小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月5日

 

 

 

 

魄哉「あー 今日も疲れました」


粋「お!お帰り
疲れてる所悪いんだけどさ」あわあわっ

魄哉「はい?」

 

粋「俺の部屋になんか居るぽくて ちょい見てくれねえ? 
ほら一応僧侶だろ?」 必死っ

魄哉「君、そんな理由でこんな夜中まで「マジでオバケ系ダメなんだよ!!」

 

魄哉(君もある意味オバケです
とか何度目だって話ですしねえ)苦笑すたすたっ

粋「あー。いつもより帰りが早くて助かった」ほっ


魄哉「僕を待たなくても 白君にお願いすればぶっ飛ばしてくれるでしょうに
また 変なイタズラ心でも出されました?」

 

粋 「今日から新しい演目の稽古始まったから 晩飯食べたら力尽きちゃって」

居間の襖がらっ


白「くかー。」すやすやっ

テオドール「こんな所で寝られてはお風邪を召されますよ」オロオロッ

彬羽「馬鹿は風邪ひかねえだろ。」食器片付けっ

千様「てか まーた沢山食べたわねえ」まだまだ食器の山っ

 


魄哉「この子が力尽きるって
役者業ってハードですね」うわ。

粋「うん。思った

で、カラスは後片付け大変だし
テオは その、オバケ見えてもむしろ負けそうだし」

魄哉「石燕さんは?」

 


蒼月「〆切前だから夕飯にも出て来なかったよ」コタツからもぞっ

魄哉「成る程 君はコタツから出られませんしね」納得。

蒼月「そうだよお帰り お土産は?」真顔っ

魄哉「江戸城から真っ直ぐ帰って何を土産に出来ると言うんです」真顔。

 


蒼月「ちっ つまんないなー」コタツにもそもそっ

 


魄哉「で、そのオバケと言うのは?」くるり

粋「今のスルーて凄えな」

 

 


間。

 

 


粋「ーーで、例に寄って見えねえんだけど なんかこう、近寄るの変な抵抗が有るって言うか」廊下とたとたっ

魄哉「成る程 本能的な物ですかねえ」ふむふむ。

粋「かな?
俺も疲れたし早く寝たいんだけど

あ、テオ 兄貴部屋に放り込んで来た?」

テオドール「そこは彬羽さんがひょいぽいっと。

では 私も眠いのでお先におやすみなさいませ」あくびっ


魄哉「完全に昼夜逆転しましたね この子。」

粋「吸血鬼って何だろうな」しみじみ

 


魄哉「で、なんか意外なんですが君その居るっぽい何かは怖くは無いんですか?」

粋「そこは意外と。
害はねえみたいだから 誰かに頼んでぶっ飛ばされるのもどうかなーって」うーん。

魄哉(良い子なんですが 甘すぎると言うか
その内足を救われなきゃ良いんですが)苦笑。

 

 


粋「て、事で  頼む」ぴたりっ

魄哉「自分の部屋なのに襖も開けたくないんですか?」

粋「Σだって万一 わーって出てこられたらっ」

魄哉「その時はカウンターかませば良いんですよ
はい、開けますよー」がらっ

粋「Σわー!わーーっ!!!」ひいいっ

 

 

襖すぱんっ!!


粋「Σえ。」

 

魄哉「・・・ すみません。
そう言えば 殿って何処に居ますか?」

粋「へ? えっと あれ?そういや夕飯後見えてねえな
つか 何が見えたの? なんか凄い勢いで閉めたよな?
あれ?なんか顔色悪くね?
つかなんで家康

魄哉「殿ーっ!生きてますかーっ!!」だっ

粋「Σマジで何事!?」えええっ

 

 

 

小太郎「庭に転がってたぞ」わんっ

家康「」白目っ


魄哉・粋「Σうわああああっ!!」ひいいっ

 


粋「え?え?なんで!?
家康こら起き Σ息してないーっ!!!」ひええっ


魄哉「ちいっ!蒼月君こらっ

だあもう出て来なさいっ!!」そいやっ!

蒼月「Σっぎゃーっ!コタツちゃぶ台返しっ!!」寒っ

 

魄哉「喧しい!!

君、何か寝ぼけてやらかしませんでした?」

蒼月「Σへ?ちょ何怖っ

Σうわ馬鹿殿どうし  Σはっ!!」

 

 

魄哉「やはり思い当たる事が有りますか」ちっ

粋「へ?へ?」心臓マッサージ中っ

 


蒼月「えーっと。

夕飯の後、まだもうちょい何か食べたいなーって思いながらうつらうつらした時に 
馬鹿殿に冬眠するなとか声かけられて 目が合った。    ような?」しどろもどろっ

粋「Σえ。それって」はっ

 


魄哉「やっぱ寝ぼけて魂引っこ抜きましたね。」あちゃー

蒼月「ぽいね。
ごめんごめん」あははっ

粋「Σ軽っ!!」

 

 


千様「あのー 良く解んないんだけどー
蒼月君が寝ぼけて殿の魂引っこ抜いちゃったって事よね?
で、殿の中身は? まさか食べた?飲み込んじゃったの?」えーと。

 

魄哉「いえ、粋君の布団で寝てます」

粋「Σ俺の部屋に居るのアレ家康!?」えええっ

魄哉「殿最近寝るの早いですからねえ
そして 朝も早いって言う

魂だけでもそろそろ寝ないとってなっちゃんたんでしょう」はーやれやれっ

蒼月「オッサンてやたら習慣大事にするよね」ああうん。

 

魄哉「君も他人事みたいに言わない

こら殿 自分の巣にお帰りなさいっ!」


粋「つか何で俺の部屋?」えー。

千様「地に足着いてないから 夢の中みたいにフワフワって部屋間違ったんじゃない?」

 

 


白「煩いな 何かあったのか」むすーっ

粋「いやあの
そりゃオッサンと添い寝はしたくねえわって
俺の本能でかしたって気分」うん。

 

白「・・ん?

 

え。何があったんだ お前。

笑わないから兄ちゃんに話してみろ」

 

 

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