小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月13日

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白「寒。」寝癖っ


家康「寝巻きのまんまいりゃそりゃ寒いだろねえ」うーん。

小太郎「ほらほら芝居小屋遅刻するぞ
早く用意しないと」わんっ


千様「あー。お布団から出たくないわよねえ
てか彬羽君大丈夫?」


彬羽「毎度毎度この時間に起こせと言いながら がっつり攻撃してくるのはなんでだ手前!!」ボロッボロッ

白「寝ぼけた。 悪かったってば」しれっ



蒼月「お前もさ なんでそれ解ってて律儀に声かけてやるかなー」

彬羽「無視したら無視したで お前のせいで遅刻したとかまた面倒臭いだろ」けっ

家康(頼まれちゃったらスルー出来ない性格のせいじゃないかなあ。)

シロ「ふむ。焦げと歯形はいつもの事だが
何だこの傷は?」はて。



彬羽「こいつの猫だ。」

千様「寒いからお布団に入り込んでたのね」ああうん。

彬羽「あんまり起きねえから敷布団ごと引っくり返したらキレた動物2匹に襲われた。
朝からやってられん」

家康「何そのワイルドなお母さん」わお。


白「俺は良いけど猫が危ないから 引っくり返すのはやめて欲し「ならとっとと起きろ バ飼い主が」




白「そうか なら仕方ない」箪笥ごそごそっ

シロ「Σこら 箸咥えたままでウロウロするな!」

白「んー。時間ないし あれ?無いな」ごそごそ


家康「あの子何あさってるの?」

千様「さあ? 」はて。


白「よし 無い。

なあなあ ハギレ無いか?ハギレ」襖がらっ

魄哉「へ?またかぎ裂き作ったんですか?
はいはい何処ですかちょっと貸して「違う。」



粋「兄上 マジで遅刻するから後にしよう 頼むから。」





間。






【芝居小屋】





白「よし。ハギレ有った」おおっ

つつじ「Σハギレやないわ モロ反物や何に使う気どすか!?」ひいいっ


皐月「今度は何やっとん?」

粋「解ったら苦労しねえんだよな」ふっ


テオドール「布の切れ端を集めておられるので?」

白「んー切れ端じゃなくても使わない奴なら」えーと。

テオドール「かしこまりました! ここなら沢山有りそうで御座いますね
皆さんに聞いて参ります!」だっ


皐月「ワケ解らんでも毎度とりあえず全力やな あいつは。」



粋「もう変な事じゃねえなら何でも良いよ
毎度聞いても 『ふふんっ』くらいで教えてくれねえし」

つつじ「拗ねとるなあ。」苦笑



皐月「ええんちゃう? あれで結構計算高いしな
毎度アンタには言わん方がエエって判断されとるだけちゃうの?」

粋「Σう 確かにそのパターンも有るけどっ」

つつじ「後な こう言ったらなんやけど
気が付いてないのあんさんだけでしたってパターンも無茶多いで。」

粋「俺の察しが悪いだけ!?」がーん。



皐月「半分くらいそれで 後の半分くらいはおもろがられてる
あー。後は三割くらい説明めんどいとかも有りそうやな」

つつじ「割合どないなっとんのそれ」



粋「お前ひょってして算学苦手

皐月「うっさいほら幕上がるでとっとと用意せんかい
おら見習い ボサッとしとらんで表掃いて来いや」

粋「Σ外冷たい雨なんだけど!?」

皐月「雨じゃ死なん!!」くわっ


つつじ(地雷やったんか こわこわっ) そそくさ身支度っ





白「あれ?もう時間か
んじゃテオ 後頼んだぞ」

テオドール「お任せ下さいませ!」ぴしっ


粋「Σ疎外感悲しいっ!!」ホウキ抱えっ






間。






粋「うーさっむ!

雨の中って掃くもんねえよ じゃりじゃり言うだけじゃねえかよ」ぶるっ


皐月「へ?ほんまにやっとんたん?」けろっ

粋「Σしまいにゃキレるぞ!!」


テオドール「皐月さんは金属ナベの様な方に御座いますねえ」

皐月「あー。熱しやすくて冷えるん早いか
よう言われるわ」わははっ


粋「ヒス持ちクソ女」ボソッ



バキボキメキベキメリメリャアッ!

粋「Σぎやあああああああ!!」
テオドール「Σ皐月さんどうどうどう!!女性が絞め技はダメです 見た目的に色々アウトで御座いますううーーっ!!」ひいいいっ


見習い軍団(あの人には逆らわないでおこう ) びくびくっ






粋「死ぬかと思った」げほっ

テオドール「めちゃめちゃ熱烈なハグに御座いましたねえ」引。

粋「嫌な言い方すんなよ。
つかあんな幼児体型にんな事されても嬉しくな・・Σ!」





テオドール(何故この人は学ばれないので御座いましょう。)

メキメキメキメリッ









皐月「ちっ 情けないやっちゃなー。
これくらいで伸びるんならケンカ売るなっちゅうねん」けっ

粋「」白目っ


テオドール「残念ながら御本人ケンカ売ってるつもりは無しと思われます」苦笑。

皐月「なお悪いわ

てかアンタ さっきから何しとんの?
いつもやったら舞台袖で 今日の舞台も最高に御座いますとかやってる時間やん」

テオドール「今日は頼まれ事が御座いますので。 よし、1つ出来ました」ふーっ

粋「ん?何これ さっきのハギレに綿詰めた?」

皐月「ちっ。さすが回復早いな」

粋「兄貴にどつかれ慣れてるもんよ
ん? 柄もんあるのになんで無地ばっか選んでんの?」

テオドール「柄物は後に御座いますよ
その方が本物に近う御座いますから」

粋・皐月「?」



テオドール「よし。此方もオッケーに御座います
これならお分かりでは御座いませんか?」

粋・皐月「Σあ!!」





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一二三「Σうわ!なんだべコレ可愛いーっ!!」おおおっ


千様「あら素敵。猫ちゃん専用お布団?」あらまあっ

家康「まーた可愛い物を」へー。



白「俺と一緒に放り出されたら猫ケガするだろ?」真顔。
彬羽「放り出される前に起きろ。」



シロ「そやつに言うだけ無駄で有ろう

しかしまあ また器用な。」ほう。

テオドール「国に居た頃の特技が役に立ちました
その気になればドールハウスの1つ2つ制作可能に御座いますっ」どやっ!


蒼月「お前 国で何してたの?」

家康「しっ 聞かないでおいてあげよ」しーっ

小太郎(友達居なさ過ぎて 大量の人形集めてたとか言ってたなあ) 冷や汗っ




一二三「じゃ早速猫ちゃんに使って貰うだ
ほらほら 専用のお布団だぞー」わくわくっ

猫「にゃ?」においくんくんっ



千様「Σあ、潜った潜った やだ可愛いっ」おおっ

猫「・・んにゃっ!!」

しゅぱっ


一同「Σあ。」




家康「畳まれてるお前の布団の方が良いみたいだね。」おやまあ

白「あれ?」

蒼月「まあ そういう生き物だよね」うん。




千様「あらー せっかく作ってくれたのに勿体ない」あーあ

テオドール「まあ そんな気しておりましたし」あっさり。

家康「あ、解っててもあのクオリティの作ってくれるんだね」

テオドール「頼まれましたので。」きっぱり



白「えーと。何か悪い事したな
あ、貰い物の落雁があったはず」ごそごそっ


テオドール「いえ、どうせ下さるなら血液下さい」真顔。

白「Σえ」ぎくっ



一同(Σそういや吸血鬼だった!)はっ

シロ「お前 まーだ諦めとらんかったのか」




白「えっと。
バカラス 明日から早く起きるからちょっとどうにかして欲し「知らん。 いい加減軽くかじられてやれ。」





テオドール「さすがに噛むのは気が引けますので
御自分でザクッといって頂けると有りがたいのですが」じりっ

粋「Σ注射ダメな奴に言うセリフじゃねえ!!」ひいっ

白「注射平気でもダメだろこれ」
粋「Σいや嘘でも否定して!?つか俺盾にすんのやめて!!」ひいいっ


蒼月「お前懐いて見せてんの ホントはレア物の血液目当てなんじゃないの?」うわー。








一二三「なあなあ。使わないんならこのお布団
お人形さん様に貰ってええだか?」

千様「そうねー。 後で聞いてみましょ」にこにこ







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