千様「あらー？ 粋君の周りの空気がやたら暗いわ」あらまあ。
蒼月「まーた何か凹んでんの？」うっわー
家康「若いんだしそういう時も有るよ
あんま触れないでおいてあげよ
粋「いや触れろよ。普段要らねえ所ガンガン絡んで来るだろ」肩がしっ
家康「Σ大概かまってちゃんだよね！？ 」ひいっ
粋「お宅の軍師よりは難しくねーよ」けっ
小太郎「思わぬ所で流れ弾だな」わんっ
魄哉「・・扱い難しいですか？」
蒼月「そういう変に気にする所とかぶっちゃけめんどい。
てか江戸城行ってたんじゃないの？」
魄哉「ちょっと資料を取りに」どんよりため息のそのそっ
家康「うわ 凹みが伝染しちゃった。
ああなるとちょっとした事でキゲン悪くなるから怖いなあ」はーやれやれ。
千様「さすが扱い慣れてるわねえ」あらあら
粋「ごめん。愚痴らせろ」
小太郎「うん。吐き出して楽になるならそれで良い」わんっ
一同(忘れてた。)
間。
千様「えーと。つまり
オバケ苦手なせいで 昨日醜態晒しまくったのねー」ふむふむ。
粋「幼児2人居たのに 俺が一番役にたってねえし
気がついたら兄貴達居たからどうにかなったぽいけど
記憶飛んでてワケ解んねえし 絶対気絶してたろアレ」どよーーん。
一同(それ八割勾陣になってただけです。)だいたい察し。
小太郎「そんな怖い奴だったのか？」わおんっ
粋「んー。分類的には御前のパチモン？
けど、雰囲気立ち振舞いがオバケぽいつか
ボコボコって変形するしでさ」
家康「あー そりゃ私も嫌だなあ」うわあ。
蒼月「ボーダーラインが良く解んないなあ
俺も人に化けてるけど？」
粋「なんだろ お前はこう
中身がナルシスト馬鹿なの知ってるし「うっさいヘタレ」
家康「Σあああ！更に凹んだ！！」
千様「Σ粋君ちょっ 部屋の隅っこでいじけるのやめて！」ひいいっ
小太郎「ヘタレで凹んでる奴にズバリヘタレ呼ばわりとか酷いぞ！！」がうっ！
蒼月「Σお前も言ってんだろ！ああもう面倒臭いなあっ！！」イラッ
テオドール「喧嘩に御座いますか？」ひょこっ
粋「・・コイツのが勇敢だったくらいだもんな」ため息。
テオドール「何故に人の顔見ながら泣きそうになられてるので御座いましょう」おや。
家康「Σえ。テオちゃんバトったの！？」
テオドール「はい？」
千様「えーと。昨日何かあったらしいじゃない？その時の話のはず」
テオドール「ああ！あれで御座いますか
粋さん探す様言われておりまして偶然不審な妖怪に襲われてる所に出くわしまして
噛まれる前に此方がガブッと行きましたが 噛み慣れて無い為ほぼダメージ与えられませんでした」苦笑。
蒼月「そんななのに即噛みつく辺り メンタルが凄いよお前」うっわあ。
小太郎(成る程。ヘタレと思ってたテオのが根性ある所見せたから自己嫌悪か)ふむ。
テオドール「それがどうか致しましたか？」
粋「いや別に
今度から さん付けのが良いかもとか思っただけだよ」どよーん。
テオドール「Σすみません！意味不明ですが物凄く嫌に御座います！！」ひいいっ
家康「つかテオちゃん 気が弱いのにホント時々無茶するよね？」
テオドール「白さんに 迷子探せと言われましたので
お使いは丸1日かかっても成し遂げる。がモットーに御座います！」きりっ
千様「丸1日かかるお使いって何？」
テオドール「うっかり日傘をささずに店から出て その場で灰になったら日没まで動けませんので。
途中運良く日陰になれば良いのですがね」うーん。
家康「普通の吸血鬼なら消滅しちゃう所うっかりしちゃうんだね」ああうん。
粋「俺 コイツより酷いんだよな」ずーん。
小太郎「ごめん。フォローが何一つ浮かばないぞ」わおんっ
粋「あー 情けねえ
でもなんかこう 本能的にダメなんだよなあ」ため息。
千様「オバケに嫌な思い出でもあるのかしら？
」
家康「いやー あんなのそんなの無くても怖いでしょ？」
粋「ガキの頃住んでたスラムでちょいちょい出たからかな。」ボソッ
千様「あったぽいわね、トラウマ」あら。
家康「Σえ。どんな！？」
粋「笹舟とか流してると何でかドブの中に居て、気さくに話しかけて来て
子供が顔近付けると引きずり込もうとしてくる奴とか」
小太郎「Σどっかで見た事有るけど怖っ！！」ぎゃいいんっ
蒼月「つかよく生還したよね それ。」
粋「他にもこう 何か解らねえけどやたら絡まれてもう無理 マジで体が拒絶すんだよ」ため息。
家康「あー そっか お前半端に妖怪の血入ってるから尚更かもね」成る程。
千様「あ。テオ君が静かに灰になってる」
灰さらさらっ
蒼月「ドブの中の怪人想像したんじゃない？」
粋「けどさ、怖いからしゃーねえとは言いたくねえんだよ
むしろ情けないし けどその手のに遭遇するとホント体すくんでどうしようもねえし
あーホント我ながらどうにかなんねえのか情けな
白「ジメジメうじうじ長いくどい。」くわっ
粋「Σ出てこないから留守かと思って油断したあっ！！」ひいいっ
白「そんな嫌ならどうにかしたら良いだろ」しれっ
粋「Σいや兄貴 人の話聞いてた！？
それが出来ないから凹んでたんだよ！」
白「ならほら 師匠が居るぞ」
シロ「心頭滅却何事もならざらん！
恐怖を感じる前に相手を叩きのめす様体に教え込めば問題ない！！ 」どやあっ
粋「Σいやいやいや力技にも程が有んだろ！」
シロ「なれば化け物への恐怖心を払拭するか？
」
白「見た目怖めの奴等集めて 3ヶ月くらいその中で暮らしてみるか？」
粋「Σうおお絶対マジでやるこの化け物大将！！」ひいいっ
テオドール「何で御座いましょう
シロさんって 白さんと微妙に性格が合わないタイプかと思っておりましたが」ざらざら復活。
家康「いや 行き場無かったとは言えシロを気に入って連れてきたの白だから
だから名前かぶってるんだよ」
テオドール「？
何か色々複雑な様で御座いますね」へー。
蒼月「ま、2人共 うだうだ言ってる暇がありゃ どうにかする方に動くタイプって事だよ」
シロ「真っ正面から向き合うのが理想的ではあるが トラウマは簡単には消えん
ならば他の方から解決策をだな。
という事で まずは殺気に反応しカウンターを撃ち出す訓練からだ！」びしっ
粋「Σやると言ってねえし！
だいたいそれでお前いつも兄貴のカウンターでぶっ飛ばされてんだろ！！」
シロ「うむ。ゆえに俺も訓練中だ
共に励もうではないか！」
粋「Σ冬なのに暑苦しい！！」
白「ウジウジなってる時は動けば大概元気になるからな。」うん
千様「あ。そういう事 これ？」
蒼月「意外と脳筋だよね」ああうん。
テオドール「ウジウジ・・
私も何か鍛練した方がよろしいのでしょうか？」むう
小太郎「お前も思ってるよりあっち側だからな？」わおんっ
