小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月24日

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蒼月「ちょっ ジジイその腕どうしたの!?」ぎょっ

魄哉「腱鞘炎だそうです 重度の。」包帯ぐるっぐる巻きっ

家康「年末年始の激務で蓄積されたダメージが今頃出ちゃったかねえ」あーあ。

魄哉「ちょっと前からなんか手首痛いなーとは思ってたんですが
筆を握るのも辛いとなると さすがに業務に支障が出て」ふかーいため息。

千様「そうなる前に休みなさいよ
アンタ最近体ボロッボロよー?」

シロ「ギックリ腰に慢性的な肩凝り足がつる。
老眼に神経痛もあったか トシなのだから無理するでないわ」

魄哉「しかし僕が頑張らないと政務が

白「つまり、しばらく動けない様にしちゃえば良いんだな?」

コマ『死なない程度にお願いします。』カタタッ

魄哉「Σつまりじゃ有りません! コマこら何て人に何頼んでんですか!!」ひいいっ


白「お前と喧嘩すると色々エグそうだから嫌なんだけどな
そうしなきゃ休まないって言うんなら仕方ない全力で行「すみません。大人しくしますんでホント止めて下さい」

シロ「そもそもお前らが本気でやりあったらそれこそ国滅ぶだろうが」むう。




家康「お前の入れ知恵だね?」

蒼月「ジジイ大人しくなったでしょ?」しれっ

小太郎「成る程。 白あれ演技かさすが」わお。



魄哉「しっかし 利き手使えないのは不便ですねえ
飛天君これでもかと補強しまくりぐるっぐる巻きにしてくれたんで取るのも一苦労ですし

使えないとなると色々やりたくなるから困ったものです」うーん。

千様「はいはい。仕事はダメよー」

魄哉「いえ 仕事ではなく
徹夜明けなんで頭くらい洗いたいなーと」苦笑。

家康「あー 気持ち悪いよね」うんうん。




粋「そう来ると思った。
はいよそこ寝転んで」
お湯の入った桶その他スタンバイッ

魄哉「Σなんで手慣れてるんですか!?」

粋「昔介護のバイトしてたんだよ。 って事で安心しろ」へらっ



家康「ホント器用な子だねえ」わお。

蒼月「マジで何種類バイトして来たんだろ」

テオドール「つくづくこう言う誰かのサポート向きの方に御座いますねえ
あ、手拭い追加こちらに御座いますので。」よいせっ

粋「おーありがと
はいはい痒い所は御座いませんかー?」ノリッノリ



小太郎(役者志望なのに 自分が主役じゃなく誰かの補助のがホント上手いんだよなあ
可哀想に。)


テオドール「そもそも粋さんって何故に役者志望なので御座いますか?」真顔。

粋「Σえ
あーえっと 元を正せば兄貴になりたかった から?」えーと。


魄哉(頭上で凄い会話がなされている。)冷や汗っ



千様「ん?白君みたい にじゃなく 本人?」あら?

シロ「普通トシの近い男兄弟は反発すると思うのだが」むう。

家康「この子の場合色々特殊だからねえ
バイト色々経験してる辺りもだけど苦労してたから
今その反動で 小さい子が大きくなったらパパみたいになるーとか言ってるのと同じか

下手すりゃヒーロー扱いかな?」あははっ

粋「あ、そんなんかも。」じゃぶじゃぶっ

テオドール「否定無しの所がさすがに御座いますね」わお。



蒼月「ああ。そっかアンタ反抗期凄かったもんね
反動凄くても驚かないや」

粋「・・うん。 アレはな」遠い目。
※あれやこれやの結果 兄の腹に風穴空けました(抉り付き。)


魄哉(そろそろめっちゃ逃げたいんですけどっ)気まずっ




白「生きてるし気にするな」しれっ

千様「アレでこれなら そりゃ尊敬もするわね」うん。

シロ「過ぎた事は基本忘れるからな こやつ。」うむ


白「その後のバカラスのあれやこれやで結構上書きされてるしな」

魄哉「あー アレは確かに。
やたらと敵側分断させにかかりますし 本人も戦闘力高いしで兵法わきまえてる分手怖かったですねえ」うんうん。


彬羽「Σ流れる様な流れ弾やめろ!!」

家康「仮にも天海僧正感心させるとか いやほんとテロリスト時代のお前怖かったよねえ」しみじみ





間。





魄哉「あーサッパリしました
さすが経験者 お上手ですねえ」スッキリっ

粋「いやー色々やってて良かった良かった」わははっ



彬羽「毎度毎度毎度毎度昔の話になると思い出したくも無いような事を」ぶつぶつっ

白「それだけ皆にダメージ与えたって事だ
有る意味凄いぞ」

彬羽「Σ嬉しかねえ!!」





魄哉「しかし 僕もとうとう介護される側ですか
あートシは取りたくありませんねえ」ため息

蒼月「その気になりゃ破壊神とやりあえる化け物が何言ってんだよ。仕事出来ないとんな凹むの?」きっぱり


彬羽「ああそう言えば
飛天の奴が 後で様子見に往診来るって言ってたぞ
お前の事だから大人しくしてるか見張り兼ねてだろうな」



コマ『白さんが光の速さで逃げました』カタタッ

家康「お宅のヒーロー ほんと医者ダメなんだね」わお


粋「兄貴は医者がダメってより 飛天がダメなんだよな」ふっ

テオドール「私も出来たらお世話になりたくは御座いませんね」うんうん

魄哉「僕もです」ずーん。


千様「病院大好きも困るからそれで良いんだけどねー」

飛天「だなー。 そんな嫌ならお世話にならない様気をつけなきゃなー」

一同「Σ!!」びくううっ


彬羽「そう怒るな
実際手前の処置は荒い」

飛天「手際悪いよかマシですー。
お? なんだちゃんとそのまま置いてんだ
てっきり我慢出来なくなって引き毟って仕事してるかと思ったけど」へー。

魄哉「Σそこまで病んでるイメージなんですか!?」えええっ

飛天「うん。」即答。



家康「シンプルな答えって効くよね」わおー。




飛天「ま、無理してないなら良かった良かった
調度いい物手に入ったし 治癒早まるかもちょっと試させてくれよ」荷物よっこらしょっ

千様「あら大きな荷物。」


蒼月「つか今 試させろとか言わなかった?」

家康「Σああこら天海! 逃げるんじゃないのっ」

魄哉「見逃してくださいいいいっ!」ひいいっ




シロ「また偉く大仰な
何が入っておるのだ?」

飛天「特注の針治療の針 1セット」




家康「Σあ!ちょっ 天海こらっ
鳥になって逃げようとしてる!!彬羽手を貸してえええっ」しがみつきっ

彬羽「いっそ野生に返してやった方が幸せかもしれんぞ」

シロ「Σ否定出来ん!」




飛天「お前らつくづく失礼だな。この度ちゃーんと鍼灸医の免許も取ったったての
ほら免許証。」ずいっ

千様「あらホント 凄いわねー」あらあら




石燕「あれ?飛天さん この度免許取ったって
この前あっしの肩凝りに針打ってくれたアレは」おや?

一同「おい。」


飛天「・・資格は無くても腕に自信は
シロ「Σそういうのを無免許医と言うのだ馬鹿者!!」ひいいっ


飛天「だーもう 治ったんだから良いだろ!
別に法外な報酬とるわけじゃなし!!」

家康「Σどこのブ●ックジャック!?」

魄哉「確かにカラス天狗は頭良い種族ですけど!
幕府の施設で医者やってる以上そこはちゃんとしてください!毎度揉み消すの大変なんですからっ!!」


蒼月「ジジイの腱鞘炎 このヤブ医者のせいも有りそうだね」あーあ。

シロ「言いえて妙だな。」うむ




飛天「と言う事で そこらのじっちゃんばっちゃんに試す前にちょちょっとさせてくれないかな?
いや自信は有るんだよ自信は

けど、いきなりガチご老体はさすがに緊張するって言うか」じりっ

魄哉「Σ異常に長い針持ってジリジリ寄るのやめて下さいっ
標本にされる予感しかしないっ!」ひいいっ

飛天「ちょっとだけ ちょっとだけ。
扱いに慣れたいだけだからさ」とーととととっ



魄哉「くっ!こうなれば
我に仇なす呪を断絶せよ 急急如律令!!」五芒星びびっ!

晴明「呼ばれた気がした」にょきっ


魄哉「Σ遅い!!」くわっ!

※急急如律令:俗に言う○十秒で支度しな!と同じ意味。


蒼月「うっわ錯乱してる」あちゃー。

晴明「なんじゃせっかく来てやったのに」ふんっ

小太郎「ごめんな。魄哉手負いなもんで」わおんっ




家康「あの、助けたいけど 今割って入ったら惨劇フラグ?」

彬羽「お前が全身針まみれにされるだろうな」うん。

シロ「これだからコイツは恐ろしいっ」びくびくっ



白「取り込み中悪いけどな」屋根からひょこっ

粋「あれ。兄貴 そこに逃げてたの?」桶片付けっ



白「大人数のお客さんだぞ
人間だから一応報告しとこうと思って。」


千様「あら?コマちゃんセンサーは?」

コマ『パピーのお手々が故障中ですので 整備の途中で外しております』カタタッ



彬羽「珍しいな お前が叩きのめす前に気を遣うとは。」

白「んー。一石二鳥かなって思って」

粋「へ?」





侍「居たぞ!今なら天海坊は手負い! 討つなら今ぞ!!
尋常にお命頂戴つかまつ
白「ほら飛天 思う存分試せるぞ」

飛天 「あー成る程。
生き物相手だし 動く奴にも的確に刺せなきゃ危ないよなあ」

針じゃきんっ

侍軍団「Σえ」









シロ「もはや針が立派な武器だな」引。

家康「うわああ地獄絵図」ひいいっ

石燕「ツボに刺さるとマジで動けなくなるんすねえ
こりゃ、精神に来るっすよ」感心っ

小太郎「怖いよおおおおおっ」ぎゃいいんっ





魄哉(一歩間違えば 僕が針山っ)背筋ぞわあっ


家康「よしよし。良くやったね
戸棚に隠してたおはぎあげよう」

白「俺も飛天怖いからな」うん。



晴明「で、私は何故に呼ばれたのだ?」

テオドール「盾 に御座いますかねえ」苦笑。




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