小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月22日

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蒼月「あーもうジメジメムシムシっ
雨滅びろよちくしょ Σうお何っ!?」びくっ



居間の空気どんよりっ

蒼月「Σ何なになに!? モヤシまた闇堕ちでもしたの!?」ひいいっ

石燕「毎度闇堕ちしてる様な言い方やめて貰えんすかねー」むう


小太郎「石燕は一回奈落まで堕ちたけど 這い上がって来た系だよな」わおんっ

石燕「うわ。奈落レベルっすか」わおー。


蒼月「じゃお前?
依存先にクソウザイ国に帰れとか言われたとか
テオドール「泣きますよ。」



千様「残念。今回は彬羽君よー」のほほんっ

蒼月「Σそれこそ何で!?」ええええっ



粋「でかいのが凹むと気まずさ半端ねえなあ」うーん。

シロ「うむ。これだけ周りが茶化しても怒鳴りもせんしな」



蒼月「え?え?何が有ったの?
なんか怖い」こそこそっ


白「一二三に嫌われたらしいぞ」お茶ずずー。

蒼月「Σしょーもなっ! 幼児に反抗されただけかよ!!」


家康「あ、そういう事?
私てっきりカラス天狗の里が何かで壊滅したとかそんなかなー?て 聞くの躊躇ってたよ」ほっ

白「それはさすがに騒ぎになると思う」うん。




魄哉「子供が反抗するのは成長の証ですよ?良き事です」にこにこ。

彬羽「・・一応聞くが お前挿音の時は「あの子の反抗は刃物を伴うので普通にグーで殴って躾けてました」きっぱり。



シロ「どんな子供だお前」引。

挿音「あー ほれ、俺元々焼け野原で追い剥ぎしてるガキだったしよ
マジの反抗期にゃ素手で殴りかかってたし良くね?」キセルすぱーっ

千様「若干 あーマシになったのね。とか思える辺りヤバイわよ」




蒼月「へー。あの子でも反抗とかするんだ

ま、一二三ちゃんの気持ちも解るけどね」ふむふむ


彬羽「は?お前に何が解
蒼月「あのさー

そもそもあの歳で きっちりかっちり礼儀正しく 周りに気を使いつつ毎日お勉強。
でもって立派な大和撫子に育てる為に あれやこれやのお作法でしょ? キレる方が健全だね
てか ガチガチなんだよお前の子育て。ガキに酷なんだよ気付けよバカ」ずばずばっ

千様「間違ってないけどやめたげてー
彬羽君の精神ボロ雑巾よー」





白「言おうとしてた事 蒼月に全部言われちゃったな」むう。

粋「あー 兄貴も同感だったんだ。
解るけどよ」

白「子供は伸び伸びしてなんぼだと思う」うん。

テオドール「将来困らぬ様に と色々考えた結果詰め込み過ぎた という事に御座いましょうかね」うーん。




彬羽「そんっっなにか?」真顔。

魄哉「んー。 若干窮屈かもしれませんねえ
武家のお姫様じゃないんですし」苦笑。

蒼月「つーかよく今まで耐えてたよ
あの子 出来すぎなんだよ」けっ

家康「あの 間違ってないけど。ちょっと追撃やめたげよ?「マジでグレてからじゃ遅いじゃん?」

家康「Σう」





彬羽「そうか。俺は俺と同じ不自由さを一二三に与えて居たのか」ずーーん。
※カラス天狗の里の名家の坊っちゃん(めちゃ教育厳しかった系。)

粋「前から思ってたけど 何でガリ勉お坊っちゃんがお前みたいな怪力ゴリラになんの?「文武両道ひたすら叩き込まれたからに決まってんだろ」

テオドール「確かに知識量もえげつなく御座いますね」納得。



家康「お前真面目だからねえ
自分で保護者やると言い出したって言っても そもそも子供居るトシじゃないし
1人で色々考えないで子育て経験者に相談した方が良いよ?」

魄哉「何時でもお話聞きますよ?」にこにこ。

千様「いやー アンタのはあんま参考にならない気がするわ」うーん。

挿音「ガキでも戦国乱世生き抜く逞しさなら きっちりしっかり叩き込んでくれるけどな。」キセルふー

家康「いや あれはお前じゃなきゃ無理だったと思うよ?」思い出し冷や汗っ



蒼月「考えたら普通に育ってきた奴居ないじゃん」うわー。

石燕「うーん。 微塵もアドバイス出来ないっすねえ」
※ オバケ見えるせいで気味悪がられて隔離された商家の三男(家的に長男以外基本無用)




白「あのなバカラ
あんまりギチギチにやると一二三もお前みたいにテロリストになっちゃうかも知れないぞ?」

彬羽「Σそれは困る!!」背筋ぞわっ

白「だろ。 だから一二三がやりたいって言ったのやらせるくらいにした方がいいぞ」

粋「Σうお 兄貴がマトモな事言ってる!」おおおっ





白「な?原材料同じでも 育ちでこんな性格違うんだし
一二三がお前みたいに胃痛めっぱなしなの可哀想だ」むう。

彬羽「いや 胃痛めてるのは8割手前のせい
いやそれもそうか」ふむ。




テオドール「大丈夫にございますか?」

粋「な、流れる様なアッパー」かはっ

家康「どう育てたら兄弟でこんだけ差が出るのか謎だけどねえ」うーん。



彬羽「・・一二三が帰ってきたら話してみるか」ふむ。






コマ『何が凄いって
8割野郎なのに子育てガチトーク。』筆談書きかきっ

鏡子「平安時代では考えられませんでしたねえ」しみじみ。




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【割烹春一】




ひな「あらあら それでケンカして来ちゃったんですか」あらー。

一二三「ケンカじゃねえだ
おらはお人形さんじゃねえだぞ!てキッチリ言っただけだべ。」どやっ

庵「ホンットしっかりしてるなこの子」うわあ。




ひな「ケンカする程仲が良いとは言いますが
彬羽さん 凹んで無いと良いですねえ。
妖怪の男性は結構デリケートですから」

朱禅「あのー こっち見ながら言われると辛いんだけど。」

庵「この前痴話喧嘩して 最終的に泣き土下座してたもんね店長「Σやめろおおお!ガキの前で言うなああっ!」ひいいっ



一二三「良いんだベ
ちっと 凹んで貰った方がいいだ。
アメと鞭って言うべ」きりっ

ひな「一二三さん?あの 人生何周目ですか?」


一二三「ちゃーんと1人の大和撫子として認識して貰わねえと困るだ

将来おら彬羽さんのお嫁さんになるだからな」きっぱり。

一同(Σこの幼児こっわ!!)ひいっ


一二三「いつまでも子供扱いは困るだよ
子供だから可愛がって貰ってるのは解ってんだどもなー」ふう。



庵「Σ何この子! 酸いも甘いも噛み分けた熟女?」えええっ

ひな「おそらく 彬羽さんの英才教育のせいで凄まじい耳年増になってしまったのかと」えーと。

朱禅「Σあいつ幼女に何教えてんの!?」




一二三「違うべ
この手のは 千様さんと蒼月さんと あと家康さん
だかなあ?」うーん。

庵「うっわ 安定の教育に悪いトリオ」




一二三「あ! アメと鞭は 白さんと魄哉さん見てたら何となく解っただよ
お二人共凄いだっ
人を下僕にするの上手いんだべよ」きゃっきゃっ

朱禅「Σ教育に悪いのしか居ねえええ!!」ひいいっ




庵「なんだろ。彬羽が気の毒になってきた」うわあ。

一二三「習い事は嫌いでねえから 帰ったらちゃんとするだよ?」ん?

庵「いやそうじゃなくて」うーん。




ひな「何でしょう 凄まじい女傑が育ちそうですねえ」しみじみ。

朱禅「将来怖えなあ」うーん。






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