小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月12日

 

 

 

挿音「いきなりだけどよ。
うちまーた兄弟増えたわ」キセルすぱーっ

シロ「Σ此処にまた居候が増えるのか!?」えええっ

挿音「いんや実家の方」

 


石燕「あー、大名家の方っすか
でもあれ? 御当主の日の丸さんってまたチビッ子

Σあ。 良い家あるある幼少期の婚姻っ!?」はっ

挿音「小姑の杜和がついてんだぞ

無理に決まってんだろが。」きっぱり

 

テオドール「ちなみに杜和さんは 『私が兄様と所帯を持つまでは日之丸に嫁なんて認めませんわ!』とか申されておりました」

粋「あの家断絶すんじゃねえの?」うええっ

 


家康「いや何でもね。
某藩の跡取り様が 御忍びで遊びに行った先で 農村の女の子とフォーリンラブって事でね

身分差は承知!しかししっかり正室として迎えたい!って誰よりも先に『天海様』に宣言しちゃってさあ
天海純愛応援派だから 家臣も何も出来なくなっちゃってギスってねえ
じゃ、平民じゃなくなりゃ問題ないよね?と」

挿音「うちの実家の養女って事にしてしばし置いときゃ 問題ねえって事になったんだよ」

 

白「身分って そんな簡単な物なのか?」へー。

挿音「知らね。
また親父のゴリ押しだろ?」しれっ

彬羽「また適当な」

 

千様「あらあらー じゃこの子がそのシンデレラー?」あらー。

村娘「よよよよろしくお願いしますっ!」ぺこりっ


粋「なんで連れて来てんの?」

挿音「ど田舎からいきなし大名家でストレスヤバそうだから 息抜きさせてくれって日之丸に頼まれてよ」

シロ「Σこげな男ばかりの所に 嫁入り控えた娘を連れて来るな馬鹿者!!」ひいっ

 


千様「男ばっかて アタシは?」

シロ「Σへ?あ、いやその」

 


コマ『何事ですか』筆談っ


千様「ほーらほらほらっこの存在感の塊が見えないのかしらー?」おほほほほほっ

家康「Σ千ちゃんこら 未成年にセクハラやめなさいっ! 胸を持ち上げないのっ!」

シロ「Σはしたないいいっ!」うわあああっ

 


村娘「村を思いだしますだー」ほっこり。

杜和「ご実家 凄い所でしたのね」うわあ。

粋「あれ杜和 お前も来てたんだ」

杜和「当たり前ですわ!此処までの道中兄様が他の女と二人っきりとか許せませんわよっ!」きいっ


村娘「背中にしょった山菜摘みのおっきなカゴに詰め込まれて来ましただ。」にこにこっ

シロ「まあ 村育ちでは赤兎の背から落とされるであろうしな」

家康「他所の奥さんになる子になんて事を」ひええっ

 

 


間。

 

 

一二三「お姉さん おらと言葉似てるだなー」わーい。

村娘「んだな。お嬢さんはどこの生まれだべ?」にこにこ

一二三「わからねえだよ
1人で歩いて歩いて何処が何処か解んなくて 山の中で泣いてたら彬羽さんにひろって貰えただ」えへー。

村娘「Σこんな小せえのに!!」がーん。

一二三「見っけて貰えたから良かったべ
だから おらおっきくなったら彬羽さんのお嫁さんになるだ」ひそひそっ

村娘「Σあ、そう言う

頑張るだぞ!!」手がしっ!

 


石燕「意気投合してるっすねえ」おやまあ

与一「だな。
で、お前 そんな離れんでも
害の有る娘では無さそうだぞ「人間とは基本的に合わないっす」きっぱり

 

与一「全く 人間の癖に難儀な

ん?」


村娘「・・・。」じーっ

 


与一「Σあああしまった!姿消すの忘れて 宙を漂ってしまった!!」うおおうっ

シロ「Σ馬鹿者おおおっ!!」ひいっ

 

村娘「オバケさんだか?

明るい人だから全く怖くねえだな」にこっ

与一「Σ強い!!」


村娘「村にクマが出た時のが怖かったべ
村外れの佐平治おじさんがズドンと仕留めてくれてどうにか生きてるだ」


コマ『クマと比べんで迫力ないから安心せよ。』筆談っ

与一「Σやかましわ!!」


村娘「都会のカラクリは凄えだなあ」ほう。

 

千様「なんか。ある意味奥方様には向いてるのかもねえ」あらあらっ

杜和「私もそう思いますわ。
弱々しい名家の女しか知らない坊っちゃんも 
この野山が育てた鋼メンタルにやられたみたいですわよ」お茶ずずー


白「弱々しい名家?」ん?

彬羽「言ってやるな」

 

 


杜和「何か?」薙刀おほほほほっ

白「いきなり首はやめろ」むう。


テオドール「そういう事をされるから言われてしまうのでは」ひええっ


挿音「お、調度良いわ
杜和 護りは頼んだぞ」すたすたっ

杜和「はい?」

 


コマ『敷地内侵入者 センサーに反応有りです』警戒ブザーみ"ーーっ!

与一「なんだ狙われとるのか?」

彬羽「まあ、他の身分のある女を推したい奴からすりゃ 邪魔物でしか無いだろうしな」

与一「成る程 人とは変わらんなあ」ほー。

 


村娘「え?え?」きょろっ

千様「成る程 それで連れて来たのね
はいはい大丈夫よー。皆慣れてるから」

一二三「危ないから奥行くだよー」手引きすたすたっ

 


ーーーーーーーーーーーー

 

杜和「きゃー。兄様カッコいいいっ」
奥の部屋からガン見っ

千様「杜和ちゃん 矢とか飛んできたら危ないわよ」

杜和「なめないで下さいませ
それくらい叩き落とせますわよ おっぱいおばけ」ふんっ

千様「Σおばっ!?」かちーん!


村娘「あの、このお二人 仲がお悪い?」えーと。

一二三「女心は複雑なんだべ」んだ。

 


杜和「くれぐれも、くれぐれも!私の兄様には手を出さないで下さいましよ」ジト目っ

千様「Σ出すわけないでしょ!
こちとら アイツがおねしょしてた頃から知ってんのよ!!」きいっ

杜和「あら?オバケじゃなくて おばさん?」くすっ



千様「一二三ちゃん離して この小娘いっぺん泣かすわ」

一二三「どうどうどうどうだ。」よーしよしよしっ

 

杜和「やってられませんわっ

護りと言われましても あの方々が取りこぼしするとは思えませんし 私も出て暴れて来ますわ

おいで赤兎。」

赤兎「ぶるるるっ!」ひひーんっ

 

千様「あーはいはい 行ってらっさしゃい
せいぜい活躍して来なさいよ」ふんっ

杜和「言われませんでも


おらおら道をお開けなさい!!今日の私はキゲンが悪くてよ!!」くわっ!

刺客一同「Σ!?」びくっ


赤兎「ぶひひーんっ!!」

どどどどどどどどっ!

 

一二三「杜和ちゃん。お姫様なのに戦国猛将みたいだべ」ありゃ

 

村娘「あああの わたすオバケは平気でも戦はちょっと」座布団かぶりっ

千様「普通そうだから
あんなの参考にしちゃダメ

屋根ばきゃっ!

刺客べしゃどすんっ!!

一同「Σぎゃああああ!!」ひいっ

 


一二三「あ、ひづめの跡ついてるべ」
ひっくり返し

千様「あー赤兎に蹴り飛ばされたのね あの馬賢いから。」あらまあ。

村娘「ひいいいいいっ」半泣きっ

 

千様「はいはい大丈夫よ。
屋根壊れちゃったし 他の部屋移りましょうか」よいせっと

村娘「Σままま待ってけろ
腰が抜けてっ」あううっ

一二三「物凄く新鮮な反応だべ」おおっ


千様「そうねー アタシ達の周りって結構皆肝座って

赤兎「ぶひひーんっ!!」バカカッ

杜和「うっかりミスですわっ!こちらに1人吹っ飛ばしてしまいましたけど大丈夫で Σうわわわっ」


村娘「Σ馬でかーーっ!!」へたりっ

赤兎「Σぶるるるっ!?」あわあわっ

 

一二三「Σぎゃー!危ねえだああ!!」うぎゃああっ!!

 

 

壁ばきゃっ!

彬羽「一二三どうした!

 

 Σげ 」

 

千様「」頭ぱっくりきゅうっ


一二三「千ちゃんが死んじゃうだーーっ!!」びえええっ

杜和「ごめんなさい!事故ですのおおおおっ!!」うわーんっ


彬羽「Σ誰か急いで飛天呼んで来いいいっ!!!」

 

 

間。

 

 

家康「千ちゃんどう?」おそるおそるっ

飛天「んー。
あの姉ちゃん頭蓋骨頑丈だし 傷口縫ったし跡も残らないとは思うんだけど

問題は脳ミソがどんだけダメージ受けてるかだよな」手ふきふきっ

 

杜和「嫌いだけどホント嫌いだけどっ 馬で蹴る気はなかったんですのっ

ごべんなさいいいっ」鼻ずびーっ

テオドール「皆さん解っておりまますので」おろおろっ

粋「えーとほら テオいつもの茶淹れてやれよ」冷や汗っ

 

村娘「わたすがヘタレだからっ
ごめんなさいいいっ」うわーんっ

与一「いやあの あんな物慣れておらんとどうにもな
って石燕頼むから出てきて加勢しろ!」ひええっ

石燕「泣いてる女の子にかける言葉なんて知らないっす」物陰っ

 


蒼月「Σちょっと千ちゃんがケガしたって何!?」どたばたっ

与一「Σおお!天の助け
女の扱いに慣れた奴が!!」おおおっ

蒼月「Σ俺が重宝がられるってマジで何事!?」えええっ

 


飛天「って事で 早めに意識が戻らないと ちょっと後は怖いかなって感じかな。」ひそっ

白「揺すったら起き「ダメ。頭打ってる奴にそれは絶対ダメ」

彬羽「声かければ微妙に反応はある様だが」うーん。

 

杜和「兄様ごめんなさいいっ
言われたとおり 私おとなしく奥に居ればよかった」べそべそっ

挿音「あー 今更言っても始まんねえしよ
事故だ事故
しっかし参ったな」頭かきかきっ

 

飛天「何かこう精神的に強い揺さぶりがかけれれば起きる可能性は有るんだけどよ

あ、物理はやめろよ物理は」

挿音「精神的なあ」ふむ。

 


彬羽「今日の晩飯は豚のトロトロ煮込みだぞ」ぼそっ

千様「・・・・」反応無しっ


彬羽「ダメか」ちっ

家康「彬羽 千ちゃんをなんだと思ってるの?」

白「元気な時なら大喜びなんだけどな
ダメか」うーん。

彬羽「だな。覚醒までは至らないか」ふむ。

粋「ダメだ 見事に兄貴基準で物事考えてる」うわ。

 

村娘「あの この人とは長いお付き合いだと聞いたんだべが
その 古いお友達なら何かねえんだろか」おろおろっ

挿音「ん?
そう言われてもな」うーん。


飛天「とりあえず皆で色々声かけてやってくれよ
それだけで何か違うかもだし」苦笑。

挿音「声なあ
俺こう言うのよく解らねえしな

・・・

 


おら 辛気臭え。とっとと起きろや偽乳女」けっ

千様「Σ兄妹揃って なんなのよアンタ等はあああっ!」寝起きの右ストレートっ!

挿音「Σおぐっ!?」


シロ「Σうおお1発でっ」ひえっ

 

 

千様「何を人が寝てる間に大嘘こいてくれてんのよ!
つか何!?偽物だと思ってんの!? ほらほら目ん玉かっぽじってよおく見なさいよおおおっ!!」がばっ!

挿音「Σぎゃっ お前何を!?」ひいっ

杜和「Σちょ どさくさで兄様に見苦しい物見せないで下さいませっ!!」きいっ

 

飛天「頭打ったショックで錯乱してんな」うわ。

彬羽「だな。」引。


家康「はいはい 子供は見ないよー」目隠しっ

シロ「Σせんでも見んわ!!」うがあっ

 


杜和「ちょっと いい加減にあせばせ!!
だいたい 大きさ以外では私も負けてはいません事よ!!」襟ぐいっ

一同「Σ!?」


挿音「Σこら杜和落ち着けやめろこら !!」

 


小太郎「こっちだこっちだ!わんんっ」たたっ

魄哉「千様が意識不明と聞きましたが大丈夫で Σぎゃっ!皆して何をやってるんですかあああっー!!」ひえええっ

 


村娘(これくらいで動じない 強い奥方になろう) ぐっ。


家康「天海落ち着いて!色々誤解「アンタが着いてながら何やってんですか!色即是空っ!!!」くわっ

 

蒼月「あ、バカ殿殴られた」

白「魄哉 坊主だから こう言う時一番落ち着き無いよな」あーあ。

 

 

 

 

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