ダミアン「茨木殿の使いで来たのだが
これが日本の盆と言う奴か」ふむ。
家康「あのごめん、私の肩に何か乗ってるの？」冷や汗っ
魄哉「大丈夫ですよ。ご先祖様です
変なのに捕まらない様にと護ってくれてるみたいですねえ
あ、御子孫のお世話になっております。」お辞儀っ
家康「Σホント！？ 見えないけどありがとう御先祖様！！」おおおっ
ダミアン「まあ幽霊というのは
古今東西原則として親しい者には遭遇出来んそうだからなあ」ふむ。
粋「あ。だから夢枕とかに立つのか」へー
ダミアン「あれもギリギリアウトらしいがな
あの世でめちゃ怒られるとか何とか」
粋「Σマジか！」
シロ「多少の罰を受けても伝えたい事が有ると言う事であろう
夢に死者が出てきたら しっかり話を聞かんとな」うむ。
ダミアン「で、かなりカオスな状況なのに 何故に皆ここまで冷静なのだ？」
テオドール「慣れと そもそもその方達見えておりません」きっぱり。
白「シロは戦闘モードになれば見えるんだけどな」
シロ「気合い1発。 悪霊も斬れるわ」どやっ
ダミアン「Σジャパニーズサムライ凄っ！！」おおおっ
魄哉「ちなみに気合い入れなくても 愛刀の鬼切君持つだけで見えたりもしますよ」鬼切はいっ
シロ「Σうおおおなんじゃこりゃああ！！！」びくううっ
家康「天海 遊ばないの。」
ダミアン(いや鬼切って 茨木童子殿の腕を切り落とした凶悪な刀ではっ) ドン引きっ
蒼月「あの人等にとっちゃ妖刀もオモチャなんだよ
細かい事気にすんなよ」
ダミアン「Σそもそも刃物をオモチャにしてはいかんだろ！！」
蒼月「刀振り回す人種にそれ言う？
つか見たくないなら焦点ボカしときゃ良いんだよ
暑いのに大騒ぎうっさいなあ」すたすたっ
シロ「焦点をボカす とは？」オバケしっしっ
魄哉「まんまですね
見え過ぎてキッツイなら 見ない様にしましょう的な」
家康「私そっち方面は解らないけどさ
かなり高度なテクニックなんじゃないの？」えー。
白「石燕みたいに気にしない 深く考えない方が早いぞ」ほら。
与一「あの、どこの幽霊か知らんが生け花で晒し首ごっこするのやめてくれんか」引っ
石燕「斬新っすねえ」へー。
シロ「Σ出来るかあああ！！」ひいっ
テオドール「粋さんが失神されました」挙手っ
魄哉「おや あれは見えていたんですね」おやまあ
生首幽霊「見て貰える様に頑張りました」うふふっ
千様「あらあら 石燕さんが塩対応だからつまんなかったんじゃないのー？」
石燕「あっしのせいなんすか？」えー。
生首幽霊「・・・。」
千様「なあに？」
生首幽霊「しくしくしくしく。」さめざめっ
ダミアン「リアクション欲しくてやっとるのなら今のはな」うむ。
テオドール「死者の方って人を脅かすのが御好きで御座いますねえ
開き直りに御座いましょうか？」ふむ。
シロ「お前 普段すぐ灰になる癖に平気なのか？」
テオドール「グロ系は結構平気に御座います」
ダミアン「そりゃお前の内面が一番グロ Σどわああっ！！」
テオドール「おやうっかり
地べたに横たわってる幽霊さん蹴り飛ばしてしまいまして御座います」
魄哉「テオ君。人蹴っちゃいけません」めっ
テオドール「申し訳御座いません
以後気を付けます」
粋「だ、大丈夫か？」がたぶるっ
ダミアン「今回は生首ぶつけられんかっただけマシ か。」幽霊どっこら退けっ
千様「確認するけとダミアン君って 同族のテオ君と仲良くしたいのよね？」えーと。
ダミアン「だから蹴られても十字架刺されてもニンニク投げられてもこうして話しかけて「うん。色々合点が行ったわ」あーはいはい。
間。
石燕「しっかし毎年の事とは言え凄いっすねえ」お茶ずずー。
ダミアン「あの、机の上に正座してガン見されておる様だが「お膳に乗っちゃ行儀悪いっすよ」
幽霊「Σあ、はい」びくっ
ダミアン(Σ強い！)
家康「やっぱアレかなあ
天海が この世に戻って来ても特に行く所無い無縁仏さんの愚痴聞きしてるからかなあ
どっちしろ私見えないけど」ふむ。
ダミアン「Σそんなのしておるのか！？」えええっ
魄哉「一応坊主ですし」しれっ
シロ「まあ 暇を持て余されて 町で暴れられるよりマシ か」ふむ。
挿音「あーダッリい。この時期肩凝ってしゃーねえわ
親父 お節介も程程にしとけよ」すたすたっ
ダミアン「アレは？」えーと。
魄哉「あの子に憑いてるのは生霊ですね」
家康「忍の仕事って恨まれやすいからねえ」うんうんっ
ダミアン(いや 殿は大丈夫なのか？)えええっ
家康の先祖「・・・」にこっ。
ダミアン「Σ先祖強い！！」成る程っ
家康「？ 何が？」
魄哉「ま、元々我が家は変わり者の集まりですから
お盆の間はメンバー増えたなってノリで行きましょう」あははっ
千様「アンタ とことん異常に懐の広い田舎のお母ちゃん気質よね」うわあ。
彬羽「今さら多少増えるのは構わんのだがな」うんざりっ
ダミアン「ん？」
粋「何？悪さもすんの？」よれれっ
彬羽「お前大丈夫か
いやな。悪さまでは行かねえし そもそも俺にちょっかい出してくる根性の有る霊なんてそう居ないんだがな」
一同(目付きとガタイがなあ) ああうん。
家康「ん？それでなんか問題有るの？」
彬羽「いやな。霊ってのは水場に集まる物で
テオドール「Σぎゃああああ！！ カボチャからオッサン生えてるううっ！！」ひいいっ
灰ざらっ。
千様「Σどんな状況！？」
彬羽「やたらと台所で遊んでやがってやってられん」ため息っ
魄哉「あー 龜とかから引っ切り無しに出てきますよねえ」苦笑。
ダミアン「Σテオドール大丈夫かああ！！」ひいいっ
テオドール「」灰っ
シロ「グロは平気でもキモいのは無理か」うわ。
蒼月「つかナニコレ。」
カボチャから生えたオッサンの霊「・・」にやっ
白「ウケて満足そうだな」うん。
彬羽「すまん。邪魔だ。 」菜切り包丁ざくっ
オッサン霊「Σおうっ！？」
ぱかっ！
一同「Σぎやああああーっ！！！」ひいいっ
彬羽「安心しろ
霊はこれ以上死なん」包丁研ぎ研ぎっ
魄哉「確かにそうですけど」ひええっ
蒼月「あ、バカ殿のびてる」
家康の先祖の霊おろおろっ
千様「アレはさすがに見えてたのねえ」あらあらっ
白「んー。 居るのは良いけど無茶苦茶過ぎて 生きてる奴がヤバそうだな」ふむ。
ざららら復活っ。
テオドール「そうで御座いま Σうわ粋さんまた失神してる」ひいっ
白「な？ そろそろコイツもあの世に行っちゃうかも」
千様「てかオバケ苦手なのに よく精神持つわねこの子」うわあ。
白「落ち着かないし 家の中にオバケ居ない場所とか作れないのか？」
魄哉「作れなくは無いですが
これだけ集まっちゃうと 作った後で中の霊達に出て貰わないといけなくなりますが
大人しく従ってくれますかねえ？」うーん。
彬羽「脅すか？」菜切り包丁っ
魄哉「君がやると怖すぎるんでやめましょう」真顔。
千様「誰がやってもアウトだと思うわよ？」
白「ふーん。
あ、そうだ ヘタレの方の吸血鬼。ちょっと遊んでやるぞ」
ダミアン「Σへ？ 私の事か！？」ええっ
蒼月「え。そっちのがヘタレなの？」
シロ「テオはなんやかんやで狂暴だしな」うむ。
白「じゃんけんぽん。」ほいっ
ダミアン「Σえ？え？何っ
よくわからんがっ！」ぽんっ
白「と、出すバカがいるー。やーい」棒読み
ダミアン「Σぐはあ！！」灰ざらっ！
蒼月「Σ酷っ！」
シロ「Σ何がしたいのだお前は！！」
白「よし。散った散った
撒け。バカラス」
彬羽「成る程。魔除けの灰か」ふんっ！
灰ぶわっ！！
オバケ達「Σきゃー！」散り散りっ！
シロ・蒼月「Σ色々と惨い！！」ひいいっ
白「よし。
ほら今の内に結界だ」ほら。
魄哉「いえあの
合理的では有りますがその
彬羽君？」えええっ
彬羽「すまん。台所を荒らす奴は生かして返さん主義だ」きっぱり。
千様「プロの料理人て怖いわー」あらまあっ
白「吸血鬼ってどうせすぐ復活するし
前にテオで試したら魔除け行けたしな 問題ないない」うん。
テオドール「成る程 さすがで御座います！」おおおっ
シロ「いやお前、試されたのか」引っ
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【大江山】
人魚「あのー お中元持って行ってから ダミアンさんが闇背負ってるんですけど？」
茨木童子「行くって言うから任せたけど、やっぱ俺が持ってくべきだったかなあ」うーん。
酒呑童子「お前なあ。何があったか知らねえけど
あの家行くなら命懸ける覚悟くらい居るって物だぞ？」
ダミアン「Σ一瞬友になれるかと思ったのだ！
やはりあの魔王嫌いだあああ！！」どちくしょおおおっ
酒呑童子「・・マジで何があったの？」えええ
