小咄

小咄

くろねこ太郎の落書き部屋 小咄ページです

8月15日

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魄哉「いやあ お盆もたけなわですねえ」しみじみ

家康「そんな言い回し始めて聞いたね」ああうん。





石燕「そっすか。ま、人生色々っすねえ」ふむふむ


粋「あの、石燕が誰かと話弾んでるぽいんだけど。」背筋ぞわわっ

魄哉「無縁仏さんですね
この世に戻ってきても知り合い居ないしで良い話相手なんでしょう」お茶ずずー。

シロ「まあ 石燕なら取り憑かれる心配無いからな」うーん。

蒼月「既に体内で鎌倉幽霊飼ってるもんね」うん。



テオドール「1人は寂しいですからね
無縁仏さんお話相手が居てよう御座いました」にこにこ。

小太郎「お前が言うと重みが凄いな」わおんっ

テオドール「ぼっち歴なら負けません」きっぱり

蒼月「微塵も勝ちたかないよ」


テオドール「なお、母国には一度も使われた事の無い ティーセットディッシュ皿フルセットがホコリかぶって御座います」ふっ

千様「居るわね。 こういう使い道無いのに買い込んで 悲しみ増量させる子」あらまあ。



石燕「あの、無縁仏さんにめちゃ同情されてるんすけど。」

粋「ある意味凄えな」うわあ。



テオドール「今思えば あの頃はほぼ部屋から出られずになっておりましたからねえ
そもそも吸血鬼なんで夜しか活動してませんでしたし」むう。

蒼月「あー 能無しなのに何か偉いのに引き取られて反感買って虐め倒されたんだっけ?
つか、その偉いのって誰なの? 多分有名な奴だよね?」


テオドール「言ってよろしいのでしょうか?」ちらっ

彬羽「ダメだ」きっぱり。

魄哉「あー。妖怪界のトップシークレットみたいですしねえ」


白「なんだっけ?
アダ名が明けのみょうじょ Σあいた」

彬羽「Σだから言うなって言ってんだろがバカ大将!!」

白「名前は言ってないぞ」たんこぶ。

彬羽「言ったも同然だド阿呆!!」



蒼月・家康・石燕(解っちゃった。)うわあ

シロ「?
何か知らんがど偉い奴の様だな」ふむ。

魄哉(知ってますが 下手に名前出すとややこしい方ですよね 確かに。)うんうん



蒼月「何?お前らそんなのと外交してるの?」ええええ

彬羽「人間みたいな外交はしてないぞ
たまに情報交換なんかは有るがな。自由な物だ」

白「バカラスが外国語ペラペラで良かった」うんうん。

彬羽「向こうも大将が数ヵ国語話せるからな。
会話には困らねえし
何よりこのアホ大将喋らせるよりは通訳のがマシだ」ため息。

家康「ユルいとは言っても苦労してるんだねー」へー。



テオドール「私も一応 形だけとは言え国の主様の補佐ですし
日本語勉強しようとしたんですが 何せこの要領の悪さなので」苦笑

千様「ん? 今日本語ペラッペラよね?」あら?

小太郎「下手すりゃそこらの日本人より言葉知ってるぞ」わんっ

テオドール「それはその
ほら 先程も申しました様に私ぼっち歴長いじゃ有りませんか

話しかけて頂いてめちゃめちゃ嬉しかったのに何言われてるか解らなくて物凄く悲しかった為猛勉強致しました!!」拳ぐぐっ



白「話しかけたっけ?」はて?

彬羽「厠何処だって聞いてるのは見たな」ああうん。

テオドール「Σえ いや他にも」

彬羽「後は迷子回収の件 あれは助かった」

テオドール「おお!やはりあれは迷子で合っておりましたか!!
胃に穴が空くかと思いましたっ!」おおおっ



粋「兄貴ホント 何処でもこんななんだな」遠い目。

魄哉「色々安定してますよねえ。」苦笑。





テオドール「あ。そう言えば一緒に遭難した事も御座いますね」手ぽん。

一同「Σなんで!?」



彬羽「その 基本蝦夷でやってるからな
あの時は真冬だったし」

シロ「Σ何故に蝦夷!?」

彬羽「向こうの大陸行って迷子になられたら探し様が無いだろ
向こうはひたすら地続きだぞ」

家康「あー。出向くにゃ精一杯なんだねえ」納得。



テオドール「あの時は語学の勉強に疲れて どうせ今回も何言われてるか解らず物悲しいんだと 拗ねこいてたのですが
粋「いやお前何歳児だよ」


シロ「で、お前は何故に遭難等した」

白「確か あの時はいつもみたいにウロウロしてたけど いつもの迷子スタッフ居ないしどうしようかな?て
更にウロウロしてたら外出ちゃって思い切り迷ったんだよな」

小太郎「お守り認定されてたんだな」ああうん。



テオドール「Σえ!あれ私のせいですか!?」ガーン。

白「違うと思う」


彬羽「そもそも迷ってんなら建物から出るな阿呆。
手前保護色なんだぞ!雪の中ウロつかれると本気で探せねえんだぞ!」

魄哉「北極のシロクマみたいな物ですね」納得。



白「で、確か
迷子スタッフ居た。と思ったら ブリザードで帰り道解らなくなってたんだよな?」

テオドール「あの時は長時間拗ね過ぎました」ふっ

石燕「どんな理由でピンチになってんすかアンタ等。」



テオドール「結局 目印上げれば良いって白さんが火柱上げたんで即保護されましたが
誰かと一緒というのは心強い物に御座いますね」にこにこ

千様「ゴキゲンでそれ語れるの凄いわ」うわあ。

テオドール「その時も色々話しかけられたのですが、やはり何を言われてるのか解らなくて
私それが元で日本語本気で勉強し始めましたので」苦笑。

魄哉「それで話せるのも大した物ですよ
日本語は世界的に見ても難しい言語ですし」

家康「そなの?」

魄哉「基本丸暗記ですから
なかなか地獄と聞きますねえ」



テオドール「あー確かに。
3日に1度は知恵熱出しつつ年単位かかりましたね」ふむ。

千様「テオ君精神力えげつなくない?」わお。

蒼月「つーかもう 度を超えた粘着質だよねそれ」引。


テオドール「あの時何を言われたのか解る様になろう!と まず取っ掛かりを作れば意外とすんなり入れましたよ?」

シロ「年単位ですんなりなのか」うーん。


彬羽(メンタルのしぶとさでは負けたかもしれん。)

白「なんで頭抱えてるんだ?」はて。





テオドール「まあそれで こうして皆さんと楽しくお話出来ておりますので 幸せに御座います」にへっ

魄哉「そうですか。
ヨウカン食べます?」いそいそっ

家康「直訳すると『よしよし頑張りましたねー』だね。」うん。





石燕「あのー オバケさんが気になってるらしいんすけど

その 何を言われたかっての遭難した時の話っすよね?
結局白さん何言ってたんすか?」挙手っ

シロ「む? お前も迷子か とか呑気に言っておったのでは無いのか」


白「俺なんか言ったっけ?」はて。




テオドール「『言葉通じないって不便だな。』でした
それでその後も日本語マスター頑張ったわけに御座います」

一同「Σ成る程。」おおっ


白(言ったっけ?)うーん。





千様「なーんか テオ君が白君にべったりの理由解ったわねー」納得。

粋「いや つーかよ
兄貴 どんだけ迷子になってんだって話だよな」うん。

彬羽「今更だろ」きっぱり。




魄哉「あ、そうそう
またルシΣげふごふん!! えーと国の主様から元気かと便りが来ておりましたよ」冷や汗っ

家康「Σ言ってる言ってる!ほぼ言ってる!!」ひいいっ




千様「なんで言っちゃダメなの?」

蒼月「めちゃ硬派で売ってるヒトじゃん
こんな 親バカと知れたらイメージヤバいでしょ」

彬羽「何でもトシとって丸くなったらしいぞ」

家康「妖怪ってトシとると国籍関係なく子育てしがるの?」ええー。



テオドール「Σはっしまった!
近頃近況報告を忘れておりましたっ」はっ

シロ「お前家出してきたのでは無かったのか?」





石燕「あーうんうんそうなんすよー

あっしも帰る家が無い身っすからね
けど、それはそれで良いんじゃ無いっすかねえ」ほのぼのっ

千様「石燕さん 無縁仏と意気投合してるわね」

魄哉「こんなゆるーい家ですので お盆の間だけでもゆっくりして行って下さいね」にこにこ。





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