小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月27日

 

 

 


蒼月「お前 それ大好きだよね」寒っ

 

石燕「それって がしゃどくろっすか?」よっこらせっ

蒼月「普通に手の平に乗んな。
妖怪より妖怪らしいんだよアンタ」引。

 


石燕「まあ、あっしが使える中じゃダンチで強いっすし
でかいんで相手もビビるっつか 色々使い勝手良いんすよ」撫で撫でっ

蒼月「いやお前の絵の具現化でしょ?
毎度その場で描くわけにも行かないでしょこんなの
何? 描いたの持ち歩いてんの?」がしゃどくろ見上げっ

 

石燕「自分の作品が実体化して動くんすよ?
物描きとして そりゃ自信作を使いたくなるってもんっすよ」ふっ

蒼月「だから何で毎度がしゃどくろ「骨描くの楽しいんす」きっぱり。

 

 

蒼月「成る程 意味解んない」えー。

石燕「解んなくて良いっす
ほい。今日もお疲れさんっす」

がしゃどくろ紙に戻しびゅるるっ!

 

蒼月「どうせなら可愛い女の子具現化して欲しいな」ちぇー。

白「石燕が描くと怖い女しか出てこないぞ」すたすたっ

 

 

粋「で、相手もビビるって あいつ何とやり合って来たの?」

テオドール「たまに妖怪と間違えられて 腕試ししたい系のチンピラ妖怪に絡まれておられますからねえ」うーん。

 

 


間。

 

 

 

白「そう言えばお前、実際居る奴しか描かないのか?」

石燕「ん? あーそりゃ あっしはモデルがいないと描けないっすからねえ
この業界的にはズルッすけど。」筆の手入れっ


粋「え。勿体ねえ
んじゃ あんだけ描けるのにえーとほら、
西洋のペガサスとか あ、ウンディーネとか あの辺描けねえの?」えー。


テオドール「あの ペガサスやウンディーネは実在致しますが」困惑っ

粋「Σマジで!?」えええっ

 

白「俺等が此処に居るのに なんで居ないと思うんだろうな?」はて。

彬羽「此処に居るの8割化け物なんだがな」うーん。

 


石燕「えーと。羽生えた馬と 水の精霊っすよね

こんなんっすかね?」さらさらっ

粋「Σこっええええ!!」ひいいっ


テオドール「あの 何故にウンディーネは目から血を吹いておられるので?」おそるおそるっ

石燕「体から水出てるんすよね?」あれっ?

テオドール「Σ何故に目玉チョイス!?」ひいっ

 

 

与一「実在しとる物を元に、想像で簡略化し、補い平面に現すのがあいつの描き方だそうな

ゼロから作るのは苦手らしいが 何故か皆ああなる」うーん。

彬羽「脳からホラーなんだな」納得。

 


粋「ん?ちょい待てよ
じゃあ がしゃどくろって実在すんの?」ふと。

彬羽「なんだ 見た事ねえのか?」

粋「Σマジで居るの? あんなのが!?」えええっ

 

白「えーと確か 本物も石燕がやってるみたいに飼い主を手のひらに乗せてて 
あれ?飼い主誰だっけな」はて。

 


彬羽「手前が見合いすっぽかした滝夜叉姫だが?」ジト目っ

白「Σあ」はっ

 

テオドール「Σえ!白さん婚活されてたので御座いますか!?」えええっ

粋「してないしてない。
一時期 爺が曾孫見せろってやたら見合い話持って来てたんだよ
あの兄貴が自分から身を固めるワケねえって」

 

白「片っ端からすっぽかしまくってたら 話持って来なくなったぞ」どやあっ

彬羽「手前 どんだけクレーム来たと思ってんだ」イラッ。

 


千様「あらー。 その辺のクレーム処理も副官の役目なの?」

石燕「日本妖怪のボスともなると 個人の問題で済まないんしょねえ

つか本物っすかあ。見てみたいっす」

粋「へ?お前見た事無いと描けねえんじゃ?」

石燕「がしゃどくろ自体はいろんな文献に出てくるっすからね
あっしのは普通の骨をモデルに 想像で作り上げたがしゃどくろっす」

 

千様「実際のと比べてどうなの?」

白「さあ?俺会ってないし」しれっ


彬羽「いっぺん擦り潰れちまえ」けっ。

粋(あ。本物かなりデカそう)うわ。

 

 

 

蒼月「勿体無い話しだなあ
てか、言霊とか噂をすれば影とか言うでしょ
気を付けた方が良いよ?」

白「何をだ?」ん?

 

 


家康「あのー。白にお客さん なんだけど」困惑っ

白「え。」

一同「Σえ」


蒼月「さっきからズシンズシン言ってたからね
さーて 滝夜叉ちゃんの御尊顔拝見しちゃお」わくわくっ

石燕「おお!マジっすか 生がしゃどくろ!?」おおおおっ

 


粋「Σちょ これヤバいんじゃ!?」ひええっ

彬羽「待て待て待て待て!いや問題は無いはずっ
その辺はきっちり話をつけたはずだ!!」冷や汗どばあっ

 

 


間。

 

 

 

 

白「巻き寿司貰った」困惑っ

彬羽「下総住みらしいからな。」ほっ

家康「あ、名産品かあ」成る程。

 


テオドール「良う御座いましたね
お爺様の暴走と理解頂き、昔の事は気にするなと言って下さいまして」にこにこっ

粋「お前 あの姫さんがマジで兄貴を敵視してたら聖書で殴ろうとして「当たり前に御座います。」真顔。

 

石燕「しかし アレがマジもんのがしゃどくろっすかあ
やっぱ本物は違うっすねえ」ほうっ

千様「あんなのにうっとり出来るの石燕さんくらいだわ」ああうん

 

石燕「よしゃ!創作意欲沸いて来たっす
ちょい練習をば」いそいそっ

与一「お前 〆切の方は「筆が乗ってから頑張るんで問題無いっす」


テオドール「また瀕死徹夜コースに御座いますね」おやまあ

 


白「何がそんなに楽しいんだろうな」巻き寿司もぐもぐっ

粋「俺等にゃ理解できない世界なんだろうなあ」うーん。

 


蒼月「・・あのさあ。
ムカつくから あいつ本人が居る所じゃ言わなかったんだけどさ」

家康「ん?」

 

蒼月「あのモヤシ
毛有毛現の筆で具現化出来る妖怪って 自分の能力越えたのは無理なんだよね?

それってつまり」えーと

家康「Σ石燕ちゃん 人間なのに滝夜叉姫レベルの妖怪って事!?」えええっ

 


白「何が滝夜叉姫レベルなんだ?」はて。

蒼月「何基準か解らないけど
妖力的な? ひょっとしたら使役出来る妖怪のレベルかも知れないけど」

テオドール「あ、確かに普段からモノノケの使役はされておられますね」じっ。

与一「Σ私は使役されとったのか!?」えええっ

 


彬羽「そういや前に玄武出そうとして倒れてたな

伝説級はさすがに無理か」ふむ。

千様「むしろ使役出来ちゃ駄目な気がするわー」うんうんっ


蒼月「倒れたのは防衛本能的な物だろね
強行してたら体持たなかっただろうし

つか、知らないでやるなっての」はーやれやれっ

彬羽「ん?
俺は術系は解らんのだが、仮に意識を保っていて 強行してたらどうなってたんだ?」

 

蒼月「色んな負荷に耐えらんなくて脳ミソが弾け飛んで 体中の穴と言う穴から血吹いて絶命。

かな?」

家康「Σこっわあああ!!!」ひいっ

蒼月「正確には脳ミソ弾けて全身の血管もブチブチって「Σもういい!良いからっ!!」ひいいい

 


白「教えてやっといた方が良いんじゃないか?」

彬羽「だな。」ドン引きっ

 


粋「そういや前に沢山具現化してた時も鼻血出してたっけ」ひええ

テオドール「術師って命懸けなので御座いますねえ」わお。

 

 


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与一「何故に石燕の体を乗っ取っても 私が描くとこうなるのだろう」紙ぺらりっ

 

一同(Σこんにゃく!?)

石燕「塗り壁っす。」

 

与一「器用さとは手は関係無いのだろうか
何が違うのだ」うーん。

 

白「あ。でも結構強いぞ」


塗り壁パンチ!

粋「Σあだっ!ちょスネやめろスネはっ!!」あだだだっ

 


蒼月「見た目って大事だね」うわー。

千様「石燕さんがお化け絵師で良かったわねー」うんうん

 

 

 

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