小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

9月2日

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ひな「あら?
彬羽さん。帰ったのでは?」店の買い出し中。


彬羽「いや帰りに買い出し頼まれてたのを思い出してな」買い物メモ出しっ


ひな「あー。人数多いと買い出しも多くなりますからねえ
お疲れ様です」苦笑。

彬羽「全くだ
何だこの後から書き足した感満載の茶菓子やら何やらは」むう

ひな「家康さん達ですかねえ」あらまあ。



彬羽「見なかった事にしとくか。
しかし 夕飯の材料適当にって 見事に丸投げだな」ぶつくさっ

ひな「店でも厨房で家でも台所担当ですか」

彬羽「ったく居候は辛
白「夕飯サンマが良い。」ひょこっ

彬羽・ひな「Σ!?」びくううっ!



彬羽「Σどこから生えた!?」

白「後ろからいきなり声かけたら面白いかな?って
そんな驚いたか?」あれ?

彬羽「そりゃいきなり背中飛び乗られたらな」※約2メートル

白「そのままじゃ何見てるのか見えないからな。」どやっ ※約165cm

ひな「それでひっくり返らない方もおかしいですけどね」ほんとにもー



白「ひょっとして 見られちゃ不味い何かだったのか?」はっ
ひな「花より団子のクソ鈍男が何を不名誉な深読みしてるんですか?」


彬羽(不名誉っておい。)なんかショック。



ひな「嫌なふざけ方すると保護者さんに言い付けますよ
八割増しで。 」


白「ごめん。悪かった」引。

ひな「気をつけて下さいね
女の恨みはトイチです。」にっこり。


彬羽「お前ぐらいだろそんなの」

ひな「えー。不貞を疑われるとか名誉毀損ですよ?」



白(蒼月の言ってた女からかったら高くつくってのホントなんだな)ふむふむ。

彬羽「お前はお前でまた勘違いしてないか?」





ひな「あれ?でも珍しいですね
お一人ですか?」

彬羽「そういえば今日は腰巾着2人はどうした」

白「ん?はぐれた」きっぱり

ひな「Σ派手の塊なのにどうやったらはぐれるんですか!?」ええっ



白「さあ?」にやり。

彬羽「手前 まいたろ。」察し



白「いつも誰かの監視付きとか息が詰まるだろ
挿音の煙玉持って来てて正解だった」すたすた。

ひな「あ。帰ってから怒られる奴ですね」

彬羽「下僕2人大騒ぎしてんじゃねえのか」一抹の不安。




白「て事で
夕飯サンマが良い。」くるり

彬羽「却下
人数考えろ。どんだけ七輪並べると思ってんだ」即答っ

白「そこを何とかするのが台所担当だろ。」むう

彬羽「Σ同じ居候が何上から物言ってんだ!
何様だ手前は」むかっ!



ひな(魔王ですけど。)あれ?



白「じゃあサンマ代出すし
買えば良いんだろ
なんなら七輪も買うし」むう。

彬羽「Σそういう問題じゃねえ!
だいたい七輪なら納屋の中に予備まで有「じゃなんでダメなんだ」

彬羽「Σバイトで疲れてるからだが!?」





白「よし。粋とテオに焼くの任せよう
それなら良いな」

彬羽「お前 煙玉ぶちまけて来た奴等によくやらせる気になるよな」引。




白「いや。旬のサンマ食べたいって言ってたのあの2人だし」真顔。

彬羽「・・先に言え。」何と無く気まずっ





ひな「Σえ。まさか
お二人の為にお魚買い出しに来たんですか?」はっ

白「いや。単にちょっと鬱陶しくなって逃げて
方向間違えた」きっぱり

彬羽「その辺は単にいつもの迷子か。」


白「買えば良いか?良いよな?
よし 買っちゃうぞ」魚屋にすたすた。



ひな「あの人の副官って、ホント大変ですねえ」しみじみ。

彬羽「だな。」どっと疲れっ



白「Σあ」


ひな「どうしたんです?」

白「財布。粋に渡したまんまだった」困惑っ

彬羽「手前いい加減 持ち金全部1袋に入れて持ち歩くのやめろ」

ひな「弟さんと言えど 大金ぽんぽん任せちゃうのはどうかと思いますよ?」うわあ。






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家康「お? 今日はサンマ?

うわー まだ高いんじゃ無いの」わーい。



白「払うって言ってるのに」むう。

彬羽「煩い 邪魔だから向こう行ってろ」しっしっ



テオドール「へー。これが日本の秋の風物詩に御座いますか 」おおっ

粋「だなー。
そっち焦げねえようにちゃんと見てろよ」



小太郎「秋だなー」しみじみ

千様「ねー。

パッと見 何の儀式かって気分だけどね」

真っ赤な七輪とサンマずらりっ

家康「人数多いからねえ」うーん。




テオドール「何でしょう
思ってたのと少し違うような」あれ?

粋「うん。もうちょい風情あんだよ ホントはな。」うちわでパタパタっ




蒼月「一気に焼かなくても良いんじゃないの?」

彬羽「1匹焼くのにどんだけ時間かかると思ってんだ」むっ


シロ「包丁を持った事の無い奴はこれだからな」ふふんっ

蒼月「うっさいクソガキ
お前も割烹勤務っつってもバイト見習いだろ」







魄哉「ただいまー
ほらほら見て下さい 知り合いの漁師さんからサンマ沢山頂いてしまいました」にこにこっ

彬羽「Σ!」




千様「あら。しばらくサンマに困らないわねー。」きゃー

魄哉「Σうわ!かぶりましたか!?」あちゃー

シロ「いや。凍らせておけばしばし持つしな。」氷ぱきーん。




テオドール「?」

粋「脂のってる分焼いた後も片付け大変なんだよ」苦笑。



白「えーと。とりあえずサンマ代払うか?「いらねえっつってんだろ!」くわっ


粋・テオドール(洗い物も手伝おう)うん。





家康「てかお前 坊主なのにサンマ貰うってどういう?」えーと。

魄哉「Σあ」はっ

蒼月「魚より生臭いよねアンタ」ああうん。




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