小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月16日

 

 

 

 

シロ「今日はまた 空気が生ぬるいな」ふむ。

粋「またオバケとかはやめてくれよー」冷や汗っ

 

晴明「安心せい ただの閻魔賽日ぞ」にょきっ

 

 

粋「えんまさいじつ? 何それ」へ?

 

晴明「簡単に言うと地獄の休業日ぞ
この日は亡者への責め苦他 すべての地獄の機能が停止し 皆休日を楽しむとか。

世の清浄を成しておる地獄の機能が停止するのでな。 多少空気も濁りはするわ」

粋「へー。そんなの有るんだ」ほうほうっ


シロ「道理で朝から鬼切が鳴っておると」ほう。

鬼切ギャリギャリギャリリッ

テオドール「物凄い歯ぎしりみたいに御座いますね」うわ。

千様「相当妖気多目になってんのねー」あらあらっ

 

 

白「でも休みって 閻魔達年末年始も地獄スカスカになるくらいガッツリ休んでたよな?」あれっ?

晴明「言ってやるな
激務じゃしな。」たくあんぼりぼりっ

彬羽「切ってる傍から食うな
そもそも何しに来た手前」イラッ

 

晴明「ケチケチするでないわ。
そうそう、 鬼門の入り口が此処の押し入れと繋がっとるでの
ちと道案内をな。 此方ぞ」手招きっ


こーちゃん(閻魔の孫娘)「よっ。お久しぶり」

粋「Σっぎゃーーっ!!」

 

晴明「お前 人の顔見るなり。」うわ。

粋「だって!毎度こいつと絡むとロクな事ねえもんっ!」ひいいっ

 

シロ「詳しく知らんのだが 何があったのだ?」ひそっ

白「本人もびびるくらい盛大にフラグ立ててられて 勝手にサックリフラれた」きっぱり。

 

晴明「んで、ギャップ萌えとか抜かして こっちの粘着力増し増し吸血鬼のが良いと言って そちらはお前がサックリであったか」

テオドール「あの、何故に知ってるので御座いますか?」

晴明「私に不可能はない」ふっ

 


こーちゃん「本人目の前にしてあんまべらべら喋らないでくれる?

ま、いっか
さーて1日オフだー!遊んで来まーす」たたっ

 

シロ「偉くアッサリしておるな」えええっ

千様「過ぎた事なんでしょうねえ」あらまあ。

 

蒼月「アンタほんっと モテそうでモテ無いよねー
てか あの子好みだなあ」

粋「Σうっせえよ!
つかお前は女なら全部好みだろ!!」うがあっ


テオドール「まあまあまあ。
そんな気にする程の事では」どうどうっ

粋「Σなんやかんやで地味にモテてるお前はスッこんでろよ! 美味しい所取り!」うがあっ

テオドール「Σんなっ」かちーん!

彬羽「おい。女絡みで喧嘩なんかするな 情けない」

 

千様「あら どこ行くのー?」

白「煩いからその辺で昼寝してくる」すたすたっ

 

晴明「なんじゃ 弟が荒んどると言うのに 薄情な兄よのう」ほー。

シロ「いや、身内にフォローされても悲しいだけであろう。」冷や汗っ

 

 


間。

 

 

白「Σえ。 あれからずっと喧嘩してるのか」ぎょっ

千様「なのよー!どうにかしてー」ひーん。

 

粋「だいったいお前から思ってたけど いつもいつも下手に出てるフリしながらすっげえ人の事馬鹿にしてるよな!?」くわっ

テオドール「Σはああ!多少のジョークはコミュニケーションの1つに御座いましょう!?
それとも何で御座いますか! 他人行儀におべっかばっかり使いまくってたら満足に御座いますか!?」むかっ

粋「そうは言ってねえだろ!
滲み出る見下し感がムカつくっつってんだよ!!」

テオドール「しゃーのう御座いましょう!
私 基本我が主以外はミミズかオケラくらいにしか思えないので御座いますよ!!「Σ見下し倒してんじゃねえかあああ!!!」

 

 


シロ「何の話だ」ドン引きっ

家康「ミミズだってオケラだって皆みんな友達 的な?」えーと。

晴明「そう考えたら 問題無い気もするのう。」ふむ

千様「アタシなら虫は嫌よー。」ううっ

 


テオドール「だいったい私自身薄汚いコウモリに御座いますよ!?
八つ当たりは大概にして下さいませ ネガティブダンゴムシ男!!」うがあっ

粋「Σワケ解んねえし お前にネガティブとか言われたくねええええ!!!」むかああっ

 

 

コマ『格下げされました。』カタタッ

一二三「ミミズでもオケラでもアメンボですら無くなったべ。」あちゃー

彬羽「子供が見るもんじゃねえ
あっち行ってろ」

 

石燕「まーた 派手にやってるっすねえ」うわあ。

白「だな、
どうしよう コイツ等」むう。

与一「お前の下僕2匹で有ろう
どうにかせんと庭木が全滅するぞ」ほれ。

白「木?」ん?

 

八つ当たりでバッキボキ&藁人形びっしりの庭の木ずらりっ


白「Σ!」ぎょっ

 


シロ「あの能面ヅラが 解りやすく目を剥いたぞ」おおっ

彬羽「そりゃあな。」

家康「既に第何ラウンド目かなんだよねえ」うーん。

 

白「あのな。お前等 いい加減迷惑


粋「兄貴は黙ってろよ!
だいたい外国人だからって兄貴がコイツ甘やかすから「Σはああ!
我が主にまで八つ当たりはやめて下さいませ!

そんなんだからおモテにならないのでしょうがっ!」くわっ

粋「Σ手前何回それ言う気だ!!」むかああっ

 

 

蒼月「ループしちゃったね」あちゃー。


小太郎「オスにとっちゃ モテるモテないってそのまんま序列に繋がるからデリケートな問題だよなあ」わおんっ

シロ「あやつ等は犬では無いのだがな」困惑っ

家康「皆集まって来ちゃったねえ」

 


白「・・・。」えーっと。

彬羽「やめとけ。お前じゃなくてもどうにもならん」ため息っ

 

 

粋「ホンット世渡り上手だよなお前はよ!
そうやって強え奴に媚びてりゃ 怒られねえし痛い目みねえし!
つい最近まで引きこもってた割に えっらく世渡り上手だなあ?」ふんっ

テオドール「私がいつ媚びましたか!痛い目にあわないならこんだけざらざら灰になっておりませんし

その引きこもりに口喧嘩で負けるダンゴムシ野郎に言われたか御座ませんっ!」

粋「Σだからそのダンゴムシって何なんだよ!」

テオドール「内に丸まって1人でぶつくさ言ってるネガティブネチネチ野郎にはぴったりに御座いましょうが!」どやっ

粋「ネガティブの権化に言われたかねえええ!
あの藁人形見て物言えやああーーっ!!」藁人形木指差しっ

 

 

蒼月「もう外でやれようっさいな」せんべいぼりぼりっ

家康「お前ね」 わお。

蒼月「もうこんなの殴り合いでもしてスッキリすりゃ良いじゃん

つか、なんで延々口喧嘩してんだよ 
それが許されんの女子だけだろ 恥ずかしい面倒臭い奴等だなあ」はーダルっ

粋・テオドール「Σうっ!」

 

 

千様「あら 効いたわ」おおっ

石燕「空気読まない分、たまーに確信突くんすよね あの人」

 

 

粋「な、殴り合いとかしたら 絶対俺が勝つしフェアじゃねえだろがよっ」ふんっ

テオドール「あ?試してさしあげましょうか?」血液アンプルすちゃっ

粋「Σ何どうどうとドーピングしようとしてんだよ!」

テオドール「じゃあそちらも覚醒なさればよろしいのでは!?ほらイーブンに御座いますっ!」

粋「Σ覚醒って何!?」ええっ

 

 


彬羽「こらテオ 手前この世を滅ぼす気か。」

テオドール「Σあ。」はっ


粋「Σだから何の話!?」

 

シロ(もはや 完全に勾陣化の記憶は消し飛んだか) ふむ。

石燕(つか 隋獣相手じゃテオさん燃やされて終わりっしょが) 苦笑。

 


テオドール「えっと。

とにかくっ 何がそんなに気に入らないのか知りませんがっ
八つ当たりはお辞めくださいませ 恥ずかしいっ」ふんっ

粋「あ”?八つ当たりってねえだろがよ。
その何が何でも上からの態度が気に入らねえって直で言ってんだろ。 泣かすぞヘタレ」むかっ


テオドール「おや? 元ヤンの本領発揮に御座いますか?
確かに腕っぷしでは敵いませんが、やるならこちらも吸血鬼の特殊能力フルで使わせて頂きますよ?」はんっ

 

一同(まだやるのか。)げんなりっ

 


テオドール「先程の暴言はこちらも許せませんので。
私、誰にも媚び等売った覚えは御座いません。

むしろ媚び倒してるのに兄上のサンドバックにされる御自分に問題がお有りなのでは?」ぷーくすくすっ

粋「はあ? お前が弱っちいアピール凄えから 兄貴もキツく当たれねえだけじゃねえの?」はあん?

テオドール「あ”? 万年お役者見習いなせいで御仕事でまで兄上に恥をかかせ、負担お御掛けしている方が言われますか?」ふふんっ

 

粋「Σんなっ
上等だコラ!2度と舐めた口叩けねえ様にしてやら 腐れネクラっ!!」ぶちーん!

テオドール「そのまんまお返し致します!思ったよりモテない男!!「Σしつけえええ!!!」

 

 

頭がしっ。

粋・テオドール「Σん?」

 

 


白「せーの。」

 


まとめて畳にがすんっ!!


粋・テオドール「Σぶっ!!!」ずべしゃあああっ

 

 

蒼月「あ。怒られた」やーい。

 


粋「Σちょ 何すんだよ兄貴!」おでこずきずきっ

テオドール「の、脳ミソ揺れまして御座いますっ」くらっ

 


白「もういい お前等いらない。」冷ややかっ

 

粋・テオドール「Σえ」


白「しょーもない喧嘩のネタにされるくらいなら 下僕とかめんどくさい
お前等まとめてもう良いや。 ほら自由だ勝手にしろ」すたすたっ

 

粋「Σえ、ちょっ」えええっ

 


蒼月「見捨てられたね」あーあ。

粋・テオドール「」硬直っ

 


蒼月「ま、ウザいし妥当じゃない?」


さらさらっ

千様「Σあ、テオ君が無言で灰に」


粋「え?  Σええっ!?」おろおろっ

与一「こっちは事実上、兄弟の縁を切られた  か?」うわー。

粋「Σえええええっ!?」がーん!

 

 


家康「いやー、白も本気じゃないでしょ

ちゃんと仲直りして 2人で謝りに言ってきなさいって」苦笑。

 

 

彬羽(あの野郎 とことん役者だな。)ため息っ

シロ「Σあ。そう言う事か。」はっ

 

 


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魄哉「おやおや そんな事が」ほう。


シロ「笑い事では無いわ
酷い物であったぞ」やれやれっ

魄哉「まあまあ 仲直り出来たなら良いじゃないですか
元気な証拠ですよ」にこにこっ

 

 

こーちゃん「あー もう休み終わりかあ 
あ、家主の若作り爺さんこんちゃー」ぺこっすたすたっ


魄哉「おや?」

石燕「あー。そういやあの子が今回の騒ぎの発端だったんすよねえ
どんどんワケ解らん事になってったっすけど」苦笑。


魄哉「えっと
あの、あの子確か 閻魔大王のお孫さんですよね?
なぜこちら側に?」


与一「何でも今日は 地獄が全員休みだとか何とか」えーと。

 

 

魄哉「あー。そういや地獄にもお休みなんてありましたねえ。
意外とあの世の方が 福利厚生しっかりしてるのかもしれませんよねえ」遠い目っ

家康「Σあの天海!?
地獄ってあの世だからっ 長生きしてよ!?」嫌な予感っ


魄哉「死後は我が軍にと 前に迷いでて来た信長さんからオファーが「Σやめて!何で死後の就職先考えてるの!?

あそこはパワハラ酷いからホントやめようっ!」ひいいっ

 

蒼月「ほっといてもそのジジイは後200年は生きると思うよ?」

千様「てか あれもこれもって全部自分でやろうとして いつも自分で過労になってんじゃないの」あーもう。

 

 

魄哉「前々から思ってたんですけど
殿、理想は良いんですが それまでと言うか どうその理想まで持ってくか何で毎度考えないんです?」

家康「Σえ。その それはっ」えーと。

 

 


粋「なんでアレで喧嘩にならねえの?あいつ等」ええー。

テオドール「考えたら不思議に御座いますねえ?」うーん。

 


白「喧嘩って同レベルでしか起きないって言うし」うん。


粋「Σ成る程!
え、えっと 俺等同レベルの馬鹿だけど 仲良しだから喧嘩とかしなきしなー?」ぎくしゃくっ

テオドール「で!御座いますよねっ
あはははははははっ」びくびくっ


白「お前等 気持ち悪い」うわ。


粋・テオドール「Σ!!」

 

 

千様「モッテモテね魔王様。」にこにこっ

コマ『私ならマジで捨てます。』カタタッ

 

 

 

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