小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月24日

 

 

 


粋「うわ、すっげえ人」おおっ

魄哉「徳川と豊臣の いい加減しこりを無くしましょう親善試合ですからねえ

沢山の人に見て貰わないといけないんで 一般客ガンガン入れてます」

家康「だね。両家仲良しだよアピールが目的だもんねえ」うんうん

 

白「で、仲良しなのに なんでシロが助っ人で出てるんだ?」

魄哉「 な  ぜ  か     選手が先日闇討ちに遭いましてねえ」ふっ。

彬羽「前途多難極まりなえな」ああうん。

 

 

千様「でもー。シロ君なら適任よねー」のほほーん

 


審判「それまで!」

シロ「ふむ。其処らの道場よりは手応えがあったぞ」どやっ

豊臣側選手「Σナメとんのかこのガキャア!!」どちくしょおおっ

 

 

家康「まあうん。
周りが出鱈目だから目立たないけど
剣術的には 既に一流だと思うんだあの子。よく道場破りしてるし」

彬羽「経緯はどうあれ 名家で基礎を叩き込まれ その上でコイツに1本入れる為に鍛練しまくってるからな」

白「俺の教えの賜物か」へー。

粋「兄上ツッコミ待ち?」

 

 

 
千様「で、あの子は何やってんの?」

テオドール「ああっと!これで双方1勝1敗っ 

勝負は中堅戦へと なだれ込みに御座いますっ!!」エキサイティングッ!


魄哉「見てのとおり 実況お願いしましたが?
ほらあの子格闘技観戦好きですし」

千様「実況って どうしても徳川に肩入れしちゃうんじゃない?」えー

魄哉「まあそこは 個人の好みって事で」

家康「天海 めちゃめちゃ怒ってない?」ひええっ

魄哉「あのサルの残党って時点で やるような気はしてましたからねえ」ちっ。


粋(いつにも増して怖っえええ) ひええっ

 

 

白「で、中堅て何だ?」はて?

彬羽「この手の試合は 基本5対5で行う物だ
1番目から順に 先鋒、次鋒、中堅、副将、大将と言ってな

勝ち抜きの場合も有るが、5戦行えば 引き分けにでもならない限りどちらかの勝ち数が多くなるだろ
それで勝敗を決めるって奴だ」

白「へー」ふむふむ

 


魄哉「あくまで試合はレクリエーションのつもりだったんですがねえ」イライラッ

千様「坊主の格好で喫煙やめなさい」ジト目っ

家康「やっぱガチ戦した相手に遊びで武道をってのは無理が有ったかもねえ「そこは大人になりやがれってんですよ」けっ

 

千様「やーね。ドロドロしてるわ」

粋「こう言うのって 本来爽やかな物じゃねえのかなあ」うーん。

 


テオドール「ああっと! ここで徳川組中堅 まさかのクリーンヒット!!

俄然優位に立っていただけにこれは痛い! ケアレスミスに御座いましょうかーっ!!」


一同「Σえ」

 

 

シロ「おい!大丈夫か!?」たたっ

中堅選手「す、すまん

腹が急にっ」うずくまりっ

 

 

白「何か盛られたんじゃ無いか?」

魄哉「あんのサル山のサル共っ」
ゴゴゴゴゴゴっ

家康「Σ落ち着いて!一般人も見てるから!!」ひいいっ

 

 

徳川組副将「す、すみません天海殿っ
試合前に配られた茶に何か入っていた様で」お腹ゴロゴロっ

魄哉「厳重管理はしていた筈ですが
と、なると 茶葉の仕入れ先時点で仕込まれて居たか グルかですか
どちらにせよ此方のミスです。 気にせず御手洗い行ってきて下さい」ゴゴゴっ

徳川中堅(Σ怖えよ!!)ひいっ

 


家康「どうする? 代打で私出ようか?」

魄哉「殿は竹刀も持てない身体でしょうが

あーもう良いです 
粋君よろしく」くるり

粋「Σごめん!剣術の基本すら出来ねえんだけど!!」ひいっ

魄哉「いやもう 竹刀持った上で相手シバけりゃ何でも良いです
やっちゃって下さい」けっ。

 

彬羽「従っとけ。此処で自分が出るとか言い出したら それこそまた戦になりかねん」

粋「Σええええっ」困惑っ

白「行ける行ける 
普通にその辺でちんぴらに絡まれた感じでやれ」

粋「Σ良いの!?そんなんで良いの!?」

 

シロ「まあ、よくよく読んだら 親善試合としか書いとらんしな
挿し絵は竹刀構えてはおるが。」ガイドブックぺらりっ

千様「あらー。じゃあ 別に殴る蹴るでも良いんじゃ?」


粋「Σ良かねえだろ!!」

 

家康「ごめんね。程ほどでよろしく」苦笑

粋「だああ責任重大なの苦手なのによおっ!」

 


テオドール「はい此処でお知らせです。
徳川組 急きょメンバー交代のお知らせです
寒くても食中毒が流行っておりますので 皆様お気をつけ下さいませっ」カンペっ

 

一般客(徳川の方 偉いガッタガタだなあ。)一抹の不安っ

 

 


間。

 

 


粋「だらっしゃあああーーっ!!」やけくそっ

豊臣副将「Σ膝蹴りっ!?」ぐはあっ

 

一般客「Σ!?」どよっ


粋「よっしゃ2勝目ーーっ!!」うおりゃああああっ!

 


豊臣側「Σあんなん有りか!?」えええっ

魄哉「御前試合とは言いましたが 剣術オンリーとは言っていないはずですが?」はんっ

豊臣側「Σなにい!卑劣なっ

まさかの異種格闘技戦か!?

おのれ天海!太閤殿をからかい倒しただけでは飽き足らず 我等を愚弄するかあっ!!」


千様「怒り再燃してるぽいけど 大丈夫なの?」

家康「細かい事はコレが終わってからだろねえ」うーん。

 

粋「あー緊張した

で、大将は誰がやるんだよ?」

白「ん?それは

あれ?」きょろっ

魄哉「Σあれっ!?彬羽君は!?」はっ

 

千様「Σえ!彬羽君に頼む気だったの!? 
負ける流れじゃなさそうだしってバイト行ったわよ!?」

魄哉「Σえええ!てっきり白君がお願いしてくれてる物だと!」

白「徳川のだしお前が言ってるかなーって」ありゃ。

 


家康「ありゃー。確かに 
ある程度加減出来て絶対負けなさそう
考えたら彬羽しか居ないか」あーあ。

シロ「負けんと言う点では こやつも居るが」うーん。

千様「白君出たら相手死んじゃわない?」えー。

 


魄哉「挿音が確かその辺の警備に
家康「忍にそんなん頼んだら それこそ相手即死でしょ」

 

白「挿音に比べたら 程々くらい俺でも出来るぞ失礼だな」むっ

粋「人間なのにそれ言われちゃう挿音もどうよ?」

シロ「仕方あるまい
良いか 相手は人間ぞ。くれぐれもうっかり叩き壊さん様にな
あと 絶対に燃やすな 良いな?」真顔っ


千様「ねえ、どっちが歳上?」

 

 

テオドール「はい此処でまたメンバーの入れ換えのお知ら Σうおおマジで御座いますか!我が主様ガンバに御座いますっ
はいっ皆様 拍手でお迎え下さいっ!!」

豊臣側「Σこら実況! 贔屓が露骨過ぎんだろ!!」

 

 


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【会場 外側】

 

 

メキャアッ!!

 

 


挿音「お。良い音したな」

石燕「そっすねえ
テオさんの実況から察するに 大将戦一撃で終わったっすね」あーあ。

挿音「まあ、人間じゃ勝てねえわ あんなもん」うん。


石燕「対戦相手が哀れっちゃ哀れっすがね

まあ、こんなん仕込んでたら 同情する気起きないっすよねえ」げんなりっ

豊臣軍残党軍「Σこらお前等! 人の話を聞いとるのか!!」

 

挿音「へいへい 聞いてる聞いてる

いやマジで 町の連中が試合にゾッコンで助かったわ」

石燕「そら魄哉さんもキレるっすよね」うんうんっ

 


与一(親善試合をしながら、裏でもう1度戦を起こそうとするとは
人間は源平の頃から変わらんなあ) ふよふよっ

石燕「相手が人間なんで 今回与一さんは出番無しっすね」

与一「あ、そうか
私の矢は化け物以外には ちょっと気持ち悪い程度だからな」うーん。

 


挿音「じゃ ややこしくなる前に片付けちまうか

加減は要らねえぞ 野郎共」

徳川忍軍「うっーす。」しゅたたたんっ!


石燕「忍の人等、自力で避けて下さいっすね

がしゃどくろ 全員お仲間にしてやんなせい」

特大がしゃどくろ ずももも具現化っ!

 

 

豊臣残党軍「Σえ。ちょっ」ざわわっ!

 

 


徳川忍A「お頭のダチって、どれもこれもマジで凄えな」

徳川忍B「なあ。この人等どこの忍だろうな」うっわー。

 

 

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