小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

5月12日






白「はくしゅんっ!!」



粋「うっえー 降られたなあ」袖しぼりっ

テオドール「私の番傘では3人入るの無理に御座いましたねえ」ずぶ濡れっ



小太郎「お仕事お疲れさん
で、 何で傘持ってるテオまでべちゃべちゃなんだ?」わおんっ


テオドール「私だけ無傷も何なので出来るだけお二人にも傘がかかる様に順番にこう
小太郎「うん。結果として意味ないぞそれ」わんっ




白「だから水は嫌いなんだ」むすーっ

千様「はいはい濡れてると寒いわよ?髪の毛拭きましょうねー。
てか長いから大変ね」うわ。

白「切っても即元に戻るしな
夏場ならほっといたらその内乾くんだけどな」むすーっ

千様「乾く頃には肩の方がべちゃべちゃになってそうね」わお。



粋「最近天気不安定でマジで困るわ」さむっ

家康「季節の変わり目だねえ
ここ高所だから 一度冷えるとこれでもかと冷えるしねー」苦笑



テオドール「生きておられますか?」


蒼月「寒い寒い寒い寒い冬眠しちゃうううっ!」ガタガタブルブルっ

彬羽「だから今コタツ出してんだろ! 少し我慢し Σこらまだだ火傷すんぞ手前!!」


粋「ひょっとして梅雨?」あれ?

彬羽「だな。飛天によると既に梅雨前線ぽいのがうろちょろしてるとか何とか
てかお前 着替えるなら部屋行け部屋に」

千様「アタシならお気遣い無くよ」じーっ

粋「Σすんません!部屋で着替えて来まーす!!」ダッシュ


一二三「千様さん、さすがだべ」おおっ

千様「ホントにお気遣い無くだったのに」ちえー。

彬羽「幼児にいらん事教えるな」




千様「ま、いいわ。
はい白君 お姉さんが髪の毛乾かしてあげましょうねー。
しっかり拭かないと 風邪ひくわよー?」うふふふっ

白「俺風邪ひかない特異体質「大嫌いな水でべしゃべしゃのままで良いのー?」


襖がらっ



テオドール「あの、廊下も濡れてて危険なので御座いますが 雑巾は何処に
度胸が御座いますね」うわあ。

白「俺が自分でやるよりは速く乾くと思うんだ」なすがままっ


千様「白君だとリアクション薄いのが残念だわー」髪の毛拭き拭きっ




テオドール「まあ お寒い思いをされるよりは で御座いますかね
こういうのは女性の方が向いて御座いますし」苦笑。

家康「テオちゃんも 人の事よりちゃんと着替えないと、一番風邪ひきそうなんだからさー」


テオドール「あーでは 私の部屋は日当たり悪いので こちらでネクタイ乾かさせて頂きます」よっこらせっ

蒼月「あーアンタの部屋 日光当たるとヤバいもんねー」コタツでほかほかっ

テオドール「自室で灰になったらマヌケに御座いますからね

では千様さん 我が主を襲わないで下さいませ
よろしくお願いいたします」手拭い持ってすたすたっ



千様「アタシそんな信用ない?」えー。

白「下手に答えると怖いから答えない」きっぱり。

粋「兄上それ 答えてるも一緒だっての。」




千様「えー。失礼ねえ
そんな無体な真似しないわよお

コレだって単に これだけながーい髪の毛とかそうそう無いしー? 弄りたくなるのが人情ってものでしょー?」


彬羽「乾かしてやるんじゃなかったのか?」

千様「Σあらやだっ」はっ

家康「うん。思わず本音漏れちゃったね」




千様「ふっ。いいわこうなったら

鏡子ちゃん!!」

鏡子「はいはーい。」手鏡にどろんっ

千様「せっかくだから鏡子ちゃんも遊びましょー?
どんな髪型が似合うと思う?」わくわくっ

鏡子「えー。何でしょう とりあえず編み込み行ってみましょうっ!」きゃー




粋「女って ああいうノリ好きだよなあ」うわ。

彬羽「全くわからん」

蒼月「えー。良いじゃん 可愛くて」ゴキゲンッ

家康「うん
白を可愛くしようとしてるけどね。あの二人」うーん。



粋「つーか 兄貴は抵抗ねえの?
されるがまんまだけど」


白「ん?

目の前に鏡有るけど 鏡子でまともも映らないし 見えないなら別に良いかな?って。」

彬羽「俺等に丸見えなのは良いのか」

白「見なかった事にしろ」きっぱり。




家康「うん。 細かい事より あの長さ乾かすのめんどくさいが勝ったんだね」あーあ。

小太郎「細かいかな?」えー。




一二三「いいんでねえだか?
雨だし皆家の中で暇なんだべ」お茶ずずーっ

家康「幼いのに達観してるねえ」わお。





千様「んー。何かしら
この子 普段から結構芝居小屋で派手なのしてるから 何してもあんまり変わらないって言うか」うーん。

鏡子「ひょっとして 普通からド派手だから今更だし好きにしろって感じなんですか?」むう。

白「だからお前で見えないからだぞ。」

鏡子「私 鏡から出れませんもん。」



千様「何か派手な飾り欲しいわね
せっかく遊べる機会なのに勿体無いわー

ん?」

鏡子「何か有りました!?」おおっ

千様「良いもの見っけー!」よしゃっ




彬羽「Σこれはっ
おい!今のうちに逃げた方が良いぞ!!」

白「へ?」





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千様「じゃじゃーん! テオ君の赤いネクタイでおっきなリボンにしてみたいのー」おほほほっ

魄哉「Σぶはっ!!」 ※仕事帰り


白「人の顔見て笑うな 失礼だな」むう。





家康「あーあ。 いい玩具だ」ありゃま

彬羽「仮にも魔王が何やってんだ」脱力っ

粋「うん。副官どんまい」




魄哉「雨で暇だったのかもしれませんが
アレはさすがにどうかと。」こほんっ

千様「えー。可愛いじゃない」

鏡子「可愛いは正義なんですよ!」

魄哉「いえあの、正義でも何でも良いんですが 仮にも成人男性にする事じゃ無いでしょうが」

千様「えーでも 白君も嫌がらなかったしー」

魄哉「・・それも凄いですね」わお。


蒼月「負けんなよ ジジイ。」



魄哉「まあほど程に。
うっかりあのままその辺うろついたら大変ですからね?」あーもう



小太郎「あれ?その白どこ行った?」わおんっ

粋「へ?

Σあれっ まさか!!」はっ





テオドール「白さんなら たった今、いつもの納豆小僧さんが来られて
すぐそこでやらかしてる小豆洗いさんと髪切りさんの喧嘩の仲裁に向かわれましたが?」着替え完了っ


粋「Σ言ってる傍からあの頭で出掛けちゃったの!?」えええっ

テオドール「あー。華やかな髪型になられておられましたね」のほほーん。

家康「Σいや何で止めないの!!」

テオドール「御本人が気にしておられない様に御座いましたので。」はて?



千様「・・白君確か
鏡は見えて無かったのよね?」あら

鏡子「ですね。
あの方ですし 速攻髪の毛で遊ばれた事も忘れて居るかと。」ひええっ




彬羽「ホントに威厳も糞もねえ。」ずーん。

千様・鏡子「ごめんなさい。」




テオドール「あれ?此処に干していた私のネクタイは?」おや。

蒼月「お前すれ違ったんでしょ?」

テオドール「はい?」きょとん。





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白「お前等 雨降ってるのに喧嘩とかやめろ また濡れるだろ。
納豆小僧が中身出るって泣いて来たぞ」ぷんすかっ

小豆洗い・髪切り(Σいや頭かわいっ!!) えええっ


納豆小僧(二人共喧嘩やめた! 総大将凄い!!)おおおっ!







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