小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月10日

 

 

 

粋「兄貴 最近寝坊酷いぞ。
遅刻したらつつじにドヤされんだろー?」

 

白「寝坊してない。
布団の中で猫とイチャイチャしてるだけだ」どやっ

テオドール「寒い朝に暖かいお布団と柔らか猫が甘えてくる
あー これは勝てませんねえ」苦笑。

 

 

白「おかげで遅刻だ
朝食べてる時間が無いし バカラス弁当。」寝ぼけぼーっ

彬羽「Σだっから何度も叩き起こしに行っただろが!!」 包丁だんだんっ

粋「うん。文句言いながら作ってくれる辺りさすが」

彬羽「エサ与えて無いと何するか解らんだろ こんのアホ魔王っ」てきぱきっ

 


テオドール「で、今日のスケジュールは」えーと。

白「今日から年末の演目開始だな
新演目でピリピリしてるから つつじが怖

あ、途中つまむのも何か欲しい
絶対疲れるし」

彬羽「Σまとめて言えええっ!!」うがあっ

 

テオドール「魔王でもお疲れになられる仕事って
お役者って大変に御座いますよねえ」しみじみっ

粋「俺 1人前になれるのかなあ」遠い目っ

 

 

彬羽「良いからとっとと仕事行け
俺もバイトに ん?どうした」弁当包みっ

白「んー。ちょっとな」天井見上げっ

 


みしみしっ

 

 

粋「あれ?これ でけえ狐が聞き耳立ててねえ?」うわ。

テオドール「モフモフフル活用で お布団待機してそうで恐ろしゅう御座いすねえ」うわあ。

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 


【割烹春一】

 


白「疲れた」くてっ。


朱禅「午前中でこれかよ」

ひな「お役者業ってハードなんですねえ」しみじみ


粋「うん。朝既にその話したわ」

白「みんな俺をバロメーターにするな。」むう

テオドール「そりゃ魔王様に御座いますし」苦笑。

 

 

庵「しっかし帰ったらまた疲れんじゃないの?
絶対待機してるよ あのエキノコックスの宿主。」うわー。

粋「言い方言い方。」


朱禅「つか食いもん屋で寄生虫の名前出すな」

 

ひな「まあ、九尾さんの事ですし
『特大あったか布団ぞえ。さあモフれ』くらいやりそうですねえ」ふむ。

テオドール「余裕で想像できるのが恐ろしい」よっこらせっと

朱禅「何してんの?」

テオドール「以前魄哉さんに教わった 狐を捕まえる為の罠に御座います。
あ、エサが要るので鶏の頭とか頂けませんか?」縄ぎりぎりっ


ひな「魄哉さんが狐  あ、晴明さん対策ですね」なる程っ

朱禅「Σこの罠にかかんの!?あの陰陽師!!」えええっ

 


庵「てか野良狐が人の部屋に侵入とかそもそも衛生面でダメでしょ

あ、さっき調度茨木が来ててさ」ごそごそっ

 

テオドール「庵さん 九尾さんには辛辣に御座いますね Σあいたっ!」手滑らせ罠べしっ!

白「なあ、それ 出来たとして何処に仕掛ける気だ?」

テオドール「え?貴方様の寝所に Σはっ!!」

白「部屋のど真中に木で出来た罠は さすがに九尾も気付くと思う。」

テオドール「Σだああ盲点に御座いましたっ
我が主を御守りする良い手だと思いましたのに!!」がーん!


ひな「良い子では有るんですがねえ」あらあらっ

 

 


庵「あったあった

はい。茨木と飛天の合作 特性除虫煙の試作品。」よっこらせっ

粋「うっわー。効き目だけなら安心の品質」

庵「効きすぎるから 使ってる間は間違っても近くで息吸うなって言ってたよ」

テオドール「Σ大丈夫なのですかそれ!!」ひいっ

 


庵「試作品のモニター頼まれたけど
そもそもこの店 彬羽とシロがピカピカにしてるし虫とか居ないんだよね
私も引っ越した所だし」

白「ん? 俺も別に虫には困ってないぞ?」はて。

 

 

庵「いや 天井裏とか床下に仕掛けたら良いんじゃないかなーって」真顔っ

粋「Σ別に始末したいわけじゃねえから!!」ひいっ

テオドール「確かに!確かに行き過ぎストーカー狐は問題に御座いますけどっ!」ひええっ

 

 


彬羽(なんでコイツはこう言う女ばっか呼び寄せるか。)掃除きゅっきゅっ。


白「お前 家でも職場でも真面目だな」だーらだらっ

彬羽「良いからとっとと職場に戻れ
昼休み終わるぞ。」雑巾絞りっ

 

 


ーーーーーーーーーーー
ーーーーーー

 

【夕方】

 


千様「あらーお帰りなさい」

家康「お。お疲れだね
今日は鍋だよー」のほほーん。

 

 

テオドール「1日お疲れ様に御座います」

白「早く寝たい」あくびっ

粋「あー 思い出した 九尾か。

先に追い出しとくかなあ」

テオドール「頭から齧られますよ?」

粋「・・だな。」うん。

 

白「8割居るだろけど 今日疲れてるから相手してらんないぞ
適当に追い出そう」襖がらっ。

 

粋「ん?どしたの兄貴」

テオドール「やっぱりおられま Σうげっ!?」

 


九尾「Σあああお前は化け猫屋の女中! そしてお前は化けイタチ!
あ、こらそこはわちの席! 
お前等何処から湧いたああーーっ!!!」きいいっ

獣系女子わらわらっ

 

白の猫「Σフッシャアアッ!!」マジギレっ

 

 


襖すぱんっ!

 


粋「うん。
今のは閉めるわ」ああうん。

テオドール「何故にこう言う系の方ばかりにおモテになられるので

白「俺が聞きたい。」

 

 

粋「え?つか何?
こいつ等なんで同じタイミングで?
まさか皆 朝のを天井裏とか床下で聞いてたとか?」えええっ

テオドール「あー有り得ます
毎度ヤバめのストーカーばかりホイホイされますし」


白「こたつで寝るか。」すたすたっ

粋「あ、魔王が負けた」

 


テオドール「お疲れに御座いますねえ おいたわしい


仕方ございません
今の内に主様のお部屋にこの試供品を」どっこらせ

粋「Σ結局貰ってきたの!?」えええっ

テオドール「これもある意味悪い虫に御座いましょう?」

粋「Σそうとも言うけど!
お前なんでんな日本語ばっか詳しいの!!」ひええっ

 


テオドール「えーと 確か庵さんのお話では床下や天井裏に仕掛けろとの話で御座いましたが この場合

ん?」おや。

粋「Σ人の話聞けよ!つか哺乳類に使うのは論理的にどうだよ!!」

テオドール「あれ?あの粋さん

あの 天井裏は九尾さんが聞いてただろなーと、お話致しましたが


何故に床下にもストーカーが居たっぽい事を 庵さんはご存知だったので御座いましょう?」

粋「・・Σへ!?」


テオドール「そもそもそう言う真似をするのは九尾さんくらいだと さっきまで私共も思っておりましたよね?」

粋「え?えーっと それはつまり」

 

 

テオドール・粋(あ。本人も居たなコレ。)冷や汗ぶわっ

 


テオドール「・・そういや、あの方も 我が主にホイホイされた方に御座いましたねえ」遠い目。

粋「・・女って怖えな。」ふっ

 

 


白の猫「ふっシャアアアッー!!」ぶちーん!!


九尾「Σぎゃー!このチビネコ何をすうわ強っ!

いやああだーりん助けてー!」うぎゃああっ

獣女子軍団「Σふぎゃーー!!」ひいいっ

 

 

 

 

家康「あの、あれ何の騒ぎ?」冷や汗っ

 

白「ぐう。」すやーっ

 

千様「あら、早い。

こう言う所は無邪気な子供みたいよねー」にこにこっ

蒼月「・・いや 有る意味この世の邪悪の源って言うか 何て言うかだね」察し。

 

 

 

 

くろねこ太郎の落書き部屋 [フォレストページ+] 夢小説対応・簡単オシャレな創作サイト作成サービス <サイトトップへ戻る