小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

2月20日

 

 

 


彬羽(ふむ。ここの所なんやかんやと悩みすぎたが) 胃袋すっきり。

 


テオドール「Σぎゃー!白さんが本年1発目の池の主にバクリと行かれましたーーっ!!」ひいいっ

家康「Σ寒いと深い所に潜るから存在忘れてたでしょ!?
てか 浮いて来ないいいっ!!」うわああっ


小太郎「投網投網!」わおおんっ!

石燕「だあしゃらくさい!
でかいのにはでかいの!直でダイブっすガシャドクロ!!」具現化ガシャドクロずもももばしゃーん!!


池の主「Σ!?」びくっ

 


与一「Σおおお!採ったああ!!」ぱちぱちぱちっ!

 


彬羽「何であろうと ただのバカである事に変わりはない」うむ。

粋「Σだから何の話!?
そして 助けろ頼むから!!」ひいいっ

 


間。

 

 


白「なんか解らないけど 元気になって良かったな」ふーん。


家康(Σさっき巨大魚に踊り食いされかけた所なのに!?)

蒼月(Σけろっとしてる! どんなメンタルしてんだよ!! )ひええっ

 

白「また何悩んでたのか知らないけど
悩んでどうにかなる事ばかりじゃないぞ 気楽に行け気楽に。」けろりっ

彬羽「お前はもうちょい悩め 頼むから。」怪訝っ

 

テオドール「まあまあ ご無事だった事ですし よろしいでは御座いませんか」

 

 

魄哉「あの、元気になったんでしたら 1つお願いして良いですかね」げんなりっ

彬羽「いきなり生えるな
今度はどうした」引。

魄哉「病み上がりに申し訳ないんですけど 今度はこっちの胃に穴が空きそうで「良いから話せ そして休め。」

 

 


間。

 

 

 

粋「猫捜し?」はあ?

 

白「そういう事だ」真顔。

大嶽丸「いや 俺を呼んでも知らん猫とか捜し様がな」困惑っ

白「化け猫なのにか」


粋「うん。兄貴 爆速準備は助かるけど、
ちょい状況把握するまで待って」

 


テオドール「つまり、やんごと無き方の飼い猫が行方不明になられたらしく
捜索を幕府にお願いしたいと言って来てるとかで」えーと。

大嶽丸「ん? この国の人間共は 幕府とやらがてっぺんでは無いのか?
逆らえん様な相手が居るのか?」

 


彬羽「お前 何も知らんで京の都を襲撃したのか?」

大嶽丸「Σあっ」察し

 

粋「え。つまり 猫見つからねえと?」冷や汗っ

白「下手すりゃ平和で退屈してる侍達と 都の麻呂達がドンパチしかねない?」えーと。

大嶽丸「Σ猫1匹で壊れる平和脆すぎる!!」ふぎゃああっ

 

 

白「なんかこの辺でそれっぽい猫の目撃情報あったし

お前 遠吠えとかして 此処らの猫呼べないか?」

大嶽丸「何か誤解されてる様だが
犬科と違い 猫科は単独主義
雄叫びこいても誰も来んわ」


小太郎「あ、それ犬科でも無理ー。

それで来るのは自分の舎弟のみだぞ」わんっ

 

白「よし、この作戦はなかった事にしよ」うん。

粋「うちの兄貴が思い付きで呼び出してホントごめん」

大嶽丸「いい加減慣れた。
しかし、お前等も大変だな
猫捜しなんぞ 本来魔王とその取り巻きがやる様な Σはっ!」

 

白「物はついでだし」

猫じゃらしぱたたたっ

大嶽丸「Σくっ!そう毎度毎度醜態を晒してなるものか」うずうずっ

 

 

家康「はーい天海から迷子のにゃんこの詳細資料来たよ

お前達 揃って猫好きみたいだしよろしくね」へらっ

 

大嶽丸「Σあああ体が勝手にっ!」猫じゃらしじゃれじゃれゴロゴロっ

粋「Σあ。任されたのそのせい!?」


テオドール「即堕ち化け猫「Σ本能には逆らえんのじゃーーっ!!」ゴロゴロゴロゴロっ

 

 

千様「猫捕まえるってカゴとか居る?」

白「要らない
猫じゃらしで虜にして連れて来る」どやっ

千様「あ、白君なら軽いわね」ああうんっ


大嶽丸「Σそこでこっちを見るな!」フシャーッ!!

 

彬羽「(自制心の強い山猫でなきゃ手懐けられてそうだな)

まあ良い さっさと猫捜しに行くぞ」


テオドール「おー!で御座いますっ!」
カツブシ煮干しその他諸々山ほど担ぎっ

 


千様「テオ君 今そこでそれは危険だと思うの。」

大嶽丸「自制心自制心自制心自制心自制心っ!」ぶつぶつっ


テオドール「Σうおお獲物を見る目!」ひいいっ

粋「Σごめん誰か大嶽丸に餌やってー!!」ひいいっ

 

 


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大嶽丸「世の中には旨い物があるのものだ」しみじみっ


粋「何やったの?」

テオドール「とりあえずで猫まんまに御座います」


白「鈴鹿御前が料理は塩かけて焼くものって言ってたし」

彬羽「・・後で何かまともな物を食わせてやるか」ああうん。

 


粋「で、この辺に例の猫が居んの?
確かに猫は居るけど」きょろっ


白「見るからに野良って感じのばっかだな」

にゃーにゃーにゃーにゃーにゃーにゃー。


粋「兄上 秒で猫ハーレム状態っすか」

 

テオドール「この特徴に当てはまる猫はおりませんねえ」迷い猫資料がさっ。

彬羽「まあな。そこらに居りゃ1目で解りそうな猫だしな」

粋「そこまで?猫にも色々有るんだなあ」へー。

 

白「うん。だから その猫の世話係してた奴貸りて来たんだけどな。」

猫の世話係「何でも千代丸様を探して頂けるそうで」ぺこりっ


粋「Σだから爆速準備万端やめろってば!!」

大嶽丸「Σちょ何かかぶる物かぶる物!」

テオドール「あ、もうこれで。
ていっ!」

ずぼっ!!

 

猫の世話係「あの 何故にあの方は急に頭から提灯を?」えーと。

彬羽「すまん。
宗教的な理由で 知らん奴には顔を見せれんらしい」

猫の世話係「Σえ。ありゃそりゃ大変だ!」えええっ

 

テオドール(Σ宗教ネタは何となく深く聞いてはいけないオーラがビンビン!

さすがに御座います!!)おおっ


大嶽丸「お前もうちょいマシなの無かったのか「お似合いで御座いますよ」ふっ。

 

粋「うん。そいつ仲良くなったらトゲ無くなるから
マジでごめんな」

 

 

猫の世話係「しかし 本当に猫だらけですねえ

お外に出た事の無い千代丸様ですから
1人では心細く こう言う猫の多い所におられるのかもしれません」ほう。


彬羽(今回は 俺等が猫捜しのプロとか言われて来てるパターンか)察し。

 

白「なんだ。箱入り猫か」

猫の世話係「ですね。
飼い主であられる姫様が箱入りな方ですので その親友たる千代丸様も御殿より出られた事は御座いません

あんなに可愛がっておられましたのに。全て揃った姫様の元から 何故に逃げ出されたのか」くうっ

 


大嶽丸「時期的に 発情期だろうな。」きっぱり

猫の世話係「・・そっすね。」ああうん。

 

 

彬羽「それだけ大事な猫なら気を付けた方が良いぞ
逃げる前に大声で鳴いてたろ?」

白「バカラス お前猫の飼い方の本出してたろ
売り付けとけ」

猫の世話係「Σ出版まで!さすがプロ!」おおっ

 

テオドール「いえそっちのプロでは おや?」

粋「お。なんか小綺麗な猫が」


猫の世話係「Σやや!あれは千代丸様っ!」おおっ


粋「Σえ。もう見つかった!?」えええっ

彬羽「猫捜しは結構運だ。

さて、どうする?」

白「じゃらすか?」猫じゃらしすちゃっ

大嶽丸「Σ!」ぴくっ

テオドール「今暴れて猫さん逃がしたら三味線に致しますよ」けっ。

大嶽丸「Σなあ!俺何かしたか!?」

 


猫の世話係「皆様 此処はおまかせください!!」ずいっ


彬羽「お。 此処は日頃から世話してる奴に任せた方が良いかもな」ほう。

 

 

間。

 

 

猫の世話係「よし出来た!

此処で 千代丸様があの猫まんまにつられて ザルの下に入りましたらこの紐を引っ張って と。」


粋「それスズメの罠じゃね?」えーと。

テオドール「しかもレトロタイプに御座いますね」うわ。

 

白「どうどうどうどうどうっ」煮干しっ

彬羽「あんなもんで良いなら 後で飽きる程食わせてやる」

大嶽丸「Σあ、あんな物に我を忘れる程未熟ではっ」煮干しぽりぽりぽりぽりっ

 


テオドール「てか 貴方何故に来られたので御座いますか?
何の役にもたたないでは御座いませんか」はんっ

大嶽丸「Σ!!」

粋「テオ やめなさいっての。」

 

白「なんだテオ 腹減りでイライラか
おやつの落雁1個やる」ぽいっ

 

テオドール「わーい。中にあんこタイプに御座います」コロッ。


大嶽丸「Σ!?」

 


彬羽「気にするな
言わば 自分より下のが生まれて急に寂しくなって拗ねてる元末っ子みたいな物だ」

白「同じくらいかまってやれば問題ない」うん。

大嶽丸「お前等 何でそんな手慣れて Σいや俺アレより下なのか!?」がーん。

 

 

猫の世話係「あれ?ひょっとして猫だけでなく 子育てのプロですか?
それはともかく 千代丸様が来られました お静かにっ」しーっ

粋「マジで!?」おおっ


テオドール「え。アレにひっかかる猫が居るので御座いますか?」

大嶽丸「あんなんで捕まえに来ると思えんで 逆に罠だと認識してないのかもな」ふむ。

粋「うわ。凄い説得力」


白「お。入りそうだな」

 

 


彬羽「・・なあ

1つ聞くが、千代丸ってのは 家から1歩も出た事が無い猫なんだな?」

猫の世話係「Σ今質問ですか!?

ええ そりゃもう!姫様の大事な大事な宝物ですし」

彬羽「ほう。
で、その千代丸の種類は何だ?」

猫の世話係「Σえ、あの何なんです!?
見ての通り オスの三毛猫」

 

 

大嶽丸「ありゃメスだぞ。間違いない」


白「ていっ。」

扇子ぶん投げ罠がしゃん!

三毛猫「Σふぎゃーっ!!」
びくっすたたたたっ!

 

 

猫の世話係「Σあ。ちょ何て事を!
言い間違いです言い間違いです!うわああ千代丸様ーーっ!」うわああっ

粋「Σえ?え? 2人共何してんの!?」あたふたっ


彬羽「安心しろ あれは千代丸じゃねえ」

テオドール「と、申しますと?」


彬羽「まず、猫ってのは自分の縄張り外では弱いものだ 

そして単独主義で有るがゆえに警戒心が強く まずこんな解りやすくショボい罠にはかからねえし近寄らないな」

猫の世話係「いえあの、箱入り故に 空腹には勝てなかったのだと」


彬羽「そこそこ詳しい様なんで聞くが

箱入りの世間知らずが 全く警戒せず 『他の猫がうじゃうじゃいる所』を歩いてると思うか?」

猫の世話係「Σう!」ぎくっ

 

 

白「?」


大嶽丸「猫科の生き物は 知らぬ場所、外敵が居そうな場所では体を低くしてゆっくり歩く。

目立たず 少しでも襲撃を避けやすくする為にな」

白「あ。あの猫 普通にてくてく歩いてたもんな。」成る程っ

 

テオドール「と言うことは?」

彬羽「八割方 この辺に済んでるただの野良だ」きっぱり。

 

猫の世話係「Σくっ!専門家とは言え ここまでとは
彬羽「手前の知識がザル過ぎんだ。」

 

 

白「で、お前はホントはいったい誰なんだ?」

テオドール「まず右目からに致します?」五寸釘すちゃっ。

猫の世話係「Σぎゃああすんませんすんません!
幕府のせいで千代丸見つかりませんでしたーって事にして ドンパチ起こしたい人に金で「その方のお名前は?」

猫の世話係「Σ言うからやめてえええええーーーっ!!!」ぎゃあああっ!!

 

 

 

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シロ「ほう。

そう言うのを聞くと 彬羽完全復活!と言う感じがするな」おおっ


彬羽「俺はいったい何だと思われてんだ」複雑っ

一二三「動物大好きでめちゃめちゃ詳しいのに、何でか怖がられちゃう悲しいお人だべか?」

彬羽「Σう」


粋「一二三、本当の事ってすっげえ刺さるんだぞ」

 

 


家康「しかし なんで皆そんなドンパチしたいかねー
やっと平和になった所なのに」ため息っ

石燕「喧嘩できる人は楽しいんしょがね
庶民はやってらんねえす
勝手に1人で斬られてろって話っすよ」やれやれっ

 


千様「まあ。無事千代丸ちゃん見つかって結果オーライだけどねー」


千代丸「ゴロゴロゴロゴロっ」すりすりっ

大嶽君「あの、俺は猫は猫でも山猫なんで この手の猫とは別物なんだが」えーと。

 

家康「この子等も別種族とハーフだし 問題ないない」

粋「つか 猫と山猫って子供出来んの?」

大嶽丸「Σ出来ないし俺が無理だ!!」フシャーッ!

 

 

 


白「発情期で 理想のオス探して家出したのは当たりだったぽい」

魄哉「御嬢様って たまにムチャしますよねえ」わおー。

 

 

 

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