小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月28日








蒼月「何これ お通夜?」うっわ。



テオドール「・・・。」部屋の隅っこで体育座りっ

蒼月「あんま聞きたく無い気もするけど 今度は何やらかしたのあのヘタレ」

千様「何て言うかー 可哀想な話?」うーん。



粋「えーとほら 昔の酒呑童子みたいにさ
兄貴ぶっ倒してこの国のバケモノのてっぺん取るぜ!って果敢なのが居てさ」

蒼月「てっぺん取って何が良い事有るのって話だけどね」ふーん。

彬羽「言っとくが バケモノの中じゃお前のが変わり者なんだぞ?」

蒼月「あーうんそうだろね
御前も一族率いたくて駄目でグレてテロリストになってもんね」さらりっ

彬羽「Σぐ」ぐさっ

千様「蒼月君、人の黒歴史つつかないの」



粋「まあその それでもちろん兄貴気がついてたんだけど

テオの奴がパニクって俗に言う『危なーい!ドンッ』てのやろうとして 兄貴うっかりテオごと燃やしそうになってアワアワなって 更に言うとあいつの腕力じゃ兄貴突き飛ばすとか無理だしで

蒼月「つまりめちゃめちゃ怒られたんだね」ああうん。




テオドール「普段淡々と話される方なだけに ガチ怒鳴りはめちゃめちゃ堪えるので御座います。」どよよーん。


蒼月「そこまでキッツいの?」えー。

粋「うん。アレはマジで怖えから
お前に助けられる程情けなく無い!まで言ってたし」



千様「それはほら 下手したらテオ君が大ケガしちゃうからよー」よしよしっ

テオドール「解っております。
そもそも最初に 着いてきたいなら勝手にすれば良いけど死ぬのは無しでと言われておりましたし
最近色々と調子に乗っておりました」自己嫌悪っ





粋「まあ 俺等も通った道なんだけどな」うん。

シロ「うむ。そもそもアレの足手まといになるなと言うが
本人自体が爆薬庫みたいな物であるのに無茶を言いおるわ」けっ


千様「Σえ。2人共怒られたの!?」ええっ

粋「俺どんくせーもん」きっぱり。

シロ「だから 基本つるまんのだ
ムカつくので ビビる程腕を上げて前言撤回させてやろうとな」ふんっ



テオドール「と、なると 1度も怒鳴られてなさそうなのって彬羽さんくらいでは」

彬羽「なんでどいつもこいつも味方にやられる前提で話してんだ」


一同(うん。その点絶対安心)うんうんっ



蒼月「ま、 慣れてない奴は無理しない方が良いんじゃない?
懐いて来るのうっかり消滅させちゃったらそっちのがキツいって事でしょ
逆の立場で考えてみろよ」

テオドール「Σう。確かにっ!」ひいっ


千様「あら 蒼月君珍しい
アドバイスしたげるとか優しいわねー」あらあらっ



蒼月「だって人のツンデレ叱咤激励って 冷静に解説されたらクッソ恥ずかしいじゃん?
なら絡まなきゃ損損っ」ぷーくすくすっ


彬羽「そうか。ゆっくり後ろを見ろ」

蒼月「Σえ」

シロ「Σ撤収ーっ!!」だだっ






間。




挿音「お?なんか焦げ臭くね?」

蒼月「蒲焼きにされそうになったよ」けほっ



粋「けど、兄貴あんま怒ってなくて良かったよな」ほっ

シロ「まあな。 考えたら別に恥じる事言うとらんしな」うむ。

蒼月「全力で逃げといてそれかよ」けっ



白「ま。そういう事だから お前に庇われなくても絶対死なないし
逆に危ないから手出すな」

テオドール「畏まりまして御座います!!」ぴしっ!



挿音「なんか知らねえが 解決した様で何より

んじゃこっちも本題行くわ」

シロ「む?なんぞ有ったのか?」


魄哉「うちの馬鹿殿 ラチられました。」

千様「Σあああ!そう言えば今日居ないっ!!」ひいっ

蒼月「道理で話がサクサク進むと思った!!」うわっ


彬羽「家康がか?
銃の腕は言うまでもなく 武術から馬術あれこれ極めてるだろあの野郎」えええっ

魄哉「ですね。毒にも体慣らしてるんで多少の物なら効きません

しかし所詮は人間ですので」

挿音「下町の飲み屋で奢りだ飲みねい飲みねいと知らんオッサンと意気投合して奢られまくってベロンベロンになってた
ってのが最後の目撃者の話だ」キセルぷっはー


一同「馬鹿じゃないのか。」


魄哉「掛け値無しの馬鹿です。
だから普段からあれだけ怒鳴らないと行けないと言う」あーもうっ


テオドール「なんか 真面目な話で叱られて凹んでたのがアホらしくなるのですが」

シロ「家康絡むと大概の事はどうでもよくなるから凄いわ」うむ



蒼月「偉く余裕だけどなんか策であんの?
普通今の殿様とか それラチる奴等とかタダじゃ済まなさそうなんだけど」

魄哉「さすがに普通に酔いつぶれて取っ捕まるとか想定してません
ので、居場所が解るまで動けません。
ですが、殿でしたら多少は問題ないかと」

蒼月「て、言うと?」


魄哉「毒にも慣らして有りますが 多少のリンチにも耐えられる様、普段から鍛え上げておりますので」くわっ
蒼月「あれ?普段蹴倒してたのってそう言う「そう言う事です それにしといて下さい。
ですんで大丈夫です!!」


千様「あらー 天海サマがパニックだわー」

白「家康なら目玉抜かれるとか無い限り動じないと思うけどな」うん。


彬羽「何にせよ目撃情報か」

舎弟カラス軍団ばさばさばさっ

挿音「おう頼むわ
殺るんなら即座にやるだろし、生きちゃ居るはずだからよ」




粋「な?本来俺等の周りで足手まといになるってこう言う事だからな?」

テオドール「Σめちゃ優しい叱咤激励で御座いました!ありがとうございます!!」ひええっ







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家康「あー死ぬかと思った。」へらっ


一同(すっげえボッコボコ!!)ひええっ

家康「いやー 参った参った
気がついたら丸腰だわ縛り上げられてるわ牢屋の中だわ

オマケに定期的にぶん殴られるしさー Σ痛っしみるっ」あててっ



千様「の割に元気よね」

家康「まあね。命が有るだけ儲けもんだしねえ」あっはっは

シロ「これが戦国の覇者か」うーん。

彬羽「この程度慣れてるんだろうな」冷や汗っ



家康「しっかし まさかお前に助けられるとはねえ」

蒼月「俺も助けるなら囚われの女の子が良かったよ
片っ端から幻見せて生きたまんま敵捕らえろって言われてさ 行った道に牢屋有ったんだもん」ふんっ

家康「いやそうじゃなく


牢屋の金棒素手でぐにゃーって アレ」

蒼月「Σばっ 言うなっつったろ!
馬鹿力てスマートじゃないしカッコ悪いだろ!!」しーっ

彬羽「カッコ悪くて悪かったな」むかっ


粋「Σあ、そういや俺 蒼月に腕相撲負けた事が」はっ

シロ「Σ何い!隠れて鍛練でも「Σお前と一緒にすんなよ暑苦しい!!」



テオドール「あの、ひょっとして
皆さんめちゃめちゃお強いのでは?」おそるおそるっ

白「今か。」梅昆布茶ずずーっ



シロ「鍛練なら付き合ってやっても良いが?」竹刀すちゃっ

テオドール「Σ生存ルートが見当たりませんので
遠慮致しま いやしかしっ今のままではいざと言う時お役にたてな
彬羽「だから死亡フラグ立てるなって言われてんだろ」あーもう






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