小咄

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くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

12月20日

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江戸城





女中B「ホントに行くの?」ごくり。

女中A「こういう事は早め早めの方が良いの」きりっ

女中C「えー 言う程早くな「しゃーないでしょ!
向こうもお忙しいんだから!!」きいっ




女中B「私は無謀な真似やめとくわ
おみっちゃん頑張ってね」

女中A「哀れみの目やめてくれる?」

女中C「えー だって全然いける気がしないもん」

女中A「Σ喧しい! 駄目元でもやらなきゃ何も変わらな
だあもう失礼します! 天海様っ年末お暇に御座いますかっ!?」襖がらっ

魄哉「Σはいい!?」 びくっ




女中B・C(女中の身分で 幕府の実質トップ狙いは無理が有るんじゃないかなー)うーん。




魄哉「あーびっくりした。
暇って 仕事ですが?」はて。

女中A「Σう ですよね」



女中B・C(そりゃそうだ。)うん





魄哉「あ、ひょっとして 心配されました?
大丈夫ですよ 皆さんは安心して年末年始帰省して下さい
上の者はこういう時の為に居るんですから。」にっこり。

女中A「あ、はあ」ずーん。


女中B・C(こうなるから私等も無謀な真似しないのになあ)あちゃー。




魄哉「しかし 催しは多い方が良いかと海外のお祭りを色々取り入れ過ぎましたかねえ
年越し前のクリスマスとか 帰省してものんびり出来ませんよね」苦笑。

女中A「Σあ、いえいえ
年末イベント目白押し良いと思います!
その時期なら皆お休み取れますし その」えーと


女中B(Σまだ頑張ってる!)

女中C「あのー 天海様もそういう時はお休み取ったらどうです 息抜きしないと体壊しますよー?
お仕事するの早いんですし どうにかなるなるっ
たまには遊びましょ」援護射撃っ


女中A「Σえ。アンタ」はっ



女中C(その勇気に免じて付け入る隙は作った!さあ今の内にっ)アイコンタクトっ

女中A「アンタって子は」じーん。



挿音(親父 マジでモテやがるな。) ダラダラ天井裏っ




魄哉「おや これは御心配ありがとうございます
けど大丈夫ですよ
そこは仕事が終われば 家で家族が待っておりますから」のほほーん。


女中C「あ、妻帯者の可能性忘れてた」


女中B「Σおみっちゃーーん!!!」ひいいっ

女中A「」精神的オーバーキルっ


魄哉「ですので全く問題有りませんよ 息抜きならちゃあんと出来てますし。
皆優しい子なんで 家の事もやってくれてますし、まあやんちゃなんであちこち良く壊れてますがね」あはは

女中A「そ、そういえば大きな息子さん沢山おられたのですね」ぜーぜー。

魄哉「はあ。あの 体調でも?」
女中A「大丈夫です。昼に餅入りうどん食べ過ぎたもので。」けっ



女中B「あーさすがに諦めたか」あーあ。

女中C「いくらなんでも無謀だったよね」うん。





魄哉「消化不良ですか?
おやそれはいけませんね えーと有った。知り合いの医師特製の胃薬です。多目のぬるま湯で飲むと良いですよ」にっこり。


女中A「家宝にします。」涙目っ

魄哉「必要ならまたあげますんで飲んで下さい」




女中A「くっ 申し訳御座いません。お仕事中に失礼しました

うっわああああん!!」どどどどっ


女中C「おみっちゃん落ち着いて!頑張った!凄い頑張ったよ!!」

女中B「失礼しましたー!」襖ぴしゃんっ






魄哉「あの子 早めに年末休み取らせてあげた方が良いですかね?」きょとん。

挿音「あー。 その方が良いかも
いや待て逆効果か? 女は解んねーわ」天井からぶらんっ







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女中A「思ったんだけど
お子さんの話ぽいのはしても奥さんの話は無かったよね?」鼻ちーん。

女中B・C「Σ逞しい!!」




女中A「家庭持ちなら今頃言っても迷惑なだけだろし
よし!来年こそは早めに行くぞー!!」おおー!


女中B「あの それって 要するに幸せ家族の後妻狙うって事だけど 大丈夫?」

女中C「最悪略奪狙い?」えー

女中A「Σしょっぱなから心折るのやめてくれる!?

はっ!噂をすればっ」







彬羽「なんで手前も着いて来るんだ」

白「江戸城来たら茶菓子貰えるからだ」うろちょろっ



女中A「あのー 良かったらこちらのお菓子いかがですか?」作り笑いふふふふふっ

白「Σ!?」びくっ

彬羽「いやその 知らん奴から貰う物では無いと思
おいこら威嚇するな」





女中C「ひょっとして息子さん達のが歳近くない?」あれ?

女中B「天海様いくつなんだろうね」うーん。





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