小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月25日

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【町 裏通り】



家康「はいはいはい。綺麗所に暴力はダメだよー?飲むなら楽しくね?」

頭に銃ぐーりぐりっ

ちんぴら「Σはいいい!すんませんでしたああっ」ひいいっ





魄哉「殿絶好調ですねえ」うわあ。

蒼月「つーかさ。 なんで飲み屋街の見回りに殿様連れて来てんの?」

魄哉「いえ普通に殿の行動範囲です」きっぱり

蒼月「Σこの辺治安最悪なんだけど!?」




家康「大丈夫だって ヤバい人も口に銃突っ込んだら大人しくなるから」へらっ

蒼月「アンタが一番ヤバいよ」ドン引きっ


魄哉「こういう所は良くも悪くも情報が集まりますからねえ
ヤバ気な事が起きる前に察知出来るのは良いんですが」うーん。

家康「いやー私まるで忍だなあ」あははっ

魄哉「忍軍にリンチされますよ?
てか無駄にトラブル起こすのやめて下さいってば」ほんとにもー。



蒼月(俺がマトモに思えてきた)うわあ。



魄哉「しかし殿と行動圏かぶってんですね君。」

蒼月「そりゃこの町で遊べる所って限られてるし」

家康「多分縄張り微妙にズレてるだろうけどねー」



魄哉「・・成る程。白粉くさい」眉間に皺寄せっ

蒼月「そりゃあね。ガキじゃ無いんだし」ふっ

家康「どこで何して来たんだろうねえ」あっはっは。



魄哉「全く ただでさえこれからの時期トラブル増えるってのに余計な仕事増やさないで下さいよ」

蒼月「俺は銃ぶっ放さないよ?「当たり前です。」

家康「私だって悪い事しなきゃ絡まな「絡むな。」



蒼月「てか何でこれからの時期多いの?
あ、人間も涼しくなって活動しまくるから?」

魄哉「それも有りますが
動物は基本春と秋が繁殖期ですからねえ」ふっ

家康「うん。毎年お下品な事件多すぎて半ギレなのも解るけどね」



蒼月「なんだ人間甘いなあ
俺なら年中無休で
魄哉「まずこの子しょっぴきますか。」

蒼月「Σまだ俺何もしてないけど!?」

魄哉「お黙んなさい歩く猥褻物!!」くわっ

家康「落ち着いて 人の目が痛いよ」



蒼月「えー。オスとして正義じゃん
枯れたジジイはこれだから」ちえー。

魄哉「人間社会では乱れまくると罪なんですよ」

蒼月「俺人間じゃないもん」ふんっ

魄哉「Σああ言えばこう言う!」むかっ

蒼月「だってホントにそうだしー
単にメスは人間の女の子が良いってだけだし

あれ?馬鹿殿は?」きょろっ




家康「あれ?お前達も来て
Σぎゃっその血どしたの!?」

白「俺の血じゃないぞ」

家康「Σ何をどうして来たのかな!?」ひいいっ


魄哉「・・ちょっと涼しくなると人間以外もはしゃぐみたいですねえ」うわあ。

蒼月「だね。何だかんだで朝夕は過ごしやすいもんね
つかあの人にケンカ売るってどこの馬鹿だよ」あーあ。




彬羽「この時期は聞き分けの悪いのが増えて困る」やれやれ

家康「お前着物黒いから解りにくいけど
何かびっちょりしてるよね?」

蒼月「相手生きてんの?」うわー

テオドール「最終的に話し合いで解決されておりましたよ?
ちなみに不味そうでな方でしたので出血大サービスでも食欲そそられませ「うん聞いてない。」きっぱり。




魄哉「君も大変ですねえ」しみじみ。

粋「いちいちその辺にしとけって言わなきゃ地獄絵図だもんよ」とほほ。




家康「いやーでも涼しくなって良かったねえ
特に彬羽 暑がりだから今年辛かったでしょ?」

彬羽「は?涼しくなったか?」

蒼月「これくらいの涼しさじゃ足りないらしいね」ああうん。




魄哉「ま、日1日と秋めいて来ますよ

過ごしやすくはなりますが人も妖も変なの増えるのでの取り締まり頑張りましょう」苦笑。

家康「ちなみに何シバいてきたの?」


白「何だっけ?」

彬羽「人間は聞かない方が良いと思うが?」

蒼月「変なの所かヤバいの血祭りにしてきたよね?絶対」うわあ。




魄哉「騒ぎになんなきゃもう何でも良いです
とりあえずお二人共返り血拭いて下さい。目立ってしゃーないです」

白「そんな目立つか?」

家康「お前紅白だもん。」うん。

彬羽「暗くなって来たしさっさと帰りゃ問題ねえだろ」

粋「いや血まみれ気持ち悪くねえの?
お前もマトモに見えてそういう所妖怪だよなあ」うわあ。




テオドール「そもそも立ってるだけで目立つド派手な方しかおられませんがね」のほほーん。

魄哉「いえ君も大概です。」

テオドール「Σえ」

蒼月「そもそも洋装外国人の時点で目立ち倒してんだよ気付けよ」



テオドール「Σえええ!?なんか恥ずかしっ!」番傘かぶりっ

粋「今更過ぎねえ?」


家康「あれ?一番個性薄いの私?」おや

魄哉「さっき思いっきり銃ゴリゴリしてたの誰ですか?」


粋「いや地味なのなら俺じゃねえかな?」



一同「・・あー。」

粋「それはそれでムカつくな」うわあ。



テオドール「茶髪にピアスまみれの方が一番地味ってのも何に御座いますねえ」

家康「お前はお前で盛り場に金髪僧侶だしね」うーん。

魄哉「陰陽師時代の着てきた方が良いですか?」

彬羽「余計目立つだろ」きっぱり。





魄哉「そうですか。
やっぱ僕は隠密向きでは無いですかね

その辺は殿に任せるとして おや?」

家康「ん?」



魄哉「蒼月君 あちらの御2人。
痴話喧嘩の様ですが貢がせポイ捨てとか聞こえましたんで 男の方しばし女性恐怖症になるようにしたげて下さい。」びしっ

蒼月「えー。また注文面倒だな」



白「なあ? 目立っちゃダメとか言ってなかったか?」

魄哉「目立ちませんよ
幻覚なんて周りの人には解らないんですから」しれっ

彬羽「つまりは蒼月の奴 結構手伝ってるのか」ふむ。






蒼月「とりあえず美女と思って口説いて濃厚イチャイチャしたのが実は食肉用の豚でしたって 桃色からげちょげちょ黒紫みたいな幻見せたけどそれで良い?」

魄哉「えげつなくてOKです。」おおっ


一同(Σ手慣れぷり怖っ!!)ドン引きっ





魄哉「下品なのは嫌いです」すたすた。

家康「全てにおいて自分がやるのは良いんだね」ああうん。



白「俺ら大人しくしてような?」

彬羽「だな。色々控え目にするか」冷や汗っ




鈴虫りーん。

粋「しー。目立つと怖いぞ」びくびく






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