小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月9日

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粋「えーと 四国の狸と人間が縄張り争いで合戦起こしそうなんだけど やっちゃっていい?てさ隠密刑部狸から」手紙読み上げっ

白「またか。」むう

テオドール「あそこの狸さん方 よく人と衝突致しますね?」

家康「狸って人と距離近いからその分小競り合いも多い のかなあ?」うーん。



彬羽「いいわけ無いだろうが。
あんの古狸 どうにかしろってんならそう書けってんだ回りくどい」ため息っ

千様「彬羽君が疲れてるわー」あらあらっ


小太郎「疲れてるってより なんか具合悪そうだな?大丈夫か?」わんっ


彬羽「・・あまり大丈夫でもない か? 」みぞおち押しっ

粋「何それ ツボ?」

彬羽「いや 胃が悪いとこの辺押した時に痛みがだな
蒼月「お前の馬鹿力で押し込んだらそりゃ痛いだろ」きっぱり


彬羽「・・?」困惑ぐりぐりっ


家康「うん。とりあえず疲れてそうだね」うわあ。

テオドール「胃がお悪いのですか?
では飛天さんの診療所に
「やめろ胃に穴が空く」



蒼月「医者が一番体に悪いってどうなの?」えー。

粋「でもまあ 気持ちは解る」うんうん。

小太郎「ストレスのせいならトドメになりかねないよな」わんっ



白「ん?じゃあ今回バカラス抜きで行くか」ふむ。

彬羽「Σあ、いやそれはまずい!」はっ

千様「えー 頑張り過ぎよ
具合悪い時は休みなさいよー?」

彬羽「Σ手前等は解ってない!ただぶちのめすだけの話ならともかく 今回は1歩間違えたらタヌキ全員の命に関わる話にだな Σぐっ」


白「冷や汗吹いてプルプルしてるるけど ホントにお前抜きにしなくて良いのか?」

彬羽「もっ 問題ないっ」冷や汗ぽたぽたっ

粋「顔面蒼白だぞおい。」


彬羽「コイツに任せておいたら何がどうなるか解らん
留守番してる間に胃に穴が空くってもんだ」ぜーぜー。

白「俺の信頼半端ないな」むう。


一同(気持ちは解るだけに色々辛え) うっわあ。



テオドール「えーと。胃が悪い時は
あ!そうで御座います ほら牛乳に御座いますっ」ささっ

彬羽「いや確かに効くそうだが。偉く早いな」

テオドール「かなり具合がお悪そうに御座いましたので
ささ 早くお飲み下さいませっ」


彬羽(ん? なんだ偉くぬるいような) ぴくっ


家康「どしたの?」

彬羽「あ、いや
(人が用意してくれた物に文句言うのも何だな)」

ぐびっ

白「あれ? この辺牛なんて居たっけ?」

テオドール「牛が見当たりませんでしたので 小太郎さんの群れの子持ち母犬さんに頂きました」にっこり。

母犬「わんっ」しっぽふりふりっ


ごぶはっ!!


粋「Σそりゃあなあっ!!」ひいっ



テオドール「お気に召しませんでしたでしょうか?」あれっ

彬羽「Σお気に召すワケねえだろ!」げっほごっほ!

テオドール「牛も犬も同じ哺乳類に御座いますよ?」えー

彬羽「Σ手前は血液なら牛のでも豚のでも良いのか!?」

テオドール「あ、いえ 私こだわりが御座いますので」いえいえっ



蒼月「色々酷いな」ドン引きっ

家康「お前に言われちゃう辺りもうね」うん。




白「余計酷くなったぽいな
お前ホントに繊細だな」あーあ。

彬羽「Σ至って普通だ! 何だ手前なら平気なのか!?「栄養になるなら別に。」即答っ

彬羽「Σそ そうかっ」うっ

粋「兄貴はもうちょいこだわろうな」



テオドール「お口に合わなかったとは」うーん。

小太郎「ごめんな花子。 せっかくくれたのにな」わおんっ

花子「おんっ」しっぽふりふりっ

彬羽(Σ俺が悪いのか!?)

蒼月「いちいち悩むのやめろよお前 胃へのダメージ蓄積されてくからさ」ほんとにもー。




テオドール「私ちょっと牛を探しに行って参ります」だっ

粋「Σやめろこら 仮に見つかっても蹴られて灰になる未来しか見えな

テオドール「Σあ、日傘忘れ

灰ざらああっ


千様「テオ君ごめんね。 ややこしくなるからもうちょい灰になってて」




白「無茶苦茶だな。」むう。

彬羽「いかん、俺が不甲斐ないとどんどん酷くな Σうっ」胃キリキリキリキリッ

家康「Σだから何でそこで責任感じちゃうのお前は!」



シロ「ふむ。
やはり彬羽は無理の様だな」

千様「シロ君 聞いてたの?
てか 何それ」

シロ「吐血に備えて古い鍋をな」スタンバイッ

彬羽「Σ縁起でもない事言うんじゃ Σぐっ」キリキリキリキリッ



シロ「落ち着けと言うに
そんな体で何が出来ると言うのだ
お前は今回休め。他に代役頼めば良かろう」

彬羽「なんだ誰に頼めるってんだ
手前が代役出来るってのか?」キリキリッ

シロ「出来るワケ無かろうが。

俺には出来ぬが
三人寄れば文殊の知恵。 人数おればどうにかなろうっ!」くわっ


酒呑童子「四国って何が旨いんだっけ?」

茨木童子「お前観光気分だろ」あーもう

九尾「なんじゃ? また皆を運べば良いのかえ?」

晴明「面倒だの。土産物屋だけ行って帰らんか?」あくびっ


彬羽「・・呼んだのか?」

シロ「うむ。ストーカー狐が着いてきて四人になったがな」



一同(Σ見事に事態を悪化させそうなのしか居ない!!)


粋「え、えっと

ほら、茨木童子はどうにか結構マトモだから」冷や汗っ


あ、植林はしていい?」特別製の種っ

酒呑童子「お前のそれ植えられたら四国の自然破壊されねえ?」

晴明「縄張り拡張も良いが その様な事すれば その地特有の生態系まで破壊されるぞ」きっぱり。

茨木童子「それはそれで大江山の植物がそこの植物に勝ったって事で「お前は誰と何の争いしとんじゃい」




白「・・えーと。 コイツ等でどうにかなる のかな?」一抹の不安っ

彬羽「・・・」


白「ん?バカラス?」あれ?

彬羽「がはっ!」吐血っ
シロ「Σうおお本気で胃に穴があっ!!」ひいいっ




茨木童子「Σ場を和ませようとしたのに!!」えええっ

九尾「Σふざけとったんかい!」

酒呑童子「Σお前の冗談解り辛えんだよ! なんかごめん!!」ひいいっ


家康「うん。その分キリキリ働いてね。
彬羽がゆっくり休める様に真面目にね」真顔。

晴明「これは 私までキッチリやらねばならぬ流れよな

仕方ない 平安京で培ったあれやこれやを見せてやろう
光栄に思え化物大将よ」ふふんっ

白「お前信用したら色々おしまいな気がする」副官の吐血まみれっ

粋「うわ あの兄貴が精神的ダメージ食らってる」

蒼月「見るからに悲惨だからね」ああうん。





白「じゃ、そういう事でコイツ等と一緒に真面目にやってくるから 大人しくしてろ」

彬羽「ぐ。 Σがふっ」だばだばっ

シロ「Σ喋るな 死ぬぞ!」ひいいっ

千様「どんだけ特大の穴開いてんのよおおっ!!」

小太郎「俺診療所行ってくる!」たたたっ




白「良し。家康 後は頼んだ。
行くぞお前等」

九尾「あの、だーりん。
その血染めで行くのかえ?」


酒呑童子「よし。今回おふざけ無しな 怖えから」しーっ

晴明「お前が言うか」

茨木童子「ここまで冗談通じなかったか」あちゃー





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【四国】



白「お前等 人が住み分けしてやってるって言ってるのに 何ワガママ言ってるんだ 燃やすぞ。」

ゴゴゴゴゴゴ。


地元の人間(Σ鬼が居る!!!)ひいいっ



茨木童子「あの コレ後々大丈夫?」

粋「えーとほら 今回は人間側が山荒らしてたみたいだし
抑止力にはなんだろ?」冷や汗っ

晴明「まあな。こういう時は恐怖が一番よな」うーん。




白「なんだ。結構あっさり片付いたな」ふんっ

陰陽刑部狸「いや毎度すみませんのう
何か御礼を「要らないから何か良い胃薬とか無いか?」



九尾「おんや だーりん優しいのう
吐血カラスを気遣ってやっとるのかえ?」すりすりっ

白「気遣うって言うかな
本気でこういう時どうしたら良いのか解らない脅すしか思い付かないバランス取るとか全然解らない
早く治って貰わないと困る」冷や汗っ

九尾「Σ涼しい顔して不安じゃったんかい!」



一同(基本馬鹿だからなあ。)しみじみっ


白「って事で 問題無く片付いたし帰るぞ」すたすたっ

茨木童子「お前が怖すぎて誰も問題起こせないって」



酒呑童子「つか 俺等いらなかったよな?」

晴明「うむ。存在でトドメ刺しただけよなあ」あっはっは。





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飛天「Σこらああ! 動いちゃダメだって言ってるだろ!
少しは医者の言う事聞きなさい!!」

彬羽「喧しい あのメンツじゃ何をやらかすか Σうっ」ごほあっ

飛天「Σだああやめろ あっちもこっちも真っ赤に染まるっ
仕方無い! 麻酔追加っ」


ぶすっ。



彬羽「Σだっ!

くっ なんのこれしき 麻酔なんぞに負けてたまるかっ!」ぐぐぐっ

飛天「Σ何いっ! とっくにゾウでも立ってられない量のはず
なんで動けんのお前!?」えええっ


千様「ねえ。それ 大丈夫なの?」

家康「彬羽だから大丈夫 じゃないかなあ?」うーん。



襖すぱーん!

シロ「朗報だぞ! 本当に奇跡的に何も無く片付いたそうだ 1足先に伝書鳩が知らせに来たぞ」

一同「Σおおお!!」



彬羽「で。本当の所は?」ぜーぜー

シロ「Σお前も主をもう少し信用してやったらどうなのだ!?」



小太郎「普段が普段だからなあ」わおんっ


千様「ともあれ 何事も無かったなら良かったわ」ほっ

家康「だね また問題起きてたら胃袋破裂しそうだよね」苦笑


蒼月「ん?なんか忘れて無い?」

家康・千様「ん?」







子犬「きゃんきゃんっ」灰ざっざっ

小太郎「Σあああ!お前等そこはトイレじゃないい!!」ぎゃいいんっ

家康「Σテオちゃーん!!」ひいいっ





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