小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

7月20日







小太郎「あー 丸刈りにしたい」きゅーん。

家康「犬は大変だねえ
シロ 冷気上げたげてー」苦笑。

シロ「動物相手なら仕方有るまいて」冷風びゅおおっ




魄哉「おやまあ 小太郎君良かったですねえ
あれ?もう一人の暑がりさんは何処ですか?」きょろっ

家康「彬羽なら 割烹の仕込みで朝早かったからちょっと仮眠取るってさ
氷枕渡しといたよ」

魄哉「氷枕くらいで眠れるんですかね あの子。」一抹の不安っ


シロ「本気でどうにもならなんだら出てくるであろう
居間でなんぞ眠れんと言っておったがな」びゅおおっ





襖すぱんっ!!


家康「お。噂をすれば

どしたの?」あれっ?






彬羽「部屋に不審者が」ぜーぜーっ

千様「やーねえ。見つかっちゃったわー」首根っこひっ掴まれっ

魄哉「Σ真っ昼間から何をやってるんですかアンタはああ!!!」ひいいっ





間。






千様「だってほら 彬羽君ド近眼だから目付き悪いとか言ってたじゃない?
それなら寝てる時は眉間のシワ無いのかなー?とか思ってー」

家康「で、ホントの所は?」

千様「リアクションが面白いんだもの」ふっ



魄哉「はいはいはい。ちょっと向こうでお話しましょうね」ずーるずるっ

千様「Σあ しまった!
殿 ひっかけたわね!!」きいいっ

魄哉「Σお黙んなさい!こちとら久しぶりの休日なのに
しまいにゃ叩き出しますよ!」くわっ


家康「よく何年もこの人居候させて事件起きないよね」わおー。

シロ「誰も微塵も引っ掻けとらんしな」引。


小太郎「大丈夫か?」わおんっ

彬羽「寝不足にコレはキツイ」げんなりっ




粋「けどさ。カラスの部屋って持ち出し不可の妖怪名簿とか有るし
晴明の護り符で戸締まりしてんじゃねえの?」

彬羽「そりゃ個人情報だしな
なんで侵入されたのか」困惑っ




千様「アタシの特技 能力無効化を使えば問題無しよ」ふっ

粋「姉ちゃん なんでんな激レア能力そこで使っちゃうの?」うわあ。




家康「あれ?もうお説教終わったの?」

千様「最近色々酷すぎるって涙ぐまれたからー
さすがに謝り倒して来たわ」複雑っ

白「魄哉お疲れだな」あーあ。

テオドール「かしこまりました。何か癒しの Σあ!お抹茶でも立てましょ
シロ「残った粉でムセ倒して灰になる所まで読めた
お前は何もせんで良い」


白「だな。茶葉と混ざるし」うん。

粋「兄上 抹茶は茶葉じゃねえよ」




家康「しかしさ。夏だからってあんまりはしゃいじゃダメだよー
魄哉もだけど彬羽もバテ気味なんだからさ」

千様「えー。じゃあ今日はやめとくわね」あらあらっ

彬羽「今日はって何だ 今日はって」


千様「あら?皆気がついて無かった?

なんか寝られない夜とかー 暇だから皆の寝顔見て回ってるわよー」のほほーん。

一同「Σはあああ!?」

千様「なんかアタシの能力無効化ってノリノリだと気配も消せるぽいのよねー
怪盗みたいで楽しいのよ」おほほほっ


家康「Σいやいやいや! 千ちゃん女の人なんだから常識持って!!」ひいいっ

千様「あ、大丈夫よー
殿の所は相当暇じゃないと忍び込まないから やっぱ寝顔見るのも若い子の方が「Σ私も泣いて良いかな!?」

テオドール「論点ズレておりませんか?」あのー。




彬羽「あのな。今更だが、そもそも男ばっかのこの家に女1人ってのも大問題だからな
そんなノリで居たら偉い事に

コマ『私は女で無いと申されるか』筆談っ

彬羽「Σう」




コマ『何ですか。何を持って女と見なすかにも寄るかもしれませんが
からくりとは言え心は乙女。今の言いぐさは聞き捨てならぬ』筆談書きかきっ

彬羽「い、いや すま『生物的な意味合いで私は仕方無いとしても
れっきとした女性に生まれた鏡子さんはどう考えられるおつもりか。
霊だから男だとでも言』筆談書き書き書き書きっ

彬羽「Σだああ言葉のアヤだ! 悪かったな!!」うがあっ




白「鏡子は女だろ
蒼月が口説いてるし」

粋「あ、判断基準そこなんだ」






魄哉「今度は何を揉めてるんですか?」

テオドール「えっと コマさんが彬羽さんに私を女と見ろと」

彬羽「誤解を招く言い方すんじゃ Σおい待て違う! 何を誤解してんだお前は!!」びくううっ




コマ『パピー 誤解です。
好みじゃ有りません』カタカタっ

千様「え?コマちゃんの好みってどんなの?」あらー

コマ『強いて言うなら 正確に時を刻む柱時計の様な』カタタッ

千様「うん、全然わからないわ」





家康「天海落ち着いて!
コマちゃんは枯れ専だって!そもそもファザコンでしょあの子!!」どうどうっ

魄哉「Σあ うわ!これは失礼しました!!」


シロ「それで納得行くのかお前は」

小太郎「あー柱時計。
仲良し親子だなあ」わおんっ





白「お前踏んだり蹴ったりだな」

彬羽「煩い!」心臓ばくばくばくばくっ

テオドール「今のは本気で殺られるかと思いまして御座います」ひええっ






魄哉「と言う事で提案ですが
千様向きに物理的な鍵でも着けた方が良いかもしれませんね」にっこり。

コマ『千ちゃんピッキング出来るけどな。』筆談っ


彬羽「Σお前等 親娘揃っていきなり上機嫌になってんじゃねえ!! 」イラッ



テオドール「でも鍵自体は着けた方がよろしいかも御座いません。
まれに白さんも入り込んで襖に落書きとかして遊んでおられますし」ふむ。

粋「よくよく考えたら兄貴は何で入れんの?」あれっ?

白「バカラス 普通に戸締まり忘れてるぞ」あっさり。



家康「彬羽」うわあ。

彬羽「ここの所 暑さで寝不足気味でな」 ずーん。

シロ「うむ。少し室温下げるか」冷風びゅおおおおっ






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錠前がちゃぽとっ

竹シーソーにカタン

おはじきころころ

竹筒の中からんからんからんっ

ぽとっ。

天秤ギギイッ

紐引っ張られ


つっかえ棒ぱたんっ!






石燕「ピタ●"ラスイッチすか?」ほー。



家康「なんでああなったの?」

彬羽「危害を加える系は一二三が危ないし 存在感が有れば忘れ無いだろうと」

挿音「良い出来じゃねえの」へー。





粋「うん、楽し過ぎて一二三と兄貴の玩具になってるけどな」あーあ。

一二三「もう1回! もう1回だべ!」きゃっきゃっ

白「えーと。最後に錠前かけたら良いんだよな」わくわくっ


蒼月「つかこれ毎度 仕掛ける気かよ」うええ







千様「アタシが言うのも何だけど
普通につっかえ棒でよくない?」


彬羽「・・だな。」

シロ「よし。居間でも何でもとりあえず寝ろお前」





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