小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月26日

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魄哉「へっくしゅん! 」よろろっ

千様「ちょっと大丈夫ー?」


魄哉「季節の変わり目に完全に負けましたねえ ちょっと失礼」鼻ちーん。


テオドール「魄哉さん 風邪ひけたのですか?」びっくり。

魄哉「どういう意味か推測しづらいのですが 罵倒でない事を願います」真顔。


家康「バカは風邪ひかない的なのじゃ無いと思うよ?
お前頭おかしいレベルに賢いしー」へらっ

魄哉「体調悪いのでいつもより沸点が低い事を先にお知らせしておきます」

家康「了解 大人しくしてます」そそくさっ



テオドール「Σえ!日本のバカって風邪ひかないんですか!?」カルチャーショック!


魄哉「彬羽くーん!体調辛いんで解説お願いしますっ」げほごほっ





間。






彬羽「ーーと言うことでだ
風邪をひかないと言うより バカはバカゆえに風邪をひいてる事に気がつかないってのが本来の意味だそうだ。」

テオドール「成る程」ほうほう。

白「そんな意味だったのか」へー。

一二三「遠回しな嫌味なんだな 京のはんなりした嫌がらせみたいだべ」ほえー

彬羽「Σそ そうだな」 ※京生まれ



粋「生徒増えてね?」

蒼月「まとめて教えた方が早いんでしょ

まったくさあ 徹夜やらなんやらって無茶するから風邪なんかに負けるんだよ」

魄哉「君は夜遊びしてる割に元気ですねえ」


蒼月「オスとして元気でいれば 生命力は溢れ出んばかりになるからね。」

魄哉「待ちなさいこら 毎晩何やってんですか」

蒼月「え?聞くの? 金取るよ」しれっ


白「やっぱバカって風邪ひかないんじゃないのか?」

彬羽「まあ俗説だからな」きっぱり。



テオドール「結局どちらなので?」

粋「えー。どうなんだろ
あ。そういや兄貴も風邪ひいた事無いよな?」



一同(Σバカってホントに風邪ひかないんだ!!)

白 「皆して何考えるのか解るのが失礼だな」むう。



魄哉「いえ白君の場合はそもそも薬も毒も効きませんし
体に何らかの毒素、いわゆるウイルスが入っても即座に滅殺してしまうからだと思われますよ」鼻ちーん!

彬羽「ん?お前そうなのか?」

白「さあ?」はて。


魄哉「ウイルスと言うのは熱に弱いんです
で、生き物が発熱するのは 体に入ったウイルスが悪さをする前に自らの熱でウイルスの抹殺を試みてるからなんですが

ウイルスが多ければいつまでも終わらず自分にも負担がかかる
これが高熱で辛いって状況ですね」

小太郎「へー。」目からウロコッ



蒼月「そっか、結構日常的に本人が発火してるもんね
ウイルスなんて入っても即座に焼かれちゃうんだ」へー。

して「道理で病気にならないと思った」ほうほう。



粋「あれ?俺は普通に風邪ひいたりしてるけど?」

シロ「火力が足らんのでは無いのか?」 真顔。

粋「Σウイルス頑丈だなおい!」



テオドール「粋さんは 普段は人間ベースだからでは無いのですか?」あれ?

彬羽「だな。
人間ベースだから体内まで発火発熱はしてないだろ してたら命に関わる

誰も言わねえ辺り遊ばれてるだけだ気にするな」

テオドール「かしこまりました。彬羽さんも地味にドSに御座いますね「Σメモんな!」




蒼月「じゃ何?ジジイ燃やせば風邪治るの?」

魄哉「Σ体持ちませんてば!!
ちょ 白君構えるのやめて下さい!やんなくていいです!!」ひいいっ



彬羽「燃やされたく無いならとりあえず寝ろ
どうせ今から江戸城行く気だったろ」

魄哉「Σう バレました!?」ぎくっ

千様「そりゃ袈裟フル装備だもの」

魄哉「僕が行かないと回らない仕事有るんですよ
ちょっとやそっとで休めな

彬羽「蒼月 お前、前に1度替え玉やったな?」

蒼月「えー。 そりゃバレそうになったら蛇眼使えば良いけどさ
ジジイの代役とか足痺れんじゃん」ええー

粋「そういう問題かよ」



彬羽「俺も今日はバイト休みだしな
いつもの手伝いとして行けば問題は無いだろ」

魄哉「いえその 2人共なら安心っちゃ安心なんですが」困惑っ



彬羽「もう9月も終わりなんだぞ!今体調ガタガタになってみろ 年末年始の残業ラッシュに耐えられるのか手前は!!」くわっ

魄哉「Σう!説得力しかないっ!!」


蒼月「残業前提かよ」うわあ



魄哉「そうでもしないと政務なんて回らないんです!」

千様「それは良いけど 7日連続徹夜はやめなさいよー?
毎年毎年ホントにくたばるわよ」ため息。

シロ「毎年よく生きておるな」引っ

白「魄哉風邪ひかす菌って凄いな」うん

粋「Σ確かに!!」




彬羽「とにかくそう言う事だ さっさと奥行って寝てろ」

魄哉「えーでも 」うーん。



白「あんまゴネると テロ起こされても知らないぞ」真顔。

彬羽「Σ誰がやるかああ!!!」※本カラス天狗の里(実質追放済)

魄哉「Σ確かに彬羽君は頭に血が上ると何するかっ!」はっ

彬羽「Σやる理由がねえだろ! 思考力低下してるんならとっとと休め!頼むから!!」



挿音「ほい。安眠のツボ」とすっ

魄哉「Σあっ」


ばたん

すやー。



小太郎「Σはやああっ!」ぎゃいんっ

挿音「ったく毎度毎度 ワーカーホリック面倒くせ

部屋で寝かしてくらあ」ずーるずる

家康「あのー 仮にも病人だから足掴んでずるずるはちょっと」

挿音「親父なら多少粗くても問題ねえだろ
つか殿 なんで物陰よ?」

家康「今いらん事したらボコり倒されそうだったから」コソッ

挿音「英断だな」ああうん。




蒼月「さて。面倒だけど替え玉行くかな
袈裟来て頭巾深めで良かったよね?」

彬羽「だな。極力面倒避けたいから 風邪で声やられた事にしとけ
で、親戚設定されてる俺が手伝いに来たという事でな」

蒼月「了解

親戚設定は無理あるだろ感有るけどねー」



白「そんな言うなら俺も俺達もテオも皆実子て事になってるらしいぞ?」

蒼月「Σ国籍どうなってんのそれ!?」えええっ

彬羽「おかげで不特定多数の国の女で大奥作ってるとかって噂が結構本気で流れてるらしい」困惑っ

蒼月「Σ『僧正』の肩書きでそれ!?」えええっ

テオドール「私も家族扱いに御座いますか!」感激っ

千様「良かったわねー
ちなみにアタシは普通にお姉さんらしいわよー」

家康「実質幕府最高職の弟の職場に遊びに来るお姉さんて凄いねえ」うわあ。




石燕(与一)「細かい事を気にするな
元々平安遷都も 平城京で坊主が権力持ちすぎて酒池肉林やり出して手に負えんから都ごと捨ててきたという点もあったらしいしな」キリッ

蒼月「いや 都ごと捨てるってどんだけだよ
つか その説明だと余計ダメだろそれ」

石燕(与一)「Σあ」


シロ「与一無茶するな
お前に説得は無理がある」

小太郎(先の事全く考えらんないからなあ) わおんっ



テオドール「では お仕事のお手伝いは出来ませんので家事のお手伝い致しましょうか
起きたら何なとやろうとされるでしょうし」

粋「そうだな じゃ俺台所片付けてこよ」すたすた。

小太郎「俺は廊下雑巾がけしとくかな」わおんっ


テオドール「では私は洗濯物干して参ります」すたすた。



白「えっと

俺何すれば良い?」あれっ


一同「頼むから何もするな。」

白「? そうか。」ふむ






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テオドール「うーん。やはり傘さしながらの洗濯物は大変ですねえ
誰かに変わって頂くべき ん?




庵「Σあ」ぎくっ

テオドール「ストーカーお疲れ様です
そこムカデ居ますよ」

庵「Σぎゃー!ホントに居る!!」ひいいっ


魄哉「あの庵さん?
別にんなコソコソしなくても」げほごほっ

襖開けっ

庵「あれ風邪?

いやその 私が下手に近寄ると理不尽な不幸が起きるから
この前も大通りで出くわしただけで トンビか何かが持ってたらしいでっかい鯉が頭にビターン!て」

魄哉「それもはや豪運ですよね」うわあ。

テオドール「そうそう遭遇致しませんね」


庵「いやいきなり上空からの生臭い1撃はね
思ったより距離が近かった 私のミスだわ」うーん。



魄哉(良い子では有るのですがねえ)困惑っ

テオドール(白さん おモテになるのに何故皆さんこんな感じなのでしょう)うーん。

庵「という事で
寄っちゃダメだから 少し離れた所で見守る事にした! 今度は洗濯物の邪魔にならない所にするからごめんね」いそいそっ


テオドール「言われてる事は健気なのですが」

魄哉「やってる事はストーカーですからねえ
しかし強く言うのも可哀想な

Σって!うわ テオ君離れて離れて!風邪うつりますよっ」わたわたっ

テオドール「Σさっきまで居間で団欒されてましたよね!今更では御座いませんかっ!?」






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【割烹 春一】





ひな「あら?庵さん 顔赤くありません?」あら


庵「あー やっぱり?お客さんにうつしちゃうかなあ」ずびっ

朱禅「だな 風邪は万病の元って言うし今日は帰れ」

庵「うわー どうせ客少ないけどごめん
何でかなあ 普段風邪なんてひかないのに」へくしゅっ

ひな「また変な所でストーカーしてたんじゃないですか?」

庵「んないつもの事でいちいち風邪ひいてらんないって」鼻ちーん

ひな「あら それもそうですね
じゃ、よっぽど凶悪な風邪 何処かで貰っちゃったんですかねえ?」

庵「Σあ。 相当凶悪じゃなきゃかかんなそうなの居たわ」

ひな「やっぱり
こらからの時期ストーカーも大概にしましょうね」苦笑。


朱禅(いや、どんな会話。)煮物ぐつぐつっ





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