小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

6月2日





一二三「んでな 笑い過ぎてはじけた空豆は 縫って治して貰うんだども、 黒い糸しか無かったから今も黒い線があるんだべ」絵本見せえへんっ

白「へー。 じゃ黒い所食べちゃダメなのか?」

一二三「どうだろな? 今の空豆達の御先祖様の話かも知れねえべ」えーと。

白「そういう物なのか」ふむふむ。





家康「なんか 微笑ましいんだけどツッコミ不在?て言いたくなる様な団欒だねえ」わお。

千様「良いんじゃない?可愛いし」お茶ずずーっ

蒼月「仮にも魔王様の膝の上で昔話の講釈出来るのあの子くらいだよねー」せんべいばりぼりっ



テオドール「日本の豆って昔は歩いたり笑ったりしてたので御座いますねえ」感心っ

粋「信じんなよ
植物がそんな動き回るワケねえだろ」苦笑。

テオドール「え?でも茨木さんって植物使役されますし
何ならあの方が居れば周囲の植物は自力で動く様な」はて。

粋「・・うん ごめん。
俺の認識がおかしいのかもしんない」えーっと。

家康「世間一般では動かないから。 大丈夫だよー?」苦笑。


一二三「んじゃ次の絵本行くだよ
おら色々読める様になっ Σぎゃー重いっ」ずしっ


粋「Σこら兄貴 一二三の頭にアゴ乗せて寝ない!」

テオドール「寝かしつけ読み聞かせに御座いますね」おやまあ。


千様「全力で癒されてるわ 可愛いわー」のほほーん。

家康「子供って体温高いから膝に乗せてると眠くなるよね」うんうん。

蒼月「つーかベッタベタだなあ」ちょい引っ




一二三「どんだけモテてもおらは大きくなったら彬羽さんのお嫁さんになるだがな」どやっ

蒼月「あーうん。 何も言わないから頑張りなよ」棒読みっ


白「居眠りしてる間に勝手にフラれてる」目こすりっ

粋「つか何処で寝てんだよ 一二三潰しちまうぞ」

テオドール「物語聞いてると眠くなる体質の方っておられますよね
日本の昔話は退屈する内容では無いと思うのですが

あ、この猿カニ合戦は確か 親カニに柿をぶつけた猿へのえげつないリベンジ
白「すやあ。」

粋「Σ早あっ!!」えええっ



家康「曇りの日って眠くなるからねえ」あーあ。

蒼月「限度って物が無い?」


テオドール「うわやらかしました
こんな所で寝られて居ては風邪をひかれます よっこら Σうわ」

ずるすてんっ!

どがしゃがんっ 灰ざらあああっ



粋「あの 曇っててダルいから掃除しなきゃいけなくなるのやめてくんね?」

テオドール「」灰っ



千様「なんで軽く躓いただけで 色々家具倒せるのかしら?」あらまあ

家康「天性のドジっ子なんだろうねえ」あーあ。


蒼月「つか なんで今ので起きないの?」

白「すやー。」熟睡っ





間。





石燕「お?一二三ちゃん お掃除っすか?」

一二三「んだ! テオさんがとっ散らかったんで 灰集めて横に置いてから倒れたタンス直すべって事になっただよ」

石燕「あのヒトまーた派手に転んだんすか。
ケガしないなら良いっすがねえ」苦笑。

一二三「んだべ。
あ、石燕さん 〆切前でお疲れだべ?
そこの棚に羊羹切って置いといただ 食ってけろー」

石燕「お?そりゃありがたいっすね
しかし何故にわざわざ棚に?」おんや

一二三「お仕事中声かけたら集中切れるべ?」

石燕「Σへ? それはそうなんすけど」


一二三「じゃおらホウキ持ってかねえと
お仕事がんばだよー」すたたっ





石燕「あの子 人間で言ったら6歳か其処らっすよね?
ちょい気が回りすぎじゃないっすか?」

どろんっ。

与一「育ての親が育ての親で有るしなあ」うーん。



石燕「彬羽さんっすか。確かに血縁関係無いのに細かい所マジでそっくりっす。
まああんだけ可愛がられてたらそら似ても来るんしょがね」

与一「何より恐ろしいのがな
一二三が本当に成長して 彬羽を落としてしまった時だな

1人でも堅苦しいのにそんな夫婦 肩凝って仕方無かろう」むう。

石燕「飛躍し過ぎじゃないっすか?
つか、一二三ちゃんには悪いっすけど、あのクソ真面目な彬羽さんが娘として育てた子に手出しするとかまず無いっしょ」

与一「うむ。一二三の方も 大きくなったら父上と結婚する 的なノリであれば問題は無いのだが」うーん。


石燕「いや6歳でマジ恋は無いっしょ
おませさんがちょっと背伸びしてるだけ Σあ」

与一「ん?」


石燕「羊羹が ちょっといびつなアサガオ型に飾り切りされてるっす!」驚愕っ

与一「おい。彬羽の板前の所まで真似とらんかそれ」うわ

石燕「・・ なんか不安になってきたんすけど。」冷や汗っ



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千様「やだ雨」

家康「降ってきたねえ
あ、洗濯物誰か入れた!?」

粋「Σえ どうだろ 見てくる」だだっ




一二三「最近雨多いだなあ」むう。

千様「梅雨ねえ。嫌だわー」



粋「セーフセーフ シロが曇った時点で取り入れててくれ Σうお兄貴踏むってば!」びくっ

白「すやー。」床にごろーん。


家康「ホントよく寝るねこの子」



一二三「あれ? 小太郎さんは?」きょろっ

千様「へ? あーいつものお散歩じゃない?」

一二三「大変だべ!雨の中お散歩して足拭かねえで上がってきたら家の中ドロドロだっ
手拭い手拭いーっ」たたたっ


家康「ホントよく動く子だねえ」感心っ


一二三「よく動く大和撫子が好きだって彬羽さんが言ってただからな!」雑巾持ってすたたたっ

一同(Σ幼児に何言ってんのあいつ!!!) えええっ







【離れ 渡り廊下】



一二三「小太郎さんまだ帰ってねえだな。
雑巾此処に置いとくべか ん?」



排水溝で魚飛び跳ねちゃぷんっ!


一二三「川から入って来ただかな?」きょろっ


魚ぴょい ちゃぷんっ


一二三「変わったお魚さんだべな

えーと。 雨 今はそんな降ってねえだし」ひょいっ



溝板ばきゃっ!

一二三「Σへ」

ばしゃーん!!


一二三「Σうぎゃああああ!!」おぶおぶっ





千様「あら?一二三ちゃんどこー?」きょろっ


一二三(Σ此処だべ! うわ雨で底に足が付かな苦しいいっ)がぼぼぼぼっ







蒼月「ちょっとチビ 何やってんの。」ひょいっ

一二三「ふえ?」げほっ


千様「Σぎゃ!一二三ちゃん!?」ひいいっ



蒼月「あーあ。コレ雨で蓋腐ってたんじゃないの 危ないなあ」溝の蓋蹴りっ

一二三「怖かっただああ!!」びえええっ

千様「あーよしよし。
蒼月君が近くに居て良かったわねー
お水は怖いから近寄っちゃダメよ?」よしよしっ

蒼月「っとに びっくりしたよ
此処の溝 川とかと繋がってるから雨の日マジでヤバいんだからね ジジイに言っとかなきゃ」裾絞りっ


一二三「蒼月さんもびしょ濡れだな。
ごめんなさいだ」げほっ

蒼月「そりゃ流れてくの捕まえるにゃ下流でキャッチが早いもん 水入るしか無いじゃん

悪いと思ったら次から気を付けなよ」けっ

千様「ちょっと もうちょい言い方無いのー?」むっ

蒼月「えーだって俺ガキ嫌いだもん

ま、早くおっきくなってね
そしたら優しく口説いたげるから」頭ぽんぽんっ

一二三「Σえ」びくっ


千様「彬羽君に言いつけとくわね」あーはいはい

蒼月「Σは!?ちょやめてよ ナマガワ剥がされちゃう!」ひいいっ










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一二三「早くおっきくなんねえと」ふかーいため息っ

白「なあ。一二三何かあったのか?」困惑っ



千様(まさか ややこしい事になるフラグ!?)えええっ


粋「え?いつもの早く大きくなってカラスの嫁になるじゃねえの?」

白「んー。 なんかいつもと違うような」むう。





石燕「マジでおませさんっすねえ」冷や汗ダラダラっ

与一「お前も見とらんと助けんか「あっしが行ってもモヤシなんで流されるだけっすもん!」






ビキィ!!

千様「ん? 何の音?」



コマ『あの 鏡子さんに大きなヒビが』筆談っ

千様「Σえ!本体の大鏡に!?」ひいっ

粋「鏡子どしたんだよ大丈夫かそれ!?」えええっ




石燕「見てたんすね 鏡子さん」うわあ。

与一「6歳児相手に んな嫉妬せんでも」引。







蒼月「よ。バカラス バイトお疲れー
俺ちょっと遊びに行ってくるね」ごきげんっ

彬羽「はあ?雨の中女遊びか?
馬鹿は風邪ひかなくて気楽だな」ふんっ



コマ『お互い知らないって強い』カタタッ

白「なあ。俺が寝てる間に何があったんだ?」






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