小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

10月11日

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家康「Σあああ!また晴明さんが台所に侵入してる!」

晴明「数あるのだろう ケチケチするな」もぐもぐ
家康「Σなんてどうどうとした摘み食い!!」



蒼月「最近あの人普通にうちに居るよね」うわあ。

千様「どうもご飯が美味しいのバレたらしいわ」



小太郎「こらっ! 摘み食いはダメなんだぞ
彬羽に殴り倒されても知らないからな!」わんっ

晴明「ふっ この私がそんなヘマをするか。
奴のバイトのシフトを確認した上できっちり留守の日に侵入ておるわ!!」びしっ



白「バカラスがバイトの日は夕飯当番 もっと怖い奴だけどな。」

魄哉「お爺ちゃん 行儀悪い真似しちゃダメって言ってるでしょう」頭がしっ
晴明「お前のが年上だろうが 若作Σおいこらやめろ 頭潰れるっ」わたわたっ


魄哉「アンタに若作りとか言われたく無いんですよ! だいたい100年越したら皆爺です!!」くわっ

晴明「いやお前は更にゼロ1つ多いだろに

それより、何故に袈裟の上に割烹着「お仕事帰ってそのまんま台所立ってるからですが?」ふんっ



蒼月「俺らもう見慣れたよね」

粋「物すっごく 動きにくそうだけどな」ああうん。

家康「袈裟でフルアクション出来る時点で問題無いでしょ」きっぱり。

千様「なんで裾踏んでコケないのかしらねえ」






晴明「ふん。少しからかっただけだと言うのに
相も変わらず頭の固い」はーやれやれ

家康「ん?平安時代から頭固かったの?」

晴明「固いと言うか そもそもやさぐれておったしな
いやトゲトゲしさは今の比では無



魄哉「おりゃっ」

びしっ!

晴明「Σうおお刻んだ玉ねぎ攻撃っ!」ひいいっ

挿音「Σくおら親父!食いもん粗末すんな!!」





間。






粋「おーい。ニンニクじゃねえから
ただの玉ねぎだから帰ってこーい。」

テオドールだった灰っ

小太郎「トマトでもお供えしたら早く元に戻るんじゃないか?」わおんっ




魄哉「人の黒歴史言いふらすんじゃ有りませんよ」けっ

晴明「食物投げる僧侶に言われたかないわっ
くー 目にしみるっ」涙ぽろぼろっ



家康「今も大概トゲ多いけどね
これ以上だったのか」うわー。

晴明「だの。
あまり詳しく言うと焼け火箸飛んで来そうなのでやめとくが
まあ 人間嫌いではあったぞ」

蒼月「え。嘘 マジで?
めちゃめちゃ聞きたい」きらーん。

晴明「こら性悪蛇。濡れ手拭い餌にするな
こっちは本気で目やら何やら辛いのだぞ」



挿音「で?」キセルすっぱー。


千様「頭割れてない?」

蒼月「いったー 目から火花出た」たんこぶっ



家康「何?お前も聞きたいの?」

挿音「そりゃいつもオムツネタ言いふらされる方だしよ」くっくっく。

晴明「おいやめろ 私の死亡フラグが立つ。
えーその あまり詳しくは言えぬが

ぶっちゃけ人間嫌いの化物を舌先三寸で陰陽寮に引きずり込んだ。以上だ」

家康「ちょい待って 引きずり込んだって晴明さんが?」えええっ

晴明「他に誰がおる」きっぱり


白「苦労したんだな」うわー。

魄哉「ええまあ」ふっ

テオドール「あの みじん切りが粉みたいになっておりますが それ大丈夫なので御座いますか?」びくびくっ

粋(まな板刻んでねえ これ?)うわあ。





晴明「あやつは上流社会の嗜み、作法までやたら詳しかろ?
実はあれは当時色々あってな、ちょっと無理矢理ねじ込んでやったのだ」

家康「当時の上流て言うと おじゃるな人達かな?」ほうほう。


晴明「いやもっと上じゃ」天井指差しっ

家康「え?もっと上って まさかっ」冷や汗どばっ

一同「?」



魄哉「それ以上喋ると晩御飯に刻んで混ぜ込みますよ」首筋に包丁きらーん。

晴明「すまん。喋り過ぎた
包丁はやめい お前がやると洒落になら「経くらい唱えて差し上げますよ」




一同(Σ目が本気だっ!!)ひいいっ


千様「んな恥ずかしい何をやったのかしらー」

挿音「ん?お前も知らねえのかよ」

千様「その頃は何処で何してたのか知らないのよねー
ほらあいつ 気分で海の向こうまでフラフラしてたりしてたし」




家康「あの 晴明さん
1つだけ教えて」ひそっ

晴明「ん?」


家康「ひょっとして その頃の天海。
歌合わせの会で 順番間違ったりした?」

晴明「お。さすが察しが良いの
まさにその通り いやまだ和歌とか覚えきっとらんのに放り込んだからのー」はっはっは




白「晴明 死ぬぞ。」


魄哉「オムツネタ嫌いだって言ってんでしょうが!!」くわっ
晴明「Σ今のはお前の主君のせい うわこら加減せんか!!」防御結界フルっ



家康「前に他にも歴史に名前残してるとか 言ってからなあ」遠い目。

挿音「和歌? 誰だかさっぱり解らねんだがよ?」

家康「えーと。 まあ歴史上あんま目立たない人ではある
晴明さんと比べたらね」ふっ

千様「ますます解らないんだけど」えー。






彬羽「帝の年上の甥 か。」ぼそっ


しーん。



白「バカラス 声大きい」しー。

彬羽「Σあ」はっ



千様「え、えっと
バイトお帰りなさい」ぎくしゃくっ

蒼月「え ちょヤバくない?
そんな人等化かしてたの?アンタ等」えええっ


晴明「いやその
この際良いよな?

そっちの方から色々あってだな
替え玉と言うか影武者と言うかその」えーと。





魄哉「お帰りはこちらです。」天井の紐くいっ

床ぱかっ

晴明「Σお前自宅を改造し過ぎ うお深いーーーーっ!!」


ひゅーん。






小太郎「生きてるのかこれ」うわあ。

白「これくらいじゃくたばらないと思う」うん。



挿音「つーか また知らない間に変なもん作りやがったな」ちっ

テオドール「床下がもはや異次元に御座いますねえ」




だだだただだだ



襖すぱーん!

晴明「くおら何をするか!私でなかったら危なかったぞ!!」くわっ

蒼月「Σホントに空間捻れてるうう!」ひいいっ

晴明「気にするな 陰陽師には良く有る事ぞ!」びしっ

彬羽「陰陽師は本来学者だ馬鹿野郎」きっぱり。



魄哉「はいはい稲荷寿司あげるんで帰って下さい」真顔。

晴明「Σくっ 本気で扱いに困っとるだろお前!」

魄哉「解ってるなら帰れ」きっぱり



千様「何か思いしたくない話題だったみたいよー
あんまつつかない方が身の為よ?」

晴明「ちっ
なんじゃ つまらん。
人間にまざりたくても混ざれなかった反抗期の爺を気を遣って引きずり込んでやったと言うΣぶっ」

白「食べ物を投げるな。」

魄哉「すみません。手が滑りました」ふんっ


挿音「こりゃダメだ 大人しく帰って寿司食っとけ」あーあ。

晴明「だの。ちゃんと包まれておるしな
こんなの都でぶぶ浸けだされた時以来だ全く」ふっ




粋(ようやく帰った。)ほっ

テオドール「最初から稲荷寿司渡してたら揉めなかったかもしれませんね」ふむ。

粋「・・有り得るから悲しいよな」ああうん。




晴明「忘れ物した」ひょこっ

粋「Σまた出た!」ひいっ


千様「え?手ぶらじゃ無かった?」あらー

晴明「いや 言い忘れだ」にやっ

蒼月「ヘ?」



晴明「先日お前の部屋で和歌の練習帳を見つけたが
そちらは相変わらずさっぱりよの
なんならまたいつでも代筆してやるぞ? 博雅。」ぷーくすくすっ

暗器じゃららららっ!!


家康「Σ天海落ち着いてえええ!!」ひいいっ

晴明「ではさらばだ!!」だだだだっ

蒼月「Σ言うだけ言って逃げたーっ!!」







白「ヒロマサ って 名前びっくりするくらい似合わないな」うわあ。

魄哉「Σだから嫌だったんです!!」 くわっ!


家康「Σ理由しょーもなっ!!」



蒼月「え?つまりジジイ 当時の帝の親戚の博雅って人のフリして何やかんやしてたの?
え?金髪だよ?無理ない?」えええっ

魄哉「身分が身分なんで いっそぶっ飛んでる方が聞きづらいんじゃとかそんな理由で抜擢されたんですよねえ」ため息。


彬羽「確かにそうだが 思い付いてもやるか?普通。」

家康「そこで身に付いた教養で助けられまくった身としては何も言えないねえ」うーん。




白「あ、じゃあ今徳川幕府有るのは 晴明が無茶苦茶だったからなのか?」手ぽん。

家康「さすがにそれは嫌だなあ」うっわー。

魄哉「ワンオペ貴族 キツかったですねえ」遠い目。

小太郎「ホントに何個名前あるんだろうな」わおんっ

粋「まず今の天海だろ
えーと 海外で爵位持ってるサンジェルマン?だっけと
そのヒロマサだろ?
後5、6個あんじゃねえ コレ」

テオドール「Σあのサンジェルマン伯爵 魄哉さんなんですか!?」えええっ



千様「なんで目立たないで生きられないのかしらね コイツ。」はーやれやれ




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