小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月26日

 

 


家康「そう言えば 今日っていい風呂の日らしいよ」

千様「えー? 11月26・・ あ、成る程」ふむ。

 

 

蒼月「うちの風呂は大破してるけどね」むすーっ

テオドール「申し訳御座いませんっ!」土下座っ

家康「うん。今度は何やらかしたの」わおー。

 

テオドール「それがそのっ お風呂の掃除がまだの様に御座いましたので ここは1つと思ったので御座いますが
カビ取りとか始めてしまいますと思いの外重労働で

体力キッツいんで血液アンプル飲んで頑張りましたら 加減間違いまして御座いますっ」

家康「Σ風呂洗いで吸血鬼化したの!?」えええっ

 

テオドール「奴等 カビはなかなかの強敵に御座いまして」

 

千様「てかテオ君 日没後は微妙に身体能力上がるのよね?」

テオドール「元が元なので ホントに微々たる物に御座いますが
それ故 血液ブースト時に日没後の能力アップが上乗せになるという概念がすっぽ抜けておりまして」苦笑。

 

蒼月「つかさ日常生活で気軽にぽんぽん血飲むから 
しょっちゅうお宅の主様が痛い思いして採血必要になんじゃないの?

貧弱過ぎない?お前」ずばりっ

テオドール「Σううっ」

 

 

 


挿音「どんだけ勢い良く突っ込んだらこうなんだよ」あーあ。

粋「えーと、直る?」おそるおそるっ

挿音「直せるけどこの辺そう取っ替えだな
良い檜が必要だこりゃ

て、事で檜1本確保してこい」

白「Σえ」

挿音「下僕の責任は飼い主の責任
おら、とっとと探してこいや」


白「え? ひのき?」えーと

テオドール「Σ申し訳御座いません!!」ひいいっ

 


挿音「さっさと動けや。夜になんだろがよ」ああんっ?

粋「よし。 とりあえず茨木童子に相談しよう!」そそくさっ


家康「圧をかけるんじゃないよ 圧を」ほんとにもー。

挿音「とっとと直さねえと この寒いのに風呂無し生活だぞ?」キセルぷはーっ

蒼月「Σヤバい!俺が死ぬっ」

 

 

白「大江山にひのき 有るかな?」うーん。

テオドール「記憶に御座いませんがねえ」うーん。


※江戸時代ではヒノキはそこそこレアです。

 

 


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大江山


茨木童子「ヒノキ? この山には無いよな?」

酒呑童子「いや知らねえわ
植物属性のお前が知らないならねえんだろけど。」えーと


白「ひんしゅかいりょう てのして作れないか?」

茨木童子「いやそれ 例えるなら人間改造して無理矢理妖怪にしちゃうとかそんなのだからな魔王サマ。
論理的にダメだろ」

人魚「て事は やろうと思えば出来るんですね」へー。

 


ダミアン「しかし可能でも出来たらやめて頂きたいな
せっかくの快適アウトドアライフだと言うのに」ため息っ

粋「え。お前ひょっとして吸血鬼なのに花粉症「吸血鬼だからこそだ。
日光に当たれん時点でひ弱確定であろうが。」

 

白「お前等ホントややこしい生き物だな」むう

 

テオドール「日光に当たれば灰になる
しかし浴びない為に どうしても虚弱に。ままならない物に御座います」ふっ

酒呑童子「つか当たれねえのに 何で生き物として日光求めてんだよ」

テオドール「さあ?」はて。


ダミアン「またこれも日光に当たれぬ弊害か 吸血鬼には精神ヤバめの奴も多い
つくづくままらんなあ」遠い目

 

酒呑童子「確かに知ってるだけで二匹はヤベえわ。」ああうん。

テオドール「私達の他に吸血鬼のお知り合いが?」

粋「うん。知ってる二匹が見事に二匹共やべえって話じゃねえかな」

 

 

白「あれ?茨木 前に魄哉にラチられて あれこれ弄って殺虫玉作ってなかったか?

あれ あそこに植えてたのネギだって晴明が言ってたし お前絶対魔改造した
茨木童子「アンタなら あの状況でお宅の家主に逆らえるか?」

 

酒呑童子「どんな状況だよ」

人魚「ほら、お家にゴキブリが出た時の」ひそっ

酒呑童子「・・苦手な奴はキレ倒しそうだな」ああうん。

 

茨木童子「という事で他当たってくれ
基本植物は俺の身内だから酷い事出来ません。」

粋「そう言われると しゃーないか」うーん。

 

 

白「ヒノキって何処に生えてるんだろうな?」

茨木童子「松みたいにグネグネしてるんじゃなく、まっすぐ生えてるから解りやすいっちゃ解りやすいと思うけどなあ」

テオドール「Σあ!良さげなのを見た事が御座います!」

粋「Σえ。マジ!?」おおっ

 

白「そうか じゃそれ行ってみるか
邪魔したな

朧車。」


朧車ギー がしゃんっ。

 


人魚「夜の伐採はお気をつけてー」手ふりふりっ


ダミアン「ん?伐採
手ぶらの様だか ヒノキが見つかったとして、どうやって伐る気であろうか」はて。

酒呑童子「蹴り倒すんじゃね?」

茨木童子「あー やりそう」うんうん

ダミアン(日本の妖怪は適当極まりないな。)うわあ。

 

 

 

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粋「うっわ マジで暗くなって来た
早くしねえと」あたふたっ

テオドール「見えて参りました!あの木に御座います」ほらほらっ

白「アレか。
ヒノキって奴なのか?」

粋「へ?俺が判断すんの?

えーと。茨木の言ってた特徴まんまだし、風呂場の木の板の感じにも似てる
んで、後は確か固くて重いんだっけ? 」木コンコンっ


テオドール「コレっぽい様に御座いますね」よしゃっ

白「そうか。
じゃさっさと切り倒すか

ん?暗くて見辛いな」火の玉ぼっ。

 


粋「Σうおお兄貴たんまたんまたんまー!!」

白「へ?」

粋「へじゃない!良く見て手元っ しめ縄しめ縄っ!
これ御神木じゃねえかよ!!」ひいいっ

白「ん?ダメなのか?」はて。

粋「ダメだろ!つか兄貴も仮にも神様だろ!!」

 


テオドール「あ、ここに古ぼけた祠が」

粋「Σほらほらほらほらっ」指差しっ

白「んーでも 此処もう誰も居ないぞ?
奉っても中身空だし良くないか「Σ信仰してる人が居る以上駄目!!」

 

 

 

 

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彬羽「そう言う事は早く言え。」呆れっ

白「だってお前 もうバイト年末ラッシュだろ」

彬羽「Σなんでいらん所でばっか気を使うんだ手前は!!」

 


カラス天狗軍団「ちわーす。ご注文の鞍馬山のヒノキ お届けに参りましたー」

挿音「おう。こりゃ凄えな
そこ置いといてくれや」

 


千様「彬羽君 何も隠れなくても」

彬羽「しっ!こっちは故郷でテロ起こした前科持ちだぞ」こそっ

家康「白の副官って言う 有る意味重罰受けてるんだからもう良いでしょ」苦笑。

 

 

飛天「はい。まいどー
カラス印の天然ヒノキ 宅配サービス込み此方になりまーす」そろばんパチンっ!

粋「Σうおお高えっ!」ひいっ

飛天「上方の物は高いもんだよ」にやりっ

 

 


白「今年出費多いな」ふっ

テオドール「申し訳御座いません!
大掃除その他で挽回させて頂きま
彬羽「いや お前はあんまり張り切るな。頼むから」

 

 

 

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