小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月8日

 

 

 


【倉庫】


家康「んー。無いなあ
大掃除の時何処にしまったんだろ」がさごそ


白「ん?何だコレ」ごとんっ

家康「ん? Σうわ!古そうな鏡っ
落とした?落としちゃった!?」ひえっ

白「割れてないからセーフだ」ホコリふーっ

家康「あービックリした
何気にこの家のって 国宝クラスの転がってるからねえ」ほっ。

白「転がってる時点で全然宝扱いされて無いけどな」


家康「だねえ。天海意外とズボラだから。
てか此処じゃないかも 庭の納屋かもねえ」すたすたっ

白「あれ?何探してたんだっけ?」

家康「土鍋。」

白「割れ物なんて こんな所に押し込んでないと思うぞ」すたすたっ

 


鏡きらーん!

 

 

白「ん?」


鏡ぴたりっ。

 

 

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シロ「おい貴様見損なったぞ!!」くわっ!

白「何がだ?」へ?


シロ「Σな、何かって

言えるか 破廉恥な!!」だだっ

白「破廉恥?」へ?


蒼月「え?何々?
なにやったの 魔王サマー?
無害そうな顔して 影でこっそり酒池肉林?」にやにやっ


粋「Σ兄貴いいい!!
俺は誰を義姉ちゃんと呼べば良いんだああっ!!」半泣きっ

白「は?」

蒼月「Σやっぱり!?」おおおっ

 

小太郎「Σこら白!お前はその辺安全だと思ってたのにっ
裏山の雌犬達の間でボロカス言われてるぞ!」ぎゃいいんっ!

蒼月「Σえ!犬まで!?
うっそ あーでもそもそも本人も人間と化け物ハーフだし
案外メスなら何でも行ける感じ

 

 

千様「蒼月君。
さすがに悪ノリが過ぎるわよ」

畳にめり込みっ


白「んーと。
つまり 俺があっちこっちで女遊びしまくってるって事になってるのか?」

小太郎「Σ違うのか!?」ええっ

白「その辺最低な蒼月見てるのにそんな真似するワケ無いだろ
見ててうんざりするのなんて同じ事したくないだろ?」

小太郎「Σド正論!!」

 

 

粋「え? 濡れ衣?」えーと。

白「お前はなんで実の兄より他の奴の話信じちゃうんだ」むう。

粋「だっ だよな! 
いやー俺も何かおかしいと思ったんだよ うん!」あたふたっ

 

白「じゃ、また偽物か
前のタヌキはそんな度胸無さそうだし 
今度は誰だろうな」やれやれっ

千様「結構な名誉毀損事件起きてるぽいのに冷静ねえ」あら。

白「もう拡まっちゃった噂はどうもならないしな
犯人見つけて 公衆の面前で吊し上げて泣かした方が早い」うん。


蒼月「うん。充分過激だよね」ずぼよろっ


白「じゃ。とりあえず 具体的にどんな噂拡まってるかだな
絶対面倒臭い事になるけど ほっといたらもっと面倒そうだ」やれやれっ

 


彬羽「お、お前・・・っ!」顔面蒼白っ


白「早くどうにかしないとだな。」うん。


蒼月(つか誰1人信じてくんないのって ぶっちゃけそっち方面では信用されてないんだよね

怖いから言わないけど。) ジト目っ

 

 

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地獄太夫「主さん!聞きんしたえっそう言う事なら言ってくれればよろしゅうござんしたのに!!」きいい口惜しいっ!

白「どういう事なら言えば良いんだ」引っ


地獄太夫「真っ昼間から言って良いのでござんすか?」いやんっ

九尾「ええい!これだから遊郭の女は 品が無いのうっ

しかしだーりん ケモノも行けたのかえ
言ってくれれば 何匹でも可愛い愛の結晶を
地獄太夫「アンタのがド直球にござんせん?
と言うか 主さんが病気になるのでマニアックな下世話話やめてくりんせんか?」ほほほっ

九尾「はあ?オスメスおれば至って自然な事しか言うとらんじゃろ!
いやらしいのはどっちじゃ万年発情女郎蜘蛛っ」きいっ

 


粋「兄貴の周り こんなんばっかりだもんな。

そりゃそういう気も失せるよな」あーはいはい


彬羽「疑ってすまなかった」真顔っ


九尾「おいこら 何か知らんが何でわち等見て納得した 
特にそこのカラス。」

地獄太夫「失礼な事には間違いなさそうにござんすな」ふむ。

 

白「で、お前等 俺のどんな噂聞いた?」ずばりっ

地獄太夫「Σえ。此処で言えと!?」ひええっ

九尾「Σだーりん それはちょっと特殊な趣味過ぎんかえ!?」ひいっ

粋「Σ二人揃っていったい何聞いたの!?」

 


地獄太夫「まあ、主さんが望むのなら 太夫としてこれくらいの要求は」こほんっ

九尾「Σくっ!わちとて 伊達に大妖怪はやっとらん!」こんっ


彬羽「Σおいやめろ言うな!!
公衆の面前 だあもう手前ややこしいから向こう行ってろ!」しっしっ

 


白「俺いったいどんだけ変態な事になってるんだ?」すたたっ

粋「俺が聞いたのも大概だったけど

・・聞かない方が良いと思うな」うん。

 

 


間。

 

 

 

白「えーと。つまり其処らでは
俺が人妻から子供から犬から猫まで
1人ずつならまだマシだけど、

複数同時にあっちやこっちに連れ込んで人目もはばからずあれこれやって事になってるのか 」ほう。

 

彬羽「お前 恥ずかし過ぎる自分の濡れ衣をよくもそう淡々とまとめられるな」引。

 

地獄太夫「ちなみにあちきが聞いたのは
人目もはばからず そこの路上で引っかけた娘さんをメスブタ呼ばわりしてあれやこれやと
なんでてっきり本人かと。」ふう。

白「お前は俺を何だと思ってるんだ」

地獄太夫「・・凄腕調教師
九尾「しばくぞ 蜘蛛女。」

粋「ちなみに九尾はよ?」

九尾「犬や猫に飽き足らず そこの文鳥のメスまで手を出したと
彬羽「色々と無理があるだろ。」

 


白「信じる方もバカなのがかなり混ざってるけど
基本は女ひっかけまくりか

まずいな」うーん。

粋「だなあ。兄貴 なんやかんやで芸能人だし」

九尾「Σうお!風評被害の上 営業妨害ではないか!!」

 

白「いや 役者は多少無茶やったくらいが話題になって調度良い」真顔っ

地獄太夫「心底プロにござんすな」わおー

 

粋「そんなんで注目されたら 俺なら泣いて引退するわ」遠い目。

彬羽「そっちが普通だろ」

 


白「まずいのは俺がそこそこ知名度有る事だ」むう。

地獄太夫「Σあ!偽物と知らず 主さんと思ってホイホイ着いて行ったりしたらっ」ひいっ

九尾「Σ女の敵ではないか!!」こんっ


白「そんなだから 偽物見かけたらボコっといてく「「了解!!」」びしっ!

 


彬羽「おい そんなの頼んで大丈夫か?
間違えて本物襲ってくるんじゃねえかこの女共」怪訝っ

九尾「失礼な」むっ。

地獄太夫「わちき等が 主さんを間違える等有るわけ無いでござんしょ!」

 

白「うん。変な噂は信じたけどな」ふっ

九尾・地獄太夫「Σうっ!」

粋「Σさすがに気にしてた!!」

 

 

彬羽「まあ何だ
目撃者多数となれば 騙されても仕方ねえだろ
そこはこの女共を責めるべきじゃ
白「お前も問答無用で疑ったよな バカラス」ジト目っ

彬羽「Σだから悪かったって言ってんだろ!!」

 


地獄太夫「まあ、主さんでなきゃ
その場で縁切りされてもしゃーない事にござんすしなあ」ため息っ

九尾「じゃの。 
わち等も修行が足りんわ」ふう。


粋「Σ全肯定凄え!!」

 


九尾「そうかえ?
御主なら こげな濡れ衣信じられたらどうするよ?」こんっ

粋「Σえ。失踪する」

地獄太夫「そうでござんしょ?」

 


白「じゃ もっと聞き込みしなきゃか」ふむ。

彬羽「いや、聞く限り お前は引っ込んでいた方が良くねえか?」冷や汗っ

白「ついでに誤解解いときたいし」すたすたっ

 

九尾「さすがだーりん。メンタル強いのう」おおっ

地獄太夫「あ、行ってしまわりんした。
しゃーなし 主さんにこれを」そっ。

粋「ん? 何これ」


地獄太夫「鎖かたびらにござんす」

粋「Σ兄貴ストップ! 噂の内容的に其処ら歩いてたら刺される刺されるうううっ!!」うわああっ!

 

 


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白「めちゃめちゃ襲撃されたな」ふう。


彬羽「大丈夫か?」

粋(女怖い怖い怖い怖い怖いっ!)がくぶるっ

 

 

千様「おかえりなさーい
収穫は?」

白「知らない間に 俺が凄いマニアになってってる事が解った」


蒼月「うん。あっちにも説明してやって」指差しっ

 


シロ「・・・不潔なっ」汚い物を見る目っ


彬羽「おい、ただでさえ難しい年頃に 保護者のこう言う説明は難しく無いか? Σこら押すな!」

白「だから俺が説明しても無駄なんだろ
こう言うのはお前向きだ 頼んだ」ぐいぐいっ

シロ「何だ 己の不始末を他人に説明して貰おうとは
ほとほと見損なったぞ」怪訝っ

粋「Σあ。悪化した」

 

 

与一「そう喚くな
そんなのだからガキだと言われるのだぞ」ふよっ

シロ「ん?」カチンっ!


与一「良いではないか お前にしてみれば保護者の様な物だろうが
言って独り身の男であるしな

私が生きていた時代には幼女から人妻まで 身分と金が有ればなんぼでも囲うのが至って普通
Σあいだっ!?」

石燕「余計ややこしくしてどうすんすか。
アホな子ですんません。 ほら、こっち来るっすよ!」ずーるずるっ  

 

 

シロ「・・・ふっ。」夏場の生ゴミ見る目っ

白「俺何もしてないのにな。」

 


家康「ん?何 喧嘩?」ひょこっ

粋「あ。家康
変な噂聞く前に言っとくけど
家康「あー。酷い噂流れてるねえ
白も恨み買ってるよねえ」あははっ

彬羽「Σ手前 なぜ嘘と解った!?」ええっ

家康「そりゃね
敵のキレそうな噂流したりとか戦術の基本だし
この子の性格的に そっちだと考えた方が納得行くからねえ」のほほーん。

粋「Σ思ったよりちゃんと武将だった!」おおおっ


家康「で、気になったのがね

この噂って お前が何々したって 『地元』で噂になってる事なんだよねえ

察するに 犯人は偽物の変装がそれこそ忍レベルとか、

仮に知り合いに見られても誤魔化せるくらい化けるのが上手な妖怪とかその辺かな? 」

千様「うわ。殿が頼もしいわ」わお

 

蒼月「俺ならこう言うボケボケした人のが 裏で爛れた生活してると思うけどなあ」ふーん。

家康「あ、それは無理。
白の迂闊さで 副官にバレずにそんなの出来るわけないし」へらっ


白「そっちが本音か」ふーん。

家康「Σしまった!」はっ

 

彬羽「しかし成る程
少しずつ糸口が見えてきたな。

少なくとも コイツに瓜二つの偽物はこの近くに居るって事だ」

粋「兄貴つれ回して この人見なかった?とかやる?」えーと。

 


鏡子「あのー」どろんっ

蒼月「ん?どしたの鏡子ちゃん

Σはっ!まさか鏡子ちゃんまでこの人の偽物の毒牙に「呪って腐れさせますよ。

あのー 白さん。 
何か私意外の鏡にちょっかいかけました?」

白「なんでちょっと浮気してるぽく言うんだ」

鏡子「空気読みました。

あの、多分なんですけど
最近 ヤバ目の鏡に姿移したんじゃ無いかなーって」


家康「Σあっ!」はっ

白「へ?」


家康「Σなんで今朝の事覚えてないの!?

今朝 倉庫でやたら古そうな鏡落っことしてアワアワしたでしょ!!」

 

与一「また 倉庫か」うわ。

石燕「つか魄哉さん。
なんでんなヤバい物ばっか収集してんすかねえ」

千様「あいつ本性『鳥』だからー。」

蒼月「鳥って 収集癖有るよね」成る程っ

 

 

 

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ーーーーーーーーー

 

 

魄哉「ーーと言う事で 

鏡本体は厳重に封印しましたが

ばりんっ!!

 

魄哉「Σちょ!封印したのに!!」えええっ

白「危険物は処理するべきだろ」けっ。

 

粋「Σ思ってた数倍やさぐれてる!!」

晴明「仕方なかろ。私なら収集した奴も殴っとるわ 腕折れるがの

しかし壊した所でこの手の物は面倒ぞ。」欠片拾いっ

彬羽「?
壊して終わりじゃねえのか?」

晴明「甘いなカラスよ。
このタイプのは映した対象を そっくりそのままガワだけ似せた物を生み出してしまうのだ。
恐らく本来は嫌がらせの呪術であろう」

粋「ん?生み出すって事は」

晴明「左様。
鏡を壊したとて 偽物はまだその辺うろうろしとるぞ」

 

千様「Σえ!じゃあそれどうにかしないと どんどん被害が広まっちゃう!?」ひええっ

 

白「さっさと仕留めて燃やすか」すたすたっ

魄哉「すみません。
あの、今回意外とめちゃめちゃ怒ってますよね?」ひええっ

 

シロ(本当に 偽物が居たのだな) 物陰っ

一二三「主に原因コレだべな。」うん。

コマ『一二三さんにも 気を付けろ! とか言われてたからそりゃご立腹』カタタッ

 

 

石燕「んであのー。 
気になってたんすけど、
未成年トリオの残り1人は大丈夫なんすか?
今日姿が見えないっすよね?」きょろっ


粋「ん? Σあ!そういやテオは!?」はっ

彬羽「あいつなら 今日は使いに出て居

ん? Σおい! まずいんじゃないか!?」

 

 

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【町中 反物屋】

 


テオドール「ではこちらよろしくお願い致します」ぺこりっ

店員「はーい。お任せ下さいとお伝え下さい」にこにこっ


テオドール「(1人でこんな大きなお使いを頼まれる様になってしまいました。
私 結構信頼されているので御座いますね)

ん?あれは」ぴくっ

 

 

 

粋「Σあああ!テオ居た!!」ずざざっ

彬羽「Σげ。案の定 偽物と遭遇してやがる!
おい騙されるなそれは偽物

 

テオドール「我が主の姿を騙るとは1世紀程早いっ!!」


ズバシュッ!!

 

粋・彬羽「」

 


テオドール「全く不埒な。

おや。崩れましたね」ふうっ


粋「Σえ。ちょ

えええ!?お前なんで解ったの!?」

テオドール「おや粋さん。いらしたので

あ!ほらほら今ムカついたので血液ブースト無しで 相手をまっぷたつに出来て御座いますっ」ほらほらっ!

彬羽「Σはしゃぐな!
待て待て待て待て!お前何処を見て偽物と解った!
いやその前に 手前の主と瓜二つのを躊躇無く!?」えええっ

 

 

白「なんだお前
偽物って1目で解ったのか」おおっ


粋・彬羽(Σめちゃめちゃ嬉しそうだ!!)


テオドール「当たり前に御座います
私が我が主を見間違うわけ御座いません。
何より

全く食欲をそそられませんでしたので あ!偽物だと即解りまして御座いますっ」どやあっ

 

 

白「・・・そうか」ああうん。


テオドール「?」

 

 


粋「え。お前 あんだけ慕ってんのに
基本やっぱ食料なの?」えー。

テオドール「そこは吸血鬼に御座います故」

 

彬羽「その何だ。
団子でも奢ってやるから そのな。」えーと

白「慰めるな  腹立つ」けっ。

 

 

 

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