小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月26日

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テオドール「おはようございまーす」にこにこっ

千様「テオ君朝から元気ねー。」ぼーっ

テオドール「寝不足気味なのでハイにござます
あ、紅茶お淹れしますね」

家康「ありゃ お疲れ?
あー お味噌汁に紅茶はちょっと
後で貰えるかな?」苦笑

テオドール「かしこまりましたっ
あ、白さんおはようございます!」ごきげんっ

白「んー。」ぼーっ


千様「寝ぼけてるわねー」

白「春は眠い もっと寝たい」頭ぐらぐらっ

家康「お前は常に寝てるでしょ」


白「あ、そうだテオ」

テオドール「はい? あ、お砂糖多目に御座いましょうか?」




白「お前国に帰れ。」

テオドール「・・Σへ?」




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大江山



茨木童子「成る程。そりゃーアンタにゃショックだろうなあ」あーあ。

酒呑童子「ベッタベタに懐いてるもんな」うっわー

大江山の鬼は 種の保存的な本能の関係で上位に行く程『子供』に寛容。





テオドール「私何か致しましたでしょうか!?
あ?ウザい!? ひょっとしてあらゆる面で鬱陶しかったとかそんなで御座いましょうか!?
あああ思い当たる事しかないいいいっ」号泣っ

茨木・酒呑(Σそんな事無いよと言い切れねえ!!)ひいっ




茨木童子「あーまあ
いきなりそれはショックだよなあ
聞いたらまだまだガキんちょらしいし そもそも他所の国に単品乗り込んでくるトシじゃねえよなあ」えーと。


テオドール「です!荷物として無理矢理不正入国致しましたし 下手すりゃ今度は強制的に送り帰されかねません
そんなの嫌で御座いますううう!!!」うわああっ

酒呑童子「何なんだよお前のその行動力」引。


テオドール「国に居てもこうして話す相手も居ないからで御座います
あの国陰湿なのしか居ない」鼻ちーん!

茨木童子「あー 母国の御国柄ってのが合わないタイプか
行動力有って良かったな」うんうん。

テオドール「常にメンタル追い詰められておりましたので」ぐすっ

酒呑童子(メンタル弱すぎて有る意味無敵か。)うわあ。

テオドール「ホントお話聞いて戴いてよう御座いました。

しかし私 ずっとそんなに嫌がられておりましたのでしょうか」ずーん。


酒呑童子「本人に聞いたらどうだよ?
何だかんだで常に連れ歩かれてたんだしよー
なんぞ理由があんじゃねえの?」


テオドール「死ねと?」

酒呑童子「Σ話聞くだけで!?」

テオドール「あの方に面と向かってダメ出しされたら ショック死する自信が御座います。」きっぱり。



茨木童子(ひょっとして この依存がくっそ重いんでは。)冷や汗っ


テオドール「そんなわけでしばらく匿って下さいませええっ!」うわあああんっ

酒呑童子「Σいや匿ってって 先延ばしなだけで何も解決しねえだろそれ!」

テオドール「じゃあどうすれば良いので御座いますかああ!!」

酒呑童子「Σとりあえず泣くな落ち着けクソガキっ!!

あれ?茨木どしたの?」


茨木童子「Σへ

あ、なんでもないけどっ?」

酒呑童子「いや汗凄えんだけど。」

テオドール「あの 顔色も何か」ぐすっ

茨木童子「え? あー
ちょっと日焼けしたかもなあ?」あははっ

酒呑童子「お前それ以上焼け様がねえだろ」ええー。



茨木童子(どうしよう。
俺だったらこんなのに懐かれたら尋常じゃなくウザいと思っちゃうかもっ)冷や汗どぱあっ

テオドール「Σあの 病院行かれた方が良いのでは!?」びくっ






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【幕府公営診療所】




飛天「で。俺はどうすりゃ良いの?」

酒呑童子「いや 病んでる奴は医者に任せた方が良いかなって」
飛天「うち メンタルは診てねえっての。」


茨木童子「まあまあ
俺等こう言うデリケートなの向かないしなあ
何かあったら拳で語る生き物だし」ため息

飛天「うん。やるな。今はやるな

で、その患者はなんでサラッサラ?」

テオドール「」灰。


茨木童子「俺の具合が悪いから医者に行こうって連れ出したは良いけど
途中でお前に話聞いて貰おう仲介して貰おうって言ったら暴れて逃げようとしたもんで。」

酒呑童子「ついつい殴ったらショックで灰にな。」


飛天「メンタルブレイクしてる奴になんて事すんのお前等」引。


酒呑童子「しゃーねえだろ。
考えるより先に拳が出るんだもんよ」頭かきかきっ


飛天「うん。俺が預かるわ」

茨木童子「頼んだ。その方が色々と良いよな やっぱ。」うんうん





飛天「ま、お前等は鬼だししゃーないか

ほれ起きろー。聞こえてんだろ?
まさか灰のままなら送り帰されないとか思って無いよな?」

灰「Σ!」ぎくっ


茨木童子「お。当たりだ」



飛天「瓢箪にでも詰めて国際便で送るか」くるり

テオドール「Σぎゃー!すみません申し訳御座いません!!起きますっ起きますのでっ」ひいい復活っ



飛天「よし。

まあ落ち着け これも勤めって事で大人しくしてりゃ話聞いてやるからさ
ほれ。梅昆布茶 飲むと落ち着くぞ」

テオドール「うう。ありがとうござます」ずずーっ


茨木・酒呑(ここは保健室か。)





テオドール(暖かさと昆布の旨味がしみます) じーん。

酒呑童子「しかし 何がどうして急にんな話になったんだろなー」

飛天「しーっ
真面目な話 国でなんかあったとかそんなんじゃねえの?
あいつウザいならウザいって ズバッと言うタイプだし」

茨木童子「いやそれ ズバッと言ったらコイツ終わりかねないけどな」うわあ。






彬羽「お。居たか
全く 手前人の話をだな

テオドール「Σっぎゃあああーーっ!!!」 後ずさりずざざざざっ


酒呑童子「おい。」

飛天「最初に言ったろ?俺はメンタル診れねーもん

男なら正面から腹割って話合って殴り合いなさい」しれっ

茨木童子「保険医じゃなく体育教師だったか」あちゃー。


テオドール「Σ鬼いいっ 呪われろーーっ!!」うわああんっ

飛天「鬼じゃ有りませんカラスですー
なんだ?本人呼んだ方が良かったか?「Σすみませんでしたあっ!」ひいいっ




彬羽「お前等にまで世話かけたか すまん」ため息

酒呑童子「いや良いけどよ
おい。また逃げんぞアレ」



彬羽「対処はしてある。」

石燕「こら そうやってすぐに逃げるからお話出来ないっしょ!!」

見よう見真似不動金縛りっ

テオドール「Σぎゃー!」しびびびびっ



ばたーん!!



茨木・酒呑(Σ酷っ!!)ひいっ




彬羽「ほら逃げんな。
話を聞「ぎゃーー!わーっ!聞きたく御座いませんんんんんっ!!」ぎゃーぎゃーっ

石燕「めちゃ往生際悪いっすね」うわ。

彬羽「ふむ。面倒臭い
もうお前が言ってやれ」

白「だな。」うん。


テオドール「Σ!!」





茨木童子「え?これ大丈夫?
お宅のイトコ 今相当イラッと来てたけど?」えええっ

飛天「たぶん?」梅昆布茶ずずー

酒呑童子「Σこの医者鬼より万倍酷くねえ!?」





テオドール「・・あの」顔面蒼白がたぶるっ

白「あのなテオ


お前の棺
造りよく解らないから 海外行って買って来た方が早いらしい んだけど。」

テオドール「へ?」



白「なんだかんだ有って壊れただろ?

で、新しいの買っとくからっていったけど サイズとか色々と解らないし
挿音に頼んだんだけど 寝る時使うなら使い勝手の良い奴じゃないと駄目だろって。

それなら直で買いに行けやってなって 何なら朧車なら日帰り出来るし」 えーと。



テオドール「」フリーズ。

彬羽「だから 話を聞けと言っただろうが」ため息。


茨木・酒呑(しょーもなっ!!)脱力っ




白「ついでに挨拶したい奴とか居たら回って来たら良いし
あ、一族の奴等とは絶縁してるから無理なら あれ? 聞こえてるか?」おーい。




灰どしゃあああっ!!

白「Σ!!」びくっ。



飛天「あー。安心して色々崩れたか」あーあ。

石燕「大丈夫なんすかコレ」




彬羽「手前はいちいち言葉足りねえんだ
もう少し考えてから話せっつってんだろが」ため息。

白「勘違いでこんな大暴走するとか思わないし」むう。




飛天「ま、こんな事だろうと思ったけどな」わははっ


酒呑童子「疲れた」ずーん。

茨木童子「んーまあ結果オーライって事で。

ん? そいや今日はもう片方の腰巾着はよ?」



石燕「粋さんは 錯乱したテオさんが逃走するの捕まえようとして顔面に渾身の肘かまされて鼻血吹いて延びてるっす」

茨木童子「Σアレにそんな大ダメージを!?」えええっ




飛天「つか俺 そっち診た方が良くね?」

彬羽「だな。室内が事件現場みたいになってるしな」

飛天「鼻骨大丈夫かそれ」うげ





白「さて。じゃ帰るか
色々ごめんな」ちり取りで灰集めっ

飛天「あいよ。 お前も大変だな」救急箱スタンバイっ


酒呑童子「なんでお前等んな手慣れてんだよ」

茨木童子「慣れてる んだろうなあ。」うわー。





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千様「ちょっとー 今度はテオ君起きて来ないんだけどー?」あらあ?

シロ「Σええい面倒臭い!! すまぬと思うなら寝たふりしとらんと謝ればよかろうが!!」灰べしっ


家康「逐一 変にデリケートだなあ」あーあ。




白「海に撒くか。」

テオドール「Σぎゃああすみません! 重ね重ね御迷惑お掛け致しましたああっ!!」高速復活っ





粋「あんな歩くリアクション芸みたいな面白いもん
兄貴が手放すわけねえのにな」鼻さすりっ

小太郎「鼻血大丈夫か?」

粋「おう。どうにか
ホント兄貴変なのばっか懐かれるよなー」いててっ






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