小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月27日

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魄哉「良いですか? 今この部屋にはかなりヤバ目のブツが置いて有ります

説得に少々時間がかかりそうなので 僕が江戸城から帰るまで君達けっっして入らぬ様に」


蒼月「っていう フリ?」

千様「もしくはフラグ乱立?」えー。

魄哉「Σ真面目に部屋に入らなきゃ済む事でしょうが!!何で毎度トラブル起こしたがるんですか!!」


シロ「このメンツに言う辺りもうな」うむ。


テオドール「Σあああ白さんが覗いてみたくてウズウズそわそわしてらっしゃいます!!」ひいっ

粋「Σダメと言われたらこうなるからっ!!」ああもうっ


彬羽「撤去。」首根っこ引っ掴みっ

魄哉「そのまんま今日1日しばらく安全な所に閉じ込めといて下さい」

白「扱い酷いな」ぶらーん。





間。




蒼月「で、結局こうなるんだよねー」あーあ。


焔「悪い 後ろから『わっ!』とか ちょっと孫と遊びたかった爺ちゃんのお茶目が暴走したっつか」あちゃー


粋「Σ突飛ばし過ぎなんだよくそじじい!!」
襖突き破りっ

家康「Σいいから何か解らないけど早く出て!!
ヤバいの刺激しない様に!!」ひいいっ


焔「ヤバいの?」ん?

家康「なんか説得に時間がかかるとか何とかで 天海が置いてったんだよ!」

蒼月「けどマジで何だろね
普段なら数珠でシバいて終わりじゃん?」ひょこっ

家康「Σこら覗き込むんじゃないの!!」



白「あれ?結局空けちゃったのか
せっかく俺大人しくしてたのに」

一二三「んだ。おままごとの相手して貰ってただ!」ひゃほう

シロ「どんなテンションでやっておったのが非常に気になるな。」うわ


石燕「蒼月さん顔引っ込めた方がいいっすよ
頭もがれるっす」

蒼月「Σえ!?うおおおうっ!!」伏せっ

ちょりっ!家康「Σちょっ 何かかすったかすったああ!!!」ひいいっ




彬羽「成る程。 金剛力士像か。 これはまずいな」うーん。

蒼月「またどうやって室内に入れたんだろうね」うっわー



焔「ん? 向こうやる気満々みたいなのによ 壊しちゃダメなのかよ?」

彬羽「ダメだな おそらく重要文化財だ。
あの独特の彫り方 かなりの年代物の上おそらくあの伝説の噂の彫り師の作品かっ」インテリカラスの審美眼っ



蒼月「あーだから 無理に祓うんじゃなく話し合いって事か」

千様「重文傷つけたくなかったのね」成る程。




テオドール「あの 言ってる間に粋さん捕まりました」冷や汗っ

白「お前ホント化け物に好かれるよな」うわあ。

粋「Σ良いから助け Σあ ちょ折れる折れる折れるっ!!」うぎゃああっ



シロ「さて、どうするか
下手に殴れば傷がつくであろうしな」うーん。

焔「元凶が言うのも何だがよ
うちの孫より あのボロ像優先なのかよ」ええー。


彬羽「仮に本物だとすると安く見積もってもコレくらいだが。」ソロバンぱちんっ

焔「げ。」


彬羽「無理矢理値段をつけたが なんせ古い物だ弁償しようが無いからな
幸いあの馬鹿はそこそこ頑丈だ 今の内に何か対策を考えるか 」ふむ。


白「晴明呼んでくるか?」

彬羽「いやあいつはダメだ。
防御寄りなんで 金剛力士が殴ったのを防御した際、像の方が耐えかねて崩れるだろ」

千様「蒼月君 金縛りとか蛇眼行けない?」

蒼月「えー。生き物じゃないとそっちは無理が有るなあ

あ、久々静御前の笛行ってみる?」笛すちゃっ


シロ「お!そうか
低級霊ならそれで使役出来たはずっ!」おおっ




ぴーひょろろーーー





白「そんな低級じゃなかったぽいな」

小太郎「いきなり何してんだコイツって感じで見られてるぞ」わおんっ

蒼月「Σうっさい見んな 金取るよ!!」むかああっ




粋「あのー 俺の存在忘れないで」蚊の鳴く様な声っ

千様「あら 粋君のメンタル限界だわ」

家康「早く助けてあげたいんだけどさてどうしよ
このメンツじゃ下手に触っただけで像粉々にしちゃいそうだし」うーん。




石燕「じゃ 見よう見まねっすが あっし頑張ってみるっす」御札よいせっ


千様「Σ何その御札!」ぎょっ

石燕「資料として晴明や魄哉さんに各種貰ってたんすよ
確かえーと。金縛りなら コレっすかね」ぺらっ

家康「何で解るの 私には全部同じに見えるんだけど」

石燕「だいたいの雰囲気っす」きっぱり。



白「けどそれ使えるかな
お前じゃ近寄れ無いと思うけどな?」

石燕「そっすね。化け物向けの時点で誰かにお願いも出来ないんで 直貼りじゃない方でいきやしょ

えーと 確か対象物を真ん中として5方位に」ぶつぶつっ



焔「なんで絵描きが陰陽術知ってんだ?」えええ

白「オカルトオタクだからだ」きっぱり。




石燕「よっしゃ 多分行けるっす! 粋さんちょち我慢で」

粋「Σへ」



石燕「せーのっ」

バチバチバチイイイッ!!

粋「Σあだだだだだ!!!」しびびびっ

千様「Σ石燕さんストップストップ!金縛り通り越して電流流れてるみたいになってるのーっ!!」ひいいっ


石燕「Σなんでっすか!?」えええっ

彬羽「おそらく金縛り自体が弱い電流なんだろうな」

蒼月「あー そこら辺加減するのはさすがに初心者じゃ無理有るよね」ふむ。

家康「いや電流多目に流す初心者って何?」



焔「うちの家系 火と雷に耐性有ってよかったな」

粋「Σうっせえじじい!」煙ぷすぷすっ



石燕「えー何処が違うんすかね
しゃーないもっかい1から 」ぶつぶつっ

粋「Σいやいやいや他のにしようっ
リベンジは俺が居ない時で!!」ひいいっ


石燕「いやでも他のとかさすがに解らな Σぐはっ!」


どたーん!!



小太郎「Σ石燕ーっ!」ぎゃいいんっ




白「まあ、電流流されたら像でも怒るよな」うん。

粋「Σんな呑気に!! 石燕生きてるか!?」ひいいっ


蒼月「あ、大丈夫 モヤシだから変に構えたりしないで ぐにゃっと行った?
なんか平気そう」わお。

粋「Σどこの赤ん坊!?」

千様「けど伸びちゃったわねー」あちゃー



白「しゃーない 俺行くか」

テオドール「Σえ。100%相手粉々に御座いますよ!?」



白「さっきの弁償
芝居小屋の給料何ヵ月分かな?」

彬羽「ちょっと待て。 計算するがありゃ少なくともだからな?」

焔「凄い稼いでんな うちの孫」わお。



白「全く お前が捕まるから
それさえなきゃ勝手に逃げた事とかに出来たのに」ぷんすかっ

粋「Σう 言い返せないっ」くうっ


シロ「逃げたって このアホつくづく悪魔だな」引。



白「と言う事で最終警告だ
燃やすか砕かれるか土下座して謝るかどれか選べ」くわっ

粋「Σ兄貴ちょ 俺居るんだけど!?」
白「耐えろ。」

粋「Σ鬼ーーーッ!!!」ひいいっ



一二三「救急箱いるだか?」

彬羽「いや 危ないからお前は向こう行ってろ」


コマ『一二三さん奥へ行きましょう

ん?』カタタッ





くわっ!!

家康「Σうお!石燕ちゃん気がついた!?」びくっ

シロ「いや違う 石燕の方ではない!」はっ


弓じゃきっ!



一同「Σえ」

白「コマ?」え?

コマ(与一)「成る程。短時間なら 此方でも動けるわ

多少の傷は多目に見よ!!」くわっ





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石燕「新技 陰陽術ブレンド破魔矢っすー」たんこぶ。

蒼月「何で毎度毎度そういうの自己流で出来る様になるのお前」えええ



コマ(与一)「石燕が意識吹っ飛ばす前にやろうとしておったのでな
俺が取って変わろうにも 体のダメージのせいで動けんし

ひょいひょい生きとる奴には取り憑けんので、自我が有るとは言え人形なら気合いで行けるのではとな」ふふんっ

粋「助かったけど 何でコマの体で普通に喋れんの?お前」

コマ(与一)「ん?言われてみれば」はて。

石燕「コマさんがなんで動いてるか謎な呪いの人形なんで 相乗効果で怪奇現象もマシマシとかそんなのっすかねえ?」うーん。

彬羽「そんな適当なのか お前ら」

石燕「こういうのは感覚で考えた方が良いっす」


小太郎「人間が妖怪に言うセリフじゃないだろ」わおんっ

千様「ともあれ良かったわー
なんか 金剛力士像ちょっとやんちゃした感じになってるけど」

シロ「少しとは言え額に撃ち込んだのはまずかったのでは「破魔矢効くのはあそこなのだ 仕方なかろう」




白「ま、いっか片付いたし
家めちゃ壊れたけどな」

一同「Σあ」

焔「今回は俺のせいだろな しゃーねえ修理費出すわ」あーあ。

コマ(与一)「この程度ですんで良かったではないか」どやあっ



白「で、いつまでそうしてるんだ。
コマの体気に入ったのか?」

コマ(与一)「Σえ」ぎくっ



石燕「ひょっとして 抜けなくなってるんすか?」

コマ(与一)「いやその 急で有ったしダメ元でその勢いで行ったしな」


テオドール「この前の猫の時みたいにスポッと抜けないんで御座いますか!?」えええっ

石燕「Σえ!?ちょ何すかコレ!
やっば 普通じゃないのに普通じゃないの突っ込んだから 混ざった!?」

シロ「Σお前らの構造どうなっとんのだ!?」





白「やっぱ晴明呼んでくるか?」

彬羽「だな。素人がプロの真似するとろくな事にならねえ」



蒼月「何してるんだよ鈍臭いなあ
ちょっと見せてみろよ 俺賢いし案外解るかも
白・彬羽「混ざるからやめろ。」

一二三「蒼月さん 負けず嫌いだべな」どうどうっ





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