小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月5日

 

 

 

【市】

 

ひな「あら コマさん。お使いですか?
お利口ですねー」にこにこっ


コマ『皆多忙なので。 お味噌を買いに行くのです』筆談ぺろんっ

ひな「口から出さないで下さい
また紙詰まり起こしますよ」

 

コマ『皆さん良く食べるので 台所のストック切れがち。』筆談普通にかきかきっ

ひな「大所帯ですしねえ。
あ、重い物なら彬羽さんに頼んでた方が良いんじゃ
バイト帰りに買ってきてくれると思いますよ?」


コマ『あの人にそんなん頼んだら 味噌桶何個分担いで帰ってくるやら』筆談っ

ひな「・・効率重視でやりそうですねえ」ああうん。

 

コマ『それであの石段とか
本人が平気でも 頼んだ方の気持ち的に重い』カタタッ

ひな(からくりの言葉は解らないけど
何となく何ボヤいてるから凄いわ このからくり娘さん。)

 

 

粋「あれ?珍しい組み合わせ」おっ

ひな「あ、ほらほらコマさん 荷物もち居ましたよ」

粋「Σいきなり何!?」

 

コマ『揃ってお仕事帰りにお散歩ですか?』カタタッ

白「んー。散歩とかじゃないんだけど」

 

テオドール「あ!コマさん
ほらほら見て下さいませ  風車買っていただきましたっ」キラキラっ

コマ『何歳児?』えー。

 


白「テオが風車売り追っかけてちゃってな」 やれやれ。

粋「西洋の奴から見たら珍しいのかもなあ」うん

 


ひな「毎度子守りお疲れ様です。」

白「慣れた。」きっぱり。

粋「ん?今こっちチラッと見なかった?
え?何? 俺も子供扱い Σちょ2人共目反らすなよ!!」えええっ

 


コマ『お味噌お味噌と』カタカタっ

テオドール「Σガンスルー!!」がーん。

 

 

調味料売りのおじさん「お。からくりの嬢ちゃん
今日は何だい?」

コマ『お味噌を下さい』筆談っ

調味料売りのおじさん「はいよ!いつもの白味噌だねっ」

 

粋「あ、凄え
買う物把握されてる常連だ」わお。

ひな「何が凄いって からくり相手でも普通に接してくれるあのおじさんですよねえ」あらまあ。


白「あのおっちゃん前にコマに助けられたからな」うん。

テオドール「Σそうなので御座いますか!?」

 

コマ『この町は治安が悪いので

売上取られそうになってたので ロケットパンチで解決しました。』筆談っ

粋「うん。さすが魄哉の作品『パピーなら笑顔で相手の尻蹴りあげますね』カタタッ

 

調味料売りのおじさん「いやーあの時は助かったよ

話してみたら其処らの人間よりよっぽど人間が出来てるし
おっちゃんがもうちょい若けりゃ嫁に欲しかったなー」わははっ

 

テオドール「え?話すって?」あれっ

粋「ちょいちょいコマの言葉解るか奴って居るよな 
原理解らねえけど。」

ひな「あのおじさん 実は凄い霊能者なんじゃ」あらー。

 

白「こいつの親父は怖いぞ?」

コマ『私はお嫁に行きません
パピーの傍らで立派な砲台になります』どやっ

調味料屋のおじさん「うわ、フラれたー。」わははっ

ひな・テオドール・粋(何言ってるか解らないけど 
非常識な会話なのはなんと無く解るなあ) うわあ。

 

 


粋「つか 買い物有るなら早く終わらせて帰ろうや
寒いよ此処」ぶるっ


テオドール「良い風に御座いますが」風車くるくるっ

 


白「だな。
また騒ぎに巻き込まれそうだしな」

テオドール「はい?」風車くるくるっ

 

浪人「うおお離せ下賎の者おおおっ
幕府が 幕府が全て悪いのだああっ!!」どちくしょおおっ


おばちゃん「Σ木下さん所の旦那さん落ち着いてー!」ひいいっ

 

 


ひな「年末ですねえ」あらまあ。

粋「Σんな風物詩みたいに!!」

テオドール「何で御座います あれ?」怪訝っ

白「あれかな
侍みたいだし、年末だしって一斉に調べたら 実は全然仕事してなかった奴とか
上への報告書を金貰って書きかえてた奴とか なんかそう言うの纏めてクビにしたって 家康が言ってたな」えーと。

 

ひな「ああ

身分にあぐらかいて ろくに働かないのに税金で給料貰ってた、元飼い犬の負け犬の遠吠えですか」あらあ。


浪人「Σそこの女!聞こえとるぞコラァっ!!」

 

 

ひな「え。図星ですか?
うわ怖い」ささっ

粋「言うだけ言って俺等盾にすんなよ」えー。

ひな「今度 天ぷら蕎麦の海老天オマケしますから」

テオドール「あ、それならば
はい。我が主殿」番傘渡しっ

白「んー。海老天か まあいっか」

粋「Σうおおオッサン逃げろ 鈍器で殴り倒されるぞ!!」ひいいっ

 


浪人「喧しわっ
真剣相手に傘とはなめるのも大概にしろ!」くわっ

テオドール「いえ。真剣なんてへし折られたら終わりに御座いますし」

浪人「Σんなっ!」かちーん!

粋「Σ煽んなああ!!!」

 


ひな「あのー 食べ物に困る様でしたら
幕府の方が年末は炊き出し強化してくれるらしいですけど」

浪人「Σんな恥知らずな真似出来るかああ!!

どうせなら飯ではなく金を寄越せと言うんだ」うがあっ

ひな「あら 無駄にプライド高いと色々大変」あらあらっ

粋「Σだから煽んなってば!」

 


浪人「だいたいどいつもこいつも!

幕府側が不甲斐ないから ワシ等の様な下の者に皺寄せが来るんだろうが 
自分等とて身分に踊らされた傀儡であろうに! 治められんのなら さっさとまた乱世に戻ってしま


Σおぶぅっ!!」

 

 

コマ『貰える物に文句抜かすんじゃ有りません 躾のなってない。』カタタッ

煙しゅうううっ

一同(Σロケットパンチ 強っ!!)

 

 

白「アゴ外れたんじゃないか?こいつ

よいせっ」

バゴンッ!!


ひな「人体から出ちゃいけない音しませんでした?」

テオドール「あ、でも アゴはまった様に御座います」おおっ

 

浪人「こ、この ガラクタがっ」かはっ

コマ『喧しい。


パピーがどんな気持ちでどんなに苦労して 今の徳川支えてるか

身をもって思い知れ』くわっ

 

白「あ、コマ ヤバイな」傘スタンバイっ

粋「Σ何言ってるか解らねえけどキレてねえ!?」

テオドール「Σコマさんミンチは駄目に御座います!
私達がお肉食べにく辛くなります!!」ひいいっ

 

 


コマ『おっちゃん。コレ1つ頂戴』

調味料屋のおじさん「はいよ。味噌のオマケで良いよ」ほいっ

 

白「あれっ?」ん?

 

 

 

コマ『さあ 存分に思い知れ。』


七味唐辛子ぼふっ!

侍「Σうおお目がっ 鼻が げっこほげほっ!!」かはっ

 

 


ひな「あら これは辛い」そそくさっ

テオドール「Σぎゃー離れててもしみるっしみますううーっ!」ひいっ

粋「Σえっげつねええっ!!!」

 

 


コマ『思い知ったか。』 ふんっ

 

白「お前 最近魄哉に似てきたな」

コマ『パピーを操り人形扱いは許せません』ぷんすかっ


白(あ、そっか
あいつも元は人工生物って奴だし

そう言うのタブーなのか。)ふむ

 


コマ『生まれたからには皆自由!

私達は皆誰の傀儡でもありませーん!!』カタタッ

 

 

テオドール「なんか良い事言われてる様なので御座いますが」けほっ

粋「やってる事がエグ過ぎて なんつーかなあ。」うん。

 

ひな「世の中、逆らっちゃ駄目な物も有りますよ?」手拭い渡しっ

侍「・・大人しく 炊き出し行くか」げほっ

 

コマ『長いものには巻かれた方が楽です』カタカタうんうんっ

白「言う事まで似てきたな」うわあ。

 

 

 

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