小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

4月27日









茨木童子「って事で うちのバカと一緒にあの割烹にちょいちょいお邪魔してるけど
まあその 悪さはしない方向で言い聞かせてはいる物の万一何かやらかしたらその、 申し訳ない」ぺこりっ


家康「わざわざそれ報告に来てくれたの?」わお。

茨木童子「人間と下手にトラブル起こすと俺の片腕みたいになるからなあ」左腕の付け根ぺしっ

千様「片腕じゃ不便よねえ」成る程。




白「騒ぎくらい俺ら等もよく起こすから気にしなくて良いのにな?」ごーろごろっ

彬羽「手前は少しは気にしろ 馬鹿大将」


家康「そういう事だから気にしなくて良いよー
何かあったらまずこの子にお叱り行くだろし」へらっ

白「Σえ」

彬羽「こいつ等を店の用心棒に仕立てたの手前だろ
当たり前の話だろうが」

白「そこまで考えてなかった」うーん。




茨木童子「いや、なんでやらかす前提?」

千様「ごめんなさい。そう言う意味では信用されて無いんだと思うわー。」のほほーん


茨木童子「いや あいつもアレで意外と聞き分けは良いんだけど
今朝もほら 店主の嫁?の人間の女に叱られてたけど 青筋立てながら大人しくしてたしさ」

家康「Σ酒呑童子相手に!
ひなちゃん恐れを知らなさすぎ無い!?」ひいっ


茨木童子「いやー あの馬鹿 机の上に足乗っけて寛いでてさ
他所の客の机じゃねえんだから良いだろとか言い返して

『誰が他人の汚い足の裏見ながらご飯食べたいと思うんですか!御行儀悪いやめなさいっ』とか怒鳴られて勢いに負けてやんの」わははっ


一同(Σ強い!!)



蒼月「え?何? あの赤鬼 あの見てくれで実はドM?」きらーん。

家康「Σなんで全部そっちの方向に持ってくのかなこの子は!!」

蒼月「え?違うの?
罵倒されて喜ぶ意外に あの鬼が耐えるとか想像出来ないし」

千様「酒呑童子君のイメージ酷すぎない?」えー。



茨木童子「さすがは人の身で蛇に嫁入りするだけ有るわ
いやー笑った笑った」あっはっは

粋「あ、そこ流すんだ」

茨木童子「人の趣味まで把握してないから否定も出来ないしなあ」

家康「そこは嘘でも否定したげて」




蒼月「ちなみに 種族差有るからってうちの相方は引こうとしてたのに
ひなちゃんが押しの一手でごり押し落としたんだってさ
蛇なのに草食かよっての 俺と双子とは思えないよねー」ははんっ

茨木童子「・・そこらの妖怪じゃ勝てねえわそりゃ」ああうん。



粋「鬼が認めるって凄えな あの姉ちゃん」

テオドール「大人しそうな方に御座いますのにね
さて、お荷物整いました」よいせっと

粋「よしゃ んじゃ俺等も出勤。

ほれ兄貴行くぞー」



白「雨の日ダルい。」だるーん。


テオドール「あの 白さんが居られないと幕が開けられないので御座いますが」

白「解ってるけど 体が水分吸って重い」だらだらっ

粋「兄上 体何で出来てんすか。 」




茨木童子「アレ主演って あの芝居小屋大丈夫?」ひそっ

家康「んー。 1度シャキッとすれば仕事じゃ別人になるから」苦笑。





白「仕方無いから行くか
バカラス後頼んだ」ダラダラよいせっと


茨木童子「後って何かあんの?」

彬羽「何かと言うかそのな」うーん。




家康「ぶっちゃけ過労で精神までやられかけたうちの軍師が 昨日から眠りっぱで起きません」

茨木童子「Σそれ大丈夫!?」えええっ

彬羽「大丈夫じゃねえから ひたすら寝て回復してるんだろ
あいつはそう言う生き物だ」真顔。

茨木童子「Σ意外と逞しい!!」



家康「って事で大声ダメだよ」しーっ

茨木童子「Σあ。了解」しーっ



彬羽「という事で 俺も代役で江戸城で仕事片付けて来る」

茨木童子「へ、代わりって?」



千様「彬羽君 普段からお手伝いし過ぎて 江戸城と『天海様の仕事部屋』のフリーパス権持ってるのよー」

家康「で、過労だと騒ぎになるから 天海が風邪ひいたって事で 急遽代役頼まれたって事にして昨日からやってくれてんだよね」

蒼月「ちなみに委任状は俺が偽造したよ」どやっ


茨木童子(凄いんだけど もはや怖いこのハイスペック達。)引っ




石燕「いっそ『天海様』の絵描いて具現化さけて替え玉させようかとか思ったんすが
あっしが描くとどうしても邪悪になるんで 具現化させたら無差別殺戮しそうっす。

いやー人物ってムズいっすよね」墨まみれっ

茨木童子(ハイスペックだけど 方向性ヤバイのも居るな) 怖っ


彬羽「俺が代わりやれば良いだけだからな?いらんトラブル起こすなよ」

石燕「絵師として1度は成功させてみた「絶対やめろ」



茨木童子「アンタ 妖怪側の大将補佐だけじゃないんだな」しみじみ

彬羽「やらなきゃ国が終わるからな」遠い目。
茨木童子「Σ背負う物が大きすぎる!!」ひいっ



粋「だから静かにしろってば」ほんとにもー。


テオドール「おや?コマさんどうされました?」

コマ『このタイミングで来やがるかと言う感じです』カタタッ

家康「えーと。筆談お願い」



石燕「ほい。筆どうぞ」

コマ『かたじけない。』筆談さらさらっ





筆談びろんっ

『敵襲。』




忍「ふははは油断したな!!徳川家康その首貰っ


ドゴシャッ!!


白「病人が寝てる 静かに。」



蒼月が「最早聞こえてなくない?」

千様「天井に頭刺さってるわねー」あらあらっ


忍ぶらんっ





テオドール「見事なアッパーカットに御座います!」おおおっ

白「人の家に入る時はまずお邪魔しますだろ」ぷんすかっ

家康「お前 時々真面目だよね」うわあ。





粋「まあ こんな風に兄貴意外と家族大事にするから
酒呑童子でも身内ってなれば多少やらかしても大目に見てくれるって」へらっ

茨木童子「アンタの普段の扱い見てるとそう思えないんだけど
つか何でこの光景でそんな言えんの」


テオドール「? お優しい方に御座いますよ?」ええー。

蒼月「その人もコイツと同じで大概お兄ちゃん信仰だからだよ

地獄のヤンキーが 兄ちゃん居れば平和なヘタレになるくらいにさ」

茨木童子「Σ地獄のヤンキーて何!?」


石燕「粋さんってそこまでだったんすか?」えええっ

家康「らしいね」うん。







茨木童子(万が一にでも 人に危害加えない様 もっぺん酒呑童子によく言い聞かせとこう。) 冷や汗っ

石燕「あの。大丈夫っすか? あ、肩に浮遊霊乗ってるっすよ」しっしっ

茨木童子(Σ間違ってもこの面子敵に回したくない!!) ひいっ



白「よし。ちょっと動いたらスッキリしたし今日も頑張るか」伸びっ

テオドール「Σおお。スイッチ入られました!」

粋「んじゃ行ってくらー」





千様「で、コレどうするー?」

天井に刺さった忍っ

家康「んー。挿音に呼び出して回収して貰おう
何処の手の奴かお話聞かないといけないし」

蒼月「話せんの コレ?」





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【割烹 春一】



朱禅「あ、違うそれ
それだと此処が寂しくなるだろ?」

酒呑童子「Σげ。マジか」うげっ


シロ「あやつ等何をしとんのだ?」

ひな「雨で暇ですし 暇潰しに酒呑童子さんもお手伝い出来ないかと思いまして
これで出来るなら今後お手伝い頼んでも良いですしね」しれっ

シロ「Σそれでいきなり船盛作っとんのか!?」えええっ


ひな「言っちゃ何ですが
船盛って見た目は派手ですが 切って並べるだけの簡単なお仕事ですし」にっこり。

シロ「身も蓋もないな」うーん。




酒呑童子「やべえ。コレちょっと楽しいかも」わくわくっ

朱禅「図体でかい奴って 意外とこういう細かい作業ハマるんだよなー」わははっ




茨木童子「Σあれっ!?何か馴染んでる!」えええっ





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