小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月18日

 

 

 


小太郎「Σえ。粋合宿なの!?」わんっ

白「昨日の夜からだけどな。」うん


テオドール「各種芸事の見習いの方々を一皮剥けさせるのに最適なお寺が有るそうで御座いまして

めんどいんで団体で来いとか何とかで 
各芝居小屋やら華道やら茶道やら いろんな所が店や家毎にまとめてお願いしてるそうで

あ、ご飯の盛りこんな物で御座いましょうか?」てんこ盛りっ

白「・・単品でそれはキツイかも」うん。

 

テオドール「あ、たくあんも誤差いますよ?」

家康「テオちゃん漬物好きだよねえ」

 


千様「で、順番空いたからちゃっちゃと来いって言われてー
見習いさん一同駆り立てられる様にドナドナされてったそうよー」

小太郎「うわ。年末にえげつないなあ」

シロ「まあ、今日の夕方帰ってくるらしいがな。
止める奴がおらんと ひたすら甘やかす下僕のせいで いらん所に弊害が出ておる」

家康「彬羽も早朝から割烹だからねえ」苦笑。


たくあんばりぼりばりばりっ!


テオドール「おお さすがの食べっぷりに御座いますっ
あ、魄哉さんがお正月の練習にと千枚漬けも有るとか「漬物はもういい」


千様「ドイツって酸味の有るもの大好き文化らしいからー」あらあらっ

 

シロ「しかし意外であったな

あの芝居小屋は正直もっとケチ臭いかと思っておったのだが。
まさか見習い共の参加費無料とは 」

小太郎「Σそうなの!?」ぎゃおんっ

家康「相当儲かってんだろねえ」あははっ

 

皐月「儲かる儲からへんの話ちゃうねん。」にょきっ

一同「Σ生えたっ!!」ひいっ!

 

皐月「あのなあ 見習いちゅーんは金の卵やで?
今後ド偉い事になる可能性を秘めた とんでもないのも混ざってる可能性はあんねん

そんなら その可能性と才能を引き出してやれば 見世としても結果オーライ。今後安泰やん おかわり」もぐもぐ茶碗ずいっ

 

白「お前 なんでうちで食べてるんだ?」

皐月「そこにご飯があったからや。
あ、千枚漬けもーらいっ」ぱくっ

 

家康「ホント自由な子だねえ」わお。

 

皐月「ちゅー事で未来への投資や。
頑張って芽出ひてひゅんほほはほはっ 」もがもがっ


テオドール「誰も取りませんのでごゆっくりどうぞ」苦笑。

 


蒼月「言ってる事が完全におかみさんだね。
芝居小屋の奴等良いなあ ロリ系おかみさんかあ」

皐月「ふあふぇふぁふっほんほひゃひゃもぐもぐっ」


小太郎(誰がぺったんこやねん。て言ったな) ああうん。

 


皐月「ごくんっ!

まあ皆無事で帰ってきたらそれでエエねんけどな」ボソッ


千様「Σえ。それどういう!?」

皐月「なんかめちゃ厳しいらしくて
再起不能になる奴も少なくないとか」うーん。

テオドール「Σお寺って お行儀見習いとかでは無いので御座いますか!?」えええっ

皐月「解らん。内緒にしといた方が効果有るやろって事で
参加者も寺で何があったか人に喋んなって契約書に署名せなアカンかったしなあ」むう。


シロ「おい
胡散臭い寺では無かろうな?」怪訝っ

皐月「そこは大丈夫やと思うで?
幕府から営業許可取っとるし」


家康(天海に丸投げだから存在すら知らなかったよ) 気まずっ

 

 

白「あいつなら大丈夫だろ

もし何かあったら 血まみれ坊主の山が出来上がるだけだし」お茶ずずーっ


テオドール「あ、粋さんそういや元ヤンとお聞きしましたね かなりエグめとか。」成る程っ

皐月「そうそう、当時は凄かったでー
アンタが見てたらチビってるわ」あははっ

 

シロ「今あんなだから忘れがちだが
恐ろしい奴であったな。当時は」うむ。

皐月「せや。だからあいつは絶対欠席不可にしてん」ふっ

家康「参加者てか護衛なんだね」ああうん。

 


テオドール「ピンと来ないので御座いますが
あの方がワルとは いったいどのような感じだったので御座いましょうか?」はて?


白「俺の腹に風穴空けた。」きっぱり。

テオドール「Σはいいいいっ!?」

 

白「言うと3日は思い出し凹みするから内緒な」しーっ

 

 

シロ「知る限り この魔王を瀕死にしたのは あやつ1人なのよなあ」うーん。

千様「仲直り出来て良かったわねえ」うんうんっ


小太郎「あ、テオが頭かかえてる」

家康「テオちゃんなんだかんだ箱入り育ちみたいだから 理解しがたいだろうねえ」うん。

 

 


皐月(その他 兄ちゃんが知らん所でも色々やらかしとったのは さすがに内緒にしとくか)たくあんぼりぼりっ

※昔馴染み。

 

 

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【夕方 大江山

 

 

粋「ーーでな。その特別プログラムってのが 見事に筋トレ一色だったんだけど」困惑っ

酒呑童子「あーそりゃ あの兄貴に着いて回ってるお前からすりゃ 軽い準備運動だわな」ほー。

 

粋「何でも健全な精神は健全な肉体に宿る?とかって1日肉体労働労働だよ

そりゃ華道や茶道の御上品な奴等ぶっ倒れるわ」うんうんっ

酒呑童子「花活けたり茶淹れたりするのに何で体力要るんだよ」

粋「長時間正座って体力要るんじゃね?
知らねえけど」

 

 

茨木童子「絶妙に頭悪い会話が成されてるなあ」うーん。

 

ダミアン「酒呑殿、完全にダチであるな」

人魚「粋さんバリアフリーな人ですから 
意地っ張りの酒呑童子さんも色々話やすいみたいでー。
仲良しで良い事ですね 」にこにこっ

 


酒呑童子「つーかお前 それ外に漏らしちゃダメじゃねえの?」

粋「『人』には話してないし 良くね?」

酒呑童子一休さんかお前は。」

 

 

粋「て、事で 寺の土産。

後半なんて精神修行とかってひたすらなんか細工させられたし 怪我した見習い仲間の手当てばっかしてたわ
むしろそれで大変?」わははっ

酒呑童子「お前マジで何しに行ったんだよ」

粋「さあ? あんなんで一皮剥けた奴居るのかなあ
手の皮は剥けてたけど」はて?

 

 

ダミアン「あの、この土産は」困惑っ

人魚「お寺名物 ありがたい手彫りの仏様 と書いてますね」

茨木童子「後半は修行と称して内職やらされたな。こりゃ」あーあ。

 

 

 

 

 


江戸城

 


挿音「親父よ、
例の修行寺だけどよ。違法じゃねえけどコレどうよ?」報告書っ

魄哉「営業取り消しで。」即答っ

 

女中「天海様 お仕事連チャンお疲れ様ですー
あ、忍者さんもお茶どうぞー」

挿音(Σバレてら!)ぎくっ

 

魄哉「ったく 最近の坊主は煩悩が有りすぎるっ」火鉢で焼いてたスルメがじがじっ

挿音「あーうん。 袈裟姿で言われると説得力凄えわ」はいはい

 

 

 

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