小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月26日

 

 

 


千様「うー寒っ!
今日寒過ぎよお」ぶるっ

家康「大丈夫?」

蒼月「寒い寒い寒い寒い寒い寒い
何これ冬マジでムカつくんだけど 冬将軍泣かしたら即春来る?」火鉢にあたりガクブルっ

小太郎「何処に居るんだよ 冬将軍」わおんっ


蒼月「Σだああもう嫌だー!

蛇に異常寒波とか嫌がらせの域越えてんだよ!ほら犬っ毛皮になれ寒いいいい!!」

小太郎「Σぎゃいいいん!?」じたばたっ


家康「Σ蒼月落ちついて! 小太郎今獣人モードだよ! 胸板ガッチガチ!!」ひいっ

千様「Σあの蒼月君がオスに襲いかかるなんて!
ちょっと誰かー!お医者呼んでー!!」

 


粋「姉ちゃんどし  Σうおお何事!?」びくううっ!

 

 

 

間。

 

 

 


猫「にゃん。」


白「落ちついたか?」

蒼月「うん。 めちゃ柔らかくて暖かい」猫に頬擦りっ

 

小太郎「わおおおおおおんっ」ぷるぷるっ

一二三「よしよし。怖かっただなあ。」よーしよしよしっ

 

彬羽「今年は錯乱ぷりが酷いな」

粋「うん。びっくりした」ほっ


家康「しゃーないよ
恒温動物の私達でもキッツいもん
蛇の蒼月にしたら ホント油断したら即死だもんねこんなの」苦笑。


彬羽「そこまで冷えてるか?」え?

家康「・・暑さ以外にはホント強いよね」ああうん。

 

 

テオドール「成る程。寒さの鬱々に命の危険も相まってストレスマックスなので御座いますか

では。室内で気晴らしでも致しますか?」

蒼月「ん?女の子でもデリバリー「それをすると女性の方々がお寒いのでは?」


蒼月「・・駄目だね
フェミニストだし」ふっ。

 

一同(いや未成年のセリフよ!!)ひいっ!

一二三「この家居たらいい加減慣れるべよ。」小太郎よしよしっ

彬羽「Σ一二三 お前も意味が解って!? 」えええっ

一二三「綺麗なお姉さん呼んで お酒のんでウェーイ だべ?」


粋「あ。うんそうそう

 良かった。」ほっ

 

白「お前 口に気を付けないとそろそろバカラスに三枚に卸されると思う。」うん

蒼月「だね。凄い殺気こもった目で見てるね

で、ヘタレ吸血鬼。
室内でって何さ?」わくっ

テオドール「おや。女性関係では有りませんが ご興味がおありで?」

蒼月「この際気晴らし出来たら何でもいいよ

よく考えたらお前 元引きこもりだし、部屋遊びとか知ってそうだしさ」鼻で笑いっ

 

テオドール「間違っておりませんが 背中に雪入れたくな「マジでやめろ。謝るから」

 

 

テオドール「では、えーと。そうで御座いますね

あ。リドルストーリー等いかがで御座いましょう?」手ぽんっ

 

千様「リドル?なになに?」わくっ

テオドール「リドルストーリーとは
結末の無い物語に御座います。」


粋「結末の無いって ん?どういう事だよ」

 


家康(即やる気満々のこの子達。
ホント遊ぶ時は全力だなあ) にこにこっ


小太郎「家康が保護者の顔してる」わんっ

一二三「トシ的には保護者だべな」うん。

 

 

テオドール「簡単に説明致しますと
途中まで と言うか結末の直前まではお話が御座います
そして 結末はさあどちら?と考えたり議論するという物に御座いますね」

蒼月「えー。何それ
議論って何が面白いんだよ」

 


テオドール「では参ります。
えー有る国に それは美しい姫君が

蒼月「姫君が?」キリッ!

 


粋「女が出てくりゃ何でも良いのか お前はよ」うわー。

彬羽「テオの奴 色々と腕を上げてやがるな」引。

 


テオドール「その国では 独特の裁判が御座いました
裁判官ではなく、罪人に己の罪を裁かせると言う物に御座います。

そんな国で とある身分の低い若者が姫様とデキてしまいました」


蒼月「へー。姫様やるねえ」ほうほうっ


テオドール「姫様は父王に似た気性の激しい行動力の塊な御方に御座いました。

それ故、お二人の関係はその内父王にバレてしまいます。

そしてその若者は例の裁判にかけられる事となりまして御座ます」


千様「あらー。」あーあ。

白「自分で自分の罪を裁くって奴か」ふむふむ。


テオドール「はい。その裁きとは

裁判の舞台に二つの部屋と、扉を用意致します

そして その片方に美女を、反対の部屋に虎を配置する。と言う物に御座いました。」

粋「Σげ。」察しっ


テオドール「御明察に御座います。

裁判にかけられた者は そのどちらを選んでも良いのです
美女を選べば その美女を娶り無罪となり、虎を選べば 有罪そのまま餌コース。
自分で選んだので誰も文句は言えないわけに御座いますね」


小太郎「にこにこしながら何て事を」うわー。

 

テオドール「で、ここで鍵になるのが姫様に御座います。

姫様は 何と、その若者の裁きを見にこられておりました」

蒼月「うわ。根性有る」おおっ


テオドール「そう言う姫様なので
若者も姫様がそこにいる理由を察しておりました

姫様は なんと部屋のどちらに虎が居て、どちらに美女が居るのか 秘密裏に調べて来ておられたのです」

千様「きゃー!さすがっ」ぱちぱちっ


テオドール「しかし!
ここが肝に御座いますっ


若者が助かるには美女の部屋を選ぶしか御座いません!

しかしそちらを選べば 若者はその女性と結婚する事となるので御座います!」

粋「Σあ。成る程っ」はっ

千様「Σえー!王様酷い!」えええっ


テオドール「そう言う王様なので御座います
そしてそのパパ似なので姫もそんな無茶をしたわけに御座いますが

美女の部屋の反対は虎、
つまり 若者が姫の目の前で虎にバリバリ喰われてしまうので御座いますよね」


粋「う、うっわー。」困惑っ

 

テオドール「更に言いますと
美女の部屋の女性は 姫がナメクジの如く嫌っている女性に御座います」真顔っ

彬羽「その男 詰んでねえか?」

 

 

テオドール「しかし姫様は ムカつく女に取られたくないからと 目の前で彼氏が喰われるのを望むで御座いましょうか。

さて、姫様が若者にそっと指差し教えたのは 美女か虎か、どちらの部屋でしょう?

と言うお話に御座います」

 

千様「え?えええっ?」悩っ

粋「へ? 普通に女の部屋だろ?
どんな形でも 彼氏に生きて欲しいとか 普通そんなじゃ?」

蒼月「アンタ どんだけめでたいんだよ。

えー  マジで悩むなコレ」うーん。

 

テオドール「このお話は女性を知っている程に悩むと言われまして御座いますからねえ」あははっ

粋「Σ喧しわ!!」うがあっ

 

白「お前はどっちだと思うんだ?」


テオドール「そりゃ虎に御座いしましょう?

私でもそう致します。」しれっ

白「答える奴の性格も関係してるぽいな」ああうん。

 


千様「テオ君。
そう言う系なのね」わお。

テオドール「日本には 誰かに取られるくらいなら~ あなたを●して とかって歌も御座いますよね?」

家康「あ。確かに女目線だね その歌」成る程っ

 


粋「え? 女ってそうなの?」冷や汗っ

小太郎「動物に聞くなよ」わおんっ

 

テオドール「まあ答えは無いので御座いますがね

作者も亡くなるまで この結末は明かさなかったとかで。」

 

一二三「女の子の部屋のがいいだども、
やっぱ 虎だべかなあ。」ふっ

彬羽「一二三。」変な汗どばっ


家康「一二三ちゃん まだ幼児なのに」ひええっ

 

 


与一「んー。

お前はどっちだと思う?」ふわふわっ

石燕「あっしに聞くんすか?
女のヒトの事なんて解んないっすよ」

与一「私はもっと解らんわ。
享年15か其処らで 残留思念から再錬成してまだ1歳だぞ!」ふんぞりっ

石燕「何威張ってんすか 1歳児。

あーそういや生前の記憶も飛び飛びなんすよね ほぼガチ1歳すか。」ふむ

 

与一「うむ。風化してバラッバラだったのでな

今の私の足りん部位は お前の霊力で補われて形を保っとるらしいぞ」

石燕「へ?」

 

与一「晴明の話だと お前がスレて内にとじ込もって 人と関わる事を拒絶せなんだら こんなんらしい。」こんなん。

石燕「Σうおお嫌すぎる!!」ひいっ

 

千様「流れでサラッと凄い事判明してない?」あら。

 

白「気にするな。

それって俺が 化け物扱いされなくて人間と仲良く育ってたら喧嘩できない奴になってたみたいなもんだろ」肩ぽん。

 

石燕「あっしのひねくれはサバイバル魔王と同等なんすか。
あーもう良いっす 白さんパスっす。

どう思うっすか?」げんなりっ

 

 


白「ん? んーそうだな

部屋用意したのって王様だよな?」

テオドール「へ?

あー。そうで御座いますね
姫様が中身を知れると言う事は 王様かその付近の方によるかと。」

 

白「俺が王なら 職権乱用で両方虎だな。」うん。


一二三「Σ成る程だべ!」おおっ

 

粋「Σ育児書読んでねえで戻ってこいカラス!
兄貴が一番教育に良くねえええ!!」ひいっ


白「一二三にちょっかい出すオスは燃やす」きっぱり

テオドール「あ。保護者モードだったので御座いますね」成る程っ

 

 


家康「うんよし!お開きにしよう!」手ぱんぱんっ

 

粋「なんか、もう王様が兄貴にしか思えなくて 
それしか考えらんねえ」うへえ。

テオドール「身内に魔王様が居ると議論になりませんねえ

しかし この手のはやはり大人数に限りますね

色んな意見が聞けて楽しゅう御座います」にこにこっ

 

粋「つかなんで皆虎なんだよ」困惑っ

 


千様「よしよし、粋君はそのままで居てね

あら?蒼月君 どしたの?」

 


蒼月(・・仮に鏡子ちゃんなら 
この場合 美女の部屋を

あ。確実に虎だな) ああうん。

 

家康「心も体も寒そうだねえ。 」わお。

 

 

石燕「あっしはこんなんなんすか。」ずーん。

与一「Σあ、こっちもだ」

 

 

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