等「Σ凄い!ケガ治ってる」おおおっ!

 

テオドール「そこは吸血鬼で御座いますので

って あれ?
あのお子様方? その農具は何

Σぎゃああ!それは死ぬ!さすがに絶命致しますー!!!」ぎゃああっ

飛天「こらお前等!人の生命力で遊ばない!!」めっ

 

 

 

一二三「もう誰も花見てねえだな。」お茶ずずーっ

シロ「花見とは 大概そう言う物よ」はーやれやれっ

 

石燕「大丈夫っすか?」

与一「・・気にするな
つか がしゃどくろ仕舞え 怖いから」ぐったり。

 

 

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