小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月19日

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挿音「あーねむ こう夜勤続きだと体持たねえな」あくびっ

千様「あー!調度良いところにっ
ねえねえねえちょっとこっちお願「寝不足だっつにけたたまし煩えシバくぞ馬鹿女っ」イラッ



小太郎「高い所の柿が取れないんだ」きゅーん。

挿音「あー しゃあねえな。ほれ」

小石しゅぱっ

とすん。

小太郎「わーい!」しっぽふりふりっ



千様「アンタ アタシの時と偉く態度が違わない?」

挿音「喧しいだけのあつかましい女より 犬のが可愛気有るに決まってんだろ」きっぱり。





テオドール「おや 柿取れたのですか?
あまり食べ過ぎるとお腹壊しま Σぎゃっ!喧嘩に御座いますか!?」ひいっ


挿音「あんのアマ 下駄で殴りやがった」頭くらっ

テオドール(徳川忍に一撃入れるとは恐ろしいっ)がくぶるっ






間。







家康「はいよー 終わり」救急箱ぱたんっ


挿音「ったく寝不足じゃなきゃーこんなもんよ」ぶつくさぶつくさっ

蒼月「Σえ?千ちゃん相手にやり返してたの?」

挿音「Σ食らってねえって意味だよ!!」

家康「忍に反撃食らったら千ちゃんケガじゃ済まないもんねえ
お前 加減って物知らないし」あっはっは。

挿音「んなもんしてたら生き残れねーぞ」キセルぷこーっ

粋「すっげえ世界だな」うわ。


挿音「いやマジで 加減する癖とかつけちゃヤベーんだよ
いざって時に 少しでも迷いがあったらこっちがくたばるからよ
だから やり合うなら反射で命取りに行く様体に叩き込むんだよ」


テオドール「あの 身内でもそんななのですか?」冷や汗っ

家康「いや無い無い 寝ぼけてるねこりゃ
お勤めお疲れさん。早く寝なさいお前」苦笑

粋「あー やっぱボケてっか。
んじゃ後は色々任せた 夕方まで起きねえからな」

すたすた チャリごとんっ バラバラバラバラっ


蒼月「Σちょ 落ちてる落ちてる!凶器の数々めっさバラ撒いてる!!」

小太郎「Σ毎度毎度どこに収納してんだよ!!」ぎゃいいんっ


挿音「あー忍だかんな
髪結んでる所にも毒針隠してたりよ
めんどいから拾っといてくれ」

小太郎「Σ毒針ちゃんと外して寝ろよ!!」ひいっ



テオドール「歩く凶器に御座いますか
うわ 何に御座いますかこれ」

家康「あーそれはマキビシだね
主に敵の足元に撒いたり 最悪投げつけたりもするね
忍の道具じゃ有名だよ」

テオドール「なかなか凶悪に御座いますねえ」ふむふむ。



蒼月「なんか授業始まったね」

小太郎「マキビシなんてもう俺ら見慣れてるけどな」わんっ




粋「あ。なあなあこっちのは?釘?これ Σうお重っ」

家康「あー寸鉄だね
どっちかと言えば暗器の類いかな
握り込んで殴ればぶっとい釘みたいなのがブッスリーって
普通に単品で突き刺したりそこからブシャーッ!とかね

蒼月「その辺ハードなヤンキー的なんだねやっぱ」うわ。

家康「・・壁に打ち込めば足場としても使えるよ?」えーと。

小太郎「クナイでいいよなそれ」わおんっ




粋「へー。なんだ忍のって使い方複数あるんだな」

家康「最小の装備で敵地に潜伏したりするからそりゃあね」うんうん。



蒼月「こっちの火薬は?」

家康「目眩ましもしくは 障害物敵の爆破」きりっ

小太郎「目眩ましの火力おかしいだろ」わおんっ


粋「へー。勉強になるな」ふむふむ


家康「へ?何の?」



テオドール「あ、そう言えば粋さん
芝居小屋の方で白さんの衣装係もされてあので御座いましたね」手ぽんっ

粋「おうよ 兄貴着付け適当だからなあ」ため息。

蒼月「ちょっと待て まさかヤバい人にこんなヤバいもの装備させる気じゃ」変な汗どばっ


粋「いや、火薬はやめとく
比喩とかじゃなく兄貴自身が特大の火種だし」

家康「それは必須だね 芝居小屋吹き飛ぶね」うんうん



テオドール「ん?では どちらで御座いますか?」マキビシと寸鉄

小太郎「どっちにしてもやだなあ」うわあ。

蒼月「マキビシ絶対いらん事に使うよね あの人」うーん。




粋「よし!創作意欲が沸いて来たっ!」よっしゃあ!!




家康「創作って 何作るの?」

テオドール「どうも毎度衣装係やってる間に いかに見栄え良くそれでいて機能的にまとめるか 道を探求し始めてしまったらしく」苦笑。

蒼月「いや実の兄貴の見栄え良くするのにハマるって何」

テオドール「おそらく心底裏方と人のサポートが合ってる方なので御座いましょうね」うーん。

小太郎「とことん役者より裏方の才能のが有るのか」うわあ。


テオドール「ちなみに、ちょうちょ結びがめちゃお上手です
蝶々がこう パリッとして立っていてとても格好良いのです!」力説っ

蒼月「それお前が不器用なだけじゃないの?」きっぱり。






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町人A「ちょっとあそこの芝居小屋 また強盗入ったらしいよ?」

町人B「え また!?
あー繁盛してるし目立つから 毎度災難だねえ」

町人A「だね。 寄りによってなんであそこ狙うかねえ」ため息


町人A、B「「可哀想に。」」しみじみ。








皐月「かんざしってんな強度あったか?」怪訝っ

つつじ「偉いごついのつけてはるわとは思ったけどなあ」うーん。



白「便利だなコレ」ごきげんっ


テオドール「成る程 髪がお長いのでいくらでも仕込めるので御座いますね」うっわー。

粋「兄貴の場合 凶器使った方が相手のケガも軽く済むんだよな」ふっ



テオドール「いっそスタイリストに方向転換されては如何でしょう?」

粋「やだよ 俺は兄貴みてーになるんだからよ」きっばり。


皐月「向いとるとは思うけど これ以上リーサルウェポンにされてもなあ」うーん。


白「これ4本いっぺんに取ると 一気に全部ほどけて楽なんだぞ 絡まらない」ほらほらっ

つつじ「あーうん。機能的で良かったなあ」苦笑





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