やまこ「師匠！またフラれました！！」挙手っ
蒼月「何て誘ったの？」
やまこ「自然豊かなオラの山さ来て子供作らね？と「後半かっ飛ばし過ぎ せめてオブラートに包めよバカ。」きっぱり
シロ「ん？また来ておったのか
やまこの奴 意外と真面目だな」ほう。
小太郎「全く報われなさそうに無いのが問題だけどな」わおんっ
石燕「つーか 蒼月さんを師事してたら まとまる話もまとまらない気がするんすがねえ」
蒼月「はあ？ 引きこもりが何解ったみたいな事言ってんだよ
お前がくらーい絵チマチマ描いてる間こっちは酒池肉林なんだよ」けっ
石燕「さっきから不自然についてる頬杖はなんすかねー？」ひょいっ
蒼月「Σあ！やめろこらっ」 真っ赤な手形っ
小太郎「そういや さっき溜まってるツケ払えって派手な女が来てたな」わおんっ
シロ「そもそも普通の人間は 相当根性無いとこの山の入り口見付からんのだがな。」うむ。
やまこ「あのー ひょっとしてお金払って相手してくれる女の子の事を モテると言ってらっしゃる？」えー。
蒼月「Σはああナメんなよ！？
つかそっちの女の子だって 仕事の延長で本気になるとかあるあるだしー！？」はああっ？
家康「蒼月 ダメなオッサンみたいだよ」
蒼月「Σ黙れダメなオッサン！！」くわっ
家康「Σ私は小娘に興味無いよ失礼な！！」むかっ
小太郎「ややこしいから熟女専門は黙ってような？」わおんっ
魄哉「何を朝からギャーギャー叫んでるんですか
今から江戸城なんで留守中に変な騒ぎやめて下さいよ」むう
家康「という事で
その手のお店って若い子中心でしょ
雇用の面も考えて 落ち着いた年齢の美人集めた店とかどうだろう」キリッ。
魄哉「おや、出勤時間ですね」くるり。
家康「Σいつも余裕持って家出るでしょー！
なんでスルーするの！！」
魄哉「いえそれ 流れ解りませんが殿が入り浸るだけですよね？」
家康「居場所特定出来るならお前としても楽じゃない？」
魄哉「公費でんな店作れません くたばれ。以上」けっ
シロ「こやつも毎度大変だな」うむ。
魄哉「しかし なんでこんな話になってるかと思えば やまこさんですか。」
やまこ「何が何でも山が雪で埋まるまでに嫁をゲット！」びしっ
魄哉「そのメスなら何でも良い感がダメなんじゃないですかねえ」うーん。
やまこ「いえ実際嫁に来てくれるんなら何でも良いんですけど」えー。
蒼月「その条件で うわー。なら山に住もう！とかなんないから
むしろ下手に声かけられたらキレるっての」
やまこ「Σえー！なんで！？」がーん。
魄哉「では やまこさん
逆になんでも良いから婿探してるから海に来て住め
こっちはワガママ言わない、オスなら何でも良いお前でも良いぞ？ と言われたらどうです？」
やまこ「ムカつく。」即答
魄哉「そういう事です」
蒼月「そこまで上から目線だとむしろちょっと良くない？」ふむ。
家康「解らなくは無いけど この場合言わない方が良いと思うよ？」
シロ「心底爛れとるなお前ら」ドン引きっ
やまこ「では師匠 ワシはどうしたら良いのでしょうか！！」挙手っ
蒼月「Σこら待て！ 師匠こっちだろ「こっちのがタラしの腕上っぼいし！！」
石燕「あー こういう人程タガが外れると怖いっすからねえ」あっはっは。
魄哉「あの僕 一応最高僧なんですけど。」
家康「いやーでも短期嫁探しの相談は無理じゃないかなあ
天海真面目だし」うーん。
魄哉「野の花は無理に摘んで帰ると 即座に枯れてしまいます。
よって 変な欲を出さずに遠くから愛でるのが良い事も有るので
やまこ「Σ諦めろってか！！」ちきしょおおおっ
玄関がららっ
白「あれ？ 煩いと思ったらこの前の猿」おや。
やまこ「Σあ。どもー」びくっ
石燕「あれ？ 御仕事午前上がりっすか？」
粋「いやいや 兄貴とカラスがしょーもない事で揉めてよ
年末に店壊すなって春一蹴りだされたから昼飯食いに帰ってきたんだよ」げんなり。
シロ「お前 また何をした」怪訝っ
白「問答無用で俺のせいか」
テオドール「こんな事も有ろうかと仕込んで置いて正解でした
本場風エスカルゴ お客様もいかがに御座いますか？」
かたつむりどんっ
やまこ「Σでんでん虫そのまんま！！」ひいいっ
テオドール「そう言えば 彬羽さんに教えて頂いたのですが
カタツムリは子孫を残す際 ツガイの相手に銛の様なものを撃ち込み致命傷を与えるのだそうです
そして撃ち込まれた相手は軟体とは言え体に大穴が空く為 子孫を残すと絶命してしまう事もしばしば
これは 自分以外とあれやこれや成すのが耐えられないという意味の行為だそうで
そんな業の深い生物に御座います さあ召し上がれ」にっこり。
やまこ「Σ食えるかああ！！」
魄哉「あの テオ君？
今回はこの人何もしてませんので撃退しなくて良いんですよ？」
テオドール「Σえ。
うわ これは失礼致しました！！」ひいいっ
家康「あー勘違いか。
びっくりした」ほっ
石燕「つか彬羽さん なんちゅー人になんて事教えてんすか」
千様「いい匂いにつられて来てみたら」うっわー。
白「普通に貝だけどな」もぐもぐ。
一二三「つまようじで刺してくるっとやると 殻からぶりんって取れるだな」へー。
一同(Σ食ってる！！)
一二三「何だべお猿さん
まだ お嫁探ししてるだか？」もぐもぐ
やまこ「はい。まあ
あの かたつむり美味しいですか？」びくびくっ
一二三「好き嫌いしてるとモテねえだぞ」ずばつ
やまこ「Σこの幼児容赦ない！！」ぐさあっ
家康「あのー その子はあまり子供扱いしない方が」
一二三「あのな やまこさん。
せっかく妖怪なんだから イケメンに化ければ一発だべ」きっぱり。
魄哉「Σこらやめなさい！」ひいいっ
一二三「でもって 引っかけるのはイケメンでええだども
貯金と生活出来る環境がねえと女なんて着いて来ねえだよ」
やまこ「Σおおおまさかの具体的なアドバイス！！」
石燕「あの一二三ちゃん いや一二三さん？
なんか怖いんすけど」うわー
一二三「女は現実的なもんだべ
ここに居る魄哉さんも白さんもモテるだが
ぶっちゃけかなり稼いでるだ
でもって そこそこ安泰なのは知ってる人は知ってるだしな
おらの保護者の彬羽さんも 何かで1個くらいクビになっても他の何かで充分に食ってけるくらいの生活力は有
粋「あの、お前 保護者を値踏みしてんの？」えええっ
一二三「・・内緒だべ。」しーっ
シロ「女とは恐ろしい」しみじみ
千様「一二三ちゃんは特殊だと思うわ」うん。
白「騙すなら最後まで騙し抜けよ？」真顔。
やまこ「Σ何の話！？」
粋「あー 年末の兄貴仕事スイッチ入りっぱだから
お前が化かすとか言うから暴走してんな
ほれ食ったらさっさと芝居小屋戻ろうな」どうどう。
テオドール「あ！粋さんはまだ何も食べられておりませ「Σごめん！カタツムリは俺無理！持ってくんなああ！！！」ひいいっ
家康「あ。そう言えば お前も江戸城良いの？」
魄哉「Σあ」
千様「はい 走って走って
いってらっしゃーい」
やまこ「Σえ？え？解散？」おろおろっ
蒼月「そうなんじゃないの？
的確なアドバイス貰えて良かったじゃん」むすっ
石燕「拗ねんじゃないすよ」ほんとにもー。
やまこ「えええ！？ちょ 金ってどう稼げば良いんですか！？」
石燕「いやそれも色々っすからねえ
何か特技は？」
やまこ「何もありません！」きっぱり。
石燕「・・どうにもなんないっすね」うーん。
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飛天「ああ。んじゃお宅の山にあるこのキノコ
薬にするのに量居るから採集バイトしてくんないかな？」
やまこ「Σそんなので稼げるの！？」おおおっ
飛天「経費でいけるだろし
頑張るなら診療所の専門従業員として幕府に申請出して とか行けたはずだよな」えーと。
やまこ「Σおおお！はいはい！自分真面目でーす！」
シロ「成る程。
考えてみれば山の専門家か」ほう。
石燕「適材適所っすねえ」うんうん
飛天「よっしゃ助かった
いや 置き薬の点検来て良かったー」わははっ
千様「そうね。カタツムリめちゃ食べてたわね」
飛天「いや年末って金かかるだろなって
多目に里に仕送りしちゃって」ふっ
シロ「学習をせい 学習を。」
家康「こんな感じの飛天も 技術と知識凄いから それで御仕事してるからねー
そうやって人の世に溶け込みゃ良いよ」へらっ
やまこ「はあ。早くも軽く不安なんですがね」
飛天「さーて。んじゃ帰って午後診やんなきゃなあ
あーまた石段が
小太郎「Σこらこらこら！薬箱忘れてる！」ぎゃいいんっ
飛天「あ。うっかり」
シロ「食い足りんなら言わんか 医者が恐ろしい！！
握り飯で良いな！？」どたたたっ
やまこ(あれ？就職先まずった？)一抹の不安っ
家康「だ、大丈夫。腕は良いからっ」冷や汗っ
鏡子「そんなんで拗ねてるんですか？」ええー。
蒼月「ジジイはともかく ちっさい一二三ちゃんのが頼りになる的な扱いはキツいって」ふかーいため息っ
鏡子「いえ一二三さんは たまに人生何周目？て事言いますから
しかし変な話ですねー
遊び人扱いされたいとか理解が出来ませんっ」ふんっ
蒼月「そりゃ鏡子ちゃんはそうだろうけどさ
どう説明しよ。 その男は大概そう言う生き物なんだよ」
コマ『全くモテないわけではないと。』カタタッ
石燕「ただし本人が思ってるよりままごと系なんすよね」うんうん。
