小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月9日

 

 

 

 


千様「やーね。今日は冷えるわー」味噌汁ずずっ

蒼月「言わないでよ 余計寒くなんじゃん」ぶるっ

家康「お前もこっち来て味噌汁飲んだら?
生姜入れてくれてるから 内側から
が暖まるよー?」へらっ

蒼月「んー。味噌汁とかなんかダサ
家康「食べ物にダサいとか言わないの ほらよそったげるから」

 


天井裏ガタっ!

曲者「Σあ」はっ

 


家康「はい落ちてくるよ そこ退いて!」銃連射ガウンゴウンッズガガガッ!

曲者「Σうお足場が!

どがしゃーん!!

 

千様「だりゃあああ!!」お玉アタック!

曲者「Σうっぎゃあああーーッ!!」ひいいっ

 

 


間。

 

 

蒼月「って事で 味噌汁は死守してやったよ」鍋よっこらしょ

粋「あーうん。偉い偉い」

 

シロ「またえらくボコボコな」うわ。

家康「千ちゃんがキルモード入っちゃって 味噌汁のお玉でめちゃめちゃに殴ったからねえ」うーん。

千様「アタシか弱いんだから仕方ないじゃない」ぷんすかっ

 

白「喧嘩慣れしてないと加減できなくて怖いな」うわ。

彬羽「手前が言うか

おいこら起きろ手前。
覆面なんぞかぶりやがって 何処の手のもんだ」覆面ばりっ

曲者「Σあだっ」

 

家康「身のこなしから忍だと思うよ。
て事は私向けの暗殺者だろねー」のほほーん。

粋「慣れきってんなあ」うわー。

 

テオドール「あれ?彬羽さん
どうされました?」おや。


彬羽「いや、それがその


思ってた数倍ガキだった と言うか。」困惑っ

曲者少年「Σ誰がガキだ!」じたばたっ


千様「Σげ。好みドストライクの未成年しこたま殴っちゃった!」ひええっ

蒼月「好みじゃ無かったら良いんだね 」ああうん。

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

家康「えー。つまり

幼少期に忍の里に拾われて 暗殺者として育てられ たと。」困惑っ

曲者少年「だから何だ!
任務を失敗したからにはもう帰れん! さあ一思いにやれ!!」ごろーん。

小太郎「余計やりにくいよ」わんっ

曲者少年「Σ化け物ーーッ!!」うわああっ

小太郎「Σ失礼だな!俺より周りのコイツ等のが万倍化け物なんだぞ」ぎゃいんっ!


白「小太郎 とりあえず獣人モードやめろ
大概の奴ビビるぞそれ」

小太郎「四足歩行なら良いのか
人間って細かいな」ぽんっ!

曲者少年「Σあ。喋る犬」

小太郎「お お か み !!」がうっ

 


粋「なんか調子狂うな」うーん。

千様「ねえ。殿の命狙ったって事は この子も罰せられるのよねえ?」

家康「そう悲しそうに言われると辛いなあ」困惑っ

 


テオドール「仕方御座いません
皆さんの気が引けるなら私がっ」

出刃包丁っ!

曲者少年「Σうおおコイツ手がプルプルしてるっ!!」ひいっ

テオドール「確かマグロをシメる時は頭の上の方をえいっと
彬羽「Σ知識が適当過ぎる! やめろ頼むからっ!!」

 

 

白「出来ないならやらない。
それも大事だぞ」どうどうっ

テオドール「皆さんがメンタルに来そうで御座いましたので。
私なら その他大勢がどうなろうと結構どうでも良いので行けるかと「お前に半端に刺されて絶叫される方がキツいからな?」


粋「すっげえ説得」うわー。

家康「でも的は得てるよ」うん。

 

蒼月「ったく怖いなあ

で、お前はなんでさっきから黙りこくってんの?」


シロ「Σへ? いやそのあの」


蒼月「何?昔の自分と重ねたとかそんなん?
ホント繊細なガキだねー」ぷーくすくすっ

シロ「Σや、 やかましわ!!」

 


千様(あ、そっか
シロ君も御家の為にって 複雑なお家で育ってー
結局 厄介ばらいに 白君にぶつけられた悲惨な過去が有ったわねー。)ふむ。

 


シロ「くっ。デリカシーの無い性悪蛇めがっ

モロバレならもう良い!
おいこら 何故に俺の時みたいに拾おうとせんのだ!!」くわっ!

白「お前それ ひょっとして頼み事してるのか?」

シロ「こうして頭を下げておろうが!
察しろたわけ!!」

粋「微塵も下げてねえよ」

 


シロ「何だ 土下座でもしろと言うのか
見損なったぞ!」

白「そうじゃなくてな」うーん。

 

 

曲者少年「あの、特に命乞いしてないんだが」えーと。

小太郎「うん。基本うちの奴らワガママだから」わおんっ

 

 


白「あのな。お前何か勘違いしてないか?」

シロ「何が!」むっ

白「お前の時は お前がしつこく食い下がって来るのが面白かったし
調度 

番犬 

が欲しかったから調度良いやって拾ったんだぞ

アレを拾っても俺に得ないから助ける理由は無い」ぷいっ

シロ「Σんなっ!!」

 

テオドール「また 犬の辺りを強調して。」苦笑

彬羽「この番犬にしてこの飼い主有りか」はーやれやれっ

 


千様「えっと。じゃあこの子 幕府の方に引き渡し?
え?だってそう言う風に育てられたんでしょ この子悪くないじゃないっ」

家康「それでも法は法だからねえ
私がねじ曲げるワケにはねえ」うーん。

 

シロ「Σおおおいっ!」

白「俺知らない」つーん。

 

 

蒼月「で、今回は何考えてんの あの人?」ひそっ

テオドール「さあ?」

蒼月「は?
じゃあマジでいらねってだけの話の可能性も有んの?」

テオドール「それはそれでしゃーないのでは御座いませんか?
わざわざ幕府と喧嘩する必要御座いませんし
私は 我が主の判断に従うのみで御座います」

蒼月「Σお前 そう言う所ほんっとドライだよね!?」えええっ

テオドール「頼まれてもいないお節介等 する必要も御座いませんし」

 


粋「あ。そう言う」手ぽんっ

シロ「へ?」おろおろっ

 


彬羽「簡単に言うと
手前が助けたいんなら 人に期待してねえんで手前でどうにかしろって話だ。
お前は私情で助けてやりたいかも知れんが 俺等には助ける道理は無いしな」

シロ「Σ確かに!!」はっ

 

白「バカラス」ちっ。

粋「兄貴のはノーヒント過ぎて解りづらいんだもんよ」苦笑

 


千様「え?つまり?」

家康「なんだかんだでここぞと言う時に白に甘えすぎ。
ガキじゃないんだから自分のワガママくらい自力でどうにかしろって 保護者様からの教育だね」

 

曲者少年(Σよく解らんが 命を教材にされてる!?)えええっ

 

 

 


シロ「と言う事で その、家康
えーと何だ 子供は国の宝と言うしだ
そのっ こういう奴を救済するのも 幕府としての役目ではないかと そのなっ」えーとえーっと

家康「あーそうだねえ。
確かにこの子の首ちょんっ、てして終わりは徳川幕府の信条に反するよねえ」あっさり

蒼月「アンタはユル過ぎだろ」

家康「ごめん。私 芝居がかったの苦手なんだよねー」へらっ

 


曲者少年「いやあの 俺の意思は?」えーと。

小太郎「コイツ等の世界じゃ 負けたお前は勝ったコイツ等の判断には逆らえ無いんだぞ
あ、舌噛むなよ 痛いだけだからアレ」わんっ

曲者少年「Σ理不尽極まりない!」えええっ

蒼月「なんだかんだで人間の世界もそんなんだと思うよ?」

 

 


白「ああ。そう言えば挿音が言ってたな

命令違反しても 手柄さえ上げれば帳消しとかなんとか」扇子ぱったぱた


挿音「あーだねえ

じゃ、君 徳川忍軍入ろうか?」にこっ

曲者少年「Σいやいやおかしい!
曲者を自分の警備につける気か!!」

家康「大丈夫大丈夫。
あそこならメンタルからしっかり叩き直してくれるから
頑張って生き抜いてね」

曲者少年「Σ待てこら最後の一言おおおっ!!」うわああっ

 

 

シロ「気張るが良い!
生きてこそ見える物も有るぞ」拳ぐぐっ

曲者少年「うっせえバカ! こんなのお前の自己満だーーっ!!」うわああっ

シロ「Σ!」ぐさっ。

 

 

 

テオドール「結局 なんやかんやで手を貸されるので御座いますねえ」にこにこっ

粋「むしろ助かるルートで1番酷え事になったけどな」うわー。


白「生きてる限り 全部自己満だ」はーやれやれっ

彬羽「皆が皆 手前みたいに割りきって生きてねえ」

 

 


シロ「・・・自己満 か。」ずーん。

小太郎「お前の侍道 まだまだ先が長そうだなあ」わおんっ

 

 

 

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