小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

1月6日

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シロ「そう言えば 今年は初詣には行かんのか?」

家康「あー。今年は家主ものんびりしてたから行ってないねえ」

千様「あらシロ君行きたいの?
神頼みとかしなさそうなのに意外ねー
よし。お姉さんとデートしましょ
シロ「俺ではないわ。」


テオドール「申し訳御座いません。1日からいつ行くんだろうなと待機しておりました。」ずーん。

一同「言えよ。」



テオドール「Σ私日本のお正月の作法とか存じませんし!
そもそもいつ行くのかもフワッとしか解っておりませんしっ」

家康「いやその辺日本人もフワッとだから
何なら大晦日から行く人も居るし、1日に行く人も居るし、混まなくなってからでいいやーって人も居るし 」

テオドール「Σ思ってたより数倍フワッとしてらっしゃる!!」ガーン。



シロ「と言う事だ。
ほれ 連れてってやれ」

白「行きたい奴等で行ってきたら良いだろ」ごろーん。

シロ「保護者はお前で有ろうが
ほれ正月ボケの怠惰な父親かお前はっ」蹴りっ




粋「いつから兄貴保護者になったの?」えええ。

千様「シロ君から見て白君が保護者だからじゃないの? お仲間認定?

ほら 年齢的にも白君お酒飲んでオッケーだけどテオ君ダメじゃない」

テオドール「西洋産は東洋産より老けて見えますもので」

家康「言い方言い方。」



蒼月「単純に懐き倒してるからじゃないの?」

粋「まず兄貴が大人扱いされるのが納得いかな Σあだっ!」




白「これがおみくじだ。」すっ

テオドール「へー。あみだくじみたいなので御座いますね」おおっ


千様「あみだくじよね?」

家康「あみだくじだね」うん。




シロ「Σ何が何でも出かけたく無いのかお前は!!」

白「いや他所行かなくても 俺一応神様だし」

シロ「Σあっ」



粋「普通破壊神に初詣しなくね?」ええー。

蒼月「いらん事言うと また後頭部にチョップ食らうよ」

テオ「あの お賽銭と言うのは?」きょろっ

白「えーと。年始だから無料サービスだ」



シロ「適当の極みだな」うむ。





間。




襖がらっ

彬羽「おい お前らそろそろ出なくて良いのか
新年早々遅刻しても知らねえぞ」


千様「Σあっ そっか芝居小屋はお正月からお仕事よね」

家康「あーそれで出かけたく無かったのか」成る程


テオドール「調度良い所に!
通訳お願い致します!!」手書きくじっ

彬羽「今年初の暗号か。」察し


蒼月「ちゃんとあみだと別に番号分作ってるのは凄いんだけどね」うん。



一同(相変わらず 字きったねえ) うわ。

シロ「俺も引いてみたがさっぱり解らん」ふっ

粋「あの お前ひょっとして初詣行きたかっ「ふざけるな。あの様な人が多いだけの所何が楽しい」

家康「解りやすい子だねえ」苦笑。

千様「やっぱ後でデートしましょ」よしよし。





白「もうそんな時間か
じゃ支度して来るか」すたすたっ

家康「Σこの状況で放置!?」えええっ



テオドール「日本語とは難しい物で御座いますねえ」うーん。

彬羽「いやあのアホのはもはや日本語じゃねえから「Σ文明を超えた高度な世界の文字とかで御座いますか!?」えええっ

彬羽「Σお前の中のあいつは何者になってんだ!?」



石燕「高度って言えば高度かも知れないっすねえ
もはや現代アートっすから」シロのおみくじぺらっ

テオドール「Σやはり!」おおおっ


家康「石燕ちゃん。子供の夢を壊さない気遣いは良いけど あんまテオちゃん暴走させないで」



彬羽「いや待て。 今日のはまだ原型が解らないでも無いな
解読出来るかもしれん」はっ

粋「Σえ。マジで!?」


彬羽「まずは何となく読めるこの文字から
前後に近い形状で文になる文字を推理すると
いや待て あの馬鹿の事だ。殆ど平仮名だろうが知ってる漢字、漢数字くらいは漢字で書いてる可能性もある

しかし、使い道が合ってるかとなると怪しいか。推測される漢字を音読み訓読み両方平仮名にして控えて だ」ぶつぶつっ



蒼月「お前じゃなきゃあの人の副官務まんないわけだよ」ああうん。


千様「おみくじでなんでちょっと頭脳戦ぽくなってんの」







間。





粋「じゃ俺等行ってくるから 謎解き頑張れよ
今日は雑用も仕事無さそうだしよ」荷物持ちっ

テオドール「はーい。頑張ります
いってらっしゃいませ」ハンカチぱたぱたっ


白「意外な所でウケて良かった」どやっ

彬羽「Σ喧しい! ヒント寄越せヒント!!」額に青筋っ

白「嫌だ。 じゃ行ってくる
頑張れよ」すたすたっ




家康「おみくじって何だろうねえ」うーん。


石燕「あ、これ 『の』じゃないっすか?」

シロ「文字の巻きが反対だが それは漢字にもしにくい
確かにっ!」はっ

千様「なんか皆結構楽しんでない?」

蒼月「皆すぐムキになるからねー
あれコレ忘れてたけどおみくじだよね?
て、事は この辺りに入る文字は

あ、これ『吉』じゃない?
凶ならあの人の性格上もっとごちゃごちゃってなるだろし」

小太郎「Σそれだあっ!!」わんっ

彬羽「平仮名もしくは当て字でで『きょう』と書く可能性も有るぞ」

家康「うわ 頭痛くなってきた」くらくらっ



コマ『全員大概にムキになるタイプです。』カタタッ

一二三「後で答えだけ教えて貰うべ」うん。





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粋「で、兄貴
結局アレなんて書いてたの?」


白「全部大吉。
正月から運悪いと嫌だろ」さらり。

粋「Σゴリッゴリの破壊神なのに何その気遣い!!」









挿音「よっしゃ解けた!!
こっちはヤン文字ノリで『太井木知』だ!
字間違え倒してんじゃねーかっ!!」うるあああっ

家康「おお さすが元ヤンっ」ぱちぱちっ

シロ「Σ思ったより漢字を使えておるだと!!」がーん。

彬羽「と、すると此方も考え直す必要が」うーん。



テオドール「初詣とは頭を使う物に御座いますね
成る程 これは容易にはチャレンジ出来ません」関心っ

蒼月「あーもういいよそれで 面倒臭いっ」




千様「あら?ひょっとして毎年コレやる流れ?」

一同「Σ!!!」






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