小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月15日

 

 

 


飛天「あートゲか。
屋外の倉庫とかはあちこちささくれがちだから気を付けないと」あーあ。

テオドール「Σちょいだだだだっ!!」ひいいっ

飛天「はいはい。こう言う場合は消毒した針で突っつき出すのが1番」ちくちくっ

テオドール「Σ針いいいっ!!」ひいっ

 

白「うわ。」引。

シロ「お前 傍若無人な割にああいうの苦手よな」

千様「大丈夫よお。
飛天君 あれでもお医者さんなんだしー」

 


粋「あれ?そういやお前、年末年始のうちの奴等のケガ対策に呼ばれてる代わりに 此処を診療所の出張所にしてたんじゃ?」きょろっ


飛天「日常的に屋根やら壁やら吹っ飛ぶ家に爺さん婆さん置いとけ無いんで 飯タカりにだけ来てますが?」真顔。

千様「あら英断」

 


蒼月「えー。契約違反じゃないの?それ」

飛天「え?何 医者の監修の下、生活態度キッチリ改善したいって?」

蒼月「Σ言ってないよ! 単にカラスに報酬貰ってる癖に適当って ああもう良いよ」ふんっ


飛天「あーこりゃ体凝ってる 成る程、毒素溜まってるなあ」バキボキべキッ

蒼月「Σっぎゃーっ!!!」

 

家康「若い子ってマッサージ慣れしてないから 純粋に痛いよねえ」うんうんっ


粋「つか 音おかしくね?」

白「飛天もカラス天狗だし」うん。

テオドール「あ。多少は本気で壊れてるのでは」

蒼月「Σそう思うなら助けろよおお!!」ひいいっ

白「医者怖い。」きっぱり

 

千様「あんだけ元気なら大丈夫ねー。」

家康「元から蛇だし多少ぐにゃぐにゃでも大丈夫だよ」あははっ

蒼月「Σんなわけ有るか あだっ!?」びきっ

飛天「あんま動くと危ないぞ」

 


シロ「こやつには極力逆らわんでおこう」うむ。

小太郎「このメンツを此処までビビらせるって医者って凄いなあ」わおんっ

 

 


間。

 

 


蒼月「あ。なんか体軽い」スッキリ。

一同(Σマジでか!!)えええっ

 


家康「コツとか教えて貰える?
この時期天海が常に体バキバキだしさ」

飛天「んー。アンタが真似したら蹴り倒されるんじゃないかなあ」

家康「Σよく解ってらっしゃる!!」

 

蒼月「まあ ●すぞ手前ってすらぐらいには痛かったもんね。
ジジイにやったらマジでキレられると思うよ」スッキリっ

粋「お前 やって貰っといて「マジで泣くかと思ったんだよ」けっ。

 


千様「躾のなってない子でごめんねー
直訳するとありがとうだそうよー。」のほほーん。

飛天「あ、大丈夫大丈夫
今日も反抗期だなーってくらいに思ってるから」わははっ

蒼月「Σだああコイツムカつくーーっ!!」うがああっ

 

テオドール「荒ぶっておられますねえ」おやまあ。

白「相手にしないで受け流す奴 あんま居ないから」うん。

粋「あー確かに
家主からして結構まともに言い合いしてるしなあ」成る程っ

家康「皆結構大人げ無いよね」うん。

 

 


蒼月「何だよ まるで俺がガキみたいにさあ」けっ。

与一「Σえ。色ボケクソガキ蛇では無いのか!?」ふよふよっ


蒼月「Σ喧嘩売ってんのかよボケ幽霊!
霊体で喧嘩売るとか良い度胸じゃん魂喰うよマジで!!」くわっ


与一「Σ!!!」

するりっ

 

千様「あ。与一さん 壁抜けて逃げたわ」

 


白「大丈夫か?」

蒼月「普段どんくさい癖に器用な真似しやがってっ」壁にデコぶつけじんじんっ

 

飛天「消毒す「Σいらないよ!!」うがあっ!

 

 

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与一「あの蛇 最近イラついとるなあ」むっすー。

石燕「蛇が穏和で慈愛に満ちてたらキモいっしょが。」墨すりすりっ

 


与一「キモいまで言うか
そもそもアレの双子の片割れは結構穏和なような「朱禅さんは当たり前みたいに出刃包丁ブン投げてくるっすよ」


与一(そう言う生き物なのか。)成る程っ

 

石燕「特に蒼月さんはツンケンしたヒトっすからねえ
でもって蛇の中でもダントツで寒さに弱いみたいっすし
蛇は寒いと冬眠とか下手すりゃ死んじゃう生き物っす。

あまりメンタル強くないみたいなんで 冬場はギスってもしゃーないすかね」塗り塗りっ


与一「あー。生物として仕方ない面は有るのか

どっちにしても私は皆程仲良く出来る気がせんがな」むう。


石燕「ガキっすねえ

口悪い人の暴言なんて 挨拶みたいな物っす。適当に受け流しゃいいんすよ」塗り塗り

与一「享年がガキなのだ ほっとけ。

で、さっきから何を描いとるのだ?
また鮮やかな色だが」ひょいっ

 


石燕「たまには正月用にめでたい絵の1枚でもと思ったんすけど、どうっすかね?」どやっ

与一(普通に怖い。)うーん。

 

 


間。

 

 

 

与一(大人か。そもそも死後数百年経っとるとは言え 
今の私は石燕の化け物霊力に反応して再び自我を持っただけの幽霊の残りカスだしなあ

生まれ変わったと考えれば1歳かそこらだぞ。多少ボケでも世間知らずでも仕方ないだろ      ん?)ふよふよっ

 

 

家康「いやー。蒼月には困った物だよねえ」苦笑。

飛天「だなあ。万年発情期の万年反抗期って アンタ等も大変だ」わははっ


与一(Σ凄い事言われとる!
てか何故に台所で愚痴!?

あ、 いじましいコンビか。つまみ食いだな) ふむ。

 

 

家康「正直ね 目上の人への口の聞き方は教えといた方が良いんじゃないかなーって思うよねえ」ため息っ

飛飛「ああいうタイプは言って聞くものでも無し
痛い目に遭って初めて学ぶ物だろ」

家康「あー確かに」へらっ

 

与一(こいつ等も平然と受け流しとるフリしてムカついておったのか) ふむ。

 

家康「既に大概痛い目に遭ってるはずなんだけどねえ

まあいいや。
とりあえず これで半殺しにしといて」 でっかい木の棒っ

与一(Σ んな笑顔で!!)ええええっ


飛天「学習しない蛇だなあ。
はいよ カラス天狗の腕力なめんなよ」にやりっ

与一(Σえ。ちょっ!?)えええっ

 

 

 


白「あれ?与一

何こそこそしてるんだ?」ひょこっ

与一「Σぬっわああああーーっ!!」びくっ

白「ぬわあ?」え?

 


与一「ななななっなんでもないっ!!」ひゅーん!

白「へ?」きょとん。

 

 

飛天「あの 殿様絶叫にビックリして 水桶に突っ込んだんだけど。

何事?」

白「さあ?」

家康「Σさっむううう!!」ひいいっ

 

 

 


与一(Σまずいまずいまずい!

あの蛇 ツンケンし過ぎて思ってたより反感買っておる!
このままでは蛇のタタキっ
いやカラス天狗の腕力でそんなんされたら 一気にぺしゃんこだ!) あわあわっ

 


千様「あら与一さんどうしたの?」

与一「そっそれがだなっ Σあ」

蒼月「何青ざめてんだよ
幽霊の癖に。」ん?

 


飛天「お。居た居た 
那須与一だっけ? アンタも一緒に
与一「Σモノノフを愚弄するなっ 誰がリンチ等に加わるか!!」くわっ

飛天「は?」

 

千様「え?何?
与一さんどしたの?」

蒼月「何か勘違いしてんじゃないの?

あ、ほらアンタがんな棒持ってるから」

飛天「へ? コレ?」ん?

 


白「それ 普通に蕎麦伸ばす奴じゃないのか?
バカラスが使ってたぞ」

与一「Σえ」

テオドール「微妙に違うと思われます
そちらの棒なら麺棒ですので真っ直ぐに御座いますが、
こちらは両側で太さが違いますし すりこぎで御座いますね。」ふむ。

 

 


蒼月「台所の棒ってそんなに種類有るんだ」へー。


与一「Σうおお近寄るな!撲殺されるぞ!!」ひいっ

飛天「へ? さっきから何を

ん?ひょっとして」

 


家康「あー居た居た 飛天ごめーん。

さっきのじゃ足りないから こっちのも半殺しよろしくっ」餅米の入った鍋っ

飛天「はいよ 任せとけ。」

 


与一「Σえ。米!?」はいっ!?

 

 

白「お。家康 おはぎか?」おおっ


家康「当たーりー。
寒くて心もしばれるからねー
皆で甘いの食べてほっこりしようかと思ってね」

千様「きゃー 殿のおはぎ、お婆ちゃんの味って感じで美味しいのよねー」わーい。

 

与一「へ?  え?」 きょとんっ

 

 

彬羽「何かと思ったら そう言う事か。」

与一「Σおおカラス!!

お前のイトコがなっ そのっ
棒を持って小豆が半殺しとかそのなっ」あたふたっ

 


家康「あ、ごめん
はんごろしは もち米半分潰してって意味。」

与一「Σはあああ!?」

 


家康「いやー 私におはぎの作り方教えてくれたお婆ちゃんが信濃の国の生まれらしくてさ。
用語とかそのまんま覚えちゃって」わははっ

粋「どのタイミングでどうすりゃ習うんだよ」ええー。

家康「えーと。戦で味方とはぐれて 潜伏してたてか匿ってくれてた農民のお婆ちゃんだね」

千様「ああ、戦国生きた人だったわ そういや」ああうん。

 

 


彬羽「ちなみに ぜんごろし は全部潰して餅にする事 だそうだ。」

与一「Σもうちょい言い方無いのか物騒な!!」

 


蒼月「何? 俺が半殺しにされる様な恨み買ってると思ったの このボケ幽霊。」むっ


石燕「自業自得じゃないんすか?」すたすたっ

蒼月「Σはああ!?お前の教育が悪いんじゃないの!?」むかっ

 

 


与一「また バカな真似をしてしまったか。
そりゃそうか ムカつくだけで殺害等そんな気軽にせんわな」ずーん。

 

テオドール「あ、さすがに凹まれてしまいました。」ありゃ

 

家康「戦国ではムカつくから首跳ねるくらい日常茶飯事だったけどなあ。」小豆まぜまぜっ

粋「うん。あんま詳しく聞きたくねえわ」

 

 

石燕「与一さん ああは言ったけど 今回のはあんま気にする事ないっす

ぶっちゃけあっしも 時々このクソ蛇マジで生皮剥がして軒先で干物にしてやろうかとか思わなく無いくらいなんで いつ闇討ちされてもビビらないっすもん。」真顔っ


蒼月「待てコラ 思っててもせめて本人の前で言うなよクソモヤシ」むかっ

石燕「そんなんだからムカつんすよ 自分で言ってる程モテない男。」けっ

蒼月「Σんなっ!」かちーん!

 

 


千様「あー。そういや石燕さん
蒼月君とは基本的に合わない人だったわー」あらあらっ

粋「大人の対応してるだけだったのか」うっわー。

 

白「そっか。
与一って石燕の分身みたいな所有るし
その辺感覚同じだから 本気で殺られておかしくないって思っちゃったんだな」手ぽんっ

与一「Σあ!そう言う事か」 目からウロコッ


蒼月「Σいや納得すんなよそこ!!」


石燕「納得されてもしゃーない自分が悪いんじゃないっすか?」にやにやっ

蒼月「Σだああコイツムカつくー!!」きいいっ

 

 

彬羽(石燕の奴 時々蛇よりねちっこいよな。)

飛天(似た者同士は喧嘩する かあ。)餅米ごーりごりっ

 

 

 

 

魄哉「は?
君がムカつくかって。 
そりゃ日常的に相手がムカつく様に逐一煽って来るんですから当然でしょう?」きょとんっ

蒼月「殺意沸くくらい?」


魄哉「え。あの なんでそんな真面目なノリなんですか?
あの、なんか悪い事言った気になるんであのそのっ なんかすみませんっ」おろおろっ

 


小太郎「めっちゃ気にしたな」あちゃー。

 

石燕「人には当たり強いのに
なんであんなに打たれ弱いんすかねえ」ふっ。

与一「・・・。」引っ


千様「石燕さん いったい何言ったの?」

 

 

 

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