小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

11月19日

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シロ「ここ3日程石燕を見とらん様な」おや。

蒼月「また部屋に籠って怖い絵描いてんじゃないの?」適当っ



家康「残念。石燕ちゃんは この前の龍脈騒動からこっち奥の部屋で寝込んでます」

シロ・蒼月「Σまさかの負傷!?」


粋「あーいや 負傷って言うかさ」


魄哉「毛有毛現の筆で妖怪絵具現化させ過ぎて体への負荷が限界突破しまして
体中の穴という穴から血液噴射するという大惨事でしてねえ」苦笑

蒼月「Σ自爆っぷりえげつない!!」ひいいっ

シロ「Σ生きとるのかそれ!!」

魄哉「大丈夫です。我が家で1番瘴気の濃い部屋に寝かせてたらぐんぐん回復しまして
ほらお粥完食しましたよー。」 お椀からっぽ。


粋「石燕て 人間じゃ無かったっけ?」うわあ。

シロ「人の血半分のお前より化け物しとるかもしれんな」うむ



蒼月「つーかさ よく生きて戻ったよね
そんなんであんな魑魅魍魎うじゃうじゃの所でぶっ倒れてたら絶対食われるじゃん?
ガリで不味そうだったのかな」


魄哉「ヒント。与一さんです」

蒼月「中身交代しても んな血びゅーびゅー出してる体でどうにもなんないだろ
確か痛覚共有でしょ」

魄哉「いえあの人 生前鎌倉武者ですし、ド根性は物凄いですよー
ちゃんと土地神さんの所行ってから意識飛ばしましたから」

一二三「土地神さんビビっただろなあ」うんうん。



蒼月「マジかよ。

あーでも 俺らでもあんだけ大変だったし 何処行ってたのか知らないけどそりゃ負荷もかかるか」うーん。

彬羽「まあ 奈良担当してたからな。」

シロ「Σ大概大変そうなのだが!?」ひいいっ

白「人間の都っての 今までにあっちこっちに移動してたから手が足りなくて
石燕だけじゃなく近くの妖怪にも色々頼んだんだぞ」

テオドール「あー。お人は龍脈の上に都を作りたがる。で御座いましたね」ふむふむ



千様「へー アタシ達の知らない所で色々あったたのね」

粋「ちなみに各地のってどんな?
俺が知ってる喧嘩出来そうなのって 酒呑童子等くらいなんだけど」



彬羽「有名な所で言うと ぬりかべ一家とかか?」

粋「Σ一気に可愛くなった!!」

シロ「Σいやあれ 歩いてたら道塞いでくる妖怪ではないか!
喧嘩なぞ出来るのか!?」 えええっ


彬羽「低級な魑魅魍魎が人里に入り込むの防げるだろが。」真顔

粋「Σあ!そう言う戦い方!?」

白「で、それでも入り込んで来たのは釣瓶落としが 上からドスッと押し潰して」えーと

一二三「猿蟹合戦だべか?」



白・彬羽「Σそれか」手ぽん。

千様「何かに似てるとは思ってたのね」ああうん。



家康「てか気になってたんだけど、
龍脈ってこの国の下に有るそういうエネルギーの鉱脈なんだよね?
神社とかもやっぱ危なかったの?」

魄哉「むしろ逆です
神社仏閣にはそう言うのを鎮める作用も有りますので。
危なくなったら神様が護ってくれるから神社に逃げろ とか田舎では言うでしょう?」

シロ「Σあれはそう言う危険の事なのか!?」

粋「へー 上手く出来てんだな」ほー。



家康「そういやお前
幕府出来てすぐに やたらと各地に神社仏閣作りまくってたよね?」おや?

魄哉「戦国でこの国の土は人の血吸い過ぎてましたし」目そらしっ

蒼月「うまく出来てる所か このジジイが作ったシステムかよ」


一同(危なくなったら逃げ込めも こいつが流した話か。)成る程。



粋「しかし奈良かあ
俺なら1人で行くとか言えねえなあ 石燕凄え」ため息。

千様「与一さん居るから2人よ?」

シロ「質量的には単品であろうが。」



彬羽「だな。さすがに無茶と思ったんで 行きは山のカラスに送らせたんだが」うーん。


粋「カラスって。 カラス天狗じゃなくて普通のカラスだよな?」

千様「え?どうやって奈良まで?」



彬羽「良くあるだろ
カラス数羽に紐つけて 腰掛けてるのを左右から吊り下げてだな」真顔。


蒼月「良くも何も1つしか思い浮かばないよ」

粋「Σ普通のカラスも馬鹿力凄くねえ!?」えええっ



白「はじめは自分で一反木綿描いて具現化するとか言ってたんだけどな
体力節約しろってやめさせたんだ」むう。


千様「あーもう あー 完全にねえ」あらー

シロ「何処のゲゲゲだあいつは」うわあ。




テオドール「どちら様のお話なので御座いますか?」はて?

魄哉「空間捻れるんで詳しくは言えませんが
日本にはそう言うスターが居るんです」









コマ『アンテナは何処ですか?』カタカタッ

石燕「あの まだ本調子じゃ無いんで あんま弄んないで Σあ。」

ぶばっ!!


小太郎「Σぎゃいいんっ!また石燕が鼻血吹いたーーっ!!」きゃいんきゃいんっ


魄哉「Σまたですか!」ひいいっ




テオドール「血液調達して来た方がよろしゅう御座いますか?」真顔

家康「うん。無理しないで。
テオちゃん自分も吸えないでしょ」どうどう





白「爺に言って また仙桃貰ってくるか」よいしょっと

彬羽「ちょっと待て まさか石燕にそれ食わせたのか?」

白「ん? なんか血管ぶっ千切れる程元気になるって」

彬羽「Σ既にぶっ千切れてる奴に食わせてどうする!!」




粋「まさかの原因兄貴かよ」うわー


千様「えー。でも めちゃ回復しては居るのよね?」

シロ「石燕 やはり人間やめとるな」





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