【閻魔殿】
蒼月「で？アンタがいきなり押し倒した やんちゃ美少女って何処何処っ？」きょろきょろっ
粋「Σだっから事故だっつってんだろがああ！！」
閻魔「普通じぃじの前で孫娘のそういうの言う？」ええー
白「ごめん 後で保護者に言い付けとく。」
テオドール「蒼月さん あまりはしゃがれますと御茶に雑巾汁混入させて頂きますが」真顔。
蒼月「Σなんでちょいちょい俺には攻撃的なのお前！？」
テオドール「閻魔さんとギクシャクしたら白さんがお困りになるでしょう」むう。
閻魔「忠犬飼ってるねー
ま、あの件は うちの孫が外に出るきっかけになったら気にして無いけどねえ」にこにこ。
こーちゃん(閻魔の孫娘)「あれー？騒がしいと思ったら アンタ等来てたんだ」ふーん。
余所行き一式フル装備っ！
一同(Σ誰！？)
こーちゃん「ふーん。静かにしてよね
私らの自宅でも有るんだからさ」ぷいっ すたすたすたっ
白「静かにしてても亡者の絶叫聞こえるけどな。」
粋「」
蒼月「あれ？好みだった？ フラグ立った？」にやにや。
閻魔「それならそれで良いよ
前は一人称が『俺』だったからねえ」
蒼月「あー。完全にあー うん」ほうほう
粋「兄貴、俺責任取るべきかな？」頭抱えっ
白「そういうの人に判断させてる内は早い」きっぱり。
テオドール(そもそも引きこもり引っ張り出すの頼まれて
お爺さんに暴言吐いてるのにムカついて 扉たたっ壊して襟首掴んで何故に愛が目覚めるのでしょう？)うーん。
蒼月「要は免疫無さすぎたんでしょ？
外の世界知れば アンタより良いの沢山居るって思い知るよ
気にすんなって」あははっ
粋「Σそれはそれでムカつくんだけど！？」
蒼月「ムカつく様に言ってるもーん
贅沢抜かすなよ」ふふんっ
閻魔「まあ、その気があるなら他のに取られる前に御早めにねー。」にこにこ。
白「とんでもない爺ちゃんだな」むう。
閻魔「構い過ぎて引きこもっちゃったからねえ
じゃ、そろそろ本題行こうか」
白「忘れてた。なんで呼ばれたんだっけ？」はて。
こーちゃん「閻魔殿の西殿と東殿に亡者の軍団が逃げ込んで 『現世に帰せー』とか籠城してるんだよ。 」 むすーっ
蒼月「Σお、お茶菓子ありがとうっ！」びくっ
こーちゃん「生活出来ないんで早くどうにかしてよね」ふんっ すたすたすた。
粋(いつから聞いてたんだろ)びくびくっ
蒼月「脈ゴリッゴリに有りなんだけど。 尻に敷かれる未来しか見えないね
あーびっくりした」
白「ん？閻魔殿の中でケンカしてるなら 閻魔がやっちゃえって言えばすぐに鎮圧出来るんじゃないのか？」はて。
閻魔「いやーそれがね
籠城してる亡者達 皆裁きがまだなんだよ」
白「？」
閻魔「えっと
あれ？今日は色々解説してくれるカラス君は？」はて。
白「割烹に団体予約入ったからバイト抜けられ無いって」真顔。
閻魔「ホント器用な子だね」わおー。
白「ハモの湯引きは火の通りが難しいから 量作るの大変らしいぞ
終わったら来るけど多分残業だ」うん。
蒼月「マジで解説役居ないとグッダグタだね
話進まないから代打。
裁き決定してないって事は 立て込もってんのは『罪人』じゃないって事だね？」
閻魔「そうそう、
癖強いけど頭回る子居てよかったー」ほっ。
粋「ん？ つまり罪人じゃないと閻魔殿の奴等は手出し出来ねえの？」
白「今人の家で立て込もってるなら それが罪じゃ無いのか？」はて。
閻魔「ごもっともだけど、立場上あんま強く出れないんだよ」苦笑。
白「めんどくさいな」むう。
テオドール「成る程。白さんの個人の判断でやっちゃって良い範囲は『種族関係無く 己が目で見、裁きの対象と判断した全て』ですし
それは死者にも適応されるのですか」ほうほう。
閻魔「そんなの前例が無いんだけどね
理屈で言えばそうなるね」うんうん
蒼月「つまり前例皆無の不祥事なんだね」きっぱり。
閻魔「Σう゛」ぐさっ
粋「他所の爺さん虐めんなよ」
閻魔「そ、そんなこんなで お願い出来ないかな？
ほら自宅も兼ねてるからホントに困ってるんだよ」とほほ。
白「仕方無いな
亡者ってもう死なないよな？
閻魔殿ごと燃やし尽く
閻魔「Σカラス君！早くバイト終わってえええ！！」ひいいっ
テオドール「閻魔様のお家に御座いますよ？」
白「あ、そっか。」はっ
閻魔「今更だけど この子に裁きとかやらせて良いのかな！
現世大丈夫？ここ人口爆発しない！？
その気になれば人類滅亡するよっ！？」顔面蒼白っ
粋「いくら兄貴でもよっぽどの事がない限りやらねーって 多分。」
閻魔「Σ自信持ってそこ！」
粋「大丈夫だろ
知識面不安だからあのカラスが副官してんだし「Σバイトで留守中に人類終わったらどうするの！？」
蒼月「俺妖怪だから関係無いしー。
面倒いからちゃっちゃと終わらせようよ」あくびっ
粋「んな面倒ならなんで来たんだよ」むー。
蒼月「え？ アンタが押し倒した女の子見に「Σその言い方やめろおお！！！」
白「じゃ。全員遠慮無くどついて良いんだな？
いじめっこが暇持て余すとろくな事しないし」
閻魔「だねえ。よろしく頼むよ」ほっ
白「じゃ お前とテオ西な
俺等東で。」
粋「へ？手分け？」
白「建物平気な程度に燃やしたら早いだろ」
閻魔「やっぱ燃やすんだね」ああうん。
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【閻魔殿 西】
炎ごうごうぼぼぼぼぼぼぼっ
蒼月「うわあ。灼熱地獄だ」わおー。
閻魔「地獄と大差無いねえ」うわあ。
白「なあ。思ったんだけど」
蒼月「ん？」
白「チーム分け 適当過ぎたかも知れない」真顔。
蒼月「何か嫌な予感すんの？」ええー
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【閻魔殿 東】
亡者「お願いしますうう 私には現世に年老いた両親がああっ」
粋「えーあー そりゃ帰りたいのも解るけどさ」うーん。
テオドール(光の速さで騙されてらっしゃる。)うーん。
亡者「そちらのお兄さんも聞いて下さいっ
私達とて好きでこの様な事をしているわけではは」しくしくっ
テオドール「いえあの
失礼ですが現世にご両親て 干物か何かですか？」
亡者「Σうおしまった！ 子供と言っとけばよかったあ！！」※どう見てもいいトシ
亡者軍団「扉を閉めろー！」
がしゃーん！！
粋「Σ騙されたああ！！」がーん。
テオドール「相手がどのような方で有れ お話聞くのは良いと思いますが」うーん。
こーちゃん「ゴラアア！！人情芝居とか卑怯にも程があんぞ出てこいやああっ！！」扉がすがすっ
粋(Σなんか居る！！)びくっ
テオドール(蒼月さんがこっちだと面倒になるからでしょうが
やっぱ向こうが良かったです)ため息。
粋「て、手前等こらああ！こっちはこれくらいの扉簡単に破れんだからな！！」ぎくしゃくっ
こーちゃん「Σ！」
粋「Σあ！いや 別にそのあのアレの事じゃなく！！」わたわたっ
テオドール「失礼。
いい加減しゃらくさいです」
ゴシャアッ！！
粋「Σええええええ！？」
テオドール「この様な場合は繋ぎ目を狙って蹴っ飛ばせば 簡単に壊せると彬羽さんが仰って「Σいやいやいや！お前戦力ゼロじゃ」
テオドール「ダラダラいちゃいちゃされてる間に日没です
夜なら吸血鬼はナンボかマシに御座います」しれっ
こーちゃん「Σあ、ちょうつがい壊れてる」おおっ
亡者「Σ！！」
テオドール「後は私ケンカの経験ゼロにございますので 粋さんゴー！！」びしっ
粋「Σお前今日怖くね？」
テオドール「白さんに東側頼むと言われましたので！
お使い1つ出来ない下僕と思われたく御座いません！！」きっぱり！
粋「Σほんとブレねえな！！」
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閻魔「あの。
こーちゃんが 今度はギャップ萌えとか言ってんだけど。」えーと。
彬羽「何の話だ。」
蒼月「ほら、だから言ったじゃん？
モテたらモテたで二の足踏むからさー」
粋「Σうっせーよ！！」がうっ
白「気の多い女だな」むう。
閻魔「惚れっぽいのは血筋だからねえ
て、事でうちの孫娘どう？」
テオドール「一途な方が好みに御座います」きっっばり。
彬羽「ん？閻魔の孫の婿探しに呼ばれたのか？
じゃあ、これはいったい」困惑。
亡者こんがりほかほかっ
