小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

3月5日

f:id:t00c:20220303103342j:plain






魄哉「全く面倒臭い事この上無い 。少し厳しく罰与えれば何ぞトラブル起こしそうですし プライドばかり高くてやたら噛みつく人はホンットやりにくいです噛みついてる間に仕事しろ」けっ

家康「あー お疲れ様だねえ」苦笑。


魄哉「腹立つんで春の人事で『有能な方々で』意見ガンガン出してください部所に移動願いました。
我の強い人等同士で存分に喧嘩して下さいです」ふっ。

千様「嫌な適材適所ねー」うっわ

蒼月「良いじゃん 矛先が同僚に向くだけでしょ
その手の奴って何なといちゃもんつけたいだけだしさー」茶ずずー。


魄哉「・・君 こう言う時は察しが良いですね」じーっ

蒼月「何?」

家康「やめたげなさいって その子公務員向かないから」

千様(そろそろ後続育てなきゃってしょっちゅう言ってるものねー)



魄哉「て、事で なんか色々疲れたんで帰ってきました。
本日はのんびりします」はーやれやれっ

家康「はいはいお疲れ様 ゆっくりしなよ」





蒼月「いや流れる様に洗い物すんなよ」

魄哉「Σだって目に着いたんですもん!」

千様「くつろぎなさいっての!そんなだから疲れるのよアンタ! ほら洗い物なら殿がやってくれるから!!」

家康「Σえ。私っ!?」ええっ





魄哉「手持ち無沙汰ですねえ」うーん。

蒼月「過労死しても知らないよ」ほんとにもー


家康「水が冷たいなあ。」とほほじゃぶじゃぶっ




魄哉「よし、じっとしてるの性に合いませんし
ちょっと気分転換に芝居小屋行ってきます」よいせっと。

千様「裏口は関係者以外立入禁止よー「オーナーですんで問題有りません」いそいそっ


蒼月「人の仕事邪魔すんなよ
傍迷惑なジジイだな」

魄哉「しませんしませんて。
では 行ってきまーす」いそいそっ



家康「まあね。あれでストレス発散出来るなら良いんだけどね」うーん。

千様「動いて無いと息できないんじゃないの?」
蒼月「マグロかカツオかよ あのジジイ」うわあ。



ーーーーーーーーーーーーー



【芝居小屋】



魄哉「という事で遊びに来ました」にこにこっ

粋「あの、こっちは仕事なんだけど。」えー。

魄哉「まあまあ 邪魔はしませんので」

テオドール「えーと。オーナー様の扱いはと。
とりあえずお茶で御座います」紅茶っ

魄哉「家と同じで良いんですよ?」

テオドール「雑用とは言え 職場では気持ち切り替えろと言われておりますので」正座っ


魄哉(思ったよりキッチリ躾られてますねえ。)

皐月「知り合いや言っても職場でダチ感覚はあかんやろ?」

魄哉「あ、此処仕切ってるの皐月ちゃんなんですね」成る程っ



つつじ「いやー わてが任されとるんやけんどなあ。
どしても自分の芸のが大事やん? 新人に抜かされたりでたらそれこそ示しもつかへん
せやから皐月はんに色々お願いしとったら こんな感じになってしもたんどす」身支度途中っ

皐月「こんなてなんやねん」むっ

つつじ「褒めとるんどすえ?
お陰でよう回っとりますどすー」塗り塗りっ



魄哉「知っちゃいましたが お役者の人って白粉めちゃ塗りますよね」じーっ

つつじ「あの、ガン見されるとやりづらいんやけんど「皮膚呼吸出来てます?」興味しんしんっ



テオドール「魄哉さん楽しそうで御座いますねえ」のほほーん。

粋「なんかストレス発散しに来たって言ってたし
肩の力抜いて遊びたいんだろ」苦笑。

白「あれで楽しいのか
天海も大変だな」へー。


魄哉「おや?」

白「ん?」



魄哉「君は何時もと同じですねえ」拍子抜けっ

白「なんでガッカリされてるんだ俺。」


魄哉「あんな風に塗ったくらないで良いんですか?」ほらほらっ

つつじ「あの、指ささんでくれる?
やりにくいわあ」


白「んー。元々アルビノだし めんどいし」

魄哉「ん? あれ 時間的にもうすぐ幕が開きますよね?
君用意しなくて良いんですか Σまさか本当にそのまんま!?」はっ

白「いや無い無い 一応プロだぞ」


魄哉「ですよね。 ビビりました。」



粋「あ、もうそんな時間か! やべ客整理してこねえとっ」だだっ

テオドール「鏡と紅持って参りましたー」たたたっ


白「めんどいし 鏡要らないかな」指で紅ちょんちょん


魄哉「へ?」




目元びっ!


白「準備完了。」良し。


魄哉「アレだけなんですか?」ええー

テオドール「アレだけに御座います。」きっぱり



つつじ「たまーに 気合い入れて顔面作っとるこっちがおかしいんか思うよな」準備完了っ

皐月「思いっきし人前に出る仕事やしな。
エエんとちゃうの?」




魄哉「すっごい度胸ですねえ
装備 ひのきの棒のみって感じじゃないですか」うっわあ

テオドール「あの方はデフォルトで鋼のメンタル装備されておりますので」



皐月「つか どんだけ自分の顔面に自信あんねんと思わなくも無いわ」真顔。

一同(俺様って強いなあ) 確かに。






ーーーーーーーーーーーーー




魄哉「ーーと言う事が有ったんですが」

彬羽「あいつが適当なのは今に始まった事じゃねえだろ」

魄哉「いえ 適当でも俺様でもナルシストでもこの際どうでも良いんですが」

彬羽(何気に酷い事言われてねえか)



魄哉「そもそもあの子の美的感覚ってどうなってるんでしょうかねえ?」うーん。

彬羽「お前 ホンットにじっとしてられねえんだな」

魄哉「いえ考えても見て下さい
あの子がうちに来る前って 野良てか野生の妖怪ですよ?
一番始めに教えたのって お箸の持ち方ですもん」

彬羽「Σそこからか!?」えええっ

魄哉「あ、いえ 『待て』だったかも知れませんね」えーと。


彬羽(常識無しだと思ってたが むしろよく躾けられたもんだ。)引。

魄哉「そんなこんなで基本野生児ですし
普通とは美的感覚が違うのかもしれませんねえ」うーん。

彬羽「と、言うと?」


魄哉「あらゆる意味でナチュラル派なのでは。
それならアレだけで舞台立てるの解る気がします」


彬羽「とことん気になってんだな」

魄哉「ぶっちゃけ僕も散々ナルシストジジイだ何だ言われてますが あの子の真似は出来ませんもん。」

彬羽「ナルシストなのか?」

魄哉「・・まあ ホムンクルスって造り物ですし そこはその ね?」



彬羽(真性のナルシストだったか。)ふむ

魄哉「Σあ!いえそのっ そんな自分大好きってわけではっ「あー解った解った。自己評価の問題だな」


彬羽「で、美的感覚の話だったか?
何が話したいのか良く解らんが あのアホの神経が太いって話で良いんだな?」

魄哉「はあまあ。 あの、ひょっとして忙しかったんですか?」

彬羽「瓦版のコラム書いてる途中だ「Σすみませんでした!」ひいいっ



彬羽「そんなわけで忙しいんで そんな疑問なら本人に聞いてみろ
ほれ。とっとと起きろ」妖怪名簿どっこらせっ

白「ん?」寝ぼけっ


魄哉「Σ何に埋もれて寝てるんですか!!」



白「昼寝するのにちょっと寒かったからな」えへん。

彬羽「人の部屋で寛ぐな資料を倒すなばら蒔くな」
白「そこらでゴロゴロしてると粋とかテオとか煩いし」あくびっ


魄哉「成る程 良い避難場所なんですねえ」うわあ

白「この部屋入ると怒られるから あいつ等来ないしな」どやっ

彬羽「手前も大概怒ってるはずだが?」



魄哉「では、彬羽君忙しいみたいですし手短に。
えーと どう言えば
その、君の好きな物、綺麗と思うものは何ですか?」

白「ん?何だいきなり」

魄哉「ほら君 感性が独特な物で」

白「変な事気にするんだな。
えーと ちょっと待ってろ」すたすたっ


魄哉「?」

彬羽(他所でやって貰いたいんだがな。)ため息




白「俺が一番良いと思うのはコイツかな。」

ねこ「にゃんっ」

魄哉・彬羽「Σそういや猫馬鹿だった!!」



魄哉「えーと 理解出来なくは無いですが」

彬羽「一切の迷い無くこいつなのか。」困惑っ

ねこ「にゃあんっ」ごきげんっ




九尾「Σなんじゃと!こげにちんまい貧相な毛玉がだーりんのNo.1っ!? 許さぬ認めぬっ
絶対わちのが麗し Σうわカラス何をするっ」

彬羽「手前が出てくるとややこしい。入んな」

襖ぴしゃんっ!



白「な?」

魄哉「程よいサイズと距離感が心地好いのは納得しました」ああうん。

彬羽「九尾がゴリゴリ来やがるからだな」うむ。



白「質問終わりか? なら俺もっかい寝るぞ
今日疲れたし」ごそごそっ

彬羽「Σ片付けた名簿を撒くな潜るな! 他所で寝ろ!!」


魄哉「寝床として気に入っちゃったんですねえ
全くどっちがにゃんこやら ん?」じーっ

猫「にゃん?」



魄哉「猫も飼い主に似るんですね」ガン見っ

彬羽「ん?言われてみれば やたら似てる様な」

魄哉「・・て事は 少なくとも自分の容姿は嫌いじゃ無いんでしょうねえ」

彬羽「コイツも有る意味ナルシスト なのか?」

魄哉「さあ? この子の感性なんて解りません」うーん。





粋「基本動物だから 人の目気にしねえだけなんだよな」

テオドール「で、御座いますよね」うんうん。



彬羽「あ、手前ら調度い「「部屋入ってません」」

魄哉「僕のお仕事中 皆どんだけ怒られてるんですかねえ?」猫撫で撫でっ

猫「にゃあんっ」ゴロゴロ



千様「あら珍しい 大人しく猫ちゃんと寛げてるのねー」のほほんっ







>サイトトップに戻る