小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月7日

 

 

 

彬羽「このクソ忙しいのに何処行ったあんの腐れ魔王!!」うがあっ!

 


千様「彬羽君の怒号聞くと師走って気がするわー」のほほーん。

家康「それなら年中師走じゃない?」

 

粋「Σなに!?うちの兄貴また何かやったの!?」

 

彬羽「逃げられた。」ちいっ

テオドール「閻魔様から頼まれ事が御座いましたのにねえ」苦笑。

粋「Σ閻魔からって それ放置したらヤバい奴なんじゃ!」ひええっ

 

彬羽「何でも 年末のノルマで焦った死神共が 寿命が尽きた奴じゃなく、適当なそこらの奴の魂引っこ抜いて納品しようとしてるとか「Σすっげえ大事ーーっ!!」

 

 

家康「あれ?去年だったかもそんなの言ってなかった?」おや。

彬羽「ほぼ毎年 〆切が迫ると一定数居るらしい
ったく指導ちゃんとやっとけってんだ」ぶつくさっ


千様「で、ズルしようとした死神は 現世の魔王サマから教育的指導受けるのね」成る程。

 


彬羽「仕方ない 副官の権限フルに利用して

其処らの暇な妖怪共に 多少のやりすぎは誤差、死神狩りの許可出すか」ちっ。


粋「何だろ。 兄貴がやるよりカラスに任せといた方が上手く行きそうなこの感じ」うーん。

彬羽「ボスが2匹居るとややこしくなるから避けたいんだがな

ほらお前等も気を付け あ、一二三お前もこいつ等と一緒に居ろ」


一二三「ん? 家康さん達と一緒なら死神さん来ねえんだか?」


彬羽「いや、万一来ても 蒼月に逆に魂引っこ抜いて貰えば良い」

蒼月「えー。死神の魂とか絶対美味しくないじゃん」こたつからもそっ。

 

家康「ノルマ達成出来なかったドジっ子ヘタレ美少女の死神も居るかもよ?」
蒼月「へえ。それは美味しそう」きらーん。


千様「子供の前で変な真似すんじゃないわよ」怪訝っ

 


彬羽「(死神は基本オッサンだし問題無いな。)

良し じゃ俺等もさっさと死神狩り行くぞ」すたすたっ


テオドール「手際良く 頼もしいのに怖いのは何故で御座いましょうかね?」えーと。

粋(元テロリストのやる気怖っえええーーーっ)ひええっ

 

 


間。

 

 


テオドール「三匹仕留めまして御座います」コウモリ羽ばさあっ!

死神「真っ赤な鎌持った悪魔がああ」うーんうーん。

 

粋「Σどっちが死神か解らねえ!」ひいっ

テオドール「えー。私はバンパイアに御座いますよ」

彬羽「血液アンプルまだ持ってたか
そろそろ無くなる頃だと思うが」

テオドール「はい。これで最後に御座いますので また飛天さんにお願いしませんと Σひいっ!」びくっ

 

彬羽「ちなみにこっちは18匹仕留めた。」屍累々っ

粋「ノルマ達成出来てねえ奴どんだけ居んの?」ドン引きっ

 


彬羽「死神は数が多いからな
母数が多いと どうしてもな。

閻魔からしてユルいおっさんだ なめられてんだろ。

年末は慌てて正規の死者を迎えに来てる奴等も多いしで見分けるのが面倒この上無い」ため息っ

 

テオドール「ひょっとして真面目に仕事されてる死神さんも「危なかった」

粋「怖えよ。」

 


テオドール「しかし そう言う事なら我が主は留守で良かったかもしれませんね

あの方細かいの苦手に御座いますし
下手すりゃ死神と見れば全て焼却に御座います」ふむ。

彬羽「だから俺が着いてんだろうが」けっ

粋「毎度お疲れさんです 副官殿。」哀れみの眼差しっ

 


彬羽「しっかし
そのアホも何処に行ったんだか

死神共と同時に妖怪共にあいつも探させてんだがな」

粋「あ、やっぱ兄貴は強制?」

彬羽「さっきも行ったが ボスが2匹になるとややこしい
そして俺があれやこれや請け負う流れになるのも御免だ

目立つのは苦手だ。」くわっ!

 

テオドール(存在が目立つ方で御座いますのに。)

粋(立ってるだけで 初詣の神社でも目印になるガタイで言われてもなあ) うーん。

 

 


彬羽「ったくあの白髪っ
あんなの何処に居ても目立つだろうに

なんで今日は目撃情報ゼロなんだ」イライラっ

粋「そのテンションで死神共ふん縛ったら潰れる潰れる」

死神「Σぐえええっ!!」かはっ

 

テオドール「ん?

ひょっとして その辺の妖怪の方達に 白髪を目印に捜せ。とか言われまして御座いますか?」

彬羽「そりゃ 目立つのを基準に

・・Σはっ!!」

 


粋「へ? なに?」きょとんっ

テオドール「我が主は 彬羽さんの扱いに慣れておられますからねえ」ふかーいため息っ

 

 

 

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彬羽「わざわざ髪黒くして逃走か 総大将。」くわっ!

白(黒髪)「なんでバレた。」たんこぶ。

 


粋「Σそういや兄貴 髪色変えれるんだった!!」

白「でも何でバレたんだ?
そこ等の奴等と同じ黒髪だぞ?」えー。

彬羽「お前は自分の派手さ理解してねえのか」

白「Σあ」

お役者あるある これでもかと派手な私服っ


粋(カラス 人の事言えねえってば。)

 

 

テオドール「あれ? ひょっとして逃走されながら死神狩りされておられました?」

死神「」白目っ


彬羽「は?」

白「あーうん そうだ

ほら、俺目立つし 白いとバレバレだろ?
だから一般人のフリしてえーと。
俗に言う せんにゅうちょうさ だ。」どやっ

 


彬羽「で、実際は 派手なせいで目立って魂狙われたとか その辺か?」

白「なんで即解るんだ」ちっ

彬羽「Σ副官なめんなクソ魔王があっ!!!」

 

 


テオドール「では 被害が出る前にちゃっちゃと狩ってしまいますか」

粋「うん。お前もちょいちょい怖いよな」

テオドール「我が主をお助けするにはそれが1番早いかと

てか
面倒いので デッドオアアライブでよろしゅう御座いますか?」

彬羽「Σ無駄な死者を出すな!」ひいっ

 

 

粋「Σ俺の周り やっぱ怖えのしか居ねえ!!」

白「今更か

あ、また1匹」よいせっ

死神「Σげふうっ!!」

粋「Σまた容赦ねえ一撃!」ひいっ

 


テオドール「あの、粋さん。私頑張りますので 帰って頂いてよろしゅう御座いますよ?」返り血べしゃべしゃっ

彬羽「お前はホントに妖怪か」拳血染めっ。

 

粋「Σいやお前等が異常なの!!」

 

 

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