彬羽「さて、今年も後10日程だが」ジト目っ
挿音「なんでこんだけ人数居てほとんど大掃除してねーんだよ?」キセルぷっはー。千様「なーんでかしらねえ?」おほほっ
家康「Σ千ちゃん 口元のせんべいの欠片取って取ってっ」ひいっ
挿音「ったく こちとら年末までずっと江戸城警備だってのによ
気楽だなあ お前等はよ」けっ。
彬羽「広いんで皆で手分けして少しずつやれと言ってなかったか?」小脇に書類抱えっ
テオドール「政務のお手伝いお疲れ様に御座います。
何度かやろうとしたので御座いますが、なぜか皆さんからストップがかかりまして
彬羽「お前には言ってない 頼むから大人しくしててくれ」
テオドール「? 日本のお掃除は海外とは違うとかそんなで御座いましょうか?」はて
一同(どんくさすぎて物壊して怪我して二度手間三度手間だからです。)
白「俺は今年免除だしな」どやっ
彬羽「手前は芝居小屋の方はどうなんだ?」
白「毎朝とんずらしたくなるくらいにはキツい」きっぱり。
粋「年末の看板役者はなあ」うん。
テオドール「いざ職場につくとシャキッとされるので御座いますがねえ」
千様「白君 最近毎朝駄々こねてるわよねー」
蒼月「芸能人も大変だよね
あー俺無職で良かった」あははっ
彬羽「よし。暇なら手伝え無職の居候。
俺1人じゃ終わる気がせん」書類どすんっ
蒼月「Σぎゃっ これ全部今日の分!?」ひいっ
彬羽「江戸城で処理できる量超えてんだ
簡単な計算と内容のチェックのみだし 俺らだけでも可能なはず。
それとも今朝、今年最低気温を記録したが 今から大掃除組に行くか?」
蒼月「Σ手伝やいいんだろ!手伝えば!!」ああもうっ
粋「Σえ。大掃除今からやんの!?」
彬羽「当たり前だ。監視が居ないとお前等やらないだろ」
小太郎「えー。彬羽ズルいぞー」わんっ
彬羽「今年の汚れ引きずったままで新年迎えられるか?
こっちが終われば俺も掃除に回る。それまで手前等で片付けてろ」書類がさごそっ
白「終わるのか? これ」書類の山の見上げっ
彬羽「集中すれば行けるだろ」
挿音「おう。引率頼んだわ
俺は夜また出勤だし寝るわ」あくびっ
家康「よし。皆 可能な限り静かに頑張ろうね」真顔っ
粋「騒いだら地獄行き決定じゃねえかよ」ひええっ
間。
てくてくてくてくてく。
ぴたっ
がさごそがさごそっ
ガサッ。
わしわしわしっ
白「Σあ。間違えた」
彬羽「書類を折り紙にするな」
頭スパンっ!
白「痛い」じんじんっ
蒼月「あの、ひょっとして暇なの?」
白「掃除しなくて良いのは良いんだけど
皆何なとしてるし落ち着かない」むう。
彬羽「それなら家康にでも手伝う事無いか聞いてこい」
白「聞いたら 疲れてるだろから休んでていいよっとかって 茶菓子渡された」困惑っ
蒼月「馬鹿殿 変な所で気を使うもんね」ああうん。
テオドール「あのー。私お台所で普通に洗い物をと言われましたので
お暇でしたらお手伝いお願い頂けますか?」
白「ん?良いぞ」おっ
彬羽「Σやめろ食器が全滅する!!」
蒼月「Σ洗い物って水だよ!?
大将落ち着いて アンタ水っ大嫌いだろ!!」
白「そうか。」むう
彬羽・蒼月(どんだけ暇なんだ。) 困惑っ
シロ「そんなに暇なら仕方あるまい
本日の犬の散歩を代わってやろう」紐ほれっ
白「小太郎 最近獣人だけど、これを散歩させるのか?」見上げっ
小太郎「中身は四足歩行の時と一緒だかな」わんっ
白「そう言う物か。
よし。行くぞ」たたっ
小太郎「わおおーんっ!!」どどっ!
蒼月「あれ紐持つ役要る?」
彬羽「パッと見ただの徒競走だな。」
シロ「よし。トラブルメーカーは排除したぞ!
皆、今の内に片付けるのだっ」たすきすちゃっ
テオドール(Σ手慣れてらっしゃる!)
ーーーーーーーーー
白「でな。酒のツマミには鮭トバが合うらしくってな
折角裏山に川有るし 自家製鮭トバで年越しとか良いと思うんだ。」
小太郎「Σ散歩って言ったのに!
俺に鮭捕らせるの!?」ぎゃいいんっ
白「俺が水に近寄ったら またサラサラ流れてくオチだろ?
年末に流されるなってまた怒られるし そこは頑張れ
犬は寒さに強いだろ」
小太郎「肉球がひび割れるううっ
どりゃあっ!!」鮭ばしゃ どすんっ!
白「おお。さすがだ
えっと。確か鮭トバは くんせい?
くんせいって何だ?」はて。
小太郎「え? 確か煙で燻す んじゃなかったかなあ?」水ぶるるっ
白「ん?煙で火が通るのか?」
小太郎「物凄く熱い煙でやるんじゃないのか?」えーと。
白「熱い煙?」はて?
ーーーーーーーーーー
粋「あれ?案外どこもかしこも綺麗じゃね?」
千様「あらー?倉庫片付いてる」
家康「あーそれ 雪崩が起きてテオちゃんが生き埋めになったからだね
元に戻すにも多すぎて 要らないの捨ててついでに綺麗にしちゃったんだよねえ」
シロ「む?こっちの床もえらく綺麗な様な」
家康「あーそこはテオちゃんが灰になって 板の隙間に入り込んじゃったから ほじくり出して救出したんだよねえ」
石燕「あのー 勝手口付近も結構綺麗「そこはテオちゃんが散らかって土や砂と混ざってたから ホウキと塵取りでまとめてザルで分けて
粋「八割テオのおかげで掃除済みじゃねえかよ。」わお
テオドール「私 大概今年の汚れ取り込んでしまっているのではないでしょうか?」ええー。
彬羽「・・だな。」
蒼月「つか、どんだけ散らかってんだよ お前」
千様「ちなみにー
よく考えたらこの前家軽く吹っ飛んだしー
あら?今回はなんでだったかしら?」えーと。
家康「風邪騒動かな?
で、そこから向こうは白が燃やしたし
ここから向こうの屋根は何かで大破したし
後なんやかんやで結構作り直ししたからピカピカです。」キリッ
彬羽「よく原型残ってるな この家。」複雑っ
家康「ちなみに縁側半壊させたのと、渡り廊下踏みぬいたのはお前だよ?」
彬羽「その節はすまなかった。」うっ
千様「そうなると特にやる事ないわねー。
ここの畳も入れ換えたとこだしー?」
粋「畳は何でだっけ?」
コマ『雨漏り?』筆談っ
与一「もはや どれで何処が壊れたか覚えてられんなあ」うーん。
蒼月「じゃ、カリカリする事無かったんじゃん
良かったねー やたら物壊す奴等ばっかりでさ」あははっ
彬羽「喜んで良いのか?」
粋「これで終わりなら良いんじゃね?
いやー今回は兄貴が大人しくしててくれて良かった」ほっ
千様「あの子毎年なんなと壊しちゃうものねー」
石燕「家壊しまくってるこのメンツで言うのもアレっすけどね」
蒼月「モヤシ、そこの窓やたらでかくなったのはお前の仕業だよ」指差しっ
石燕「あー。ガシャドクロ具現化の練習中の」はいはいっ
シロ「あげなでかい物室内で出すなと言うに」
粋「うっわ。皆壊しすぎだろ」
一同(一番壊してるのは 暴走した時の手前だっての。)
粋「ん? 何?」きょとんっ
テオドール「世の中には知らない方が良い事も御座います」
粋「へ?」
彬羽「それはともかく
お前の兄貴は偉く帰って来ないな?」
蒼月(Σ分かりやすくはぐらかした)
粋「へ?
あー。そう言えば また迷子になってんのかなあ」
千様「それなら庭でお団子焼いたら帰って来るわよー」のほほーん。
一二三「七輪でいいだか?
ん?なんか 焦げ臭くねえだか?」あれっ
蒼月「・・・だね」うん。
粋「えっと、これってまさか」
彬羽「野放しにするべきじゃなかったか」ちっ。
小太郎「大変だああっ!鮭トバ作ろうとしたら 裏山の木に火が燃え移って凄い勢いでごうごうって!」ぎゃいいんっ!
彬羽「Σなんで動物2匹でんな物作ってんだ!!」
小太郎「だって正月が来るからあっ!」きゃんきゃんっ
シロ「この乾燥しておるのに 裏山で火とは馬鹿かアイツは馬鹿だった!」だあもうっ
千様「え?で その白君は?」
小太郎「お湯も水も温度が違うどけ水だし、この前みたいに温泉の源泉叩き壊して火の方に流せるかやってみるって!」ぎゃおおんっ
彬羽「Σんなっ
馬鹿か! 温泉の近くには可燃性の気体が沸いてる事も少なくねえってのに!!」
一同「あ。」察し
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ーーーーーー
挿音「えーと。
言いたい事は色々あんだけどよ」キセルふーっ
白「ごめん。」たんこぶ。
小太郎「今後保護者と飼い主の居ない所では火を使いません」たんこぶ正座っ
挿音「なんで ちろっと仮眠取ってるだけでうちの半分降っとぶんだよ?」キセルすっぱー。
煙ぷすぷすっ
シロ「一言で言うと 爆発オチだ。」
挿音「だからなんでんな事なんの?」
家康「こりゃ大掃除はしなくて良くても また改修改築だねえ」あーあ。
挿音「俺がやんのか?またやんのか?
え?年末にかコレ」頭抱えっ
千様「大工仕事出来るのなんてアンタくらいじゃない
頑張ってねー」肩ぽんっ
テオドール「え、えっと
どうせ吹っ飛ぶなら 本格的な大掃除しないで済んで居てラッキーに御座いましたね」
石燕「そうっすね。と言い切れない物が」うーん。
白「元気出せ。
ほら、鮭トバ 良い感じに出来たぞ?」出来立て鮭トバっ
挿音「家焼いて作ったもんで喜べな Σまた旨えし!」
家康「たっかい鮭トバだねえ」わおー。
飛天「Σうっお!家また吹っ飛んでる!
え。人間の大掃除ってこう言う事!?」えええっ
蒼月「んなわけ無いだろ。
あああ俺のコタツー!」さめざめっ
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